修身と道徳｜掲示板スレッド

もこもこ　さん

＞ところで、「冷静にかんがえると首相」はこの世論調査の状態で改憲という正当な道を選べますか？
＞国民投票で反対が多かったら、すべてがパーです。
＞国民を守る日本国首相のお立場で考えて、いかがでしょうか。

レスが遅くなりすみません（気づきませんでした、、）。総統閣下と呼んでください（暑←）。

2001年頃だったと思いますが、アフガン攻撃に伴い佐世保、横須賀両港から出航した米空母、強襲揚陸艦に海上自衛隊が随伴した事例がありました。この時の随伴は公海にまで及び、臨時会において共産党議員の質問に対して、あくまでも警戒、情報収集が主目的としつつも、当時の自民党幹事長山崎拓氏はこれが護衛の一環であることを認めています。随伴艦艇は明らかにされていませんが、おそらく我が国の兵装護衛艦ではないかと思われます。そのおよそ二か月後に「きりさめ」、「くらま」がインド洋に向けて出港しましたから、同クラスの護衛艦だと思います（テロ特措法成立前です）。
何のことはない、、タリバン政権が随伴海域までの攻撃能力を有していないのは自明なれど、外形上の「集団的自衛権」はすでに行使されていたわけです。

今般の安保法制、想定が同じ「集団的自衛権」行使といえども、上記とはわけが違う。

例えば安倍首相が記者会見でパネルを使って説明した、邦人輸送中の米艦隊防護を例に採りますね（典型的な集団的自衛権のケース？として説明されたものです）。朝鮮半島有事が念頭でしょうが（そもそも民間人を艦隊に分乗させるかという根本的な疑問がありますが）、対空防衛に適しているとなればイージス艦が思い浮かびます。

中防計画策定時に我が国のイージス艦保有は６隻、今後５年以内に２隻増やしたとして８隻。世界第2位の保有率といえども米国30隻に比してこのレベルです。イージスシステムを搭載した「こんごう」、「あたご」はいざ朝鮮半島有事の際、弾道ミサイルに備えなければなりません。じっさいに上記の事例で米国艦隊、あるいは自国艦隊に随伴可能なのはせいぜい２隻程度です。すべてのイージス艦が同時期に作戦に就航できるわけではありませんから。これ、、ずいぶん心許ない話ですよね。安倍首相は言及しませんでしたが、両岸問題、南シナ海での軍事衝突が勃発した場合、このレベルでは到底間に合いません。
今回の安保法制で米国艦隊護衛を想定するならば、最低10隻は必要です。それに加えて長距離弾道・巡航ミサイル、あるいは先に就航したヘリ艦載艦にSTOLV機（短距離垂直離発着機）を搭載するべく軽空母化も必要になる。防衛予算審議も絡みとても一、二年の期間で装備が間に合うとは思えません。最低でも中防計画が想定する５～10年の期間が必要になる。

現実の装備を考えると、彼の想定にリアリティがないのです。

わたしが総統閣下であれば、具体的にこういった事例が考えられるので防衛予算を増額するとともに、憲法論議を始めます。改憲するにしたって5年もかからないでしょう。現実の仮想敵国に慮って、国民にリアリティを提示しないから我々も判断材料がない。同時並行で装備増強を始め、5年以内に彼の想定に現実性・合憲性を持たせます。「準備万端整いました！」って国民に安心感を提供しますね。これが為政者の何よりの使命でしょう。まだ能力も備わっていないのに何を前のめりになってるんだ、、わたしが感じる不安の最たるものがこれです。

こんばんは。
二俣川様

＞私見では、
①　自民党を意識し、国民に対しいい恰好をしようとした。
②　松下政経塾出身者らの限界を露呈した。
③　小沢一郎にかき回されてしまった。

・・・全然あかんやないですか　　苦笑
①についてはとにかく耳障りのよいことばかりを発信していましたからね、具体的な政策のないままで「国の借金を後世に残さない」だけではあきまへんでした。
それに安全保障や外交に関する戦略も聞かなかったように記憶しています。
まあ、思想や考えがバラバラな寄り合い政権でしたから、党として夢や希望を色々と表明してみても何も決定できないことが最大の欠点だったのかもしれません。

でも、民主や社民党はもうごめんです。
国を守ってくれる自衛隊を悪と捉えている人に国を任せるのは嫌です。
阪神淡路の時の村山さんの事、絶対に許せないし忘れられません。もちろんあの時の自民も同罪ですが。

二俣川様、少し前に「有事の際は現状の法案で十分対応可能だ」とおっしゃっておられました。再度お伺いしたいのですが、本当に大丈夫なのですか？何を根拠におっしゃっておられるのでしょうか？

ふふ・・・さん
私はふふ・・・さんを説得しようなんて思っていませんよ。
自分が思うことを言ったり、疑問に思うことを質問したりしているにすぎません。
それはふふ・・・さんも同じですよね？

北朝鮮ですか。あまり考えていませんでした。
側近が粛清されたりして、ああなると幹部も疑心暗鬼になるでしょうし、
あの年齢じゃ先々代（とりあえず先代も？）のようにカリスマ性もないだろうから、
近いうちにクーデターみたいなこともあるかもしれませんね。
そんな中で核をポチッとする可能性がゼロとは言えません。
心配なのは、どこに向けているかと拉致されてる方々だけですね。

>北朝鮮からしてみれば、日本を狙うより38度線を超えるだけの方がよほど楽ですし、大きな打撃を与えることができますから。

休戦相手国だし、近くて楽もあるかもしれませんが、金だと思います。
そこへの攻撃は自らの首を絞めるようなものですから。

日本政府のようにわざと言及されなかったのでしょうか？　中国のこと。
いずれにしても日本はスパイに寛容というか無頓着のようで心配です。
どこの国も、だいたいこれに惑わされてぐらつく感じですよね。
私はどちらかというと、日本を貶める側のスパイの思惑に乗りたくないです。

冷静にかんがえるとさん
失礼しました。閣下！！^^
冷静にかんがえるとさんは本当に何でもお詳しいですね。
10年前にぜひともその政策でお願いしたかったです。
その頃だと、今以上に国民の拒否反応が大きかったと思いますが・・・。

>現実の装備を考えると、彼の想定にリアリティがないのです。

先制攻撃する気満々ならば、万全の準備をしてから動くでしょうけど、
前のめりなのに動くならば、もうその時が近いのでしょう。
例示にリアリティがなくても、その時はリアリティを運んできちゃいますからね。

アメリカからの要請ならば、まずは中国への牽制が目的で、
それでも中国が引かなければ、アメリカはもう許さないつもりなのでしょうね。
どうなるのでしょうか。
不安ですが、遅かれ早かれのことだと思うので、この法案のせいとは思いません。
問題の先送りは常に事態を悪化させるだけですし。

おっしゃるように準備不足ならば、もうすでに対応が遅すぎたんでしょうけど、
日本人はギリギリにならないと対応できないのかもしれません。
でも、ＥＵもまたまたギリシャ問題を先送りしたから、どこでもなのかな。

いろいろと教えていただき、どうもありがとうございました。<(_ _)>

おはようございます。

二俣川様、ありがとうございます。

＞中国の沿岸警備隊の船が数隻こそこそと領海侵犯する程度ことが、「危機」かね。
安倍内閣は、ただ国民を煽るだけ。国民に正直に語る言葉を持たない無能政権だ。

はい、残念ながら、今日決定される法案については国民を煽るだけ煽って私たちに不安と不信感のみを残してしまう結果となってしまいます。
「いざ、有事」、
国民の生命に関わるかもしれない、他国からのあらゆる攻撃に備える必要があることは軍事に無知な私でもなんとなく想像がつくのですよ。
「自衛権に基づく武力の行使」を命じるために、途方もない無駄な手続きを踏んだ上でないといけないことを心配しているのです。急いで議論しないといけないのは個別的自衛権の実効化のほうが先です。それを差し置いて、今回の法案ばかりを大騒ぎしているのは、どう見てもおかしいと思うのですよ。

携帯からです。
今日はどうなるのでしょうか？仕事が立て込みそうで休憩時に帰宅出来ず夜までニュースを聞けそうにありません。
安倍さん、守るべきものは立憲主義ではないでしょうか？
憲法９条や今の憲法ではありません。これをなくしては憲法の意味がなくなります。
子ども達にも自衛隊の皆さんにも本当に申し訳ない事だと思います。
そして、自国を守る為の整備も整えていない状況で他国をまもれるはずはないのです。

>中国のこと。

なんとなく、昨日のイランの核開発の問題が「解決」したというニュースを見ながら思ったのですが、今の時代の軍事力って、結局、発展途上の国にして見れば「お金を引き出す道具」でしかないんじゃないかと思います。
北の核もそうだし、中国の人工島なんかも、どこかで、自国の経済発展に役立てたいという思惑があるのではないかと勘繰っています。
アメリカだって実はそうであって、経済を活性化させるために戦争しているような面もみえますよね？

で、何を言いたいかと言えば、以前、もこもこさんもおっしゃっていたように、中国だってばかじゃないってことです。
中国が軍事力をもって横暴な態度に出れば、当然のようにAIIBに参加している各国は手を引かざるを得なくなるでしょう。
そういうことを考えれば、中国の軍事的脅威というのはどれほど切迫した状況なのかということですよ。
中国が喫緊の脅威だと言うのであれば、なぜ、尖閣に自衛隊の施設でもなんでもいですが施設を建設しないのでしょう？
それは、中国を刺激するだけだからできない、、、ですか？
政府のしていることはちぐはぐだと思いませんか？

ということで、結局、同じ話の繰り返しにしかならないので、これで、終わりにしますね。

ありがとうございました。

ひまわり殿。

私は、必ずしもあなたのご意見に賛同するときばかりではない。
しかし、たとえ知識的に不十分でも、その率直さゆえあなたの論旨は明確である。

それに比べ、（あえて名指しは避けるが）多忙との口実で時間を稼ぎ、
その間に慌てて急ごしらえの知識でもってつくろう某氏より評価できる。

安倍答弁の冗漫な物言いは、自らの腑に落ちていない証拠だ。
某氏の長文もまた同じ。何を主張しているのかよく分からない。
東大の先生方と接する機会ある私には、整理されている知識こそ
他人にessenceを的確・簡潔に語れることを知っている。

某氏は、何の問題にでも軽率に口を出す中途半端な知識の開陳を控えるがよかろう。
それはむしろあなたの専門性の欠如を示すものだ。
素人は煙にまけても、本物を知る私には分かる。
何より、あなた自身のためである。