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投稿者: リベラルアーツ&サイエンス (ID:m8hoXNOhB8U) 投稿日時:2016年 12月 21日 10:40
以前に塾や出版社関係の方のための説明会が催されましたが、受験生の方が内容を気にされていましたので、下記の中附の発表を貼ります。
参考にしていただければ幸いです。
高等学校新カリキュラムについて(2017年度入学生から適用)
2016/12/20
中央大学附属高等学校は、中央大学の附属高校という条件を生かし、「實地應用ノ素ヲ養フ」「行動する知性」といった中央大学のキーコンセプトともリンクする教養主義の新カリキュラムを策定し、2017年度入学生から適用することといたしました。
「リベラル・アーツ&サイエンス」をキーワードにかかげ、教科横断型学校設定科目「教養総合」を設置します。教科や科目、文理の枠を越境する領域横断型、越境型のプロジェクトを展開。「探究力」「行動力」「分析力」「表現力」といった能力を育成し、多様化・多元化する国際社会で活躍できる人間を育てるグローバル教育の充実をはかります。
本校独自の英語科目「Project in English」をさらに強化し、ネイティブスピーカーの教員と日本人教員によるきめ細かな指導を充実させます。また理系コースを選択した生徒のため「Project in Science」を設置。自らがテーマ設定し、実験設計から論文執筆までを通した本格的な卒業研究を生徒ひとりひとりが体験できます。
従来のカリキュラムでも他大学コースを設置していましたが、新カリキュラムでも「他大学併願受験」コースを設置。他大学一般受験希望者については学習時間の確保などを勘案し、これまでよりも自由に科目選択、単位修得ができるカリキュラムとしています。
新カリキュラム表と詳細な説明資料を以下よりダウンロードしていただけます。是非ご参照くださいますようお願いいたします。
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【4369612】 投稿者: 内容1 (ID:m8hoXNOhB8U) 投稿日時:2016年 12月 21日 10:52
1 教科横断型学校設定科目「教養総合」の設置
本校は中央大学の附属の学校として、全科目主義を基本とするカリキュラムを編成し、
基礎的学力の定着を図るとともに、多様化する社会への対応を図る教育を実践している。
この教育をより充実したものとするため、新たに文理融合を図り、領域横断・プロジェ
クト指向型の学校設定教科として「教養総合」の充実を基本とした教育課程に改める。「探
究力」「行動力」、あるいは「分析力」「表現力」といった能力育成を目的とする。
日々進歩する科学技術に関わる専門性のみならず科学者としての倫理観をたかめるため
のサイエンス教育や、多様性、多元性を意識する国際社会で活躍する人間を育成するグロ
ーバル教育の充実をはかり、その一方で我々が住む身近な社会との共生としての地域連携
や地域貢献に目をむける人間の育成をめざす。学校設定教科「教養総合」の学年ごとの概
要は次の通りとなる。
① 「教養総合Ⅰ」について
高校2年次に「教養総合Ⅰ」をおき、現代社会の具体的な事象に対する探求心を喚起す
る内容とする。サイエンスへの探求心とグローバルな社会への問題関心といった2つの基
軸とする。
ⅰ)プロジェクト・イン・サイエンス
サイエンス系科目「プロジェクト・イン・サイエンスⅠ」は、科学的研究方法の体験を通
して、生徒の課題発見/解決能力・論理的思考力・表現力を高めようとする授業である。
3年次に理系コースに進む生徒が卒業研究を行うための準備としての側面と、文系コース
に進む生徒に対して科学的な視点を与えて視野を広げるという側面がある。オーロラの探
求・東南アジアでの自然探求・コンピュータプログラミングの研究などを予定している。
ⅱ)トランス・サイエンス
文系学部への進学を希望する生徒に対するサイエンス系科目として、自然科学的な分野
にも興味関心を高める科目「トランス・サイエンス」を設置する。科学技術の発展と戦争
との密接な関係、科学技術のシビリアンコントロール、科学者と倫理観、医療技術の進歩
と患者・家族の苦悩等をテーマとし、科学的知識に対する批判的考察を行う。 -
【4369624】 投稿者: 内容2 (ID:m8hoXNOhB8U) 投稿日時:2016年 12月 21日 11:00
ⅲ)グローバル・フィールドワーク
体験型学習である「研究旅行」とリンクする科目「グローバル・フィールドワーク」を
設置する。海外でのフィールドワークに進むための事前学習、各自で旅行エリアの調査、
事後のレポート作成、プレゼンなど随時授業に盛り込むかたちでの能動型体験学習を行う。
教科や科目の領域を横断する幅広い学習が内在している。
ⅳ) グローカル・フィールドワーク
国内各地域、学校周辺の近隣地域や、大学が所在する多摩地域で検討すべき諸問題につ
いて、生徒が自発的に問題解決にむけて活動するアクティブラーニング的な要素をもりこ
んだ「グローカル・フィールドワーク」を設置する。グローカルという名称の背後には、
日本国内の各地域にグローバルな視点で考えるべき問題があると考え、グローバルな視点
にたっての現地の問題、ローカルな問題をあわせて考えるべきであるという視点から「グ
ローカル」と名づけている。
② 「教養総合Ⅱ」について
3年次に配当する「教養総合Ⅱ」は、2年次「教養総合Ⅰ」での体験型学習をふまえ、
具体的諸事実を検討するにあたっての方法論、分析枠組を学んでいく科目をおく。分析力
の向上をめざす、これまでの高等学校に存在する教科・科目のカテゴリー内では内包でき
ない学校設定教科であり、大学で学ぶ分野との連関を強く意識した内容となる。そのなか
に設置予定の講座(科目)は以下のようなものを検討中である。
ⅰ)「文化研究」小説・評論等文芸作品からその作品が執筆された時代背景や当時かか
えている経済や政治、微細な権力システムの問題などを考えるなど、文化的諸問題を
分析的に考察する。
ⅱ)「地域研究」具体的な欧州の地域を取り上げ、そのエリアで用いられている言語の
基本を学修しつつ、歴史的状況、文化的問題、習俗等についても考察する。
ⅲ)「社会研究」 各種メディアの発達と人間関係の変容、メディアの影響について考
察する。映画やニュース、広告を分析し、社会学や社会心理学、政治学の領域へと誘
う。さらに広告制作をするなど自ら情報を発信する力も育成する。
ⅳ)「文系数理探究」文系理系の分断が常套となりがちな我が国の現状、懸念を意識し
て、学問があらゆる分野とリンクしていることを意識させる科目である。経済学や商
学などの学びとの関連性も意識し、数学を通じての論理的思考の機会とする。
ⅴ)「文化と言語」 「メディア英語」というテーマで新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等
で用いられている英語を考察し、時事的なトピックについて新聞やニュースの形態
をとっての発表をおこなう。
③ 「教養総合Ⅲ」について
3 年次の「表現研究」では卒業論文作成を行う。各教科・科目の学習や各種活動、「教養
総合Ⅰ」・「教養総合Ⅱ」での学びをふまえ、「グローバル・プロジェクト」での活動等
も通じて、自ら研究テーマを企画し、表現する力を養う。具体的なフィールドを自ら定め、
論理的な思考と帰納的な経験のなかで、論文作成・研究報告を行い、表現力の向上をめざ
し、大学での能動的な学びにいちはやく対応できる人間を育てることを目的とする。
理系コースでは土曜日に「プロジェクト・イン・サイエンスⅡ」を設置する。卒業研究として自らが設定したテーマに対し、実験の設計から論文執筆までを通した本格的な科学研究を生徒ひとりひとりが体験する。通年で土曜日の3時間をすべてこのために充当し、理科教諭全員が担当となって通常の授業以上に自ら考え拓く力を徹底的に求めていく。 -
【4369628】 投稿者: 内容3 (ID:m8hoXNOhB8U) 投稿日時:2016年 12月 21日 11:01
2 他大学受験への対応について
従来のカリキュラムでは、文系理系ともに他大学コースを設置していたが、生徒の志望
動向の実態、現状を鑑み、文系理系のそれぞれに「他大学併願受験」コースを設置する。
文系では他大学志望者の多くがAO推薦、一般公募推薦を志望し、合格している現状から、
「教養総合Ⅱ」の内容、および卒業論文作成としての「教養総合Ⅲ」の内容充実が他大学
志望の生徒のニーズにこたえるものとなる。
理系においては、中央大学進学者にとっても他大学受験希望者にとっても必要な知識・
授業内容は大きく変わることはない。大学入試に挑戦する生徒に対しても、我々はただ問
題が解けるだけでなくその背後にある科学的な現象の把握を生徒に対して求めていく。本
質的な学びを通せば、大学受験への対応は十分可能であることは、多くの卒業生が実証し
てくれている。
なお、他大学の一般受験のみを希望する生徒に対しては、学習時間の確保などを勘案し、
文系ではこれまでよりも自由に科目選択、単位修得ができるように変更する。理系にとっ
ても、研究論文作成に関する単位軽減を行い、一般受験への対応する内容を各教科の学習
にもり込む予定である。
なお、このカリキュラムは、平成29年4月1日以降の入学生から適用し、平成28年
3月31日以前の入学生については、これまでのカリキュラムとする。
●特色ある英語教育
本校独自の英語科目として「Project in English」を設置している。この科目は、与
えられたテーマに基づき、生徒が自らリサーチを行い、発表するという形式が基本とな
っている。中学校では、1年生「学校について」、2年生「身近な町について」、3年
生「日本について」とテーマを身近なところから少しずつ広げていく。英語での発信能
力の育成を目指す。個人、グループで調べたことを、壁新聞にまとめたり、クラスメー
トの前で発表したりという活動に、生徒は主体的に取り組む。宿泊行事前には、奈良・
京都や沖縄についての事前学習も英語で行う。
高校では、1年次に「日本と世界とのつながり」というテーマで他国との関係につい
て、具体的には身近な日常生活における外国からの影響についてスピーチを行う。海外
の企業あるはその製品について調べ、ポスターを作成し、グループ発表を実施する。2
年次には「世界が抱える諸問題」というテーマで、貧困、差別、環境問題など幅広い分
野についてリサーチ、リーフレット作成、プレゼンテーションやディスカッションへと
つなげる。3年次には卒業論文のサマリー(要約)を作成し、発表する。この科目を通
じて、自らの意見を論理的に表明し、グローバルな視点で問題解決を行う力を育成する。
中高ともに英語のネイティブスピーカーの教員と日本人教員によるきめ細かな指導を実施する。 -
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【4369648】 投稿者: リベラルアーツ&サイエンス (ID:m8hoXNOhB8U) 投稿日時:2016年 12月 21日 11:14
貼ってみましたが、行間が無くて読みにくいかもしれません。
申し訳ありませんでした。 -
【4370169】 投稿者: kk (ID:5QHqSUFC2UE) 投稿日時:2016年 12月 21日 18:02
宣伝というか広報活動なんですか?
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【4370219】 投稿者: どこかのスレで (ID:HT/93/IQrbI) 投稿日時:2016年 12月 21日 18:51
受験生の方が内容を知りたがっていたとスレヌシさんは仰ってますよ。
内容が発表になったから教えてあげたんでしょう。 -
【4712271】 投稿者: 小5 (ID:51p0vURQIrM) 投稿日時:2017年 09月 22日 16:45
グローバル・フィールドワークでは、修学旅行とセットとして学習するものでしょうか?修学旅行とは別の研修旅行なのでしょうか?
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