最終更新:

1051
Comment

【4211051】日本の古(いにしえ)

投稿者: 善人   (ID:iY3zXBxtWIE) 投稿日時:2016年 08月 12日 18:36

日本の古きいにしえをつぶやき語り合いませんか?

悪人、悪口不可
総合的な理由を勘案して問いかけに答えないことがあります
ご容赦下さい。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「つぶやきに戻る」

現在のページ: 31 / 132

  1. 【4714452】 投稿者: 冷静にかんがえると  (ID:zLMwPuoOnyM) 投稿日時:2017年 09月 24日 19:03

    イワサキ さん

    「万世一系」の語源については、早稲田大学の島善高教授が詳細な検討を行っているようです。現物は所持しているのですがちょっと見当たりませんので、自作DB.よりー「皇統及び『万世一系』の語源について」 ( 「神社新報」平成17年9月号)

    「宋史」日本伝(984年)、東大寺僧侶が宋に持参した「日本王代記」に基づき記された宋史に「一姓伝継」記載から始まり、以降、三条西実隆の「実隆公記」(1496年)、「了庵和尚・・日本の天子は悉く『一姓同系』・・」、近年では吉田松陰「士規七則」 (1855年) 、「皇朝は万葉一統・・」などなど。
    弓削道鏡の宇佐八幡事件が奈良時代中後期辺りですから、イワサキさんの論考は時系列的にも符合しますね。

    藤原基経、北条泰時にしても天皇、上皇位に積極的に関与していった。代位を目論んだ道鏡は論外としても、結果として万世一系は連綿と続いている。
    南朝の忠臣、北畠親房は「神皇正統記」で「善を積むことによって代を超えても余慶に与る」、という世襲の正当性を説いています。仮に一代が不徳であっても(帝徳欠けたる後鳥羽上皇の如く)、代を積み重ねた「徳」により子孫はこれを享受できる。上代よりの「万世一系」という思想系譜の本質がこれで、後世に至っても権勢者たちが代位を謀ることがなかった理由であり、現代に生きる我々の先祖崇拝観の本質といえましょう。

    >日本だけなぜ皇室が永く続いているか?

    皇室が上記の如く、これを体現してくださっているからだと思います。

  2. 【4715603】 投稿者: 冷静にかんがえると  (ID:K/PA/DO.y8M) 投稿日時:2017年 09月 25日 18:31

    イワサキ さん
    連投ご容赦下さい。

    >人間の村の周りに狼が住み着き、残飯を餌としてもらいながら家畜化して犬化していった。古墳時代初期の部曲にはすでに犬飼部との役所、役職があり馬が入る以前には、犬飼部で犬を飼い慣らし野山に入り猟犬として活躍したのではないか?

    東京国立博物館には、倭人と狩猟犬の狩りの様子が描かれた、弥生時代とされる銅鐸が所蔵されているそうです。

    ところで古代豪族の戦いは猟犬を模したという興味深い仮説があって、犬は生後から序列に従い集団形成し、この序列に従い獲物を追い詰め仕留めるというもの。追い立て(ポインター)、待ち伏せ(セッター)、止めさし(人間)という狩猟手順を兵法(剣術ではなく軍隊規律)に擬えたものだそうです。
    このような序列を無視してリーダーたる人間が下位の犬をかわいがったり、食事の順番を変えたりすると上位の犬の嫉妬を招き、規律に綻びが生じる。逆に上位の犬であっても最上位の人間には媚びることを忘れず、猟犬たちは常に序列と距離感に拘りをもつ(「天皇家をめぐる争乱の古代史」洋泉社MOOK)。
    近代戦以前は敵の大将の目じるしを得たものが勝利という概念ですから、狩猟のようにこれを見つけだし、追い詰め、仕留めるというチームプレイを猟犬らから学んだという件(くだん)の説も説得力があるように思います。
    それにしてもこの仮説が本当なら、春秋時代の孫武の兵法書(孫子)と同時期かあるいはそれ以前に、倭人は五事七計のいくつかは体得していたことになる。
    何より現代組織の人心掌握術にも通じるものがありそうです。
    時間的連続性はこのようなところにも顕れていると言えますね。

  3. 【4716124】 投稿者: 神話  (ID:cc4RHL2DGSM) 投稿日時:2017年 09月 26日 07:53

    >つまり我が記紀のような神に遡る、いわば血縁関係を示す系図ではないところに、西洋のそれらと異なる決定的「何か」があるように思われてなりません。

    日本の神話のひとつひとつは、世界に広く類似の神話が見られるため、日本と世界が繋がっていたということであって、そのオリジナリティはどうかと思いますが、

    日本において、そのたくさんの神話を血統を通じてうまく統合し、現代に繋がっているという観点で賞賛に値するものらしいですね。
    そこに特異性があるのではないか。

    >神話さんは第三項に言及されていますが、これはオルぺウス型神話の「呪術師」のこと? 

    いやいや単純に、日本社会は二項対立ではなく、
    第三項とし「中空」があるのではないかという興味本位です。

    おっしゃるとおり、
    天と地の「中」間という垂直的な宇宙観は、上下とか系図だとか
    「タテ」に関する観念を敏感にさせる大きな要因だったと思います。

    その一方で、
    個人的に興味をそそられるのは、

    この「中空」と龍樹の空観・・すべての存在は縁起により存在しているのであり、すべての存在は無自性・・との類似性なんですね。
    龍樹の空観は、ソシュールやレヴィ=ストロースの構造主義的な視点とも類似します。

    アマテラス、ツクヨミ、スサノオの三神の中の「ツクヨミ」
    タカミムスビ、アメノミナカヌシ、カミムスビの三神の中の「アメノミナカヌシ」

    龍樹が説くところの「空」の象徴が、その「中空」ではないか。
    そんなことも考えたりします。

    我々の仕事でも、激しい議論をすることがありますが、
    最後は、「中空」で落ち着きますよね。

    多分、現代の日本社会に「中空」、
    すなわち縄文の「共生」精神が生きているのではないかと思います。

  4. 【4718087】 投稿者: ちはやふる  (ID:Ltb/ltqGuP.) 投稿日時:2017年 09月 27日 16:14

    神話さま

    >我々の仕事でも、激しい議論をすることがありますが、
    最後は、「中空」で落ち着きますよね。

    これ、仰有る通りですね。
    ヨーロッパ文化と日本文化の比較論で有名なルイス・フロイスは、「日本では曖昧な言葉がいちばん優れている」と述べています。
    徹底的な対立を避ける日本人の気質は、誤解を生じることもありますが、日本人気質で、気に入らないことも耐えてやり過ごすということが、美徳として根付いているような気がします。

    他スレでは悠仁様の進学について、様々な憶測がありますが、秋篠宮家、皇室批判の為だったら何でもアリなのかしら?
    東大推薦が目標だなんて憶測を読むと、飽きれるのを通り越して笑いが出てしまうだけです。
    こちらのお題と関係ないことで、申し訳ありません。

  5. 【4722483】 投稿者: 冷静にかんがえると  (ID:kglCyLPooic) 投稿日時:2017年 10月 01日 13:07

    神話 さん

    >その一方で、
    個人的に興味をそそられるのは、
    この「中空」と龍樹の空観・・すべての存在は縁起により存在しているのであり、すべての存在は無自性・・との類似性なんですね。
    龍樹の空観は、ソシュールやレヴィ=ストロースの構造主義的な視点とも類似します。

    さすが濃青さんはお詳しいなあ、、
    学生時代、イン哲の講義は少人数開講だったゆえ潜り込みも出来ず、遅まきながら埃のかぶった中村元の選集で唯一所持している第三巻(春秋社刊)、「 日本人の思惟方法ー 東洋人の思惟方法 III」を引っ張り出しました。
    時間を見て読破を目指します。

    ちはやふる さん

    >他スレでは悠仁様の進学について、様々な憶測がありますが

    そうか、、秋篠宮家の悠仁親王も中学へのご進学を考慮されるお歳になられたのですね。中学受験の「ウルトラC・・・」とかいうスレタイですね。最初の数ページしか読んでおりませんが、筑波大附属ですか、、その後に東大推薦狙いとはすごい憶測ですね。奇しくも大塚警察署の大規模改装、音羽小を挟んだ新大塚公園改修も時期を同じく実施されましたが、関係があるのかなあ、、
    それはともかく、もしご興味があればある程度の推測はできます。詳しくは書けませんが、2~3の指標と公表されている情報からー

    上記、大塚警察署の陣容は150~60名くらいで通常、この規模ですとトップたる署長の階級は「警視」。つまりいわゆるノン・キャリア組でも目標足りえます。ちなみにその上の「警視正」からは一般職国家公務員となりほぼキャリア組が占めることになる。
    以上を前提に、来年2月以降の警察庁及び警視庁人事異動を新聞などでご覧になって下さい。前任役職と移動先を見比べると興味深い発見があるかも知れません。ちなみにお茶の水女子大附属小、筑波大附属中・高は大塚警察署管内。学習院は目白警察署管内。
    一般論として、その他に皇室に関する情報収集及び選択方法としては、宮内庁から公表される年度毎の歳出予算概算要求が参考になるでしょう。
    例えば平成29年度は皇室費三項目の内、2.5%の比率増の要求項目は「宮廷費」であとは横ばい。ご進講謝金は「宮廷費」のうち御活動環境等整備費にあたります。このことからいわゆる帝王学ご修得がいつ頃から始まるのか、といったようにです。
    秋篠宮家悠仁親王については「皇族費」の概算要求額から、少なくとも国立か私立かくらいの予測は立つでしょう。ただ、秋篠宮家は教育費に関してはお手元金よりと考えておられるようですので、「内廷費」同様に内訳が公開されなくなることは考えられます。ですから、これは慣例を破ることのないようにという前提付きでの情報となります。

    イワサキ さんは内定式でお忙しいのかな?
    天皇皇后両陛下、私的ご旅行とはいえ高麗神社に赴かれたとの報道には、正直驚きました。
    たまには近代史の話でもしてみたいですね。

  6. 【4722701】 投稿者: ちはやふる  (ID:Ka6erqU65ic) 投稿日時:2017年 10月 01日 17:09

    冷静にかんがえると様

    ありがとうございました!
    私も関心があるのでチェックしてみます。
    やはり週刊誌の記事を鵜呑みにするような情報収集はいけませんね。まるで違う視点を突き付けられて、恥ずかしく思います。
    おそらく貴方様は悠仁様の進学御予定についてもご存じかも知れませんね。これ以上は伺いません。

    イワサキ様との近代史のお話、楽しみにしております。

  7. 【4725035】 投稿者: 現実  (ID:kYUaltPppXM) 投稿日時:2017年 10月 03日 19:37

    スレ違いの質問で失礼つかまつる。もしご覧になっていたら、神道について伺いたいのだが、例えば、2月2日とか9月9日とか、月日の数字が同じ場合、神道では何か特別な意味があるのだろうか?
    また今の皇族方はこれらの日に、何か特別なことをなさるのだろうか?
    お時間あるときに教えて頂けまいか?

  8. 【4725255】 投稿者: 冷静にかんがえると  (ID:ES07jpJuT72) 投稿日時:2017年 10月 03日 22:17

    現実 さん
    お久しぶりです。

    >例えば、2月2日とか9月9日とか、月日の数字が同じ場合、神道では何か特別な意味があるのだろうか?


    特別な意味というより関連性ということであれば、有ります。
    と申しましても5節句、つまり1月1日(7日とする場合もある)から9月9日までの奇数月日ですね。この内、皇室にとって重要なのは1月1日と9月9日。
    1月1日は言うに及ばず9月9日は重陽節句、残菊と称されるようにご家紋に関わるとともに長寿祈願の日でもあるからです。
    ただ皇室の公式行事としてこの日に何某の祭祀が執り行われるかといえば、これはなかったように思います。村上か後村上朝かは失念しましたが、奈良時代中期の内裏消失を契機として詩宴、つまり密宴的性格を帯びて現在に至っているという理由だったと思います。現代で言えばごく近親者で集い長寿を祝うといったことではないでしょうか。

    >また今の皇族方はこれらの日に、何か特別なことをなさるのだろうか?

    どうでしょうか、、この時期は諸外国大使着任に伴うご接見が集中する時期で、天皇皇后両陛下、皇族方はお忙しくなりますから、特別に何かを執り行うということはないんじゃないかなあ。ただごく内々で御所に赴き天皇陛下に拝謁するということは執り行われるだろうが、重陽節句自体をご存じない方も多いでしょうからあまり報道もされませんね。それも今年のようにご公務のない土・日の場合に限ってということになります。
    宮内庁のHP.で過去の天皇皇后両陛下、皇族方のご日程が見れますから、ご興味がお有りならどうぞ。
    今年の重陽節句は土曜日でしたから、皆さま内々でお食事でもされたと思います。秋篠宮佳子内親王のご留学直前でもありましたからね。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す