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【6470653】「黒塗り」開示 許されぬ

投稿者: 赤木フアイル   (ID:cQmW9iSd6IY) 投稿日時:2021年 09月 05日 07:36

これほど注目された問題の文書を探すのに、なぜ1年以上もかかったのか。都合が悪いから隠そうとしたのか。そんな疑念が拭いきれない。

森友学園への国有地売却を巡る問題で、財務省による決裁文書改ざんの過程をまとめた文書「赤木フアイル」である。
不正に加担させられ、自殺に追い込まれた近畿財務省の元職員、赤木俊夫さんがつづっていた。その存在を国が初めて認めた。

赤木さんの妻が国側に損害賠償を求めた訴訟で、6月23日に大阪地裁で開かれる口頭弁論に、国はそのフアイルを出す。ただ、第三者の個人情報が含まれているので「黒塗り」などマスキングテープをする。

遅くなった上、隠したてすることは許されない。
黒塗りせず、フアイルは全面開示しなければならない。
非公開にするかは、国ではなく、妻が判断すべきである。

フアイルは、改ざんについて時系列でまとめた文書や、財務省理財局と近畿財務局との間でやりとりされたメールと、その添付資料などだという。

その存在は、書いた赤木さん自信が妻に伝えていたほか、元上司の証言でも明らかである。

にもかかわらず、国は「確認さえていない」とごまかしてきた。

大阪地裁に促され、ようやく存在を認めた。

麻生太郎財務相は衆院予算委員会で、存在を確認した時期について「かなり前の方からだ」と明かした。事実だとしたら不誠実極まわりない。

ところが、一転「4月20日ごろ報告が上がってきた」と軌道修正した。3週間前に知ったなら「かなり前」とは言うまい、何を隠すつもりなのか。疑念は一層深まる。

しかも赤木さんが個人的に作成したもので、職務上の行政文書ではないと主張する。理解できない。上司の支持で改ざんを強いられた以上、業務に関わる公文書である。
それも個人の文書だと強弁するとはあきれるほかない。
もし赤木さんの私的文書だと言うなら、すぐに妻に返すのが筋である。

改ざんの経緯について、財務省は2018年、調査報告書を公表した。

当時の安倍晋三首相が17年2月、森友学園への固有地売却について、妻の昭恵も含め関与を全面否定したことなどをきっかけに、交渉記録が破棄された。当時の佐川理財局長が主導して、改ざんが進められたと結論付けされていた。

しかし改ざんは、誰が何のために、具体的にどう指示したのか、詳細は不明のまま。赤木フアイルは光を当てることができるかもしれない。
真相解明と再発防止のため、全面開示が必要だ。

森友学園の問題は、国有地売却で8億円を超す異例の値引きが発端となる。その理由をはじめ、財務省による内部調査では、疑問が数多く残されている。
第三者による徹底的な調査を、国は決断すべきである。

国会の責任は重い。森友学園に関する政府答弁のうち、事実と異なる答弁は安倍政権下で139回もあった。

事実に基づかぬ議論で良いはずがない。通常国会にフアイルを出させ、国権の最高機関として、改ざんの空白部分の解明に努めることが求められる。

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