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投稿者: わからない (ID:M/Ki5xxPM1A) 投稿日時:2010年 05月 18日 09:23
なぜ黒人の有名クラシックピアニストはいないのでしょうか?
私は良く知らないので、教えて下さい。
最近こそユンディー・リーやらんらんといったアジア人も台頭していますが
クラシック音楽を白人以外の人間が奏でられるはずがないといった驕りを
ひしひしと感じます。
こんなにピアノ人口が多い日本人なのに、結局は大きなスポンサーがなければ
夢のままで終わる世界なのでしょうね。
何の世界もそうでしょうが、、、つぶやきたくなりました
-
【1735655】 投稿者: ピクミン (ID:/RKW7tgpAAg) 投稿日時:2010年 05月 20日 14:14
ん~・・・親の考え方もあるのでは?
米国のことはわからないけど、欧州在住でプロを目指すとなると、8歳くらいから音楽院の付属(更に下部組織からの推薦をもらうか、選抜試験を受ける。ある程度上手な子が集まる)に入り、音楽院の先生の個人レッスンも別途受けるのが一般的。
日本でも、単なる音大入学ではなくプロを目指すとなると、付属へ行ったり幼少時期からお月謝に糸目をつけずに遠方の先生(音大学の先生とかコンクールの審査員してる先生とか)に習うのも普通なので、そのへんはあまり変わらないんだけど、とにかくある程度親が裕福でないと難しい。
で、欧州の裕福な黒人家庭だけれど、一族が政治家とか官僚とか、会社経営とかで、祖国に良い学校がないとか治安が悪いとかで、家族の安全や教育面のため、子供が大学になるくらいまでと考えて欧州に住んでるという家がかなり多い。
そういう家庭では、子供を欧米のエリート大学に入れて、将来は外国の一流企業か、本国でそれなりの地位につく(親のあとを継ぐことも含めて)ことを目指しているので、親は音楽で身を立てるなんて冗談でしょという考え方でした。
日本人や韓国人の赴任家庭が、プロを目指していないにも関わらず、家に鍵盤を用意して子供を音楽院付属に入れたり、高いレッスン料(1レッスンで日本の1ヶ月分くらいの料金が相場)を払って個人の先生についたりしてるのが全く理解できないって笑われました。意識からして違うみたいです。
アフリカ系の子弟もクラスに3~4人はいる欧州インター校でしたが、放課後アクティビティを見ても、黒人のお子さんはダンスや武道には所属しても、ピアノやバイオリンには一人も参加していなかったです。 -
【1736193】 投稿者: バラード (ID:tXuPX6r1iYI) 投稿日時:2010年 05月 20日 20:45
同意様、私もさまはじめ、皆様書かれていること
なるほどと思うところありです。
私も、狭い範囲の狭い範囲の時代(ロマン派時代とか)
のピアノ曲というと、変な話 人種的要素、民族的要素が
優劣決める。リズムやビート、あるいは3拍子のことも
納得部分あります。
その一方、もっと音楽を広くというか大きくとらえて
たとえば、モーツァルト、ベートーベンやショパンの
ピアノ曲は、どんな弾き方、どんな解釈があっても
作品、楽曲に変わりはなく、楽譜に忠実に演奏家なりの
解釈をしていけば、よい音楽に変わりはないのでは
と思うふしも少しばかりあるのです。
現にバッハなどがその例かもしれませんが。
ピアノの初期の時代、サロンや宮廷とかで
静かに弾いて少人数に聴かせる音楽だったものが、
スタインウェイで大音量、大ホールでこんな響きで
演奏しているとか、CDで家庭でみんなが聴いている
などということは、ベートーベンでもショパンでも
夢にも思ってないかもしれませんし、場合によっては
こんな演奏、こんな音楽ではないと怒るかもしれません。
でも、時代とともに、演奏スタイルも変わるし、解釈も
変わるでしょうし、でもでも いいものはいつまでたっても
どこの国に行っても、いいのです。
ですから、今後黒人のクラシックピアニスト、アジアでの新しい
ピアノ奏法、スタインウェイを凌ぐピアノなんか出てきても
おかしくないし、なんて思ってしまいます。 -
【1738762】 投稿者: 蛙 (ID:mrS26UX/iqM) 投稿日時:2010年 05月 22日 22:31
単純に「人種差別」があるからでしょう。
日本人やアジア人は、お金があるからビジネスと割り切られているからでしょう。
こんな例もあります。ジャズのビル・エバンスです。
彼は逆人種差別を受けていました。
そのせいでもないと思いますが生涯、ドラックを常用されていたそうです。
だから、日本人が世界に出るときはあちらの先生につきますでしょう。
単身で行っても相手にもされませんからね。
ようするに、スポンサーと師ですかね。
これは、バロック時代からの伝統かな(笑) -
【1744658】 投稿者: もっと聞きたい (ID:p8MVgeDjMd2) 投稿日時:2010年 05月 27日 14:04
ここにはピアノ専門に勉強された方がたくさん来られると思います。
少しでも本気でピアノを目指そうと思う人ならば誰もが気になる問題である、
もしくは、であったと思うのですが。
もっともっと専門にされた方の本音を聞いてみたいです。
聞けば聞くほど萎えてしまいそうなテーマですが、
だからと言ってやめようとも思えないところが
悔しい。 -
-
【1745643】 投稿者: 蛙 (ID:xRsP5m3RAL.) 投稿日時:2010年 05月 28日 09:09
「人種差別」であると申し上げましたが、それを超える世界もあります。
それは、やはり突飛な才能があるということが最前提でそこにその才能を支える
経済的支援と人脈。ビジネス的に音楽的な師との出会いが決定的でしょう。
ようするに神に選ばれた域までこれば何も怖くない。
しかし、大半の方がすべての条件を整えられず、小さな世界でもがいている。
そこで満足するしかないのですよね。
野心を持てばそれが自らの音楽性を崩してしまう。
成功した方の例を見てみればわかりますでしょう?
たとえば、「辻井伸行」
世界的なレベルで見れば、国の支援も大きいところですね。
ロシアなどは、芸術(バレエ)なども素晴らしいですよね。
韓国も最近は、フュギアなどにも力を入れています。
ようするにあなたはどんな音楽家になりたいのですか?
指揮者の佐渡さんもがんばっていらっしゃいますよね。
音楽的だけでなく人間的にも世界に通用する
個性と体力、魅力は必要です。運もですね。
日本人の個性でクラシックそのものの伝統を引き継ぐのは無理かも知れませんが、
ピアノという楽器で感動させる演奏は、できると思います。
ヴァイオリンでブルガリアの楽団が「赤とんぼ」など日本の歌唱を
弾いているコンサートの会場ですすり泣く声が聞こえていました。
民族性を主張したらそれは及ばないけど、人を感動させることは
どの国の方も共通にできる。
それならどうしたら良いか?自分が感動することです。
よりいろんな体験を重ね人を知ることです。
偉そうなことを書きましたが、大きな壁で挫折した者です。
でも私ながらの小さな世界で人の笑顔に囲まれて音楽しています。 -
【1746355】 投稿者: バラード (ID:KvYl0OSI82E) 投稿日時:2010年 05月 28日 20:30
スレ様 蛙様
クラシックピアニストとなりますと、もしビジネスとして
考えた場合すごく業界が狭いのではと思います。
日本のプロ野球でさえ、人気が少し衰退といっても
毎日TV放送あり、試合には数千円払って何万人か
毎日来ます。選手の2-300人のレギュラーは
高給取りですし、常時、支配下選手1000人近くはまあまあ
それなりの生活ができます。
クラシック演奏家としてのプロのピアニストは、といえば
CDが売れて演奏会はいつも満員完売という状態は 数えるほど
しかありません。
個人的には、ピアノ曲だけでレコード/CD数百枚ありますが
ホロヴィッツからはじまって、バックハウス、グールド
アシュケナージとか 世界の10人のピアニストがいれば
私としては、こと足りてしまいます。(他のピアニストのも
いろいろありますが、擦り切れるほど聴く気はしませんし)
演奏会も ツィメルマンがショパンを弾くというので
ぜひ行こうとかいう程度でしかお金を払ってということも少ないです。
結局芸術家たるもの、いつの時代も、浮かばれないものかなと思います。
また、ショーマンシップでも流行でもないような気がします。
きっと 作曲家も演奏家も芸術家というならば、すごく個人的こと
今まで無かったオリジナリティを個人で創りだして、後の世に
評価されれば 儲けものなんていう感じを受けてます。
辻井さんの演奏はすばらしいですね。ラフマニノフの2番遅いテンポで
堂々としかも、ほんとにきれいな純な音色で聴かせてくれます。
一度生で聴いてみたいです。 -
【1746635】 投稿者: 素人ピアノ弾き (ID:vfvCqMULt6A) 投稿日時:2010年 05月 28日 23:45
難しいテーマでよくわからなくなります。
マーケットがあまりにも小さい、というのは、もう、そのとおりと思います。
日本では、これだけピアノを習っている人が多いのに、世界のマーケットで超一流として通用しているピアニストはいまだに内田光子さんだけ、というのも悲しいですね。
私が愛聴する演奏のひとつが、マルタ アルゲリッチのショパンコンクール優勝時の演奏、マズルカ 作品59の3曲です。アルゲリッチは、ヨーロッパで本格的な音楽教育を受けていますが、アルゼンチンの生まれ、ラテンのリズムが体にはいっているような気もします。それで、伝統的ポーランド民俗舞踊とは、なにか違うマズルカで、しかし、絶壁の音楽のような音で、衝撃的です。この演奏のころから、いろいろなマズルカの演奏が許容されるようになったような気がします。この演奏は、マズルカ賞をとっていますが、ポーランドの審査員が、自分はどうマズルカを弾けばいいかわからなくなった、と頭を抱えていたそうです。
これはほんの一例ですが。
もう、1965年のこと、50年近く前です。、ほんとうにゆっくりと、ヨーロッパのど真ん中以外の音楽の個性が認知されてきたような気がします。
日本は一時よりもピアノ熱がずいぶん下がっている、その理由が、住宅事情だったり、中学高校受験だったりするのですが、せめて、裾野を広げられないかな、と思ったりしています。
ひとりごと失礼しました。 -
【1748262】 投稿者: 蛙 (ID:ovxoDSwuc2o) 投稿日時:2010年 05月 30日 18:05
熱が下がるのは、教育の在り方や変なコンクールの在り方では?
すみません、同じく独り言です。
それから、才能があるお子様は目をかけられたとたん
つぶされるという音楽界のドロドロもあります。
だから、ある程度までいくまでは、親が教授します。
キーシンもそうですね。かなりの演奏家はそうですよ。
だから、権力のある先生について早く守らなければ
なんですが、経済的にねえなんです。(笑)
音楽をする人がすべて純粋なわけではないので
お気をつけて♪
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