最終更新:

14
Comment

【2337277】ソルフェージュの必要性について

投稿者: アンダンテ   (ID:xyp5ZCzhj3I) 投稿日時:2011年 11月 24日 12:34

中一の娘のピアノレッスンについての質問です。
母親の私は、ピアノを含め音楽の経験がありません。

娘は5歳からピアノを習っていますが、度重なる転勤、引っ越しにより、現在の先生で6人目です。
今の先生に習って3年、今後は引っ越しの予定はありません。
先生は音大卒でご自分の演奏活動もされており、お忙しい方ですが、きちんとレッスンをして下さいます。
何人もの先生に習った過程で、基礎が十分でない、ソルフェージュもきちんと習っていないなど
問題があり、かなりレベルを下げて教えてくださり、45分のレッスンで30分弾き、残りがソルフェージュという形態です。

先生から最近、曲が難しく、長くなってきており、45分でソルフェージュまでは難しいので、時間延長か、ソルフェージュをなくすかにしたいと伝えられました。

そこで質問ですが、あくまで趣味でやっているピアノで、ソルフェージュはどこまで必要なのでしょうか?
娘に聞いてもどちらでもいいよと言います。
読譜はある程度はできると思います。聴音に関してはよくわかりません。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「ピアノに戻る」

現在のページ: 2 / 2

  1. 【2338273】 投稿者: ごんた  (ID:iRlBZ14tqAE) 投稿日時:2011年 11月 25日 14:26

    バラード様のお答え、素晴らしいですね!!

    ソルフェージュというのは、決して”読み書き”
    だけではありません。総合的な音楽能力のことです。 

    『受験するわけじゃないからソルフェージュはいらない』
    といっている方は、恐らくソルフェージュを『聴音』のような楽譜を書く技術をイメージしているからでしょう。


    ただ、ちゃんとしたソルフェージュを教えられるの先生というのは、見つけるのガ難しい。大抵は、ピアノの先生が片手間にやってる場合が多いから。


    ウチの娘はピアノを習ってますが、忙しいのでピアノは月に1,二回。ソルフェは毎週別の専門の先生のところに通っています。ピアノだけを毎週習っていたときよりも上達のスピードも仕上がりも、格段に素晴らしくなりましたよ!


    本人も楽しいみたいです。理解が深まっているというか、脳が変わっている感じです。
    趣味でやるなら、ソルフェだけでもいいかな、と思うくらいです。

  2. 【2338413】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:33xVl/VgMbQ) 投稿日時:2011年 11月 25日 17:14

    バラード様、ごんた様のご意見、私見では、話が逆のように思います。

    骨格が子供から大人に変わる時期に、どれだけピアノを弾きこむか、ということは、その人のメカニックがどこまで到達するかの上限値を決めます。この時期に音楽に費やす時間があったら、ピアノを弾かれたらどうでしょうか、というのが私の提案です。

    ソルフェージュを分解すると、読譜力と新曲視唱、視奏力と聴音になると考えています。
    (ごんた様のおっしゃる、総合的な音楽能力、というの、私には、さっぱりわかりません。)

    極論すれば、現在、譜読みの能力に困っていなければ、ソルフェージュにかける時間を、レパートリーを増やすこと、そして、できれば、室内楽などを経験することに充当したほうが、よほど効率的のように思います。

    もし、アマチュアとして、クラシックでなく、インプロヴィゼーションの世界(ジャズなど)に行きたい、ピアノはそこそこで作曲やアレンジや指揮をやりたい、というご希望があれば、ソルフェージュ重視がいいだろうと思います。
    また、ピアノでも、ピアノ用楽譜を弾くのは面白くない、オーケストラの30段の楽譜をピアノで演奏したい、というご希望があれば、これもソルフェージュ重視かな、と考えます。

    そうでなければ、やはり、レパートリー拡大が第一義のように思います。
    願わくは、楽曲分析、時代ごとの様式感を、メカニックと同時に教えてくれる先生がいいですね。

    さらに言うと、和声学を勉強し楽曲分析に応用することは、非常に役に立ちますが、これは、一般的ソルフェージュとはちょっと違う世界になりそうです。

    ====
    もっとも、人生には何が起こるかわからないので、ソルフェージュが大得意なら、そのメリットを活かす手もあります。友人で、社会学でフランスに留学したはずが、人並み外れた初見の能力を買われて、オペラハウスの練習ピアニストになってしまった人がいます。アルバン ベルクのオペラの総譜(12音技法、不協和音だらけの30段とかで、枕のような厚さです)を渡されて、来週から練習だからよろしく、という世界らしいです。
    おわかりと思いますが、当然、全部の音を弾けるはずはない、重要な音を見抜いて、左右の手におさまる範囲で再構成して、演奏するわけです。

  3. 【2338589】 投稿者: バラード  (ID:x.rec7UZKrk) 投稿日時:2011年 11月 25日 20:32

    素人ピアノ弾き様
     
     スレ主様 ヨコかもしれませんが失礼します。
     
     時々素人ピアノ弾き様の書き込み読ませていただき
     参考にさせていただいております。
     私は小学校時代のピアノを除いて専門的に音楽教育
     受けたわけではなく、ど素人ピアノ弾きです。
     
     スレ主さんの娘さんが中1とのことで、骨格的発達
     途上にできるだけピアノやるならレパートリー増やして
     ということ、なるほどと納得してます。 
     
     自分ももし、中学以降、他楽器とか、オケのほうへとか
     ロックンロールとか行かずにピアノにもう少し専念していたら
     どうだったろうといまさら考えますが、ぐるぐるいろんな音楽
     やって楽器やって、さまざまな音楽鑑賞を経て今に至ってます。

     自分が中1のころにはわからず、今ちょっとピアノ弾きだして
     たとえば、ベートーベンの悲愴の2楽章、よくよく見ると
     第9の3楽章の3小節目からの主題の音形と同じだな、
     左手はチェロだとか。 ああ こう弾けばいいのかと今頃わかって。
     
     同じく第9四楽章の嵐の冒頭8小節-トランペットバージョン
     除けば3つの木管でオクターブで6人で旋律やってるだけ
     ですが、このリズム3拍子でアウフタクトでどうとるのか。
     ピアノソナタの譜面見てると何かテンペスト1楽章はじめいろいろ
     似たような他のソナタでも音形出てきたなとか
      - 最近ピアノ再開して逆にわかったことが多いです。
      
     「喜びの歌」の主題がチェロ/バスで登場する繰り返しも入れた24小節
     単音で、まあ初心者でも2-3度聴けばニ長調とわかれば楽譜書けます。 
     
     しかし、冒頭の嵐の8小節は、音は採れたとしてもなかなか
     リズム採ってスコア見たことなければ書けません。
     (これもはじめにいろんなソナタ弾けてたら書けるかも。) 
     
     ワグナーのトリスタンの前奏8小節 ♯も♭もついてなく、
     でもハ長調でもイ短調でもなく ほとんどチェロと管の掛け合い
     単音なのですが これがどの音で、どの音の長さで
     6拍子かもはじめ何回聴いてもわかりませんでした。 
     
      
     大分ヨコにそれたと思いますが、スレ主さんの娘さんのレベル
     わかりませんが、私が今感じていると同じようなら
     おそらく素人ピアノ弾き様がおっしゃるよう、とにかく
     レパートリーを増やしてじゃんじゃん弾けるようになるのが一番。

      -そのためには、先生のおっしゃる(レベルや練習法は
     わかりません、娘さんのレベルもわかりませんが)
     ソルフェージュで、初見力、譜読み、とくに大事なのは私も聴音
     だと思ってますが、鍛えられたらレパートリー増やしに
     効率的でよいのではないかなと考えた次第です。  
     
     要するに一言で言うと バランスよくないとピアノ演奏力向上も
     効率悪いのではと。

     でも、素人ピアノ弾き様ほか レスされた先生が書かれたように 
     ある程度読めてるなら、やる必要がないのかもしれません。 
     すみません。自分の経験、思いから書いてます。
        
     

  4. 【2338736】 投稿者: アラフォー  (ID:koV0IUV1FSo) 投稿日時:2011年 11月 25日 23:11

    スレ主様、はじめまして。私もソルフェージュを習っていましたが、楽しくて仕方ありませんでした。出来れば、個人ではなく、グループでレッスンするのがいいのですが。私の先生は、音楽高校へ進学するしない関係なく、ソルフェージュを教えてくださいました。歌は何と、コンコーネ50番を使用していました。他の本とは違って、綺麗な曲ばかりです。歌が好きになると、ピアノを弾く時も自然と表現がつきますよ。歌うピアノ曲は、案外難しいです。ソルフェージュの素晴らしい所は、自宅での練習がいらない所です。

  5. 【2338839】 投稿者: 教える立場で・・  (ID:z3jG1HPsUME) 投稿日時:2011年 11月 26日 00:55

    ピアノを教えています。
    ソルフェージュを併用してくださる先生・・とてもすばらしいと思います。
    私も小学校低学年からソルフェージュを併用しています。
    教えることは、基本的な音符の書き方、ドイツ音名、リズム、基本的な楽語、
    ブルクミュラーなどを使った簡単な調性判定と、和声分析、それに
    簡単な視唱と書き取りです。
    このあたりを高学年までに‘希望者’に教えています。
    強制ではありません。親御さんがどの程度のことをピアノレッスンに
    望んでいるか様々だからです。
    でも、この程度の基本が分かっていないと、ピアノもなかなうまく
    進みません。

    結局、ブルクミュラー程度の曲でも調性感や、和声感(Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ程度でも)が
    ないと譜読みにすごく時間がかかってしまったり、フラットやシャープを
    付け間違えたり、4分音符と8分音符のリズムもきちんとできなかったり。。
    とレッスンがスムーズに進まないことがあります。
    きちんと指導しようという思いのある先生は、プロになるかならないかは別と
    しても、最低限、ピアノを弾く上での文法みたいなものは教えておきたいと
    思うと思います。

    中学に入るまでに基本的なことは教えて、プロを目指す子は、そこから
    専門的な聴音中心のソルフェージュをはじめます。他の趣味のお子さんたちには
    学校の音楽のテストのお手伝いをするくらいです。

    スレ主さんの先生も、きっときっちり指導なさりたいタイプで、ピアノを
    弾くうえでソルフェージュは必須と思っていらっしゃるのだと思います。
    私の教えるソルフェージュはあくまでピアノ演奏につながるソルフェージュです。
    和声の書き取りや旋律の聴音などは、専門家になるのでなければ、もう必要
    ないと思います。どのような内容なのかお子さんにも一度聞いてみては
    いかがですか?そして、先生にもご相談されてみてください。
    ウチの場合ばかりで恐縮ですが、受験準備でピアノの練習がままならない子は
    月4回のうち、1回をソルフェージュにしている子もいます。前の方が
    書かれたように、準備がいらないからです。

    あともう一つ、ソルフェージュの基本を教えている理由は、大学進学する時に
    急に音楽教育の学科を受けたい!と言ってきたり、やっぱり私にはピアノしか
    なかった・・みたいなことを言い出す人がいたり、吹奏楽部でトランペットに
    目覚め、管楽器で受験したい!なんていう人もたまにいるからです。
    その時点で音符ひとつ書けないと、とても大変です。
    少しそれましたが・・
    先生とよくご相談されて・・個人的には、もう長くソルフェやってこられた
    ようなので、ピアノに専念されても大丈夫かと思いますよ。

    長くなりました・・

  6. 【5691803】 投稿者: うぐぅ~来訪者  (ID:rCPeeKUqeKg) 投稿日時:2020年 01月 05日 13:41

    >ソルフェージュはどこまで必要なのでしょうか?
    それは突き詰めて言えば、アマチュアのサッカーチームに「戦術・戦略論」は必要なのか?という一昔前の論争と同じ性質のものです。

    結果的には戦術も戦略も必要だし、それはアマチュアチームほど重要だと証明されています。
    今や、サッカーにおいてチームとしてどのような戦術や戦略をチーム全体で共有できるか?という命題はプレイヤー個人の能力やスキル以上に重要とされています。

    ソルフェージュがどこまで必要なのか?には突き詰めて言えば果てがありません。

    ただ、ほかの【作音楽器】に比べるとピアノ奏者は、意識的にソルフェージュを学ぶ必要性が比較的に高いと言えます。
    なぜなら、自分の耳で自分の音を聞き、音を奏でるという意識がどうしてもピアノの特性上、おろそかになるからです。
    それはなぜかと言えば、よく言われることですが、ピアノは誰が弾いても、「音高」は”調律”が行き届いているか?に依存し、誰が弾いても、”一定の音の美しさ”、や”音高の安定感”は保証されてしまうからです。

    ソルフェージュは「譜読みを中心とした音楽の基礎体力を養成するためのトレーイング」として研究され、開発されました。

    なので、ご質問の回答としては、必要性は非常に高い科目で、「ここまで大丈夫」といった指標はどこにもないトレーニングです。
    ……結論にならざるを得ません。

    現実に、きちんと、ブライダル・ピアノ演奏者として養成する際に、ソルフェージュを必修としない、音楽教室は存在しません。

    それはプロとアマチュアという壁の一つと言えるかもしれませんんが、”プロ級”と”所詮はアマチュア”を分ける一つの分水嶺であるという証明でもあります。

  7. 【5699729】 投稿者: 雑感  (ID:oEPbAt233go) 投稿日時:2020年 01月 13日 00:46

    子どもが、さらに良い演奏を求めるならばソルフェージュの力はあればあるほど良いというようなことを言われ、中学からソルフェージュ教室に通いました。
    とても楽しかったようです。
    音符もろくに書いたことがない状態でしたが、教室の課題はすぐにできるようになりました。
    先生は、楽器があれだけ弾けるのだからソルフェージュはできて当然、ということをおっしゃいました。

    技術を含めた演奏能力とソルフェージュの能力は心地よい音楽を作り上げるための車の両輪のようなものなのだろうか、とその時に思いました。

    子どもは弦楽器なのですが、難しいリズムのある曲を別々の本番でそれぞれ別の伴奏者の方にお願いしたことがあります。
    その部分、素人ながら私にも雰囲気で弾いているのかなという伴奏の方と、きちんと正確に弾いている方との違いはなんとなくですがわかった気がしました。
    もちろん本人は雰囲気だけの伴奏にはちょっと困ったと思います。正確にできる能力があってアゴーギクをする場合となんとなくとは結果が似ていたとしてもだいぶ違うようです。
    そういうこともソルフェージュの能力の違いなのかなと思います。

    ソルフェージュってどんなものなのか私には漠然としていてよくわかりませんが、ちょっと子どもの課題を見てみたら、初見でピアノで一つの声部を弾き別の声部を歌うとか(それも複雑なリズム)、手でリズムを叩きながら旋律を歌うとか、そのようなものもありました。クレ読みというのもあるそうで、これらの能力が身につけばスコアなどの移調楽譜もスムーズに読めるようになるそうですし、複雑なアンサンブルも苦労せずにこなせるように感じます。

    それから、もっと根本的なことですが、音を聞き分ける能力も大事なのかもしれません。自分が楽譜通りの音を出しているかがわかるかどうか。
    特に複雑な和音で、楽譜と違う音を弾いていても気が付かない方がいます。これも書かれた楽譜を音にする(楽譜を見てどんな音が出るのかわかる)、つまりソルフェージュの能力なのかなと思っています。

    よくわからないのですが、ソルフェージュができる部類の我が子と私とでは、同じ音楽を聴いても子どものほうがより多くのものを受け取り多くを理解しているように感じるのですが、これは単に感受性の問題なのでしょうか…。

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す