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【2518155】ドイツ式かフランス式か

投稿者: アラフォー   (ID:koV0IUV1FSo) 投稿日時:2012年 04月 24日 13:49

子供が練習しているのを見て、気が付きました。
基本中の基本のことですが、指を独立させる練習(ハノンやル・クーペなど)どちらが良いか、迷います。
子供はまだ小学生で、手はそれほど大きくありませんが、柔らかいです。
「ピアノのル・クーペ」では、フランス式(指を少し寝かせて、脱力させる方法)で弾いています。
私が学生の頃は、ドイツ式のマルカートで習いました。
一本一本指を上げるので、指を落とすタイミングで音の強弱や表現をつけることができます。
古典派向きの弾き方です。
脱力も教わりましたが、音楽学校へ通っていた時に「癖がついている」と言われ、強制的に直されました。
基礎を重点的に練習したので、おかげで今でも弾けますが、娘は今の弾き方で古典が弾けるようになるかどうか、不安です。
個人の手の大きさや握力の差はありますが…。
ピアノ講師をされている方から、是非意見を聞きたいと思っております。

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  1. 【2522861】 投稿者: みーな  (ID:SCIDDhUZmbk) 投稿日時:2012年 04月 28日 06:46

    我が子は桐朋の附属音楽教室でお世話になっていますが、基本はコテコテのドイツ式ですね。ハノン・スケールはもちろん、チェルニ-や古典物とバッハインベンションはもちろん毎日練習です!
    指の独立から脱力、肘や手首の使い方まで細かい指導が入りますよ。
    ただ、音色によっては手を寝かせるよう指示が出ることもあります。稀にですが。私も指導者ですが、やはり基本はドイツ式ですね。バッハは必ずやらせます。指の独立は脳も育てると思うので特に小さい子供には大切だと思っています。主様のお子様は何年生かわかりませんが、バロックなども弾かれていますか?バッハの曲を指定のテンポでしっかりとした音色で音楽的に弾きこなせているならドイツ式でもフランス式でも私はいいと思います。

  2. 【2523208】 投稿者: アラフォー  (ID:koV0IUV1FSo) 投稿日時:2012年 04月 28日 13:13

    みーな様、ありがとうございます。教えて下さって、本当に感謝しています。
    やはり、ドイツ式ですね。
    私もハノン、ツェルニー、インヴェンション、ソナチネ、ソナタは、ドイツ式のマルカートで弾いていました。
    音楽学校の教師(愛知県芸大か武蔵野音大)が、ハノンの変奏例で、指の独立と縦の線が合わないと、合格させてくれませんでした。
    娘は小学校高学年です。バッハは、バスティンの中のアンダマグダレーナを弾いています。次回はミュゼットを弾く予定です。
    今は、ベートーベンのソナチネト長調(第2楽章)を練習しています。

  3. 【2530897】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:yvBtcNhZMxc) 投稿日時:2012年 05月 05日 20:05

    ドイツ式=マルカート、というのは、ちょっと違うような気がするんですよ。

    >一本一本指を上げるので、指を落とすタイミングで音の強弱や表現をつけることができます。

    指をどのくらいの高さから落とすんでしょうか。これ、ドイツ式、というよりも、すでに歴史的遺物となった、ハイフィンガー奏法のように思えてしまいます。

    フランス系のみならず、ロシアンピア二ズムの台頭で、欧米では、少なくとも1950年代には、誰も見向きもしなくなった奏法です。日本では、なぜか井口基成一門を中心に珍重し、ずいぶんと日本の教育をゆがめました。

    1950年代に、井口がギーゼキングの演奏を聴いて、ポジション奏法、と言って非難し、ついでに、ピアノは叩かなくては鳴らない、と書いているのを見て仰天しました。おかげで、何千人の若いピアニストが腱鞘炎でピアニスト寿命を縮めたでしょうか。クロイツァーやシロタといった日本に住んだ本物の超一流や、田中希代子や原千恵子など本場のピア二ズムを習得した名手を黙殺した、日本の戦後のクラシック音楽界の暗黒面です。

    ドイツ流、というピアニズムは、もはや、存在しないと思います。
    指を高く上げるハイフィンガーと指の独立はまったく異なる概念です。
    ハイフィンガーがドイツものやバッハに適しているというのはおおいなる誤解です。

    お嬢様の柔軟性をそのままに、練習を積まれますよう。手のひらの高さなど、あまり斟酌しないほうがよろしいかと。
    また、音量を求めすぎるのも感心しません。ただ、「まむし指」は避けたほうがいいでしょう。

    自然に、音階と分散和音がきっちり弾けるようになればしめたものです。
    バッハの重要性は言うまでもありませんが、フランス人ピアニストがバッハに弱いわけではないでしょう。


    21世紀にこういうことをおっしゃる方が複数おられて、びっくりして出てきました。

  4. 【2530902】 投稿者: 全知全能の神  (ID:C9zdan9NNAI) 投稿日時:2012年 05月 05日 20:12

    重力奏法ね。私は神だから無重力。

  5. 【2534282】 投稿者: みーな  (ID:SCIDDhUZmbk) 投稿日時:2012年 05月 08日 21:18

    誤解があるようなので…
    私が思うスレ主様の仰る「ドイツ式」というのはいわゆる子供が初期に学習することが多いツェルニーやバロックの小品などを弾く際の奏法や手の形のことをドイツ式と言われたのだと思ってお返事させて頂いています。ドイツ式とフランス式という言葉をそう捉えました。
    子供の指導においての話です。

    それからもう一つ、ハイフィンガ-奏法は批判されていますが、幼い子供の手の独立(脳開発含め)を則すにはとても有効な時もあると私は思っています。大人ではなくあくまで初歩の幼児への指導です。私は曲によっては素人ピアノ弾き様が仰るハイフィンガ-奏法を用いているかもしれませんが、手を壊した生徒はいません。
    海外のレッスンも受けますがその奏法について指導が入る事もないですね。
    あくまで子供のレッスンの話です。




  6. 【2534665】 投稿者: 素人ピアノ弾き  (ID:AumlXodGIUU) 投稿日時:2012年 05月 09日 09:25

    たぶん、誤解していないと思います。

    ・指を伸ばすか曲げるか、
    ・使用する教材、

    は、いろいろなバリエーションがあっていいと思います。

    一本一本指をあげて、マルカートで猛練習を繰り返すから、レガートが弾けなくなって、ペダルに頼ったレガートになり、全体の響きが悪くなる、桐朋系の方々に特に多くみられる欠点です。

    これと、指の曲げ方や教材は、まったく別の話です。これを、あたかも同じように議論するから、わけわからなくなるのです。

    加えて言うと、部分的に、あるいはレパートリーによって、指の形を変えて、鍵盤に落としたり、引っ掻いたり、なぜたりするのは、あたりまえでしょう。これも、基本のメソードとは別の話しです。

    このままいくと、スレ主様のお嬢様は、スレ主様がたどった

    >脱力も教わりましたが、音楽学校へ通っていた時に「癖がついている」と言われ、強制的に直されました。

    という道と、まったく同じ道をたどることになります。あるいは、そこまで行く前にやめるか。

    青柳いづみこさんは、実の演奏は必ずしも100%肯定するものではないのですが、下記は、このへんの事情を非常によくまとめていると思います。

    http://ondine-i.net/column/column038.html

  7. 【2535154】 投稿者: バラード  (ID:x.rec7UZKrk) 投稿日時:2012年 05月 09日 16:21

    大変興味あるテーマでしたので、
     何々式、何々奏法を完全に理解しているわけでもなく
     口出しする立場にはないのですが。 
     
     もし、ドイツ式と言われるものが、バイエル、ハノン
     ツェルニーまでの練習曲をこなして、ピアノになれる
     というのであれば、これはこれで、少々指を曲げて
     各指を鍛える目的、どの指で弾いても均一の鋭い
     はっきりとした音を一音一音出す- のならある時期
     よいのかもしれません。ただ指を高く上にあげて、はいただけません。

     ハノンは3,4の指を独立して音だしさせる(特に左手)
     小指がそれにつられないよう、なんかの訓練には良いと思います。
     
     ただ、素人ピアノ弾き様書かれているように、癖がついて
     直らないのは大変なことです。
     とくにヒラではなく指先でタッチするようなクセは直りにくいかも。
     
     学齢、体格、あるいは手や指の形や大きさによって
     子供はさまざまですので、ハイフィンガーはもとより
     重量奏法なるものも、リスクがあると思われます。

     先生はその子供の学齢、体格、に合わせて自分流の弾きかたの
     おしつけではなく、基本形を無理のかからないよう指導すべきと思います。

     もっと簡単に考えて、TPOに応じてというか、作曲家
     により、もっと言えば楽曲により、バロック、古典、ロマン派
     近現代(それもどの国のなんかでも)自然と奏法も変わるのではと。
     
     大ホールでリストやラフマニノフのコンツェルトをスタインウェイで
     弾くの目標になのか、発表会場でショパンのマズルカ弾くのか
     家の六畳でアップライトでモーツァルトのかわいいソナタ
     練習するのか。
     
     ただし、いろいろバリエーションがあっても、ほとんどの
     ピアニストの基本は同じというか共通点が多いと思います。
     姿勢から、肩やひじの位置、鍵盤との距離、大きなフォルテで
     打鍵する局面でない限り、指を落とす位置や人差し指第一関節を
     少し頂上にしたような(丸め気味 平ら気味はあっても)手の形
     や手首、肩の柔軟性などだと思います。

     もし、フランス式がディエメ-コルトーなど、ショパン弾きから
     ハイフィンガーはダメよ、手を平らにレガートのビロードタッチという
     なら、これはこれで納得ですし、さらにロシア流なのか
     音色と響き、弦楽器のように、打鍵以降の音色と次の音への
     つながり重視という部分があるならこれも納得ですけど。

     もっと言えばジュリアードなどでジャズピアノでスィング
     や速いパツセージ、即興重視なら また違った奏法になるのかも
     しれません。

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