日本学術会議「推薦候補」６人の任命拒否｜掲示板スレッド

まず、会員210人のうち半数を3年ごとに任命するという、日本学術会議法7条の規定に反しますよね。今99人しか任命していない違法状態を説明責任から逃れて放置しています。

また、菅総理大臣は、決裁をした8月28日の直前に任命する99人のリストを見た一方、「会議」側が推薦した105人のリストは見ていなかった。第7条第2項には「会員は、第十七条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する。」と規定していますが、この点に違反しますね。任命権者はちゃんと見ましょうねって話。

そしてこれらの規定、以下の経緯があります。
昭和58年の改正で「科学者の互選」から「学術研究団体の推薦に基づいて内閣総理大臣が任命」する形となったため、内閣総理大臣の任命権についての審議が行われています。(その後平成11年の改正で「学術研究団体による推薦に基づいて、総務大臣が任命」することとなり、平成16年の改正で「日本学術会議の推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命」することとなっています。)
この58年改正案をめぐり、昭和58年11月に開かれた参議院文教委員会では、当時の総理府の総務長官は「形だけの推薦制であって、学会のほうから推薦をしていただいた者は拒否はしない、そのとおりの形だけの任命をしていく」と答弁。また、昭和58年5月に開かれた参議院文教委員会では、委員から「推薦された方を任命を拒否するなどということはないのか」と質問されたのに対し、当時の内閣官房総務審議官が、「実質的に総理大臣の任命で会員の任命を左右するということは考えておりません」と答弁。
そして、「従来の場合には選挙によっていたために、任命というのが必要がなかったのですが、こういう形の場合には形式的にはやむをえません。そういうことで任命制を置いておりますが、これが実質的なものだというふうには私ども理解しておりません」と答弁。そのあと、当時の内閣官房参事官は、「210人の会員が推薦されてまいりまして、それをそのとおり内閣総理大臣が形式的な発令行為を行うというふうに、この条文を私どもは解釈をしております。この点につきましては、内閣法制局におきます法律案の審査のときにおきまして、十分その点は詰めたところでございます」と答弁。
そして、このあと答弁に立った当時の中曽根総理大臣は、日本学術会議について「独立性を重んじていくという政府の態度はいささかも変わるものではございません」と述べたうえで、「学問の自由ということは憲法でも保障しておるところでございまして、特に日本学術会議法にはそういう独立性を保障しておる条文もあるわけでございまして、そういう点については今後政府も特に留意してまいるつもりでございます」と述べています。
そして、加藤官房長官は現政府もこの解釈は一切変えていないと言ってます。つまり、実質的任命権はない、形式的任命権があるだけだということですね。総合的俯瞰的とか言ってますが、任命拒否は以上の経緯から見て明らかに実質的判断でしょう。
この点からも、7条違反です。
また、3条違反にもなり得ますね。

日本学術会議の任命拒否で菅義偉首相の「総合的、俯瞰ふかん的な活動の確保」発言の基になった文書をまとめた政府の有識者委員会有識者にしてみれば、自分達が荷担したかのような流れになるのが嫌で物申したんでしょう。利用されるのは真っ平ってことですね。

昨日の野党共同会派の学術会議の活動や組織を確認する部会での文科省職員の説明も逸品でしたね。政府に利用されたくありませんよね。官僚頑張れ。

お夕飯の支度がありますので、この辺で。

今日の井上信治科学技術政策担当相との会談で、梶田隆章会長は、菅義偉首相が新会員候補１０５人のうち６人の任命を見送ったことについて、「現在、任命問題をめぐって苦慮している。今後の率直な対話のためにも、解決が大変重要だ」と訴えたみたいですよ。さらに、６人の任命などを求めた学術会議の決議文も手渡したそうですよ。

利用されちゃたまりませんものね。

菅さんが、一閣僚への単なる意見表明で動くはずがない。
稀に見る狡猾老獪豪腕、かつ、自分に逆らう者は与党側ですら徹底的に潰しにかかる首相、井上さんごときが動かせるはずがない。

梶田さんが首相と刺し違える気合で対決しなかった時点で勝負はつている。

ギャーピー文句を言っているお偉い先生方は、何を言っても安全なところから勝手ばかり言っているとしか思えない。

大学の法人化とか、ポスドク1万人とか、文科省の天下り幹部の支配とか、教授会の権限剥奪とか、今回の問題よりはるかに学問の自由や研究者の人生や研究環境そのものに影響が大きい改悪に黙っていて、こういうつまらん問題に騒ぎ立てる。
内心では自分の首に関係ない程度の問題で自分が目立つ機会とわかっているから。

そうでないなら、さっさと首相に対して訴訟を起こして最高裁の憲法判断に持ち込む、とか、梶田さんをさっさと降ろして腹の据わった会長を立て会員の総意をまとめて全面戦争やる、とか、本気度を見せればいい。

古く、東京教育大の筑波移転では、教育大文学部は一致して教育大執行部と闘い、政権や文部省と闘い、完全に潰されて、一人も筑波に採用されず散った。
もっとも国家公務員だから全国のどこかには職は得られたけれど。

このくらい本気なら、見直す。

防衛省の大学向け予算の制度が出来たときは、大いに問題を感じました。
理系研究者ですが。
あれに日本学術会議が反対したのは妥当と思います。

まずは、国会でしょうね。
立法府は国会。法改正もまずは国会。
裁判所ではない。
そこのところ、宜しく。

「かつて法改正のときに国会でなされた法解釈
→後に内閣が勝手に法解釈を変更」
これ、内閣の立法権の行使に他なりませんよ。ナチの全権委任法みたいな状態 笑

チャーハン論法を用いようが、形式的に判断してないじゃん(＝違法じゃん)という疑いが晴れるどころか深まるばかり。

夏にもやってましたよね、ナチの全権委任法みたいなこと。風営法に基づく立ち入り調査をやらせましたね。
菅さん、官房長官時代からやりたい放題やってたんですよね。7月19日のテレビの番組で「ホストクラブやキャバクラには風営法で立ち入りできる」と発言。感染者が相次ぐ「夜の街」での感染拡大を防ぐため、同法に基づく警察の立ち入り調査を全国で実施する考えを示したとのニュースを目にしたとき、驚いたわ～

今回と似てます。世論の夜の街憎しを逆手にとった手法。今は世論を操作し、学術会議要らないんじゃね に持っていこうと必死。

仰有ることはわかりますが、エダノやレンホーが国会でわめくほど国民の支持を失うことまで菅さんは見通しているでしょうね。

民主党政権の酷さは国民は忘れていない。

誤解を招きそうなので念のため。私は菅さんは嫌いだし危険人物だと考えています。
しかし、菅さんと闘うにはあまりにもやり方が
stupid。

自ら墓穴を堀りどんどん大きくして自ら落ちるなら勝手にすればいい。

共同通信10／23
政府は、日本学術会議の事務局体制を見直し、配置する官僚を大幅に削減する検討に入った。常勤職員の約50人全員が内閣府など中央省庁の官僚で占めている現状を河野太郎行政改革担当相が問題視した。民間委託によって業務効率化を進めると同時に、学術会議への年間予算10億円のうち4億円超に上る人件費の縮減を図る。政府関係者が23日、明らかにした。


法律違反の説明もせずに思いつきのようにこれか。
民間って要は非正規で埋めるわけか。この削減幅からすると最低賃金の官製ワーキングプアだなきっと。
委託先はパソナかもね？

河野太郎の名前が出てるけどどこまで本当なのかね。菅のライバル潰しかもよ。

だと思う