パラサイト見た方いますか？｜掲示板スレッド

見終わった後に良い余韻が残る映画をやはり観たいとは思っていますが、それらの中でいつまでも心に残っているものは少ないです。

万引き家族も好きにはなれないけれど、家族ってなんだろうと今でも時々思い出して考えてしまう。セッションも観なければ良かったと思うけど、キャラバンという曲をいつまでも覚えている。ミリオンダラー・ベイビーも後味最悪だけど自分自身の生きる姿勢を考えさせられた。

良い映画とは、いったいどんな映画なのでしょう。それは良い人生とはいったいどんな人生なのかに通じるものがあると思う。
ただ美しく、楽しく、そんな人生を望む人もいるのでしょうが…。

あってはならない、不快、その通りですね。
ただ、敢えてそれを映画として、物語としてこの様に表現出来たことが凄いと思います。
私も不愉快だし、好きなストーリーではありませんでした。

でもこうやって、観た皆様にしこりのようなものを与えて色々考えさせる…。
決して忘れられない印象を与える事だけでも
凄い作品だなと、つくづく感心してしまうんです。
それこそ「臭いものに蓋」では無くて。

あと、勝手な私の感じ方では
息子が持っている重い石は、単なる石では無くて
本人も言っていたように好む好まざるに関わらず『くっついて来てしまう』重荷、振り払えないしがらみの象徴のように思いました。
自分ならこの重荷をどうするんだろうか、
この映画の様な展開は無いとしても、振り払いたい。

息子が華やかなパーティを見下ろしながら
「僕はあの世界に入れるだろうか」とつぶやく場面、やり場がない気持ち。

物語の一つ一つの展開にこれはだめでしょ、と反応するのでは無く
象徴として、もっと深く、心の深層に波紋を感じる作品なんじゃないかしら。（訳わからない表現でごめんなさい）

心がざわつく作品でした。

ただ、もう一度見るのはしんどいです。

後半のドタバタがなければもっと考えさせられ余韻も残ったと思うのだけれど、ドタバタのせいでリアリティが無くなり興醒めしてしまいました。
途中まで面白かっただけに残念。

既に上の方々が仰っていますが、いまだにアカデミー賞受賞作品であることが不思議です。どこが良いの全く分かりません。興行的にも大成功したとは思えないですし。日本のテレビ局が作製に回っていない映画がもうこの時期にテレビ放映というのにも少し違和感が有ったりもして、どうしても何かと疑ってしまいます。
同じく上の方が既に仰っていますが、韓国の格差問題を扱ったものとも到底思えませんでした。韓国へ旅行される方が多いこの日本では、ソウル近郊のある区画をご存じの方も多いと思います。現実がどこにあるのかを見誤ってはいけません。

制作側の意図とは別に観る側からすれば、ジャンルとしてはエンタメ映画で、あえて言えば金持ち目線の道楽映画のあまり褒められたものではないものと思います。これでもか、これでもかとわざとらしい演出が次々に出され、極めて不自然で、ここからしても現実的な問題を真面目に扱ったものとは思えませんでした。翻って揶揄することをお楽しみにするかのようなエンタメ映画なのかもしれません。
初めの、まるで良い映画を期待させるような、窓の閉ざされた室内に干されている靴下と外の様子は時間軸というか空間の違いを出そうとしたのでしょうけれど、これと後の窓が開かれた室内に埃が入る比較演出は感情移入どころか、これをするか、とあまりの稚拙さで笑ってしまいました。
挙げればキリがないのですが（少なくとも10分毎の解説はできます）、ほかに皆さんが記憶しているだろう場面から些細な具体的な例を挙げると、息子が友達と家庭教師の話をしている場面では、全く人通りもなく奥の方で湯気が立ち昇る背景から、話が進むに従い、わずか数分のことなのに、バスが走り人通りも多くなるまでの背景に進展。ここまでわざとらしい映画も珍しいです。
カメラも音楽も。どうぞもう一度ご覧になられてください。騙したくてしょうがない、自分の技術を見せびらかしたくて仕方がないという印象を理解できると思います。
そしてこれは映画の評価とは別ですが、ある韓国の人の本にも書かれていたことですが、あの替え歌。韓国の方でお知り合いの方がいらっしゃったらぜひどんな歌なのかを聞いてみてください。どうやら韓国の人ならほとんどの人が口ずさめる歌らしいのですが、そしてこの映画は日本で評判いいとお伝えなされたなら、さぞかし喜ばれると思います。
　　
個人的には、どの様に観客をだますかを焦点に、技術を見せびらかすことに執着して出来上がった映画だと思いました。騙すとしても無味乾燥な教科書的な手法。あえて評価するとなれば、映画の専門学校の教材には良いだろうということくらいで、初めて映画を観るような、そして自分の情緒を簡単に奪われるような若者は別にして、多くの映画を観られた方々からすれば、この映画の世間の評価は魔訶不思議なものになっていると思います。
　　
韓国の映画には素晴らしいものもあるのですが、この映画が一に表に出されていることは残念です。
因みに当時、何故か比較して同時宣伝された万引き家族。カメラをよい例に、あれはテレビドラマの様態で、映画の鑑賞の域まではいきませんでした。女の子が登場するシーン。もう少し映画らしくしてほしかったです。付け加えで、この映画の後に登場したジョーカー。この映画は上の映画とは別レベルの良作品で、これから大人になる10代後半または20代前半の人に観てもらいたい映画と思いました。この映画も、宣伝に惑わされることなく、格差が題材ではないと思います。監督も仰っていましたが、バットマンとは別物ですね。）　　

韓国のパラサイトの監督と万引き家族の是枝監督は友人とかでしたよね？そして、万引き家族の方は、日本で暮らす在日家族を描いたとかでしたよね？

パラサイトの高台で暮らす家族と対照的な貧しい家族は韓国にはたくさんいるようです。日本以上に格差は大きいと思います。最後の殺人とパーティーが無ければ、考えさせられることの多い作品とも言えます。ただ、汚い嘘をついてまでお金や食を手に入れようとする長女やあの家族には同情できません。

ここは普段あまり映画をご覧になっていない方が多いのではと思いました。
お父さんが社長を刺した理由が全く分からないとか、この映画を見て、他人を家に簡単に上げてはいけないと学びました、とか、申し訳ないけれど、幼稚な感想しか持てない方もいるのだなと思いました。
お父さんが刺した理由、地下の臭いさん、映画好きさんが書かれている通りだと思いますが、加えて、瀕死の怪我人がいるのに、ただ失神した息子を病院に連れていくために車を出せ、車のキーを投げろと叫ぶのも一因になっていると思います。社長たちにとって、下流の者は怪我をしようと命を落とそうと無関心、虫けら同然なのです。そこに持ってきての鼻つまみ。無意識下の行動だからこそ、許せないとカッとしてあの行動になったのでしょう。

映画館で映画を見るほうですが、先に観た娘が「面白かったけれど、暴力的なシーンがあるから、お母さんは嫌かも」というので、逃げ場のない映画館で見るのは止めていました。
今回テレビで見ることが出来て良かったです。
小学生の子どもには見せませんでした、と書いている方もいましたが、まあそれは当然ですね。PG12ですし、R15のほうが良かったのではと思います。

万引き家族もパラサイトも汚すぎる映画だよね。
在日のことを描くって、日本人のイメージが悪くなるようにしてるとしか思えない。
あーいうのに評価できるアメリカ人はわかってないと思う。

19年末に、先行上映で観ました。
映画好きですが、退屈なものだと、
集中できずにお尻がむずむずして
くるのですが、パラサイトはあっというまに
クライマックス。
「もっていかれた」感じです。
帰宅してからも、いろんなシーンの残像が
頭に残り、余韻がありました。
子供の頃、ちょっと残酷な童話とかを読んで
ドキドキした気持ちを思いだしました。

でも、この監督の他の映画は、自分にはあまり
響かなかったんですけどね…