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【943758】軽度発達障害児の一貫校生活

投稿者: アスペ   (ID:ak3i6QJ0sE6) 投稿日時:2008年 06月 04日 22:21

4月より都内の中高一貫校に通う息子はアスペルガー症候群です。

より良い環境を求めて受験を決めました。
でも先生以外には障害のことは話していませんので
誰とも本音トークができません。
情報交換等いろんなお話ができればと思い投稿しました。


まずは我が家の状況を。。。


入学した学校には今のところとても満足しています。
何度も何度も足を運んで決めた学校です。親も子供もとっても気に入って
います。
しかしながら喜んでばかりはいられません。入学して2ヶ月。わずか2ヶ月で
新入生テスト、実力テスト、中間テストと3つのテストがありました。
行事もスポーツ大会、オリエンテーション合宿などがありました。
これからも漢検、数検、期末テストと続きます。
まだスタートしたばかりなのにちょっと疲れ気味です。
部活も週6日あり、時間的にもとてもきついです。


皆さんこのような状況なのでしょうか?やはり障害があるがために
一層つらい状況なのでしょうか?



色々な方とお話がしたいと思っておりますのでどうぞ宜しくお願い致します。




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  1. 【950426】 投稿者: 当事者です  (ID:vQHNb3P5eaY) 投稿日時:2008年 06月 12日 13:06

    自己肯定感 さんへ
     
     
    > > 大人になった私が思うに、「ある程度の」人間不信は必要だと思います。
    > >   
    > > とは言え、これは「克服」が大前提です。
     
    > うちの息子はまだ克服していないと思います。
    > 人間不信もまだあります。
    > というか、「信じたら馬鹿を見る」というような話やマンガを読んでそれをまた信じたらしく、
    > それは自分で「信じたら報われた」経験がまだまだ足りていないからと思います。
     
    そうでしたか。克服は未だだったのですね。
    それでも、大学生の今は以前よりは克服してきているのですよね。
     
    大学生のうちは未だ大丈夫だと思いますよ。
    社会に出ても新人のうちは大丈夫だと思います。
    私の場合は20代半ばでしたから。
    出来れば部下を持つ前には克服して欲しいですが、それまでは前進していれば大丈夫だと思いますよ。
     
     
     
    > すこしずつ大人になってはいるなと思いますが
     
    これが、素晴らしい事だと思います。
     
     
    > 「自信」を、それも自覚的に自発的にもつような経験をどうしたらさせられるのか、
    > 主人は「放っておいたほうがいい」というのですが
    > 普通の子供と少々違うのなら、ある程度ヒントぐらい与えないといけないのではないか、
    > と私は思ってしまうのです。
    > と言って「どんなヒントを」あたえたらいいのか難しいところです。
     
    本当に難しいですよね。
    私もまだまだ悩むところです。
    「本人を見ながら」「見守りながら」と分かってはいるのですが、
    「母親としての欲」との戦いで、加減を見失ってしまう事もしばしばです。
    そんな時は同じく主人の「放っておけ」の一言が出ます。 
    考えてみたら、この一言はバランスを取るためには、ありがたい一言なのでしょうね。
     
     
    > 考えたのは、息子の長所と思われるところをほめちぎり、本人をその気にさせて本人に何かしらの行動をさせるというものです。
     
    素晴らしいと思います!!
    これが出来た時はこちらも「やった!」という気持ちになりますが、褒め加減や続ける事に苦労はします。
    それでも、続けられると、素晴らしいですよね! 続けたいです。(私はまだまだです)
     
     
    > 「受動型」の部分もあるので行動に結び付くまでがこちらが待てるのか、それとも待ってはいけないのか、
    それが目下の私の中の悩みです。
     
    「待ち」は母親としてはかなりの「忍耐」が必要ですよね。
    (主人の「放っておけ」を如何に真摯に受け止められるかが私の課題です)
    また、待って気付ける分野なのかどうかの見極めも難しいです。
    それでもこちらも続けられると、素晴らしいですよね! 続けたいです。(私は同じくまだまだです)
     
     
     
    > 息子も自分は大まじめなのに「ボケキャラ」で笑われ、
    > それが「ウケている」と前向きにとらえられるようになったのはつい最近です。
    > とても大きな進歩だと思っています、
    > それまでは、
    > 「馬鹿にされている」と思ってしまって・・。
    > そう思える状況と思えない状況が息子もあるようです。
    > 息子自身の先入観もあるかもしれません。
     
    私もありました。
    我が子もあったようです。その時は大変荒れており、問題児視されていました。
    本当に、自分の凹んだ部分を、周りに対して「ボケ」として受け止めてもらえ、自分でも容認する。これは本当に大きな進歩だと思います。同時に自分自身もどんなに楽になる事か。
    でも、ここに来るまでは本当に苦しいのですよね。お行儀がしっかり身についていたり、勉強やスポーツが出来ていたりすると、妙なプライドなども壁になって、本当に苦しいものだと思います。(高機能故の苦労というのだそうです)
     
     
    > でも確かに、「変なやつ」ではなく「面白いやつ」
    > 「うざいキャラ」ではなく「いいキャラしてる」と思ってくれる人びとは、他人へ愛を持つ余裕のあるいい人々だと思います。
    > そういう意味で
    > ユニークな息子がいるために本当にいい人々に出会うことができるのかもと思っています。

    > ただ、意外に「素」を出した方がウケる場合が、本人が思っているよりも多いのかもしれませんね。
     
    同感です!
    自分達の事しか考えられない排他的な人と、心の大きな人との違いが、本当によく分かります。 
     
     
    > > 確かにアスペと言えど、人との関わりは欲しています。違和感を感じる事は不快です。
    > > しかしながら、ボケキャラで、ある面を認めてもらていて、
    > > 頼りにしてもらえる部分もあっての関係の中では、
    > > 変な方向に行ってしまいそうな時は突っ込んでももらえますし、逆に乗ってくれる事もあります。
    > >  
    > > 将来的には、仕事で取引先などとの最初の段階はマニュアル的な対応でOKですし、
    > > 親密になってくれば上記の関係にもなってもらえ、
    > > 逆により(営業臭さがなく)信用していただけ、
    > > (やるべき事はやりますので)頼りにしてもらえたりもしました。
    >  
    > 確かに、私自身でもそうですし、
    > 息子が当事者です様のように思える日が来ればそれで十分満足なのです。
    > 何か彼の理想が彼の実態とずれていて、「ないものねだり」をしないようになればいいのにと思うのですが。
    > 少しずつ学んでいくのでしょうね。
     
    「ないものねだり」…。 確かにここにハマると辛いですね。
    ただ、この辺は発達障害であるなしに関係なく、殆どの方の課題でもあるようにも思います。
    自分は何を持っていて、何は持ち合わせていないのか。
    何は努力で克服できて、何は出来る人に頼るべきなのか。
    分かっていない人は大勢いると思います。
     
    もっとも、アスペであるが故に周りの殆どの人が持っている部分を持ち合わせていないというところが、一般の人との違いでもあるのですがね。
    とは言っても、当事者の私としては、一般の人よりもアスペの人の方が「論理的に学ぶ」面を持ち合わせている人が多いように思うのですが…。
     
    そして更に、自己肯定感さんが「確かに、私自身でもそう」なのでしたら、その背中を見て育たれている息子さんも大丈夫だと、当事者の私は思ってしまいますよ!  
     
     
     
    > ちなみに差し支えなければどのようなお仕事をなさっているのでしょうか。
    > 自分の存在価値が感じられる場というのが必要なんだなとつくづく思います。
    > どのひとだってそうですけれどね。
     
    アスペの人に向く職業として、論理的に分析してそれを目的に向って再構築する力が必要な仕事、忍耐が必要な仕事、やる事が決まっている仕事と言われますよね。
    後者は全般的に、前者は知能の(そもそもアスペの条件が遅れがないですが)遅れが一般レベルとしても少ない人になのだと思いますが、ここにこられている方々は(恐らく一般生として)中学受験を乗り越えたお子さん方だと思いますので、前者を考えると、
     
    検事・弁護士、税理士、医者、研究者、コンピュータ関係、マーケティング関係、(以降は前者も)アーティスト、スポーツ選手等と言われていますよね。
    私の元々の仕事もこの中にあります。(子育てに入ってからは週3日のパートですが…)
     
    私を頼ってくれる一般の人にこの話をした時に、「だから、般市民感覚を分からない変な人がいるんだ!」と言われた時は愕然としました。
    「いやいや、アスペの人は正直で正義感が強いから、逆にそんな事をしない部類で、変な事をする方の人は一般のタイプの方だよ!」と話しましたが、そういう捉え方をするんだと、かなりショックでした。
    と同時に、周りにそのような人達いる中での仕事は大変だと思い、あげた仕事の中では研究者以降が良いかもしれないとも思いました。ちなみに私の元々の仕事もこの中にあります。
    とは言え、合う仕事はそれぞれですので、断定は出来ません。
     
    アスペの人は感覚が鋭い面もありますので、変な先入観を持たずに、独特の嗅覚で自分に合う臭いを嗅ぎ分けた方が、あたりの確立が高いのではないかとも、当事者として思います。
    少なくとも私はそうでした。変に考え込んで選んだ方が外れてしまってきたように思います。
    ですので、我が子の事には、(それまでの絞込みは、私が色々と考えてはいますが)最終的な選択は我が子自身の嗅覚に任せています。
     
     
     
    「自分の存在価値が感じられる場」は絶対に必要だと思います。
    自己肯定感さんの息子さんはもちろん、娘さん達も、そのような場に恵まれる事を願ってやみません。

  2. 【950452】 投稿者: 当事者です  (ID:vQHNb3P5eaY) 投稿日時:2008年 06月 12日 13:32

    曇り空 様へ
     
     
    > いつも丁寧なご返事、ありがとうございます。
     
    こちらこそ、ありがとうございます。
     
     
    > 私のアスペルガーの息子も うそは つきません。
    > なので、何かトラブルがあった時(いじめや けんかがクラスであった時)、
    > 一番に先生から何があったのか質問されます。
    > 正直に答える息子が いじめっ子に反感をかって しかえしをされた事もありました。
    > しかえしを されたら、また正直に 先生や親に訴えていましたが。
     
    我が子は小学校入学当初は先生に正直に答えていたそうです。
    しかし、同じく反感を持たれ、それには立ち向かっていきました。
    そして…我が子はここに「黙る」を使ってしまいました…。
    この後はご想像にお任せします。大変な時代を送りました。
     
     
    > 小学校の時、息子に手作りお菓子をくれた女子が いました。
    > 「ちょっと失敗しちゃったけど・・」という彼女の謙遜した言葉に
    > 心の中で、『失敗したのを僕におしつけるな!』と思ったそうです。
    > 食べてみて まずかったようです。
    > その彼女に「おいしかった?」と質問され
    > 絶対おいしいなんて言えない!と思い、
    > 『ありがとう』とだけ返答したそうです。
    > そして、不用意な言葉を話さないように、すぐ その場を離れたと!
    > 帰宅後、「僕がんばったでしょ?」という言葉に
    > 「あんた、すごいわ〜頑張ったね」と 返事して 笑ってしまいました。
     
    小学生でその対応は素晴らしいです!
    さすが、曇り空様の息子さんです!
    本当に、本当に、頑張りましたよね!
    そして、その事に対する曇り空様の対応も素晴らしいです!
     
    私がこの手法を身に付けたのは、社会に出てからです…。
    この辺が知能指数の差なのかもしれないとも思ってしまいました。
     
     
    > 彼にお世辞は 無理なようです・・・。
     
    私もです。
     
    私はいつも正直です。嘘がつけません。
    違う事、違うと思った事は実社会では黙ります。
    そして、違いが多そうな場からは離れます。
     
    それでも母親関係では上手くいきません。
    私の言葉は言葉通りに受け取って欲しいのですが、女性語に翻訳されてしまうようです。
    もっと、黙った方が良いのかもしれませんね。
     
    曇り空様の息子さんなら、これもクリアされてしまいそうですね。
    また、息子さんの見解を教えてください。
    よろしくお願いします。

     

  3. 【950522】 投稿者: 当事者です  (ID:vQHNb3P5eaY) 投稿日時:2008年 06月 12日 14:52

    女の子からのプレゼントで思い出した事があり、続きを投稿させていただきます。
     
     
    小学校低学年の頃のバレンタインディ。受け渡し場所に付き添いました。
    他の会話もありましたが、私が印象に残った部分の会話です。
     
    ?.
    女の子:「美味しくないかもしれないけど…」
    我が子:「手作りなの?」
    (私の心の声:何故、そう読める?)
     
    ?.
    女の子:「一応…」
    我が子:「手作りしてくれた事が嬉しいよ!」
        「大変だったよね」
    (私の心の声:すごい…そういう社交辞令をどこで覚えた?)
     
    ?.
    女の子:「5人分だからね」
    我が子:「これの5倍!」
    (私の心の声:何故「倍」という言葉を知っている?)
    我が子:「みんなの分、頑張ってくれたんだね。ありがとう。」
        「大事にいただくね」
    (私の心の声:いや、子ども相手に「いただく」は…)
     
    ?.
    女の子:「じゃあ、次に行くから」
    我が子:「うん、ありがとう! 次もがんばってね」
     
    ?. (分かれながら)
    我が子:「次の人によろしくねぇ〜。美味しくいただくねぇ〜」
     
     
     
    帰宅後聞きました。
     
    ?.何故手作りと分かったのか
    「美味しくないかもしれないけどって言ったから」
    「買ってきた時は言わないじゃん」
    そうなのですか?
     
    ?.の言葉の理由
    「だって、手作りだよ!」
    「料理とかお母さんと一緒にやると楽しいけど大変じゃない」
    「それをしてくれたんだよ。嬉しいに決まっているじゃん!」
    本心から言っていたようです。
     
    ?.の言葉の理由
    (「倍」は我が家での会話で覚えたようでした)
    「うちの家族の分より多いんだよ。頑張ってくれたじゃん!」
    「頑張って作ってくれたものは大事にいただかないと」
    年輩の方々の世界の中で学んでいたようです
     
    ?.の言葉の理由
    「5人だよ。大変じゃない。頑張っているよね」
     
    ?.の言葉の理由
    「次の子はちゃんとお礼を言えない子かもしれないじゃん」
    「それでも頑張ってあげるんだから、お礼の気持ちを気付いてくれると嬉しいから」
    「一生懸命作ってくれたものは、一口だけでも、美味しいと思っていただかなくちゃ」
     
    余りの大人な返答に驚きましたが、これらはどうも年輩の方々の中で得た、パターンと、それを真剣に信じて実行しているようでした。年輩の方々、ありがとうございます。
    そして…それは小学校低学年の中では中々通用しなかったのです。 
     
     
     
    後日、たまたまその子に会った時、
    私:  「この前は、チョコレートをありがとうね」
    女の子:「後で私も食べたけど、イマイチだったよね」
    我が子:「僕には美味しかったよ」 
    (私の心の声:すごい…。何故そう言える…)
     
    美味しかった理由は…
    「美味しくないかも…って言ってたから、生のにんじんを思って食べたらチョコレートだったよ。思ってたより美味しかったから」
    だそうです。彼なりに正直に答えたようです。
     
    そして、もし美味しいと感じていなかったら、どう言っていたのかを聞くと
    「手作りの気持ちが嬉しかったよ」
    というつもりだったそうです。(上記説明のパターンだそうです)
     
     
     
    彼は母と違い、その場から去らなくても、なんとかやっていけそうです。
    でもでも、問題は起します…


     

     

  4. 【950574】 投稿者: 受動型  (ID:syuNjCq6QZw) 投稿日時:2008年 06月 12日 16:01

    「当事者です」さんの息子さんもすごいですね!
    うちの息子とは、全然違いました・・。こればかりは、もう仕方がないですね。
    いくらパターンで身につけるといっても、根(やはり情緒的なものなのかなぁ〜?)が
    無いとこういう会話はできませんよね。うちは、大人になっても無理でしょう。
    「曇り空」さんの息子さんといい、知能指数が高くでるお子さんというのは、言語的な面
    も優れているのでしょうね。 日頃、息子の単純な言葉?に慣れているので、両息子さん
    の言葉(会話術?)に感動します。もはや、バイリンガルものですね!!
    うちの息子はペーパーテストだけはまだまともな点数をとるんですけど、基本的にすごい
    面倒くさがりやだと思うので、適時の声かけ「○○しなさい!」は欠かせないです。

  5. 【950709】 投稿者: それは  (ID:XnUWensrVqo) 投稿日時:2008年 06月 12日 18:41

    当事者さんは、ご自身の経験を生かし、上手に子育てしていらっしゃいますね。
    ともすれば、アスペの子に対して
    「なんでこんなあたりまえのことがわからないんだろう。」の連続になりかねない事でも、
    世間一般の照準で考えると理解し難いことであっても、
    当事者としての思いから考えれば、そのメカニズムが理解できるのですから。
    アスペルガーの方が定型発達の子どもを育てるほうがわかりずらいかもしれませんね。
    お子さんは息子さんお一人なのでしょうか。私は下に7才離れた娘(定型発達)がいます。
    最近では私の次にアスペの兄の良き理解者です。一緒に育ってきましたからね。
    実は、私は今までアスペの人たちは、結婚生活や子育てのような
    複雑な感情が絡む人間関係をこなすことなんてありえないと思っていました。
    失礼な言葉お許しください。でも、当事者さんを通して新たな気づきが与えられて、
    世の中にはそうではない人たちも存在するということを知り、
    子どもたちの将来のビジョンが拡がったような気がします。
    娘に対しても兄の将来のことをいろいろ委ねることが多すぎると負担になるでしょうし。
    人の立場に立つことが出来るアスペの方はアスペ人口では少数派かもしれませんが、
    ご主人様は結婚以前に当事者さんの持つ特質などをきちんと理解された上で
    実生活に入られたのですよね。友人でも、配偶者でも、持つべきものは理解者ですね。
    いくら高度なコミュニケーションスキルをパターンで覚えて駆使しても
    人を愛したり、愛されたりはテクニックで持続できるものではありませんものね。
    当事者さんは(アスペというハンディを持ちながらも)人間としての魅力的な方なのだと思います。
    息子さんも将来はご自信を活かせる職業で活躍され、人との出会いにも恵まれることでしょう。
    当事者さん親子のほのぼのするエピソードを読み、
    子どもの将来に夢を持つことあきらめないで進んで行こうと励まされます。
    ありがとうございました。

  6. 【951150】 投稿者: 当事者です  (ID:vQHNb3P5eaY) 投稿日時:2008年 06月 13日 07:05

    受動型 さんへ
     
     
    > 「当事者です」さんの息子さんもすごいですね!
     
    そうなのです。親も感心する程「ご挨拶」はすばらしい子です。「ご挨拶」は…。
    本当にご挨拶『は』なのです。
    これが日常会話になると、?????。いえ、正しく「アスペ」です。
    この落差が笑えますが困ります。
    もしかすると、「ご挨拶」に拘りがあるかもしれませんね (^_^;)
     
     
    > うちの息子とは、全然違いました・・。こればかりは、もう仕方がないですね。
    > いくらパターンで身につけるといっても、根(やはり情緒的なものなのかなぁ〜?)が
    無いとこういう会話はできませんよね。うちは、大人になっても無理でしょう。
     
    当事者として思うに、アスペの子にも情緒はありますよ。
    ただ、それが一般の方々が分かりやすい分野でなかったり、自覚が薄くて表現が出来ないだけです。
    私も母から散々「冷たい」と言われてきましたが、実は激しすぎるものを押さえ込んで、にっちもさっちもいかず、問題行動となっていたようです。
    (大学時代の演劇部の活動で、それを自覚しました)
    受動型さんがお母様の受動型さんの息子さんなら、きっと大丈夫だと思いますよ。
     
     
    > 「曇り空」さんの息子さんといい、知能指数が高くでるお子さんというのは、言語的な面も優れているのでしょうね。 日頃、息子の単純な言葉?に慣れているので、両息子さん
    の言葉(会話術?)に感動します。もはや、バイリンガルものですね!!
     
    そうかもしれませんね。我が子の知能指数を知った時、私との違いに妙に納得してしまいました。ここが私と我が子の大きな「違い」のひとつですね。
    我が子から、色々学んでいます。
    そして、曇り空さんの息子さんのお話で、妙に確信に近づいてしまいました。
     
      
    > うちの息子はペーパーテストだけはまだまともな点数をとるんですけど、基本的にすごい 面倒くさがりやだと思うので、適時の声かけ「○○しなさい!」は欠かせないです。
     
    我が子も同じですよ!
    ただ、「○○しなさい!」に我が子は激しく反発しますので、「後どのくらいで○○をやるの?」にしています。(言い方に拘る部分があるので…)
    これでもイライラする事もあるようですが、「○○しなさい!」よりはまだ平和に事が進みます。
    それと、やるべき事とスケジュール表を見やすいところに貼り付けています。
    黙って、それを指指す事もあります。
     
    「○○しなさい!」で素直に聞いてくれるなんて、私にとっては夢のようなお話ですよ!


  7. 【951252】 投稿者: 当事者です  (ID:vQHNb3P5eaY) 投稿日時:2008年 06月 13日 09:26

    申し訳ありません。
    950522 の ローマ数字が化けていました。
    ? は1〜5の数字です。
     
     
    それは さんへ
     
    > 当事者さんは、ご自身の経験を生かし、上手に子育てしていらっしゃいますね。
    > ともすれば、アスペの子に対して
    > 「なんでこんなあたりまえのことがわからないんだろう。」の連続になりかねない事でも、世間一般の照準で考えると理解し難いことであっても、当事者としての思いから考えれば、そのメカニズムが理解できるのですから。
     
    ありがとうございます。
     
    一般の方々が一般を自然に理解できますように、アスペにはアスペの方が分かりやすいという部分は確かにあると思います。
     
    一方、嘘が無い事を理解し、論理的に物事を把握出来る方々にとっては、一般の方でもアスペの子の(対処ではなく)行動パターンは分かりやすいようですよ。
    私も我が子も「素直」「分かりやすい」ともよく言われます。
     
    ただ、一般的な方々と同じ様に行動させようとする事は難しい部分があり、教育者としては、そこをクローズアップしてしまうので、「どう対処すれば、こちらの思うように行動できるのか」はとても難しくなるのだと、当事者のひとりである私としては思います。
     
    一般の方がアスペの子が分からないメカニズムはこういう事ではないかと、当事者のひとりである私としては思います。
     
     
    > アスペルガーの方が定型発達の子どもを育てるほうがわかりずらいかもしれませんね。
     
    これは、真剣にそう思います。
    「こういうものなの!」の理解に苦しみますから。
     
     
    アスペ同士の私と我が子の間では、
    「何故こうなの?」
    「それはね。○○が△△で□□。だから☆☆なのよ」
    で、ひとつひとつを説明して理解させてきました。
     
    ですので我が子は、小学校の低学年の授業よりも、低学年であっても論理的な説明をしてくれる進学塾の授業の方が分かりやすかったのだと思います。低学年の頃の学校の授業は彼には分かりにくくて、塾で習う(理解できてからの授業の)教科以外は授業中に落ち着けなかったようです。
    同じ小学校でも、中学年になれば授業も論理的になってきますので、学校の授業も理解しやすくなったようで、学校でも落着いてきました。
    この部分は周りの一般のお子様方が9歳の壁と言われるところまで成長してくれるまで待たねばならなかった部分であったように、当事者のひとりである私としては思います。
     
    かく言う私も、「何故、このような事が成り立つのですか?」の質問をした時、「今は未だ、そんな事は考える学年ではない」「そんな生意気な事を考えていないで、覚えなさい」と叱られました。
    ちなみに当時の知能指数は100に届いていません。決して高知能指数のアスペの子ではなく、知能の遅れは無いレベルのアスペの子だった私自身の出来事です。
    数年後…授業でやっと習った時、仕方がなく自分で考え出した内容と同じだった事に無性に腹が立ちました。「こんな数分で出来る解説、休み時間にでもしてくれれば…」と。
     
    でも、それはそれで、一般的な人達の見解に頼らず、自分が自分で理解出来る方法で理解する努力を惜しまない習慣が付いたという事で、とても素晴らしい財産になったと、今では思っています。
    私の一部でも認めてくれる友人を得る事が出来たのも、この財産からくる部分もあると思いますから。 
     
     
    逆に…。
    子どもが学校で得た受け売りで「普通は○○でしょ!」と言って来た時、「普通って何?!」と聞き返してしまいました。
    彼は知能指数が高めなためか、一般の方々世界の理解を私よりは多少出来るようで、その部分では私の方が戸惑います。
    ちなみに彼は私からの質問で「そういえば何だろう?」と考え込んでしまったらしく、「僕も分からないや」と言って、以後は使わなくなりました。
     
    「こういうものだから」「普通だから」の理由で行われる事に違和感がある私にとっては、一般的な子どもの子育てはきっと多大な苦労を伴う事だと思います。
    でも、それはそれで、良い勉強になると思います。そんな子を育てれば、私も母親関係の中に違和感なく入っていけるようになるかもしれませんね。
      
     
    > お子さんは息子さんお一人なのでしょうか。私は下に7才離れた娘(定型発達)がいます。
    > 最近では私の次にアスペの兄の良き理解者です。一緒に育ってきましたからね。
     
    おっしゃるように、我が子はひとりっ子です。
    私以外の一般の大人にも囲まれて育っています。
    私が仕事をしていますから、尚更です。プロの方々に育てていただいた部分も大きいです。
    どなたからも「面白い子」と可愛がられて育ちました。
    ある意味、赤ちゃんのうちから社会の中で育っています。
    道端では沢山の知り合いから声をかけられます。
    「久しぶりだね」
    「大きくなったね」
    「赤ちゃんの時にはね」
     
    現在はこのような中で育つ子が少なくなってきました。
    昔は我が子の状況以上の他人との暖かい関わりがあったと思います。
    これが、昔からいた筈の、普通のに大人になれた人の方が多い軽度発達障害の子が、今は支援をしなければ上手く大人になりにくい原因のひとつではないかと、当事者のひとりである私としては思います。
     
     
     
    レスを改めます。
    (仕事の時間になりそうですので、夜か週明けになるかもしれません)

  8. 【951278】 投稿者: 当事者です  (ID:vQHNb3P5eaY) 投稿日時:2008年 06月 13日 09:51

    それは さんへ
     
     
    > 実は、私は今までアスペの人たちは、結婚生活や子育てのような複雑な感情が絡む人間関係をこなすことなんて

    ありえないと思っていました。
    > 失礼な言葉お許しください。でも、当事者さんを通して新たな気づきが与えられて、世の中にはそうではない人

    たちも存在するということを知り、子どもたちの将来のビジョンが拡がったような気がします。
     
    失礼だなんて…。逆ですよ!
    一般の親御さんが感じているアスペのお子さんへの不安の原因のひとつが理解出来ました。
    本当にありがとうございます。
     
    なんて、こういうところでショックを受けず、理解出来た喜びの方が大きい部分が、「情緒が無い」「感受性が無い」と思われてしまう一因でもあるのでしょうね。
     
     
    ちなみに、前にもどなたかへのレスでお話しましたが、私は「社会的に迷惑をかけていない」理由で、支援を受ける事が出来ないから診断を出しても意味が無いと、成育歴と面談のみで正式な検査等はしてもらっていません。
    という事は、アスペのサンプルに入っていないのです。アスペのデータに入っていないのです。
     
    という事は、「社会的に(学校で)迷惑をかけない」アスペの人達の殆どは、アスペのデータから抜け落ちている可能性が大きいです。
      
    私の周りをみても、親や本人が「普通」だと思い込み、(周りはそうだと思える程でも)認めないためにアスペのデータから抜け落ちている人も少なからずいます。
     
    診断が出て、療育を受けいる子(人)の方が、アスぺの場合は多いのではないかと、当事者のひとりである私は思っています。
      

     
    でも、この見解自体が、一般の方々との大きな違いだったのですね。
    これでは話がかみ合わないわけです。
    重大な基本を気付かせてくださり、ありがとうございます。
     
     
     
     
    取り急ぎ、この件はレスさせていただきました。
    残りは、後ほど。

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