お嬢様学校のほうが将来お得？｜掲示板スレッド

少なくとも聖心は、貧しく教育の機会のない女子に対する教育を始めようとして学校を建てたわけではありません。

フランス革命前後、富裕層の子女であっても教育を受けるということが一般的でなく、
社会や国を作る男性を支える女性が無教養であることに問題意識を持った修道女によって建てられました。
もともと、富裕層の子女への教育が主眼です。貧しい女の子を集めて教育を施したわけではありません。

恵まれた環境にあり、将来社会の根幹を支えて行く女性を教育する学校というのが聖心の位置づけ。
だからこそ、社会的な弱者に対する奉仕や自己犠牲の精神を、あらゆる場面で学校側は教育してゆきます。
一種のノブレスオブリージュを、幼少期から教え込むわけです。

世界各地に聖心の姉妹校がございますが、それぞれ名門と言われるご家庭の子女が通われていますよ。
レディガガとかね・・・。

日本で最も歴史が古い伝統お嬢様校は、女子学院もしくはフェリス女学院では？
関西では神戸女学院などが同類です。

創立年やその経緯を調べてみてはいかがですか？
女子教育の何たるかが理解できると思います。

聖心は歴史が浅い方だと思います。

また、あきれてしまった様が書かれているように、カトリックの学校は、
元々は貧しい孤児などを救済して教育するという使命の元で、
創立された学校が多いです。
ですので、お嬢様学校と言うのは少し違うかと。（素晴らしい使命だと思いますが）

それに対して、プロテスタント校は、富裕層の子女に高い教育を受けさせるための学校と言う位置づけで創立された学校が多いです。

今では、敬虔な信仰と禁欲的な学生生活を生徒に課し、進学校化したカトリック校も見られますが。

そう、聖心は元々、上流階級向けなんです。
ただ、アメリカでは聖心というと
「お金持ちで、熱心なカトリック信者、しかもかなーり熱心な・・ご家庭ですねぇ・・」と思われます。

「聖心？あー・・ちょっと、ひく・・」という反応をされることもあります。

三光町の聖心も熱心といえば、熱心ですよ。

日本のカトリック校の中では、宗教度はかなり高い学校だと思います。

アメリカで、移民のお子さんや
消防士のお子さんが通うカトリック校は
地域のカトリック教会に附属している「教区学校」と呼ばれるものです。

教会への献金も財源としてありますので、授業料はお安いですが
生徒さんは、その教会に所属するカトリック信者で
もちろん、ご両親もカトリック信者。

アメリカは元々、１９６０年代ぐらいまでは
カトリックと言うと「カルト」扱いするほど
ＷＡＳＰ（白人アングロ・サクソンでプロテスタント）が社会の支配層でしたから
カトリック信者は、こういう教区学校を作って
プロテスタント支配から子どもを守って、カトリック教育をほどこしてきたんです。

ケネディ大統領が登場した頃から、カトリックの移民を含めた「集票力」に注目が集まるようになりましたが
それまでは、アメリカではあまり地位が高くなかったんです。

そのカトリックの中で経済的に成功し、
「カトリックの名家の気概」を持つご家庭がお嬢様を通わせるのが聖心会。

そういえば、戦前は満州にも「聖心」があったんですよ。
日本の高級官僚のお嬢様やロシアからの亡命貴族のお嬢様たちが
少人数ながら学んでいらしたそうです。

プロテスタントの女子校と
カトリックの女子校の違いは、それぞれの宗教の育成の違いですかね・・。

元々、カトリック校は初等教育に重点が置かれて
「カトリック信者の子どもは、カトリック信者として育てる」使命を持つことの影響が大きい。
子どもに疑問を持たせず、カトリック階級社会の中で従順な信者となる教育を行います。
なので、小学校あたりの過程を最も大切にします。
日本でもカトリック校にほとんど小学校があるのは、このため。
逆に大学はあまりない。
戦前からあるのは上智、南山ぐらい。
総合大学（ユニヴァーシティ）と呼べるのもこの２つだけ、あとはカレッジ・レベルの小さな単科女子大ばかり。

プロテスタントは子ども自らが、宣誓を行ってクリスチャンとなることを目標としますので
自ら聖書を読んで、疑問を持ち、考え解決する知能を要求します。
なので、プロテスタント校はあまり小学校課程を重視しない。
１０代の考える時代を重視するので、中高さらに大学を重視する。
その結果、プロテスタントは大学が多く、総合大学も多い。
同志社、青山学院、関西学院、西南学院、立教、ＩＣＵ・・と
習慣としての宗教より、頭脳と選択を重視する。
小学校の課程を持つ学校は戦前は、東洋英和と青山ぐらいで
あとは戦後であったり、平成になっての開校が多いのも
高等教育重視だから。

明治時代からも、横浜山手地区での、ミッション校開校も
フタバは小学校からはじまっているのに対して
フエリス、共立、捜真、横浜英和は女学校（中高）からの開校。

同じキリスト教でも、思想は違うんですよ。

３連投、失礼します。

日本のカトリック校の中には、確かに「孤児教育」をスタートにしているように誤解されている学校がいくつかあります。

まず、ヨコフタ。
今のヨコフタの所在地に、横浜フタバと別組織で「菫女学院」という孤児を教育する孤児院を持っていました（別組織であったことは重要です）。
関東大震災で大きな打撃を受け、菫女学院だけは東京・高円寺に移転します。

今の光塩女学院の場所です。

しかし、財政難から菫女学院は、東京府に孤児を委託し、解散します。

その「跡地」に光塩が開校します。

なので、光塩も孤児教育とは無関係です。

菫女学院の孤児たちは、東京府に委託されたあと、公立小学校に移り
ひどいいじめを受けたり、栄養状態が悪化したり
さらに悲惨な状況となります。

元の菫女学院のシスターたちは見るに見かねて、再度、菫女学院を立ち上げます。
それが今の田園調布フタバです。
少人数で小学校から外部を遮断して教育を行い、外から孤児たちを守ろうとしたのです。

しかし第二次世界大戦が始まり、デンフタは外国人シスターの収容所として接収されます。

孤児も解散させられます。

戦後、デンフタは孤児院としてではなく、小学校から一貫校として
孤児院の跡地に再興したのです。

なので、実際に孤児院から出発した学校は厳密にはありません。
跡地を利用したり、併設していただけです。

1910年の設立が、歴史が浅いのかどうか解りませんけれど・・・。

聖心の今現在の学校の教育方針として、上流家庭の子女にたいする教育が重視されているのは確かです。
そして、多くの大手企業や多くの人から、その教育の成果にたいする評価が高いのも確か。
それを価値があることと受け止めるか、偏差値の低い学校と切り捨てるかは、個人の自由です。

カトリックの教育も、プロテスタントの教育も一長一短。
何を求めて学校に行くかにもよるでしょう。

ただ、婚活婚活と姦しく騒ぎ立てている方々を見るにつけ、
そういう方向を求めるならば、落ち着いた私立女子校（いわゆるお嬢様学校）を卒業しておけば、
そういう苦労もないものを・・・とは思います。
中学受験で偏差値が一つでも上の学校を目指し、大学受験でも一つでも上の学校へと競争、
就職活動もがんがん頑張って男にも負けない！と意気込んで、
気が付けば40代間近・・・・さぁ次は婚活！！とモーレツに競争・・・。
競争競争で勝ち抜いていく人生も、楽しければそれでよし。
でも、そうじゃない人生も楽しいし、価値のあるものです。

お母様は、ご自分の人生を照らし合わしながら、お嬢様の行く末を考えるものでしょう。
それぞれのご家庭で、それぞれのお嬢様の幸せをお考えになって、最善の道を選べるとよろしいですね。

聖心の学生の方は、うちの大学の男子学生を彼氏にするべく、頻繁に大学校内に来られてましたよ。
学問するのではなく、彼氏を見つけに、うちの大学にくるのです。
そういう姿が印象に強いのですよ、正直。

競争にガツガツと進学校や高偏差値校を見下されますが、
勉強にガツガツするのと男漁りにガツガツするのでは、勉強にガツガツする方が好感を持てます。