野球の強い完全中高一貫校｜掲示板スレッド

秋の大会を見た感想。


系列中学出身者がメインの高校野球部の試合を実際に何試合か見て、また
見ていない試合については試合レポート等を読んだ感想。


（１）強くなっていると噂されていたチームの試合を中心に見たせいか、
守備はそれなりに鍛えられているチームが多かった。
付属中の時から守備に関しては、中学の時から鍛えられているのだなと感じた。
外野は強豪校を相手にした場合、これでもかと後ろに引いて、単打は許しても
長打だけは防ぐというシフトを多くとっていた。


（２）好投手が育っているチームは強豪や中堅校を相手にしても引けを取らない
試合をしていた。関東学院の北村投手、城北の有坂投手、芝の田中投手、
武蔵の今井投手。特に北村投手や田中投手はストレートは１３０を超えていた
ように感じた。


（３）また、何勝かしたチームやそれなりに善戦していたチームは
バックやベンチから良く声が出ていた。強豪校でも声が出ていないチームがあった
中で良く指導なされているように感じた。


（４）あいかわらず長打力がある打者が少ない。（零では無かった。）
また打撃に工夫が無くなると、相手チームが好投手であった時は苦戦し、
ほとんど点が取れない。
長打力が無いのに振り回して凡打の山を築くチームを多く見た。
一人ひとりは、それなりにミートが巧い打者もいるのが、打線が繋がらない。
この点は改善の余地があると思われる。


（５）1年～3年の3学年、15名登録の夏の大会と異なり、秋の大会は1年～2年
の2学年を25名も登録できるので、25名に足らず、野球部員全員がベンチ登録できた
チームが多かった。ある指導者に伺うと、中高一貫校の場合、中学の野球部を
引退し、高校に上がる際、ガクッと人数が減ってしまう。
中学1年の仮入部の時点で何十人もいた新入生も高校3年の夏の大会の時点では
9名を下回ることもよくあることだとか。それだけ厳しい練習に脱落していくらしい。
ここの学校だけでなく、他の学校でも同様らしい。
硬式の高校野球は中学と比較すると打球も速くなるので、厳しく指導しないと
安全面でも危ないのであるが、少し厳しくすると止める人数も増えるので
ジレンマがあるとのこと。精神的にタフな生徒が多いと助かると聞いた。
中学入学の時点で野球未経験でも中学から鍛えていき、生徒もそれに喰らいついて
くれれば、成長期であるので、それなりに野球の技術は伸びていくらしい。

今秋季大会で印象に残った中高一貫校中学出身選手


日大高　　
則竹 良太（日大中）　武相高校戦で好救援をした左腕。桐光学園との準決勝でその力が通じるか？
越智 匠晟（日大中）　武相高校戦では逆転のホームを踏む好走塁。


法政二高　
河野 太一郎（法政二中）　最速140キロ前半のストレートを持つ本格派投手。
田島 尚通（法政二中）　　法政二の誇る4番打者。横浜隼人高戦でもライト前ヒットで打点を記録。


関東学院高校
北村　和也（関東学院中）　中学では横浜市大会、神奈川県大会優勝を経験。高校では1年時から130を超えるストレートとスライダーを武器にする。


城北高校
有坂　望（城北中）　　中学時は東京都大会準優勝を経験。明大中野八王子高戦で延長14回を投げ勝利投手に。カーブ、スライダー、シンカー、ナックルと変化球を多く持っている。


芝高校
田中 裕貴（芝中）　　187センチの長身から振り下ろす角度ある最速130キロを超える直球が武器の大型左腕。打っても4番の主力で今大会も本塁打を記録。

関東学院（三春台）の北村投手は良いものを持っているとは思う。
ただし、現実には強豪校はもとより、中堅校にも結果が出ていないのが現状だ。

日大（日吉）高校は、金星。でも武相の拙攻に助けられたきらいはあった。
この次の桐光戦で、7回コールドを免れれば善戦か。

城北高校の有坂君は中学時代、都大会1回戦止まりでしたよ。
準優勝したのは、一つ下の代ではないかと思います。

系列中学出身者がベンチ入り選手の半数以上を占める高校野球部の秋季大会の成績


（東京編）


立教池袋
対日大豊山　　　２－４　　敗北


城北
対駒大高　　５－２　勝利


城北高校は明大中野八王子戦で好投したエースの有坂投手を温存し、
1年生の控え投手、西野投手が投げていました。
この西野投手が城北中学が2011年度東京都秋季大会でベスト8進出した時の投手です。


内進生メインの学校の今後の予定

10月19日（土曜日）

成蹊高校（対　日大豊山：江戸川区民球場）
城北高校（対　都立武蔵村山：神宮第二球場）
芝浦工大高（対　日体荏原：昭和市民球場）
芝高校（対　日大二：府中市民球場）


そういえば、今月発売の「報知高校野球11月号」に芝高校の田中投手が紹介されていました。
身長を利用した角度あるMAX135キロの直球が武器。監督のコメントでは
「学校の成績が優秀で、本人は東京大学野球部を目指している。」と記載されていました。

城北高校の野球部。登録選手２０名のうち、１７名が城北中学野球部の出身だそうですね。
スポーツ推薦も無く、中学のうちから頑張って練習をしているようで、好感がもてます。
ところで、上の投稿にもあったのですが、

>>中学1年の仮入部の時点で何十人もいた新入生も高校3年の夏の大会の時点では
>>9名を下回ることもよくあることだとか。それだけ厳しい練習に脱落していくらしい。
>>ここの学校だけでなく、他の学校でも同様らしい。

高校の硬式野球部は、たとえ中高一貫校で付属中学出身者がメインの学校だとしても
中学野球部と比較すると、脱落者が多く出るほど練習がキツイのですか？

来年の春、愚息が野球部がある中高一貫校（それも高入生がゼロか少ない学校ばかり）を
受験予定ですが、そのような学校でも練習が厳しいと聞くと、大丈夫なんだろうかと
不安になります。やっぱり、硬式のボールを扱うので、安全管理も考えて厳しいのでしょうか。

８月に神奈川県の中学軟式野球の私学大会があったそうですが、
結果を検索してもみつかりません。

ご存じの方がいらしたら、教えて下さい

系列中学出身者がベンチ入り選手の半数以上を占める高校野球部の秋季大会の成績


（東京編）


成蹊
対日大豊山　　　３－６　　敗北


芝浦工大
対駒大高　　２－９　敗北


城北
対都立武蔵村山　３－２　勝利

芝
対日大二　４－１　勝利


10月20日（日曜日）

城北高校（対　関東第一高：江戸川区民球場）
芝高校（対　大成高校：江戸川区民球場）

一番、驚いたのは芝高校が日大二に勝利したことか。
この試合は見ていなかったが、日大二は前の週の試合では帝京高校に
対して猛打で襲い掛かり、コールド勝利を収めていたことから
今大会のチームはかなり強かったはず。


>>８月に神奈川県の中学軟式野球の私学大会があったそうですが、


申し訳ないが、私もこの大会の結果については分からない。