マルチリンガルを目指せる女子校
国立大附属は「誰でも入れる学校に」有識者会議
文部科学省で、「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」が開催されています。
国立大附属については、筑駒、学芸大附属、筑波大付属を念頭に、「特定の層しか入れない学校」と批判され、共働き家庭なども含めて、だれもが入れる学校にしなければならないとの提言がありました。
現状の国立大附属は「受験校」であるとして、本来の国立大附属の役割とは異なることから、改革が進みそうです。
進学校としての役割は、私立学校や都立学校が担うことになり、国立大附属は、進学校というイメージは消えていくかもしれませんね。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/077/attach/1378414.htm
【附属学校】
・附属学校は、教育実習校の役割に留まらず、教員研修学校への切り替えを進め、校種を超えた教育研究開発、インクルーシブ教育、幼小連携、小中連携等に取り組むべき。
・特定の層しか入学できない受験校ではなく、誰でも入れる学校であるべき。
>附属学校は、教育実習校の役割に留まらず、教員研修学校への切り替えを進め、
校種を超えた教育研究開発、インクルーシブ教育、幼小連携、小中連携等に取り組むべき。
これらは現在でも取り組まれているはず。
教育実習校にしても教員研修校にしても、実際のところ、生徒のレベルがある程度そろっていないと、期間や予算の制約がある中で、効果的かつ生徒にも支障のない取り組みは成り立ちにくいと思う。
〉・附属学校は、教育実習校の役割に留まらず、教員研修学校への切り替えを進め、校種を超えた教育研究開発、インクルーシブ教育、幼小連携、小中連携等に取り組むべき。
確かに先生方が優秀で授業は面白い、保護者に対する対応見ていても能力高いなぁと思います。
教職員向けの公開授業に生徒たちも協力しています。
大学の実習生だけではなく、公立小中学校の先生方がきちんと横展開できるような仕組み作りをすれば国立附属の授業がスタンダードになっていくのだと思います。
ただし選抜方法は至ってシンプルなのにも関わらず、生徒の質がある程度担保されているからできる授業があることは事実でしょう。
(逆に 公立小中学校の話を聞くと、既に少人数・英数に関しては学力別指導も行われているようなので、どちらが手厚いかは分かりません)
小中を国立附属で学び、高校で出て良かったと思っているので、
小中連携の制度研究をもっと進めても良い気もします。
小学校も中学校も高校も別物で、
進学校として成り立っているという認識は学校側はしていません。
ただし在校生の親は先輩等の話が耳に入ってくるので、先手先手で受験に備えていくご家庭があるのも確か。兄弟姉妹を私学の進学校に通わせている家庭も多いので、学校側の影響というよりは、家庭の方針でしょうね。
誰でも入れる国立附属は永遠に残る課題でしょうね。
例えば住民票からの自動抽選とかにしたって通えない家庭は出てくる。
実際には、開かれた入試でしょうから公平と言えば公平だと思うのですがね。
うちの子は国立の高校ですが、中学入学では中学受験でかなり勉強する必要があるものの、高校は全く進学指導もなく超がつくほど自由で受験校ではありません。
そのため、高校から別の公立トップ校へ行かれる方も結構います。
また、自治体公立校教員との数年間という交換研修など教員研修もしています。
息子が行く遠足や修学旅行ですら、後に多くの高校のモデルコースとなるものです。
公立校のように誰でも入れるとなると授業が成り立たず、まず授業研究はできないでしょう。
各自治体に誰でも入れる学校はたくさんあるので、国立がそれを担う必要はないと思います。
公立の中高一貫こそ大学受験に特化したところが多いのですから、そちらを万人向けにした方がいいと思います。
もっとも公立中高一貫が普通の地元公立中と同じならわざわざ交通費をかけて行こうなんて思いませんから、受験する家庭もほとんどないでしょう。
それにどこの学校でもそうですが、進学実績がなければ受験生は少なく定員割れを起こします。
国立といえど同じで、伝統はあるけれど進学校ではないうちの高校も受験生を集めるのは難しくジリジリと人気がなくなりつつあります。
進学実績重視の流れのなか、進学実績ではなく環境重視というご家庭が少なからずまだおりますので何とかなっているだけです。
受験生が少なく入学者が少ないと学校の存続が危ういわけで、授業研究も教員研修もできなくなります。
進学実績が重視されるのは、やはり私大ではなく国公立に行って欲しいからです。
経済的にも学歴的にもです。
国立附属を誰でも入学できるようにするより、国公立大学の授業料減免や公立校の授業の改善などをして欲しいものです。
本当に、世間の需要というものをわかっていないですよね。