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【5023090】愛光かラサールか渋幕か

投稿者: Mint   (ID:nw3BiVMBMNk) 投稿日時:2018年 06月 11日 12:07

初めまして。日能研6年生男子の親です。志望校選択で迷っています。タイトルの通り、三校を志望しています。先生方は傾向が違うものの大丈夫ですと言われていますが、R4偏差値は57〜65をウロウロです。愛光と渋幕は同じくらい校風を気に入っています。愛媛には転勤で住んだことがあり親戚がいます。関東には祖父母がいます。英語が好きで、英検2級取得でき、TOEIC650点前後キープです。ラサールは日能研の講演会で理事長のお話を聞き興味が湧き、夏休みに日能研のツアーで見学予定ですが確定はしていません。愛光とラサールだったら寮、渋幕だったら祖父母宅から1時間弱で電車通学です。今の息子の成績では3校とも厳しいように思いますが、息子自身が高い目標があった方が頑張れると言います。親としては、甘いかもしれませんが、本合格させてもらった上で息子が行きたいところに、と思っていますが、やはり親元を離れるということで不安があります。

ラサール、愛光、渋幕にお子様を通わせていらっしゃる保護者の方に、進学を決めた理由と学校生活の様子、言いにくいかもしれませんが、親目線から学校生活において心配されている事...を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

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  1. 【5049941】 投稿者: Mint  (ID:AcaEykbYxEU) 投稿日時:2018年 07月 07日 22:09

    来春からもラサールの保護者になられる元ラサールの保護者様、お知らせ下さりありがとうございます。8月24日、25日、日能研の先生の引率で、息子だけですが鹿児島へ行きます。谷山校にてトライアルテストを受けさせて頂いたのち、ラサール学園でドミンゴ先生のお話を聞き、校内を見学できるそうです。同級生の志望者は息子以外昨年度5年生の時点で行っていたと知り、親の呑気さを息子に詫びました。息子の校舎からは主に5年生が行くそうです。
    悩みましたが、両校共所縁のある皆様から素晴らしい学校だと教えて頂き一校に絞れませんでした。日程的にも飛行機一本で移動できるアクセスの良さから、ラサール学園と愛光学園の両方を受験させて頂こうと思っています。どこにご縁があるのか...このような気持ちで受験に臨みます。お気遣いありがとうございました。

  2. 【5052438】 投稿者: 愛光卒業生  (ID:6DlOC5uYmBE) 投稿日時:2018年 07月 10日 16:30

    先週末は,西日本の広範囲で大きな豪雨災害がありました。近年,局地的な集中豪雨が増えていたのは周知のとおりですが,被害の規模において他を圧倒するものでした。とくに 比較的温和な気候に恵まれているはずの瀬戸内地方に大きな被害が出てしまったことに大変驚いています。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げますと同時に,1日でも早く復旧できるよう お祈りしております。


    先ず,ご子息が特待生に選抜されましたことに対して お慶び申し上げます。(大人が主体となってしまっては本末転倒な話ですが・・・) 中学受験にあたっては,やはり周囲の大人が 本人の背中を押して励まして欲しいと願っています。12歳段階では 積極的な強い気持ちを備えた人間など殆どいないはずです。もし前向きに努力するきっかけがあれば,継続して伸ばしてあげる仕組みがないといけないと素直に感じているところです。今回の件が,少しでも 若者の積極的な気持ちが育くむ機会となれば・・・・と願っております。

    また,最初から 親元を離れて寮のある学校へ進学する決断をするのは,少なからず勇気が要るものです。中等教育段階では,地元学校への進学を第一と考える方が 主流となるでしょうから・・・・・寮のある学校を選択されるケースは,九州や四国地区では間々あることなのですが,身近に相談できる相手がいない場合,二の足を踏まれる方も多いでしょう。首都圏から 寮のある地方校への進学を目指して中学受験に挑まれたものとして,室井佑月さん親子の事例があげられます。やはり ラ・サールと 愛光を受験されています。
    > 『息子ってヤツは』(室井佑月)毎日新聞出版,2016/6/24
    本のなかに 愛光という学校名を挙げた箇所はありませんが,「四国にある 寮施設をもつ中高一貫のカトリック系進学校」 といったことから凡そ同定されます。本の内容は,中学受験を中心として,小3・11月から 中2・11月までの記録を日記調に描かれたものです。また コラムには,「志望校をどう決める?」や「親じゃなくて出来ること」,「この学校と出会えて」 といったことにも言及されています。そもそも 中学受験に対する考え方は,ご家庭の事情(や地域性)によるところが大きいものです。したがって,記載された内容については うちのケースには合わないという処もあるでしょう。それでも,「揺れ動く感情面では 共感できるところがたくさんあるなぁ・・・」 と自分にも思い当たるところがたくさんありました。親御さんの不安な気持ちは何方にも共通することでしょうし,学校の様子が具体的に分かる助けになるかもしれません。
    ご参考ください。


    6月29日付けで,愛光出身者の母親です。様から,定期健康診断の様子などをフォローして頂きました。学園HPの 『チュータのひとりごと』 のなかにも,愛光医会や愛光歯会について書かれた箇所があります。下に引用して紹介しておきます。
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    『チュータのひとりごと 第448回(愛光医会 愛光歯会);(2015/02/15)』

    今年も愛光医会(愛光出身の医師の会)の総会に出席させていただいた。
    ありがたいことに,毎年,ご招待いただいているので,できるだけ参加することにしている。
    今年は1月17日の土曜日に開催された。
    同窓会形式の会では,常に「われらの信条」の暗誦から始めることにしているのだが,今年は医会の方々があらかじめ,「われらの信条」をプリントしてくださっていた。
    そして,会の始めに全員で信条の朗読があった。
    毎年,挨拶が話だけでは皆さんが飽きてしまうのではないかと思い,今回は学校の近況を紹介するパワーポイントのスライドを用意した。
    スライドを見ると,ご自分の中・高時代にもどるのだろうか。顔が輝いて見える。
    その後,懇親会が始まった。
    テーブルを回り,できるだけ多くの先生方とお話をさせていただく。
    この愛光医会,さらには愛光歯会の先生方のおかげで,4月実施の生徒の定期健康診断がスムーズに進んでいる。内科検診,歯科検診を行ってくださる先生方は全員愛光の同窓生である。
    生徒も教員もこのことを大変誇りにしているのはもちろんのことである。
    ちなみに,愛光歯会は2月14日(土)に開催されることが決まっている。歯科医の皆さんにお会いできることを今から楽しみにしている。
    最後に,検診をしてくださる愛光医会及び愛光歯会の先生方に,この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたい。
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    また,松山にある伊藤歯科医院のスタッフブログ(2012年5月3日付け)には,『愛光歯会会員之章』を紹介した記事があります。
    > http://www.ito-sika.com/blog/?p=24183
    写真に掲載されているとおり,愛光の校章が そのまま愛光歯会にも使われていることが分かります。

    古来より 医遼関係者が従うべき倫理規定として,“ヒポクラテスの誓い”というものがありました。プロフェショナルな職業人が 取るべき行動規範を策定するにあたっては,尊重しなければいけない倫理的基準があるという考えに基づくものです。
    愛光医会(および愛光歯会)のメンバーが 「われらの信条」を共通の拠り所とした帰属意識を持っているのは,それに適うような教えを感じ取っているからに他ならないでしょう。愛光では中学高校生にしか教育を施していないため,これらの組織は “狭義の学閥”とは見做せない気がしますが,成人し職業人としてもなお 中等教育の大切さに思いを馳せる人間がたくさんいるということです。
    その人を性格付けを図る履歴書etc.にあたっては,多くの場合 最終学歴ばかりに目が行きがちですが,人格形成へ強い影響力をもつ中等教育機関の働きも決して軽んじることはできないでしょう・・・・

    ところで,教育ジャーナリストである おおたとしまさ さんには,中等教育を中心とした人間の発達過程に関心を向けた著作が多数あります。中等教育に 多様な選択や方法があることにも通じており,バランスの取れた健全な評価のできる人だと言えます。良い面にも悪い面にも きちんと言及されるので,多面的な見方や考え方を教えられることがよくあります。たとえば,若者が 失敗から学びを得て成長する過程など,学校ごとに それを支援する工夫のあることも分かります。
    >『開成・灘・麻布・東大寺・武蔵は転ばせて伸ばす(祥伝社新書)』(おおたとしまさ)祥伝社,2018/5/1


    『君たちはどう生きるか』 の読み方は 人によって様々であり,読むたびに何かしらの発見があるものです。池上彰さんによる武蔵高等学校中学校での講義録を読むと分かるとおり,いろんなテーマを扱っているうえ,各テーマについても 立場によって別の側面が見えてくることを教えられます。多様な読み方ができて,いろんな気付きを得やすいからこそ,“名著” なのだと言えるのでしょう。
    私の時代の話で恐縮ですが,中学2年の夏休みに,この本のテーマから 感想文を書く宿題が出たのを覚えています。上の書籍で紹介された武蔵の生徒たちと同様,いろんな見方・考え方のあることを知れるよい機会となっていました。

    もう少し年齢が上の方を対象としたものとしては,たとえば,東京大学史料編纂所教授である山本博文さんによる以下の本があります。この本の導入部に書かれたことについては,多くの方が賛同いただけるに違いありません。
    >『歴史をつかむ技法(新潮新書)』(山本博文)新潮社,2013/10/17

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    【カバーの見返し部】
    私たちに欠けているのは、受験などで必要とされた細かな「歴史知識」ではなく、それを活かす「技法」だ。歴史用語の扱い方から歴史学の変遷まで、「歴史的思考力」を磨きあげるための一冊。そもそも「幕府」とは何か?「天皇」の力の源泉とは?歴史小説と歴史学の違いとは?第一線の歴史研究者が、歴史をつかむための入口を最新の研究成果を踏まえて説く。高校生から社会人まで、教養を求めるすべての人へ。

    【はじめに】
     本書を手に取った皆さんは、歴史に興味がある一方で、学校で習ってきた、あるいは習いつつある内容を、自分がきちんと理解できていたのかどうか、教えられた個々の知識がどういう意味を持っていたのか、そもそも意味などあったのか、といったさまざまな疑いを心中に抱え、歴史を学んだ実感や手ごたえが無いままでいる方がほとんどだと思います。

     学生だけでなく、社会人の方々からも、性別、年齢、職種などの区別なく、そうした訴えを私も数多く耳にしてきましたが、これはなぜでしょうか。

     ものごとを理解するためには、車の両輪のように「知識」とその知識を活かすための「思考方法」の二つが揃うことが大事だとよく言われます。片方の車輪が回るだけでは、同じところをぐるぐる巡りつづけるばかりで前には進めません。

     「知識」がスポーツにおける基礎体力だとすれば、その基礎体力を活かして良いプレーに結びつけるのは、個々の競技におけるルールの把握、それに基づく作戦の立て方、そして競技の特性にあった身体の使い方を身につけることであるはずです。これを「技法」と呼んでもよいと思いますが、歴史の学びにもきちんと技法と言えるだけの正しい思考の方法があるのです。技法と言うと単なるハウツーと勘違いされそうですが、歴史を学び、探究する上で必要な、理性的で、論理に沿った、基礎的な思考の方法のことです。

     車の両輪とはいえ、スポーツするためにはまず最低限の体力が必要になってくるように、歴史の学びにおいても技法より先に最低限の知識は必要なので、学校でも最初のうちは、主要な人物名や大事件の年号を覚えさせることも大事です。
    この本も、歴史知識の必要性を否定するものではありません。しかし、学校教育ではこれが小・中・高とずっと続いてしまい、大学受験が終わると、今度はほとんどの人が系統だって歴史を学ぶ機会が無くなるので、結果として、歴史を学んだ手ごたえの無い人が相当な数にのぼる、という現状が出現してしまっているのです。

     歴史教育に限らず、学校教育には従来から「知識偏重」の批判がありますが、歴史研究者の立場から見ても、歴史知識を活かすための教育が不足しているのはあきらかです。意欲も体力も十分にあるのに、走り込みや球拾いばかりをさせられていて、ボールの効果的な投げ方も打ち方も教えられない野球部員のようなものだと言えばよいでしょうか。

     もちろん教育の側にも知識偏重への反省はあって、教科学習の指針となる文部科学省の「学習指導要領」でも、「歴史的思考力」を培うことが相当以前から強調されてはいるのですが、いまだ知識偏重が克服できていません。というのは、「歴史的思考力」という概念自体が曖昧で、学校教育の現場でもそれが共有されていないからです。あえて何が歴史的思考力かを問い、これを明確にしようと思うと、歴史学界や教育現場が百家争鳴になってしまうので、文科省も踏み込めないのでしょう。

     しかし、歴史学が何を目指しているのか、歴史学がどういう学問なのか、そしてどういう技法があるのかには、統一見解とまではいかなくとも、おおよそのコンセンサスは形成できると私は考えます。本書では、「知識」から置いてきぼりにされていた「技法」、つまり歴史を学ぶ上で必要な「考え方」や「見方」といったものをご紹介したいと思います。それは、私がこれまで行ってきた歴史研究の中で身についてきたもので、空理空論ではなく、実践的なものになっていると考えています。

     本書は、すでに中学校や高校で歴史を学んだことのある一般社会人を主な読者に想定していますが、学習をある程度進めながらも、学校の授業で歴史をつかんだという気がしない、という現役高校生にも十分に理解してもらえるように書いたつもりです。

     内容的には、大学で歴史を専攻する学生が学ぶ「史学概論」といった科目に重なる話もまじえましたが、これは、歴史学とはどういう学問かを知ることが、現代社会に生きる皆さんの歴史的思考力を培う一助となり、歴史をつかむ入口ともなるはずだと考えているからです。そして、それはさらに教養と呼ぶべきものに結びついてゆくはずです。

     私は、普段は日本近世史、江戸時代の歴史を中心に研究していますが、本書では日本史全般に目を向け、私の視点から見た日本史の流れを提示することにもつとめました。また、知識という面では日本史の話が多くを占めますが、あえて本のタイトルは『日本史を・・・・』とせず『歴史を・・・・』としました。これは、本書で紹介する技法は、世界史でも各国史でも、歴史である限りは広く用いることができるはずだと考えています。

     さてそれでは、細かな知識は不要ですから、構えず気を楽にして、本書を頁をめくっていってください。
    ********************************************************
    以上,ご参考まで。

  3. 【5054614】 投稿者: 4教科で  (ID:32y9sKAh8SQ) 投稿日時:2018年 07月 13日 09:30

    はじめまして。6年男子の母です。
    第1志望、第2志望とも遠く長時間通学となるため、塾の先生から、校風の似ている愛光やラ・サールを薦められたことがあり、少し調べました。
    (結局、精神年齢の低いうちの子は寮生活は無理そうと判断し、校風が違いますが自宅から通えて入学金延納できる1月校にする予定です)

    愛光を3教科、4教科のどちらで受験するかですが、4教科で受験しておけば、3教科の点数も計算し、得点が高い方で合否判断をしてくださるそうです。

    灘や甲陽などが本命で、社会の勉強をしていない子は3教科で受験するしかありませんが、スレ主さんのお子さんは、ラ・サールや渋幕の対策で社会がありますし、とりあえず4教科で受験しておけばいいと思います。

  4. 【5054957】 投稿者: 愛光卒業生  (ID:6DlOC5uYmBE) 投稿日時:2018年 07月 13日 16:22

    4教科で様が ご指摘されるとおり,得点の換算において 4教科受験が不利に働くことはありません。よほど 算数の得点力が高位安定していない限り,3教科受験はリスクの高いものとなってしまいます。
    この入試制度は,飽くまで 灘や甲陽学院といった3教科入試校を本命とする受験生を取り込むために導入されたものです。関西圏の中学入試で,多くの学校が 3教科4教科受験を併用しているのも,同じ目的によるものだと言えます。もともとは4教科入試校だったのだけれど,3教科受験もできますよと併願の便宜を図っているわけです。大阪会場の算数得点力が 他会場のそれを圧倒しているのも,そういった事情を反映したものと見ることができます。

    したがって,4教科入試校が本命となる受験生には,素直に4教科受験されることをお勧め致します。

    なお ラ・サールや愛光には,まめに「小テスト」を行い 学習進捗を確認していく文化が根付いています。先日お知らせした「週テスト」というのも,その一環と見ることができます。たとえば,『名門高校ライバル物語』(宮島英紀,小峰敦子)講談社,2009/3/12 にも,そういうことを紹介した箇所があります。後で引用しておきます。
    (上記の本は,同じ地域でライバル関係にある学校文化を紹介したものです。ラ・サールと愛光を ライバル関係にあるとは紹介していないので,念のため・・・・)

  5. 【5058239】 投稿者: 愛光卒業生  (ID:5kVb4kT/IFA) 投稿日時:2018年 07月 17日 11:06

    『名門高校ライバル物語』(宮島英紀,小峰敦子)講談社,2009/3/12 のなか,【第14章 松山東高等学校&愛光高等学校】 の章に 愛光の高1生の英語授業を描いた様子があります。

    ********************************************************
     高校では 50名の生徒たちを新たに募集する。・・・・・・

     その外進生クラスの授業を覗いてみた。両隣の教室ががやがやとうるさいのは、まだ昼休みだからだ。外進生のクラスでは、既に英語の授業が始まっている。5分長く授業することで、少しでも早く他のクラスに追いつかなくてはならないのだ。

     教師がよく通る声で例文を読み上げると、生徒たちがいっせいにノートをとる。これが何度も繰り返された。愛光名物「MODEL SENSENCES」のようだ。500もの英語例文のなかから教師が読み上げた日本文を、生徒は暗記した英語例文に書き換えていく。次々に読み上げられるので、どんどん書き換えていかなくてはならない。なかなかの緊張感だ。

     教師の合図で隣の生徒とパッとノートを交換して採点を始めた。採点が済んだノートは次々と回収されて教師のもとに置かれる。生徒たちはじつに手際がよく、ずいぶんと訓練されているようだ。

     ここでやっと授業開始のチャイムが鳴った。たった5分間で、ずいぶんいろいろなことができるものだ。続いて前の時間におこなわれたらしいテストも返され、講評があり、息をつく間もなく生徒が板書した例文の添削も始まった。

     うーん、凄い。これはよほど集中していないと、ついて行けない。中村校長が何気なく言った「鍛えるのは中3から」の意味がわかった。授業ではまさに鍛えらている。
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    最近の授業風景については,たとえば,学園HP内 『チュータ日誌』の 「新任紹介(中3英語);(2018/07/09)」 にも描かれています。ここでは,上記「小テスト」が 中3クラスで実施される場面や 時間外でのフォローの様子について,写真入りで紹介しています。

    > http://www.aiko.ed.jp/contents/chuta/?p=25133

    また 【第17章 ラ・サール高等学校】 の章には,「年間50回の週テスト」を紹介する箇所があります。

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     ラ・サールの授業は一時限50分。高校では朝8時50分から午後4時10分まで、7時限授業が基本だ。

     特徴的なのは、英数国の主要3教科については、中1から高3まで基本的に一人の担当教師が持ち上がって指導している点である。これにより、6年間に及ぶ計画的指導はもちろん、教師も生徒も高いモチベーションが維持されているという。

     テストの多さも特徴で、通常の中間・期末考査に加えて、4回の実力考査があり、定期考査だけで年10回。高校では朝テストと呼ばれるものも実施され、授業開始前の20分間に、英単語や漢字などの基礎学力強化がはかられている。

     そして、高2からは週テストが始まる。週テストとは、英数国のうち、毎週1科目ずつを交替でおこなう試験のこと。高3ともなれば、週テストには理社が加わり、回数も週に最大で3回へと増加。年間では50回を数えるまでになる。
    しかも、テストは1回に2時間を要するという歯ごたえある内容だ。
    「問題作りに追われる教師も大変です。採点が終わらないうちに次のテストですからね。教師も受験生なみの忙しさです(笑)」(谷口教頭)

     生徒はテストに閉口しているのかというと、意外にそうでもない。高校生たちからは、「みんながやっていることですから」 「“週テ”は、受験までのペースメーカーとして役立っています」などと、サラッとした答えが返ってきた。

     生徒会長の松田敬志君(高校2年)は、テストを苦にせず、積極的に取り組むラ・サール生たちの気持ちをこう代弁する。
    「勉強は先生から言われてやるものじゃない。各自が(おもしろさや大切さに)気付いたとき、本当の勉強が始まるんです。そうでないと、身にはなりませんよ。勉強は自分からやる-これが、ラ・サールの伝統なんです」
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    以上,ご参考まで。

  6. 【5059084】 投稿者: 愛光卒業生  (ID:6DlOC5uYmBE) 投稿日時:2018年 07月 18日 09:34

    『愛光学園50年史』 から,「週テスト」(および 「二教科テスト」・「三教科テスト」・「理社テスト」)に関わる記述を引用しておきます。

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    【成長期(1960-1971)】
    pp.201
    《「週テスト」》

     学園の行事ともなった「週テスト」は、六九年の二学期から始められた。毎週月曜日に国語・英語・数学の三教科について各二十分間、テストをするもので、先週学んだ個所を確認・習得するのを目的とした。

     しかし、科目によっては時間が足りないなどの問題点があり、「週テスト」は試行錯誤を繰り返す。各教科別に授業時間中、「小テスト」を行ったりもしたが、クラスごとに問題を作成しなければならないため教師の負担も大きかった。

     このような問題はあったが、恒常的に行うテストの意義は大きく、必ずしも週一度にこだわらないなど、さまざまに形を変えながらテストは継続された。毎週でなくともテストは「週テ」と呼ばれ、基礎学力向上に寄与した。

    【安定期(1987-2001)】
    pp.305-306
    《「週テスト」を改革》

     六九年の二学期から始められた三教科(英語・国語・数学)の「週テスト」は、試行錯誤を重ねつつ継続されえたが、二〇〇〇年度からは名称・内容を変えて実施されるようになった。

     新たな取り組みは、中一・中二は「二教科テスト」、中三・高一・高二は「三教科テスト」、高三は「理社テスト」とするもので、学年により時期・内容を変更した。

     「二教科テスト」は従来と同様で、国語・数学、国語・英語、英語・数学の組み合わせで年間七回実施。大きく変わったのが「三教科テスト」で、定期試験の中間に年間五回設定、授業時間の多い三教科学習の区切りをつけることを狙いとしている。「理社テスト」は、原則として毎週実施。

     このほか、数学の実力をつけるため、高三を除く全学年で授業終了後に十五分から二十分間、「終礼テスト」を行っている。実施回数は中一・中二が週一回、中三・高一・高二が週二回。
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  7. 【5059445】 投稿者: Mint  (ID:AcaEykbYxEU) 投稿日時:2018年 07月 18日 16:04

    愛光卒業生様、先週から連休にかけて、インターネットを私的に閲覧できる環境ではなく、失礼致しました。先週、家族から、日能研の面談があり、志望校と進学意思の有無の調査票作成を行ったとメールをもらっています。予定通り、タイトルの三校+現在の赴任地の中高一貫校を一校、計4校受験します。ただ、渋幕は愛光学園かラサールが気に入れば、受験しなくても良いかな、と言い始めました。2019年はラサールと渋幕の日程調整が難しそうです。また、日能研のOBと話す機会があり、寮生活に憧れたようです。ただ、一昨日初めて受けたラサールのトライアルテストが非常に難しく、散々だったそうで、落ち込んでいました。特に社会が途方にくれたとか。ただ、優秀な生徒さんはお出来になり、息子がそうであったのだと思います。9月からは志望校に特化した個別課題が出されるそうなので、日能研の先生方は、夏休みは無理せず苦手分野をコツコツやれるようサポートしますと言ってくださったそうです。結果が伴えば御の字ですが、まずは中学受験を経験する事によって、中高に進学してからの学習スタイルが定着して欲しいものです。
    名門校ライバル物語、愛光学園50年史のついて拝読させて頂きました。小テストについて自分自身の理解度と進捗が確認できるのは、学生にとってはありがたい事ですね。両学園が通塾は必要ないとおっしゃってる理由がわかりました。塾は学校以上に選択が難しいので有難い事です。ただ、親に似て整理整頓が苦手な息子で、机に日能研のプリントが乱舞している状態ですから、せっかくのシステムも活かせませんね。負担にならないよう資料の整理整頓を身に付けさせたいと思います。現在はタブレットも一台ずつ所持しているそうなので、時代が変わった事を痛感します。
    また、弱点の社会については、息子の志望校の社会は時事問題が多く出題されるため、暗記編重とならない上、直前の追い込みが効くとの事で、本校受験で予定を組み、4教科受験で対策していく事になったそうです。

  8. 【5062563】 投稿者: 愛光卒業生  (ID:Y10V9aIqMgU) 投稿日時:2018年 07月 21日 16:15

    ①【入試日程について】
    例年より,ラ・サールと渋幕1次の入試日程の間隔がタイトになることは 知られています。入試前々日に長距離移動したとしても,気の休まる時間は十分には取れないかもしれません。現実には,試験の出来栄えに一喜一憂する間もなく,次の会場へ向かうという感じでしょうか・・・・
    当方が受験生だった頃,ラ・サールも久留米大附設も愛光も 二日間入試を実施していました。現在,一日入試となり 受験の負荷が軽くなったとは言え,移動による疲労感自体は減らすことができません。また 気候の厳しい冬場であることを鑑みた場合,一層の体調管理に気を付けなければいけません。
    果たして 入試に立ち向かう抗力感が備わるか否かは,その時にならないと分からないというのが実際のところでしょう。場合によっては,ラ・サールと渋幕1次を秤に掛けることになるかもしれません・・・・
    渋幕2次であれば,少し間を取ることが出来そうですが・・・・後日程の入試では,他の結果や健康状態を見たうえで 受験の是非を判断するのが一般的だと思います。柔軟な対応が図れるよう,おおらかな気持ちをもって ご準備下さいませ。

    ②【寮生活について】
    ご本人が 寮生活に抵抗感を抱かれていないのは,大変好ましいことだと受け止めております。これによって 進路の選択肢が格段には広がるのは間違いありません。
    ただし「寮生活は楽しいばかり」とはいかず,ストレスを感じることだって少なくないのです。たとえば,公共設備(食堂や浴場,洗面所)においてマナーの悪い人間には 必ずと言ってよいほど出会ったりします。これは どの集団であっても例外はなく,経済学で言うところの “共有地(コモンズ)の悲劇”を目の当たりにすることもしばしばなのです。また集団生活の特徴として,些細なことからいじめが起きる恐れも孕んでいます。
    もし寮に入ることになれば,皆が快適な生活を送れるよう 仲間を思い遣り,協調的な態度を育まれることを期待しております。決して 行き過ぎた自己犠牲を払う必要はありませんが,仲間との大切な時間のために 健全な勇気をもつこと,また周囲の背中を少しだけ押してあげることが大切になってきます。何より自分たちでよい生活環境を維持したい気持ちが芽生えれば,多少の不便さは気にならなくなってくるものです。入寮して半年から一年も経つと,多くの生徒が「何もかも他人任せは,さすがに恥ずかしい」と感じるようになるでしょう。
    また12歳段階でうまく片付けができないことも,人間の発達過程を見れば全く普通のことなのです。そのうち,(良くも悪くもですが)友人たちの立ち振舞いを見て 自分に気付きを得ることが頻繁にでてくることでしょう。「自分は 人のことをとやかく言えないな」とか,「やっぱり改めないといけないな」とか・・・・人間誰しも至らないところがあると自覚できるからこそ,他人への寛容さや協調性を 身に纏っていくのだと考えたりもします。どうか長い目をもって見守っていただきますよう お願い致します。

    ③【社会の勉強について】
    一般的な話として,幼い段階にあっては 社会への興味関心を十分に発達させるのは難しいところがあります。分からないことについて調べたり,理解したことをまとめたりする能力は,誰かに手解きを受けながら 少しずつ身に付くものだと思います。夏休み期間に継続して学習に取り組めば,必要なスキルは概ね習得できるだろうと期待しております。取り敢えず 直近の試験の結果云々より,勉強の進め方を掴むことが先決ですね。かりに苦手意識のバイアスが掛かってしまうと,秋以降の学びに支障がでる恐れもあります。なるたけ勉強のハードルを下げて,短い時間であっても集中できる環境を作ってあげて下さい。

    ④【ラ・サールと愛光の教育について】
    よく比較される両校ですが,教育の中身として似ている点も多いことをお知らせする意図をもって先の文献を引用致しました。

    先ず大きな共通点として,低学年段階から 英数国を重視したカリキュラムが組まれていることがあります。これらは 思考力を深めたり,表現力を磨くうえで基礎となる教科です。将来どのような道に進むにしても,基盤となる教養を培う面で欠くことができないものです。「小テスト」は,先取り学習を支えるための強力な手段だと見なされています。所謂 受験テクニック習得するためのものではなく,高2までに 大学進学への基礎を修了するようにしているのもこのためです。

    次いで,高学年になって 理社の強化を図るという共通点が揚げられます。もちろん英数国の基礎学力をベースとし,感覚的というよりは科学的に,応用の知識よりも原理の理解に重きを置いた内容を特徴としています。

    これらは,旧制中学・旧制高校で行っていたカリキュラムに近いと言えるでしょう。戦後の学制改革によって導入されたものより,昔ながらの教育様式を保持しようと学校側は努めたわけです。
    その大きな理由としては,学制改革によって中等教育が弱体化してしまったことが挙げらます。とくに 私立の中等教育機関の発達していない地方ほど悪影響を被っていたらしく,間もなく愛光のような学校が設立されたという経緯があったのです。このことについては,『愛光学園50年史』にも詳しく描かれています。たとえば,昭和二十八年度(1953年)の生徒募集要項には《本校の教育方針》が列記されており,いくつかの項目に亘って説明が加えられています。後日,関連箇所を引用するように致します。ラ・サールの資料は手元にありませんが,概ね似た状況にあることは間違いないだろうと推察しております。地方に大学進学を目的とした中等教育機関を設立したいという地元民の願いと,カトリック精神に則った全人教育を地域の若者に施したい聖ドミニコ修道会の思惑によって,愛光学園の歴史がスタートすることになったのです。こういった教育への姿勢は,大学へ進学した後の学問観にも大きく影響しているに違いありません。ラ・サール生や愛光生が何となく似た雰囲気や思考様式(行動様式)を持っているのも,こういった事情が絡んでいるからだと思います。私の場合,卒業後 暫く経って,漸くそのことを自覚できるようになりましたね。

    ⑤【塾や予備校について】
    塾や予備校は,比較的短期間に目的とする学校の入試対策で成果を挙げることを至上命題としています。そもそも 六年間じっくり時間を掛けて自前の教育を施すというスタイルには馴染まないところがあるのです。オーダーメイドの需要に的確に応えることこそ,彼らの強みとも言えるわけです。本来,教養教育を施すはずの学校とは 役割が違っているのは当然と見るべきです。今日 誰もが大学へ進学するようになり,予備校みたいな教育をする高校も出てきていますが,私自身は そういった教育の在り方に対して懐疑的なところがあります。進路コース別の選抜試験とか,習熟度別クラス編成とか・・・・特定の目的に細分化した教育では,却って学び自体も浅く細くなってしまう恐れがあると考えているのです。「すぐに役立つ教育は,またすぐに役立たなくなってしまう」多くの人が経験則として語ることには,同意できることがたくさん含まれているのです。もちろんラ・サールでも愛光でも予備校の模擬試験は多く活用されていますし,高3生が 限定的な目的のために塾や予備校に行くことはあっても良いのだと思っています。我々の時代 わざわざ予備校へ行くのは 学校の授業についていけなくなった連中だと相場が決まっていましたが,各種良いツールの発達した時代なので 禁欲的に無理する必要もないかと思うのです。ただ そちらが主体になるとは,常識的には考え難いですね・・・・塾や予備校をメインとして大学進学の準備をするのは,主従が逆転しているとしか言えない状況です。「○○大学向け物理」とか,「医学部向け数学」とか どうして汎用性のある学問につながるか大変疑問に感じてしまいます。創造性に富み,生命力に溢れた学問を志向すれば 脆弱な冠言葉は似つかわしくないと考えますが・・・・如何でしょうか?

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