高2が体験!金沢探究レポート
中学受験板の雑談スレ
色々と書き込み禁止とかありますよね。
ここで成仏させてください。
昨日はお月見。
雲間から、都会の空にもようやく月が顔を出した。
マンションの公園にグランドシートを敷き、御座を置いて、SOTOのバーナーで湯を沸かし、一服。
田舎で切ってきた芒を花器に挿し、月見団子、岐阜の栗きんとん、マスカット大福を並べる。
夜風がやわらかく、どこか懐かしい匂いがした。
百人一首で1番好きな和歌、二十三番、大江千里の
月みれば ちぢに物こそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど
在原業平の甥、文章博士であって、漢詩、漢籍に造詣が深く、白居易の「燕子楼中霜月夜 秋来只為一人長」というフレーズを受けた和歌。
「千」と「ひとつ」、「月」と「我が身」という対比の技巧が見事。しかし押し付けがましさが一切無い。歌の美しさの前に、レトリックが一歩下がって後ろに佇んでいる。
何という融合。
本来、秋は実りの季節で、悲しむ理由などない。
それでも、古代中国から伝わった「秋の哀しみ」という感情は、千年を経て今も私たちの心のどこかに根を張っている。
そして今夜も、月を見上げれば、理由のない愁いがふと胸に宿る。
芒挿し 湯気ににじます月の影
誰のものとも 知れぬ秋なり
ムーンフェイズっていう時計の機構があります。
時計の文字盤上で月の満ち欠けを表示する機能です。
が、新月から次の新月までの平均的な周期は、29日12時間44分3秒。簡単なムーンフェイズ表示は、この周期を29.5日として作られています。
しかし、0.5日を時計の歯車にするのは難しい。
で、どうしたか?
月の満ち欠け2回分を上下の円盤に描き、29.5×2=59日にして整数の歯車にしているんです。
単純だけれど、凄い発想。
つまり、59日かけて1週する羽車があるのです。
もっと複雑な、永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)モデルでは閏年をカウントするために4年を1サイクルとするカムが組み込まれている。
私の持っているIWCのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー。
日時調整は577.5年にたった1日分調整が必要となるのみ。
本来は閏年となるべきサイクルでありながら、例外となっている2100年にのみ、手動で1日分の先送りが必要となるのみ。
その頃には私は105歳を超えていますが、絶対にその操作をしたいから、110歳を目標に生きていますよ 笑
こんな素晴らしい時計が、700万って安いと思いませんか?
しかもこんな複雑な機能が僅か100個に満たないパーツで構成されているなんて。
信じられます?




































