高2が体験!金沢探究レポート
東大生はせいぜいクイズ王にしかなれない
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「東大生はせいぜいクイズ王にしかなれない」上野千鶴子が"学歴エリート"に抱いた強烈な違和感
まさにその通りかなと思いますが、皆様どう思われますか
これはたしかに、記憶量、知識量の多寡を競うのであれば東大生はかなりすごい。従ってクイズ王は向いている。
普通は、せっかく養った記憶力や知識をもとにその先のこと、政治や法律、ビジネスや取引(いわゆるディール)、解明されていない研究や開発、などに使ってリーダーシップとれればよいのしょうね。
スレ主です。この記事のタイトルはともかく、内容的には本当にその通りだなと思います。特に後段。
【田原】日本人は正解のない問題にチャレンジする教育を受けていないために、創造力に欠けたというのが僕の問題意識です。日本の政治家は、国際会議でもなかなか発言できません。それは、英語ができないからではないと思います。
【上野】その通りだと思います。今の予測のつかない国際情勢を見ても、解決への正解なんてありません。日本人が国際舞台で発言できないのは「シャイな国民性のせいだ」なんて言われますが、そんなものは訓練すれば身につく能力です。
たとえ、ブロークンな(たどたどしい)英語でも主張したいことのある人はしゃべりますし、今は大抵の国際会議は、同時通訳のシステムが整っていますので、自国語でしゃべればいい。
日本社会でトップレベルと言われている東大の学生たちに、私が「これまで誰も答えたことのない問いを立ててごらんなさい」って言ったら、「やったことないからどうすればいいかわからない」と答えが返ってきました。そういう教育を受けてこなかったからです。
■みんなと違うと“ハブられる”教育環境
【上野】小中高校の授業で、先生から「意見はありますか」と尋ねられても、生徒が手を挙げにくい雰囲気があったからでしょう。みんなと違うことを言ってしまったら「ハブられる」(仲間はずれにされる)ような環境で12年間も育ってきて、違うことを言ったら「君は面白いことを考えるね」と褒められた経験がないからです。
意見は「異見」とも書きます。人の言うことに100%同意することなどありえないからこそ、「異見」なのです。小学校から12年間、言いたいことがあっても黙ってきたのか、言いたいことを言って「面白いね。その次も考えてみよう」と言われてきたのかでは、18歳にもなれば人格に大きな違いが出ます。国民性ではありません。
日本の高等教育の最大の問題は、何か。答えは、はっきりしています。それは、入試での選抜方式です。今は正解が一つしかない問いに対する正答率が高い学生を選び抜いています。正答率を争うのではなく、論述を取り入れるなどして、学生の思考力をしっかりと見るような入試問題にすればドラスチックに変わります。
選抜制度が変われば、中等教育にも初等教育にも影響が及びます。ただしそうすれば、私立進学校や受験産業の抵抗が大きいでしょうね。これまでのノウハウが通用しなくなりますから。
■「入試の公平性」に過度にこだわる必要はない
【田原】大学入試でも、正解のない問題を出して、創造力や探究心のある学生を増やしたらいいと思います。でも、大学に採点できる人間がいないという話も聞きます。
【上野】大学教員ならできるはずです。現にフランスは「バカロレア」という大学入学資格試験があって、数日間かけて書かせた論文を評価しています。また、アメリカでは、面接や小論文などで、志願者の能力を総合的に見極めるAO入試が盛んです。
ただ、日本では公平性を巡って文句が出がちです。でも、そもそも入試は、大学側がこういう学生に来てもらいたいと望む人材をとるためにやっているのですから、過度に公平性にこだわらなくてもいいのです。
東大にも推薦入試(学校推薦型選抜)の制度があります。募集人員は100人程度で、合格者の4割ほどが女子です。東大生は約8割が男子なので、女子比率「2割の壁」を推薦では超えています。でも、全体の募集人員約3000人に対して100人では焼け石に水です。
東大は私立の中高一貫校出身の男子学生が4分の1ほどを占めるようです。彼らは、これまで正解のある受験勉強のスキルを磨いてきた子たちです。
今は、こうした勉強が効果を発揮するような入試制度になっています。だから、いっそのこと、AO入試の募集枠を定員の3分の1程度にしたらよいでしょう。
AOで大学に入った学生は、入学後の伸びしろが大きいとのデータもあります。さまざまな活動をやってきた人たちなので、周囲の学生に刺激や好影響を与えることも分かっています。受験一途でやってきた進学校の生徒の知らないことを、たくさん知っています。
そう、事実を覚えて答えるだけであればAIで代替出来てしまう。これからはあまり価値がないでしょう。
これからは答えのない問いをどこまで時間をかけて、深く楽しめるかどうかだと思います。未知のものに興味を持ち、新しいものを生み出す人材を選抜し育てるには、やはり今のやり方ではダメなのだと思います。
これからは努力して知識を詰め込んできた子よりも、地頭が良く好奇心豊富でいろいろな経験をしてきた子に来てほしいというのは大学も企業も同じだろうと思います。
筆記試験のみの一般選抜入試を廃止して、多角的に能力を評価した方がいい。東北大のように一般選抜入試を廃止する、とすべての大学が決定すれば偏差値教育などなくなる。
日本の衰退は明らかに教育の失敗。答えのある問題を解かせる演習などをするのは無駄。答えのない課題を見いだし、解決策や解決に向けた取組など創造力、探求力、論理力など総合的に判断する入試に変えていくことが必要。




































