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【2702001】バイオリン、正しい音階が身に付くには?

投稿者: 黒猫   (ID:U13dZTc9BJo) 投稿日時:2012年 09月 26日 20:17

習い始めて4年の娘がいます。
この夏に夫の転勤で先生が変わりました。

これまでの先生はスズキの教本1冊ではじまり、曲を練習することが中心で、
持ち方や指使い、弓の使い方、音程なども細かい注意はありませんでした。
優しい先生で、レッスン時間は30分、娘は練習は嫌いでしたが、レッスンを嫌がったことはありませんでした。
途中、先生の都合でレッスンが半年間ほどお休みになったものの、鈴木4巻の4番まで終わり、転勤になりました。

新しい場所での先生も幸い見つかりましたが、
こちらの先生は徹底的に音程と弓の持ち方、指使いなどを教えてくださり、
毎回ハ長調の音階を30分くらいかけて何度も何度も弾いて、その後5番の最初の3小節くらいをまた繰り返し繰り返し、
とにかく音程を中心に指導され、その後ソルフェージュもやってくださいます。

1時間以上、休みなくレッスンは続くので、娘も必死でやっているのがよくわかります。

そういうわけで、家に戻ってからの練習も音階の練習なんですが、うちはピアノがないので、
どれくらい音がはずれているのかよくわからず、聞いていてわたしがちょっと高いよとか違うといったり、
音程を気にしていると弓が曲がるのでそれを注意するせいか、もうなんでもかんでもできない、もうわからないと怒りだします。

正しい音階が身に付く為にどのような工夫をなさっていますか?

あとうちの子と同じくらいの進度のお子さんは、毎日どのような練習をなさっているのか、
よかったら教えてください。

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  1. 【2735380】 投稿者: ももまん  (ID:yQ0ioio6Jwg) 投稿日時:2012年 10月 24日 14:29

    耳さまのご指摘、よくわかります。
    プロの奏者でもびっくりするくらいはまっていない音程で
    しかもTVなどで弾かれている方をよく耳(目)にしてしまうのは
    おどろきですがご本人はわかっていらっしゃるのかどうか・・・。

    子供のころにあまりに難解な曲を「弾く」だけに夢中になり
    「聴く」ことができぬまま雑な音程で仕上げて、
    見るほうも(敢えて聴くとは書きません)
    あんな小さな子供が難しい曲をひいて上手!と手放しに
    賛辞してしまう風潮にも問題アリだと思うのです。

    このように育ってしまった演奏者はよほどの自覚がない限り
    大きくなっても雑な耳を雑とは思わずひきずってしまいます。
    そのような学生を周りで何人も聴いています。

    いくら音程がよくても音楽性の欠如した演奏は感動を呼びませんが
    情感ゆたかに歌っても最低限の音程をはめていかないと
    これもまた感動はできません。

    まずは、ゆっくり、弾きながら聴かせることが大切です。
    この「ゆっくり」が子供には拷問に等しいようなのですが
    はまった音程の音は雑味がなく、澄んだ音色です。
    調整による第3音や導音など和声的な音程のとり方を学べば
    ピアノなどの平均率とは異なったヴァイオリンならではの
    美しい微妙な調べを作り出すことができます。

    ただ曲を弾かせるだけではなく音程や和声の大切さを
    教えて下さる先生のもとでなら、ご心配はないと思います。

    まずは、あせらず、ひたすらゆっくりと、美しい音色と音程は
    ゆっくり少しずつ毎日積み重ねることのみでしか得られません。

    小学生時代のわが子の録音を今聞くと、当時あの音程で満足していた
    ことに親子で愕然とします。
    将来美しい演奏のためにも、ここはじっとがんばってくださいね。

  2. 【2737665】 投稿者: 黒猫  (ID:U13dZTc9BJo) 投稿日時:2012年 10月 26日 10:59

    ももまんさん、耳さん、目にとめてくださって、そしてとても参考になるご意見をいただきありがとうございます。
    しばらく見ていなかったので気づかずお返事が遅くなってしまい失礼しました。

    実は私が恐ろしいくらいの音痴です。
    そんな私ですが、娘のバイオリンの音が外れているのはわかります。
    まだ曲もスズキの4冊目くらいで難しくないので、誰でもわかるのだと思いますが。

    先生がこうよと教えてくださるとすぐに直すことはできるのですが、
    音階の練習などで、ピアノの音と微妙に違って、もう少し高く、いや今度は高すぎたという先生の指摘が、
    私にはよくわからず、後で娘に聞いても先生がそれでいいとおっしゃってくれるからこれでいいのかと思うけど私もよくわからないと言ってます。

    とにかく耳を鍛えるしかないのでしょうね。
    先生もそこを見抜いてくださったので、ソルフェージュもしていきましょうとおっしゃってくれたのかなと思います。

    今はドレミファソまでを聞き取りノートに書き写し、最後はそれを歌うということをしていただいてます。
    まだソをミといったり、レがすぐにでてこなかったりと、親としてもエ~~~って感じで先生もあきれておられるかもと内心心配しますが、先生は「大丈夫よ」と励ましてくださってます。

    音階の練習はカイザーのみです。
    以前の教本をそのまま使っていいとおっしゃってくださいました。

    ゆっくり弾くのって拷問なのですね。嫌がるのはうちの子だけかと思っていました。
    どれだけでも早く弾こうとします。
    今の先生も「一日1回はこんなにゆっくりは弾けないってくらいゆっくり弾いて練習してね」っておっしゃいます。

    プロのバイオリニストのCDなどなかなか聴く時間がなかったのですが、
    これからは意識して時間を作りたいと思います。

    参考になるご意見ありがとうございました。

  3. 【2750182】 投稿者: アマオケおばさん  (ID:QFmTABwIuCs) 投稿日時:2012年 11月 06日 12:21

    子供の話ではありませんので、参考程度に聞いて下さい。ちなみに家の子は音程リズム等まだ甘々です。練習嫌いなので鈴木の4巻の最後の3曲、2年かかりました。はあ。ありえん。

    私自身も今でも音程に難ありなので偉そうな事は言えませんが、棚上げさせて下さいね。大学オケに入った当初、上級生から音程のことを相当言われて、わからないなりに努力しました。最初は、明るい、暗い、程度(上下判別)からの出発でした。なお、ピアノ弾き出身の方の平均率的なバイオリン音程が気になるようになるまで、そう時間はかかりませんでした。(プルト組むと、気持ち悪いです。)

    まず、相対音感、和声感(って言うのかな?)をつけること。
    オクターブと5度が最初の基本です。5度とは調弦。
    濁りのない響きになっているか、調弦の練習をしました。チューナーはあくまで答え合わせです。メーターの値が耳で納得できるか、何度も練習しました。
    そのうち、メーターでピッチ1以下の差にまで追い込んでからも、まだ「音が少々明るすぎ、まだ暗い」「重音がまだ間延び、狭くて垢抜けない」という上下判別ができるようになりました。

    つぎに、安定して音のとれるボジション移動パターンをつかむこと。私は2の指での3度/4度上がりが安定します。上がる前の音と、上がった後の音を頭の中でミックスして、「今自信を持って上がったこの間隔は、正しそうな音程だったか(分散和音の一部を取り出した感じですね)」を検証します。やばかったらこそっと直します。この和声感は、小野アンナのスケールなどで分散和音をやれば徐々に身に付きます。分散和音の練習時に、きれいな音かなって、耳を澄ますのですよ。同じスケールでポジション移動自体も相当練習できます。

    (どの指で上がるかは、左手の形にもよります。私は手の幅が狭いのに楽器が大きすぎるので、1の指と3の指では同じポジションでも手の形を変えるため、1の指上がりが使えないのです。1の指上がりの方もよく見ましたよ。まずは本人の得意パターンが一番。)

    基礎を大切にしてくださるいい先生ですね。

  4. 【2752593】 投稿者: 黒猫  (ID:RJAjnFsgpgk) 投稿日時:2012年 11月 08日 10:41

    アマオケおばさん様、
    目にとめていただきありがとうございます。

    具体的でわかりやすいアドバイス本当に助かります。
    さっそくノートに書き写しました。
    ありがとうございました。

    いい先生と書いていただきましたが、本当にそう思います。
    スレ立てした頃は習い始めて間もなかったので、先生が変わり、指導の内容も変わり、レッスンの時間も3倍になり、
    戸惑いや不満があった娘でしたが、2ヶ月が過ぎ、だんだんと今のスタイルに慣れてきて、
    しかも毎週みてもらえるので、教本のページ数の進み具合はゆっくりですが、
    音が力強くなり、音程や強弱もよくなってきたのが素人の私でもわかります。

    >ピアノ弾き出身の方の平均率的なバイオリン音程が気になるようになるまで、そう時間はかかりませんでした。

    平均律的なバイオリン音程っていうのが興味深いです。
    実はよくわかってないのですが、気になるというのは不快ということですよね。
    ピアノを先に習ってバイオリンに移行なさる方はバイオリンの音程を取る時に不利なんでしょうか?

    素朴な疑問です。

  5. 【2752662】 投稿者: ももまん  (ID:h/nwSya9QY6) 投稿日時:2012年 11月 08日 11:39

    ピアノが先でバイオリンを始めた場合、音程に関して不利かという
    ご質問ですが、わが子の周りを見ている限り
    不利ではありません。むしろ絶対音と平均率の音程をもっていると
    いうことでスタートラインでは有利だといえます。
     最低限のピアノ的な平均率の音程さえ取れない方が多いですから
    ピアノで耳ができているのはむしろ有利だと思います。
     最初からバイオリン的?な音程を追求される方もいらっしゃるかも
    しれませんが、その理屈が和声的に理解できていないで、ただ感覚的に
    とらえるとむしろ危険だと思います。
     簡単にいうのも難しいですが、C-durの曲だから最初から最後まで3音のミと導音のシが高めでいいというのかといえば、部分的に転調したり、転調から転調を繰り返し、その章節の調整と和声と和音を
    正しく把握してこそ、正しいバイオリン的?音程が選択できます。
    これはもう音大入試レベルの問題です。
     「正しい音程」を追求なさるのでしたら、ヴァイオリン用の楽譜
    ですと単旋律で和声をつかむのが難しいですから、伴奏譜をきちんと
    読み、今何の和音の上にのった旋律かと知ったうえで音程をとらない
    といけないことになります。これをなさらない方も多いです。
     単音だとわからなくても、重音になるとより気になるのはこのため
    でしょう。
     耳で感覚的に微妙な音程を調整していくのは大切ですが それと
    同時に理論的になぜ気持ちわるいのか、その仕組みもわかるとより
    クリアーになります。しかし、まだそれはもう少し先かもしれません。
    まずは先生のご指摘どおり、よく練習されて、ご不明な点は先生に
    ご質問なさったらいいと思いますよ。
    長くなってすみません。

  6. 【2752690】 投稿者: 黒猫  (ID:RJAjnFsgpgk) 投稿日時:2012年 11月 08日 12:08

    ももまん様

    詳しい説明ありがとうございます。
    バイオリンをやる方は、すでにピアノを先にやっていたかあるいはピアノも始めるかたもよく聞くので、
    今回アマオケおばさん様のご意見が非常に興味深く思わずそこに食いついてしまいました。

    うちの子はまさしく最低限のピアノ的な平均率の音程さえ取れない状態なので、
    アマオケおばさん様やももまん様のおっしゃっていることはすごくすごくレベルの高い域まで達した段階で、
    さらに目指すべきものなのですよね。

    失礼しました。ただ単純に興味があったものでついついお聞きしてしまいました。

    私はバイオリンに対して無知で、そのうえ何度とか和声とかそんな専門用語もひとつひとつ調べてなるほど~と理解しなくてはならない状態ですが、どこか数学的でちんぷんかんぷんになってしまいます。
    まさか音楽でこんなにたくさんの数字が出てくるとは・・・お恥ずかしい話ですがオロオロしてしまいます。

    不安も多いですが、
    先生が娘に少しづついろんなことを教えてくださるでしょうし、私も一緒に学んでいきたいと思います。

    ありがとうございました。
    またなにかわからないことがあればご相談させていただくかと思います。
    無知な母親ですが、その時はまたご指導いただければ幸いです。

  7. 【2754498】 投稿者: ももまん  (ID:h/nwSya9QY6) 投稿日時:2012年 11月 09日 19:56

    バイオリンを学ぶと必ず直面する音程の問題ですが、
    バイオリン的音程というのは「純正律」といいます。
    興味がおありでしたら「純正律 玉木宏樹」で検索してみてください。
    初級入門書もでているようです。

  8. 【2754541】 投稿者: これって  (ID:5rxIH25/7Bg) 投稿日時:2012年 11月 09日 20:33

    努力ではどうにもならないでしょ?

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