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投稿者: ひまわり (ID:xi2lyBwmqzM) 投稿日時:2019年 01月 02日 22:21
「皇位は、皇統に属する皇族が、これを継承する」
これで良いのではないでしょうか。
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【5743085】 投稿者: 妄想だの、ば○だの (ID:iYY3ZXsX9KU) 投稿日時:2020年 02月 10日 16:17
罵倒始めたのがおまえだけどな。
文脈読めないようだから、繰り返す。
不合理というのは、一見不合理に見えるという意味。
「一見ではなく」、絶対的に不合理ならば、廃止だろう。
男系維持も天皇制も、民主主義の中で一見合理性の説明がつかないことは同値。
したがって、慎重に検討し、明らかに不要となれば、いずれ(何百年か後)廃止されるかもしれない。 -
【5743486】 投稿者: 蒲公英 (ID:3KdVhzoxWtE) 投稿日時:2020年 02月 10日 20:25
冷静にかんがえるとさま
ご説明いただき、ありがとうございます。
田中氏のご著書を読まれてお考えが変わられたことはよく覚えています。
もう4、5年も前のことですか! 目まいがしそう。
> 男系・父系継承は確かに「かたち」ですが、それが「国民精神」の投影であると見るには無理がある。
> この国の「かたち」を継承するのではなく、「生い立ち」を繰り返すと考えれば、男系・父系継承に拘る必然性はない、
そうですか。
新生云々の話は子孫であればいいことにするための後付けのように感じてしまうのです。
田中氏や他の学者の方々は、例えば、現在男性皇族が多数いらっしゃったとしても、
同じことを主張されていたのでしょうか?
子孫であればいい理由を文化や神道、精神論に求めることに私は違和感しか覚えません。
家に神棚も仏壇もありクリスマスも祝うような、どこの信者でもない日本人だからでしょうか?
学者の方には女性差別という意識を理由にすることは受け入れられない。
また、男系の血筋でも、国民であった人間が皇族になることは阻止したい。
何としても子孫であればいいことにしなければならないけれども、
男系子孫しか存在していない皇族の形を変えることへの畏怖、後ろめたさはあるので、
日本独自の精神、感性と結び付けて、間違っていないと自身を納得させているように見えるのです。
以前サヨくんさまが、それが皇位継承と何の関係があるの?とおっしゃっていましたが、
私も、それはまた別のものとして、内容を興味深く拝見してしまうのです。
よく男系支持者は明治の皇国史観の権化のような言われ方をしますが、
天皇を神と位置付けるような精神論で女系容認を説かれるほうが、
現人神の史観に囚われているのではないかと思えてしまいます。
そもそも私は国民を俗、皇室を聖と分ける感性を持ち合わせていません。
皇室の方々は役割をお持ちですが、あくまでも同じ人間だと思っています。
『沈黙』と聞いて、渡辺謙?と思ったのですが、彼は出られなくなったのですね。
遠藤周作のエッセイや小説は昔よく読んでいましたが、
宗教絡みの真面目な小説はそっと棚に戻していました。
子孫であればいいことになれば、自然と直系継承になるだろうと思いますが、
他国の王族の様子を見ていると、日本の精神には合わないと感じてしまいます。 -
【5743527】 投稿者: 全くその通りでね (ID:B5nZ7.8B78s) 投稿日時:2020年 02月 10日 20:50
現代において、血統やら世襲やら天皇の神性やら主張する女系派には科学的思考から、ついていけないのですわ。
今日において、天皇制を容認できるとすれば、それは唯一、人為を加えないで、あるがまま保存するというだけ。
皇室典範を改正したり、女系を容認したり、人為を加えるならば、血統差別を認める制度に全く反対ですわ。 -
【5743548】 投稿者: というより (ID:faJaIYA6B6c) 投稿日時:2020年 02月 10日 21:03
面白い議論になってるね。
考え方が間違っているとかどうかという事より、そう考えれば男系に拘る必然性がないということなんじゃない?そう言った意味では、冷静に考えると氏の論は、説得力があるね。
でも冷静に考えると氏に伺いたいのは、直系継承は確かに17代の履中天皇まで続いているが、次の代で兄弟(反正天皇)継承になってるんだよね。直系継承が意識にあったとして、この辺りの事情はどう考えれば良いのか。
もうひとつ、「沈黙」は私も観たけど、あの神父は太陽を指差して、確か「大日」だって言ってた気がするのだけど。場所も寺院だったし、これは神道の精神というより、仏教に近いような気がするんだけど、ここはどの様に理解すればよいのか。
お暇なときにでもお返事頂ければ幸いです。 -
-
【5744164】 投稿者: 冷静にかんがえると (ID:KKFjKcZlaIc) 投稿日時:2020年 02月 11日 09:15
蒲公英 さん
>天皇を神と位置付けるような精神論で女系容認を説かれるほうが、
現人神の史観に囚われているのではないかと思えてしまいます。
なるほど、わたしは既述の通り、「天皇」を文化のコアとして記紀、あるいは神代よりの連綿とした存在として捉えていますから、その相違は致し方ありませんね。もちろん、蒲公英さんのおっしゃるとおり、所謂、実存としての「人間天皇」という捉え方も理解できます。
例の天壌無窮の神勅が「子孫(皇孫)」を前提に、特に日本書紀を中心に記述されていますから、当に、
>子孫であればいいことになれば、自然と直系継承になるだろうと思いますが、
ということでご理解いただければ、と思います。
次に田中卓博士の所謂女系論ですが、論文としてまとまったのは確か平成18年初頭で、小泉政権下での例の有識者会議下であったと記憶しております。悠仁親王ご誕生前ですね。
積極的な推進論者ではなく、容認論者という捉え方が適当だと考えます。
わたしも以前に書いた通り、女系容認論が、例えば現下の皇位継承を巡る対立構造(があったとして)、これに反映されるような論調には与しません。但し、少し小難しい話になりますが、田中博士は、通説としての「天皇」尊号の天武成立説に批判的です。これは「天寿国繍帳銘」の制作年代が実際はいつであったか、という問題点を提示しておられることから明らかで、具体的には推古天皇朝説を採っておられる。さらに仮に推古天皇朝説を採れば、厩戸皇子薨去以降、田村皇子、山背大兄王を巡る皇位継承権は一に蘇我蝦夷の差配によるところとなり、男系・父系継承意識は後退するところとなる。この継承意識を支配していたのは、皇極朝に続く天変地異・災害の多発への畏怖であり、男系・父系継承意識は副次的なものと述べておられますから(平成10年3月古代史セミナーに於いて)、
>田中氏や他の学者の方々は、例えば、現在男性皇族が多数いらっしゃったとしても、同じことを主張されていたのでしょうか?
危機意識は相当以前より持たれていたものと拝察いたします。 -
【5744170】 投稿者: 冷静にかんがえると (ID:KKFjKcZlaIc) 投稿日時:2020年 02月 11日 09:22
連投いたします。
というより (ID:faJaIYA6B6c) さん
>直系継承は確かに17代の履中天皇まで続いているが、次の代で兄弟(反正天皇)継承になってるんだよね。直系継承が意識にあったとして、この辺りの事情はどう考えれば良いのか。
なるほど、確かに履中天皇以降、允恭天皇までは兄弟継承ですね(但し、仁徳天皇を基点とすれば皆、直系となりますが)。う~ん、、これは推測となりますが、次御代反正天皇は兄である仲皇子を討ったという多分に論功褒章的意味合いがあったのではないか。履中天皇には市辺押磐皇子がおり、直系継承であれば本来、彼が皇位継承を担うはずだが、未だ幼少。仁徳天皇を基点とした直系継承から傍系継承となるのは、允恭天皇の第二子、安康天皇からとするのが適当で、事実、安康天皇は密かに市辺押磐皇子に皇位を譲ろうとしていた(「播磨国風土記」)という説もあり、直系継承に回帰するような意志も垣間見えます。
同記によれば、市辺押磐皇子は実は一時、皇位にあったという解釈も成り立つらしい(そうであれば直系継承が維持されたことになる)。
いずれにしても雄略天皇によりその芽は摘まれるわけで、これは多分に対外的要因が重なったと考えます。
余談ですが、このような話は興味深く、わたしも大好きです。
>もうひとつ、「沈黙」は私も観たけど、あの神父は太陽を指差して、確か「大日」だって言ってた気がするのだけど。場所も寺院だったし、これは神道の精神というより、仏教に近いような気がするんだけど、ここはどの様に理解すればよいのか。
そうでしたっけ? もっとも「沈黙ーサイレンス」を引き合いに出したのは、本スレの何ページか前に「鏡よ鏡」さんという懐かしいHN.を見て、そう言えば同名タイトルの米国のオムニバス・ドラマがあったなあ、、確かスティ―ブン・スピルバーグ監修で、マーティン・スコセッシ監督には珍しいホラー番組だったなあ、というだけのことですが。
それはともかく、「大日」ですか、、そこまでは思い出せなかったなあ。
例の「日之神」の解釈にも関連するが、映画の脚本にあたり、多少の時代考証は為すものの、多分に学術的なことまで踏み込むことはないだろうと推測します。
本地垂迹、神仏習合は既に藤原時代の神学で、所謂、両部集合神道、つまり権現と考えれば、わたしには特に違和感を生じる場面ではなかったように記憶しています。例えば、弁財天が厳島、魔訶伽羅天が大国主といったように。あるいはあの奈良の大仏が天照大神の本地だといった説すらもありますから。
撮影施設が例え寺院だとしても、権現と言うコンテクストであれば理解出来る。
事実、明治維新の廃仏毀釈までは同施設という例も、宝厳寺など多数あったはず。
何より、あの場面での(記憶が定かではないが)フェレイラ神父は、唯一神を前提とした衆生済度(救済)への反証として、「大日」を指し示したのではないか。つまりここでいう「大日」は、当に「大日」孁貴神(オオヒルメ)、「大日」女尊としての天照大神を意味したのではないか。
いずれにしても機会があれば、再度観賞してみたいと思います -
【5744249】 投稿者: というより (ID:DMGF2oIoFkk) 投稿日時:2020年 02月 11日 10:10
冷静に考えるとさん
詳しい御説明有難う。
ハハハ、これは確かにレベルが違うわ(笑)。多分、私にも解るように易しく書いてくれてるんだろうけど、興味深い話に繋げられなくすいません。
でも、理解は出来ましたよ。
衆生救済ならある意味、宗教は幸福論かも知れんが、神道にはそういった面がなく、純粋な哲学なのだろうか?
返事は結構です。自分で調べますから。
話のレベルはここのスレ主さん位しか応じられんのかね?
戻ってくるといいですね。 -
【5744977】 投稿者: 天皇家の家督と象徴天皇は別 (ID:B5nZ7.8B78s) 投稿日時:2020年 02月 11日 17:56
天皇家の家督という私的な問題であれば、女系だろうが、現天皇との血縁の近さを基準にするのも自由でしょう。
あるいは、国民の意識や歴史の中に根拠を求めるのもありかもしれません。
しかし、こと問題は国の制度化された身分です。
根本的に民主主義、平等主義と相容れない世襲制度です。
正統性は極めて薄弱。イタリアのように、戦後廃止した国もあり、今日において、理屈からは廃止が適当なのは明らかです。
それにも関わらず、存在が許容されるのは、それがただ、存在し、実用的だからです。
男系で万世一系続いてきた。その一点で、価値があると思う人がいる。
ここで、王朝を変えてしまったら、なんの価値もない。廃止が適当です。
男系に伝統の価値を見出す人はいないなどといいますが、東アジア文化圏では「易姓革命」として男系の断絶・姓の変更は王朝の終了を意味します。
(これは、夫婦別姓を声高に主張するリベラルなら分かるはずです)
男系の断絶を王朝の変化とみなすのは欧州でも共通です。
概出、過去蘇我氏藤原氏から、権力は移動しながらも、権威は天皇家一系でぶれなかったのは、男系ルールだけは固く守られ、どの権力者もせいぜい外戚止まりで、天皇の父親・治天の君になれなかったからです。
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