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【6424898】mRNA技術を知る

投稿者: 多様なタンパク質   (ID:0FhoA98Je72) 投稿日時:2021年 07月 25日 12:26

今回の技術は生体系に情報の流れがあるものを知ることになった。
情報は体の中のたんぱく質をつくり出すアミノ酸配列コードだ。

体内を常に巡っているアミノ酸配列コードは、細胞に何をつくるのか指示する役目をする。

過去のウイルス培養の時間を大幅に費やされることのない利点は医療業界に新しい光を放ったのだろう。
迅速かつ安価に製造できるRNAワクチンは技術の集大成といえる。

特定の疾患に特異的な抗原をコード化したmRNA配列を生体内に直接投与することで機能を促進させる。画期的な方法だ。

新型コロナウイルスに特異的な抗原(スパイクたんぱく質)が細胞で生成されるようにmRNAにプログラムされているのだから、自己免疫の抗原は、拒絶反応を起こすことも考えにくいのか?

抗原が体内で生産されると、免疫システムが抗原を認識し、それに対する抗体をつくり始める。この時の抗体が永久なのか、それとも体質によって違うのか、年齢によって違うのか、環境によって違うのか。

抗体を体に取り家れて、自己免疫の暴走と揶揄されるリウマチ抗体とどこが違うのか。抗体にも様々な特性があるようだ。抗体の区別化は、まだはじまったばかりといえる。
悪玉抗体が増えれば人間は免疫力が弱体化する。善玉抗体を如何に体に維持させるのか、これからの課題と言えるのだろう。

同じ抗原をもつ新型コロナウイルスはすべてまったく同じ抗原とは限らないかもしれない。タンパク質は人の体で構成される。民族や体質によって構成されるタンパク質は違うのだ。

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  1. 【6424923】 投稿者: 腸内環境  (ID:0FhoA98Je72) 投稿日時:2021年 07月 25日 12:52

    異物(抗原)が侵入してつくられるのは、抗体ばかりではない。
    感作(かんさ)リンパ球もつくるのだ。
    感作リンパ球
    一般に、免疫反応の場合に使われ、ある特定の抗原に接触して、性質を変えられた状態を感作と呼ぶ。

    異物が再び侵入した時に異物と抗体が結びついて、異物を無害化する能力をもつことが免疫反応といわれる。

    何かしらの状況によって生体に各種の傷害を起こす免疫反応をアレルギー反応という。

    アレルギー反応は、原因となる抗体の種類やリンパ球によって異なる。
    Ⅰ型(即時型、アナフィラキシー型)
    Ⅱ型(細胞損傷型、細胞溶解型)
    Ⅲ型(免疫複合体型、アルサス型)
    Ⅳ型(遅延型、細胞免疫型)
    今判明しているのは、この4つのみだけである。

    抗体には、IgA、IgD、IgE、IgG、IgMがある。
    これも本来ならもっと細分化されるべきだろう。
    悪玉抗体。善玉抗体。役なし抗体。もっとあるかもしれない。


    IgE抗体の産生を誘導するのは、アレルゲンと呼んでいる。

    アレルゲンとなるタンパク質のアミノ酸にエピトープといって、抗体が特異的に結合する抗原のアミノ酸配列が含まれている場合があるのだ。
    エピトープは、抗原決定基とも呼ばれ、免疫系、特に抗体、B細胞、T細胞によって認識される抗原の一部である。抗体は、病原微生物や高分子物質などの抗原と結合する際、その全体を認識するわけではなく、抗原の比較的小さな特定の部分のみを認識して結合する。この抗体結合部位を抗原のエピトープと呼ぶ。

    消化器官でエピトープが分解されていなければ、アレルギー反応を強く表す。
    消化器官の未発達な子どもがタンパク質を分解できずに、エピトープが残存する確率が高い状態で吸収されてしまい、アレルギーを起こしやすくなるのである。

  2. 【6425205】 投稿者: オーバースペック  (ID:FJebU/0hucY) 投稿日時:2021年 07月 25日 17:31

    >迅速かつ安価に製造できるRNAワクチンは技術の集大成といえる。

    この技術は手術や放射線治療で対処しきれないがんや発症イコール死を意味するような伝染性の病気に対抗するために試行錯誤されてきたものであり、新型コロナウィルスの重症化予防のために使うのはオーバースペックではないかと思っている。

  3. 【6426448】 投稿者: 両刃としても  (ID:nG.CJK/U3/Y) 投稿日時:2021年 07月 26日 22:08

    色々な意味でリスクが大きい。調達が滞っている日本の現状は神の思し召しと感じている今日この頃

  4. 【6426842】 投稿者: 元々  (ID:Njm/l5EYAoU) 投稿日時:2021年 07月 27日 12:30

    mRNAワクチンって、元々はSARS向けで実験的に開発してたでしょ。
    9割がた出来てたけど、SARSが収まったから、放棄されてた。
    今回のコロナは、SARSと遺伝子の98%が共通だったから、応用しやすく、
    短期で開発出来るから…という理由で、急遽作られたもの。
    2019年頃の医学論文だと、mRNAワクチンは、理論的には有効なはずで、
    動物実験でも成果は出ているが、人体投与の実績が皆無な事から、
    2040年~50年頃に実用化出来れば良いなぁ~的に書かれてる。

    接種には本来、短期、長期を含めた長い臨床試験がいるんだけど、
    今投与されているワクチンは、それを端折ってる。
    実際、ADEとかも、なんで起こるのかいまだに良くわかっていないし、
    免疫の仕組みには解明されていないところも沢山ある。
    何故麻疹のワクチンはほぼ一生有効で、インフルエンザが3カ月しか
    効かないのか?の理由も実は良くわかっていない。
    発がんリスクとか、他の病気にかかるリスクとかもわかっていない
    mRNAワクチンの接種は、ギャンブルみたいなもん。

  5. 【6426926】 投稿者: オーバースペック  (ID:uUBIfQ40nbE) 投稿日時:2021年 07月 27日 13:58

    >mRNAワクチンって、元々はSARS向けで実験的に開発してたでしょ。

    元はオーダーメードがんワクチンとして研究されてきたものではないかな。

    >何故麻疹のワクチンはほぼ一生有効で、インフルエンザが3カ月しか
    効かないのか?の理由も実は良くわかっていない。

    麻疹のワクチンは生ワクチンだから弱いながらも感染は成立していて液性免疫だけでなく細胞性免疫も誘導されている。
    一方で日本のインフルエンザワクチンは不活化ワクチンで液性免疫だけだから変異に対して弱く、免疫記憶も強いとは言えない。
    mRNAワクチンは生ワクチンみたいに液性も細胞性免疫も誘導するけれど、スパイク部分だけなので感染のようにスパイク部分以外に対しては抗体ができず、変異が大きいと中和抗体としての役割を果たせないかもしれない。さらに言えば、本来のターゲットではない筋肉部分のいろいろな細胞にスパイクを発現させるのでそれが中長期的に何を引き起こすかはまだわかっていない(通常はウィルス感染を起こすことのない腕の筋肉細胞のような細胞に感染すると稀に自己免疫疾患を起こすかも)。

  6. 【6426952】 投稿者: 消えゆく抗体  (ID:0FhoA98Je72) 投稿日時:2021年 07月 27日 14:33

    中和抗体は感染微生物が人の受容体に結合できないように代わりに毒素に結合してくれる抗体で感染症にかかりにくいとされている。

    HBs抗原は、B型肝炎ウイルス検査(HBV)のなかの一つで、この抗原があればB型肝炎ウイルスによる感染状態を示す。
    肝炎が治癒するとこの抗原はなくなり、代わりにHBs抗体が出来ます。
    それが中和抗体だという認識です。

    獲得免疫や実際の感染による感染抗体とは、その病原菌に感染した結果、体内で作られる抗体というだけで、中和してくれる期間は永遠ではない。

    中和抗体なのか、感染の証拠の抗体であるか見極めができているのだろうか?
    新型コロナウイルスの抗体を調べて陽性と判断されても、その中に中和抗体がどれだけあるかという値は調べる事ができないのだろうか?

    「感染した証拠」ともいうべき抗体は、中和抗体ではないですよね。
    HIV や HBc抗体。これはキャリアかどうかの判断です。

    エボラ出血熱は中和抗体と感染増強抗体が同時に混在するため難病指定。
    新型コロナウイルスは混在するのか、しないのか、不明な点が多いように思う。

    新型コロナウイルスの抗体とHIVの抗体の違いは、消えゆく抗体と消えない抗体

    消えない抗体であることが、病気の内容によって良いのか悪いのか・・・・
    (リウマチ抗体や膠原病の抗体のように。)

    新型コロナウイルスの抗体
    消える抗体の方が安心かな?

  7. 【6427003】 投稿者: オーバースペック  (ID:uUBIfQ40nbE) 投稿日時:2021年 07月 27日 15:33

    >獲得免疫や実際の感染による感染抗体とは、その病原菌に感染した結果、体内で作られる抗体というだけで、中和してくれる期間は永遠ではない。

    感染すると免疫を記憶した細胞の一部は残るけれど、どのくらいのものがどれぐらい残るかはそれぞれ。

    >新型コロナウイルスの抗体を調べて陽性と判断されても、その中に中和抗体がどれだけあるかという値は調べる事ができないのだろうか?

    生ウィルスなどで中和試験をすれば中和抗体の量が調べられるのではないかな。

    >「感染した証拠」ともいうべき抗体は、中和抗体ではないですよね。

    中和能のあるものやないものなどをひっくるめているのでは?
    あとですが、HIVはウィルスに感染した細胞をやっつける細胞がターゲットであるので中和抗体ができても十分な量ができず持続感染に持ち込まれやすいですよ。

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