女医の生き方、余りにコスパ悪すぎませんか？｜掲示板スレッド

研修病院の中に、研修医をお客様とするところと、相当の戦力とするところと、けっこう色分けされているように思います。そして、医学部高学年になると、病院見学を繰り返し、自分の志向に合ったところを探す学生が増えたように思います。

決して、自大病院やブランド病院だけを見ているわけではない、あえて地方に行って徹底的に手技を鍛えたいという人も居ます。

一時徹底的に忌避されていた、周産期や外科メジャーに、少しずつ人が戻ってきているように感じています。

私も、専門医さまが言われるように、何もかも忘れて修行に励む時期は、あったほうが良いと考えています。
これは、前にも書かせていただきました。
そして、出産育児の時期にも決してキャリアを切らない工夫をすること。

これを前提に申し上げますが、現在の多くの医師の勤務状況は、脱法状態。あるいは脱法すれすれである、ということは、心のどこかで認識すべきではないかと思います。
道義的倫理的視点のみならず、ことが起こった時のリスク管理を含めて。

管理職としては、当直徹夜で疲弊した研修医と、同じく３０日連続勤務当直月に１１回の若手指導医のペアが、医療ミスをやって、訴えられた。訴訟になったら持ちますか、管理職も病院も無傷ではすみませんよ、というような例。
若手医師、研修医としては、消耗してふらふらになって、ミスが増えないか、注意力が落ちて指導医やコメディカルに迷惑をかけないか、自分の消耗度を冷静にはかること。

とくに後段は、医師のみならず、高いキャリアを目指す人に考えてほしいと、いつも思っています。
倒れるまで頑張るのが美徳ではない。徹底的に頑張りぬいているようで、どこか、自分の消耗度や思考力を客観的に見ていて、最後はクレバーに自分を守れる人が、結局、何十年か経過して、成功しているように思います。

最近は、初期の処遇は改善されましたが、後期以降は昔と変わりませんね。

若手の収入のためと言う美名のもと、医局のジッツ維持のために半強制的にバイトにいかされる。
週５日勤務の当直週一回で６００万貰えれば十分ですと思っていても、バイトに行かされ結局週６．５日勤務の当直週二回となり、年収１０００万の若手医師の出来上がり。
端から見れば、３０才で１０００万なんて勝ち組と言われてる現状がこれですからね。

私は国立最難関医学部の出身ですが、
正直、高校時代の進路指導の先生方も「進路は医学部！ イチ押し！」、
親も「医学部にさえ行ってくれれば子育ての問題が全解決」と子どもの意見はガン無視。
塾予備校も医学部イチ押し一辺倒。

中年になって思うことは、教師、親、予備校にはこれからも感謝しないなーと思います。
遺伝子とかコチャコチャしたことに興味がないんで、このウン十年は苦痛そのもの。好きな勉強をして自分の人生は自分自身で決めたかったです。
男性医師には頭を下げなければならないし、看護師から陰口を叩かれるし、自分自身も国の税金の無駄遣いだと思うし。

そもそも自身の娘を医学部に入れて、鼻高々になっている親に強烈な違和感。
こんなことで自分の親を大嫌いにはなりたくなかったですね。
地頭が悪ければ良かったです。

週１００時間の年間五〇週で、年間５０００時間ぐらいが若手の医師の勤務時間でしょうか？
年収１０００万なら時給２０００円ですから、世間一般からすれば確かに医師は恵まれますね。
医師自身は報われないとおもっていますが。

私がそうなのであえて言いますが、女医にとっての医学部なんて職業学校なんじゃないですか。
スレ主に言いたいのはモトが取れる取れないのは当の女医の話ではなく、女医の親のフトコロの話。どこでバランスシートとってんのか、とツッコミたくなりました。

スレの内容から逸脱しますが、
私も古い研修医制度で30歳すぎまで48時間勤務して、結婚〜育児としました。が、こんなスレでまで今の新研修医制度をこき下ろす年寄り医師にはウンザリしています。
ローテートにはローテートの良いところはたくさんありますし、厚労省の言う通り、患者の大多数は老人なんですしね。ていうかそういう世の中ですよ。専門医ばかり増えてもしかたない。
プライマリー医が過去の経歴を披露する姿に辟易のは、私だけでしょうか。
過労死が大問題になっている世の中で、旧研修医制度バンザイ、研修医はもっと働けというのは、おかしな話ですよ。

まだ教えてもらうことばかりなのに権利を主張する若いひとが増えたかも。
試験科目に山の縦走を取り入れた方がいいと上司は言ってました。登山で体力と根性、テント設営や炊飯で協調性がわかるそうです。

若者の人権を本人や周囲が気にかけるように
なったのは時代の変化です。

一般企業は、大きく変わりました。

医者だけ世間知らずでは事故や訴訟になりますよ。

中年女医の実感 様
私も、国立最難関医学部（の末席）出身です。
この仕事ってそんなに面白く無いですかね？ 私は生まれ変わってもやっぱり医者になりたいです。
私の場合は、中年女医の実感 様 と反対で、周囲に文系を強く勧められましたが、大反対を押し切って医学部に進学しました。
本当に医者になって良かった！
徹夜明けの疲れ果てた体でも、患者さんの幸せそうな笑顔をみると、本当に疲れが飛んでいきます。
こんな気持ちをくれる今の職業は、天職と思い感謝しています。
シミとシワしか無い婆ば医者ですが、もうひと頑張りしてみようかと思っています。

ローテートについては、個人的にはあまり意味が無いと思います。
ローテートの間は、基本研修医はお客様です。
常勤医は、彼らに最終責任を負わせられない。
研修医にしても、またすぐに次に行くから、今は見学を基本に、、と根性を据える、までにはいかないようです。

全責任を負って、冷や汗をかいてピンチを乗り越えて、初めて自分の血となり肉となると思います。
ローテートに若い貴重な3年間をつぎ込むのはもったいない！
結局虻蜂取らず、なる事を危惧しています。

看護師さんに悪口言われても、そんなもんですよ。
看護師同士、医者同士にも悪口って有るでしょう？
どこの世界にもあるもんです。
医者になったからではありません。

それに、男の医者に女医だから頭をさげることってあります？
自分のミスがあれば、男医者に限らず誰にでも頭を下げますが。。

今後とも後輩たちのためにも、お互い頑張りましょう。