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【5071154】医学部激変の時代へ

投稿者: IK   (ID:a.XwtNLYAf6) 投稿日時:2018年 07月 31日 14:56

弘前大学は27日、本年度実施する2019年度入学者選抜要項を発表した。全体の入学定員は1322人で前年度と変わらない。一方、20年度入試では、医学部医学科は国の医師確保対策に基づく入学定員の上乗せが終了するため、19年度比27人減の定員85人となる見込み。

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  1. 【5085941】 投稿者: 前衛党  (ID:nSx7mWDwmbA) 投稿日時:2018年 08月 15日 22:23

    世界史の教科書的な知識ゆえ、あらかじめご容赦願いたい。
    あなたにご理解いただきたいことは、「生存権」とはまさに資本主義経済の発展に伴う弊害の是正のためにあるということである。

    すなわち、フランス革命によって始まったブルジョア革命による形式的な自由や平等の保障だけでは無産階級たる労働者の人権を守ることができないということである。そこで、支配層は資本主義経済の弊害を是正するためにーたぶんに階級懐柔策であり、労働力商品の摩耗を防ぐためとの功利的意図によりー不十分ながらも社会保障の充実に努めてきた。

    わが日本国憲法も社会的正義の立場から経済的弱者に対して、人間に値する生活を保障するための社会的基本権を定めた。それは現代国家の憲法中、大きな部分をなしている。すなわちそれは、経済的弱者の存在は個人の責任に帰することができず、資本主義経済制度そのものが生みだす社会悪であり、その救済は社会全体の責任であるとの考え方である。

    あなたのご紹介のように、公的扶助を受けている方々がそうした高額の先進的医療を受けておいでになるのであれば、むしろそれは上述の趣旨に沿った望ましいことになろう。まさに現代福祉国家像をその理想像にする現行憲法の趣旨に沿った妥当なありようといえる。

  2. 【5085949】 投稿者: あの〜  (ID:T6kPRK9hx/Y) 投稿日時:2018年 08月 15日 22:39

    制度に欠陥はあろうが悪いのは制度を悪用、喰いものにする連中である。

    2025年君は医師でもなければ医学部受験知識も持ち合わせていない。
    今までの書込みから明白。
    医学部受験掲示板の「前川嘉平」だ。(笑)
    アンチ医学部、アンチ医師派に都合の良い人材だからな。

  3. 【5085957】 投稿者: 前衛党  (ID:nSx7mWDwmbA) 投稿日時:2018年 08月 15日 22:45

    >「定説」などとエビデンス抜きで言い出す人は信用されませんよ。


    エビデンス不要の周知の事実だからこそ定説という。
    陽が東から登り、地球が自転することをいまさら説明の要があろうか。

  4. 【5085960】 投稿者: 2025年問題  (ID:kEMiU9NtJpA) 投稿日時:2018年 08月 15日 22:51

    >生活保護がすべて悪みたいな書き方はやめてほしい。
    2025年は、極論だ。

    その最たるものが、一部の生活保護者の高額な医療費だと思う、と書いているが。
    医療関係者であれば理解していただけると思うが、残念ながら一般の方には無理だったようだ。


    前衛党 さん

    僕が書いた一部の生活保護者の実態を理解したうえで、

    「公的扶助を受けている方々がそうした高額の先進的医療を受けておいでになるのであれば、むしろそれは上述の趣旨に沿った望ましいことになろう。まさに現代福祉国家像をその理想像にする現行憲法の趣旨に沿った妥当なありようといえる。」

    と言われるのならば、もう何も言うことはない。
    不公平感の最たるものにメスを入れなければ、その他の負担を強要される人たちは納得しないと思うが。

    普通の人たちにとってよかれと思って書いたが、これ以上書いたところで批判されるだけなのであれば、自分なりに書くこと書き、実態を知る医療関係者を最低限の責任は果たしたと思っているので、これで消えることにする。

  5. 【5085961】 投稿者: 前衛党  (ID:nSx7mWDwmbA) 投稿日時:2018年 08月 15日 22:52

    >悪いのは制度を悪用、喰いものにする連中である。


    その限りで賛成だ。
    仮に、公的扶助を受ける人々に対する恩恵的思惑あるのであれば、
    それは到底容認できない心得違いだと言わざるを得まい。

  6. 【5085963】 投稿者: 前衛党  (ID:nSx7mWDwmbA) 投稿日時:2018年 08月 15日 22:58

    それは「不公平」と捉えるべきではないということ。
    先進国の憲法の観点からは、「社会全体の責任として当然のこと」と考えるべきである。

    ほぼ大多数の憲法学者ならびにーおそらくー多くの社会福祉学や社会保障法学の研究者らも同様の考えであろうと思われる。

  7. 【5085971】 投稿者: 東大理系OB  (ID:dqRh7BxZIQg) 投稿日時:2018年 08月 15日 23:11

    2025年問題さまの書き込みを興味深く拝見していますが、長く理系トップ層の中に居る経験から、反対側から見た状況をお伝えしたく。
    (私がトップ層というつもりは毛頭ありません。あくまで私の周囲の話。)

    ・医学部人気とアカデミア就職難は対になっているように思います。
    ひとたび大学や国研に職を得ようとすると、
    1990年前後:博士課程でそこそこの成果をあげると大学助手(正規雇用)に採用。助手の給与は安いが高校の新任教師よりはよかった。
    まあ、40くらいで常勤講師か准教授にはなんとか、という感じでした。
    現在:博士課程でそこそこの成果をあげると大学のポスドク(臨時雇用)。35から40で大学の正規雇用ポストを得るのは比較にならないほど難しくなった。

    安定して研究と教育に打ち込めるなら、給与が開業医の3割だろうとも勤務医の6割であろうとも、大学の研究者を目指す、というのは、立派な進路でした。

    これが、30台で年収300万、ぽすとを得られる保証はなく限りなくハローワークが近い、となると、やってられるか、となるわけです。

    ・次に企業内研究開発について
    1990年前後は日本の半導体産業が世界を席巻し、その後、液晶が世界の注目を集めました。現在は自動車産業でしょうか。
    たとえば半導体エンジニアは、半導体産業がトップを走るときも若干給与が上がる程度で、産業が崩壊すると一気に失職。
    また、1980年代にすでにソフトウエア技術者不足の危機が叫ばれ、現在その通りになっていますが、それでソフトウエア技術者の処遇が大幅に上がったかというとそんなことはなく、過剰労働のブラック職場になっただけでした(一部のトップ層や特殊技術は除きます)

    なぜ、こういうことになるか。日本の会社の経営陣は、技術者に経営権を持たせるほど処遇するくらいなら会社が発展せず衰退したほうがマシ、と考えているのではないか、とさえ思っています(もちろん自分が逃げ切るのが前提)

    処遇が下がるのは簡単、世の中の空気はそう簡単に変わりません。男女雇用機会均等法が制定されてから何年たち、どれだけ世の中が変わったか。日本は良くも悪くもこういうスピード感なのではないかと思います。

    EDUでは戦略コンサルを推す向きが多そうです。しかし、私は、戦略コンサルは旬を過ぎたのではないかと思っています。
    東大や京大からIVYリーグのMBAに進み戦略コンサルへ、パートナーになるもよし、スカウトされて企業経営陣に入るのもよし、というキャリアパスは実際に存在します。
    しかし、こういう上昇スパイラルの人よりも、下降スパイラルにはいる人のほうがはるかに多い。もう少しはっきり言うと、1~2年、年収2000万、というのは比較的容易ですが、これを20年継続するためには、真に抜きんでた能力が必要かと考えています。

    企業でも大学でも、やりようはあります。能力が高く(運をつかむ能力を含む)、好きなことをやって好きなように生きていけます。

    しかし、アカデミアの崩壊(ポスドク1万人と国立大学の「選択と集中」政策の失敗)と産業の衰退が、おおいに陰を落としました。

    技術者の地位向上は女性の地位向上とともに私のライフワークのようなもので、現在も必死で取り組んでいますが、どうすればいいかよくわからない、というのが本音の実感です。

    若い能力のある人に、お国のために技術開発をやれ、ポスドクからハローワークかもしれないし企業で埋もれたままリストラされる可能性も高いけれどお国のために自分を犠牲にしろ、とは言えません。

    2025年問題さんが医療に情熱がある人に医師になってほしいと書かれていたように思いますが、技術開発はさらにハイリスクで、好きでないとやってられません。

  8. 【5086056】 投稿者: 2025年問題  (ID:zQ8b0JrtHGA) 投稿日時:2018年 08月 16日 02:05

    東大理系OB さん (僕にも、「さん」でいいですよ。「お前」じゃ困りますが)

    レスありがとうございます。
    もう消えようかと思っていましたが、真面目な投稿を頂きましたのでレスします。
    >医学部人気とアカデミア就職難は対になっているように思います。

    確かにそうかもしれません。
    昔の話で記憶に間違いがあるかもしれませんが、
    僕自身も分子生物学にあこがれて基礎系の大学院へ入学し、助教授の先生が教授に就任されポスドクとしてついていったのですが、医者としてのバイトが認められていた私の年収は1000万円以上となっていましたが、その時の教授(僕より7歳くらい年長)から聞いたのですが、僕の方が高給取りでした。

    詳しくは知りませんが、日本の大学の職員は、役職と年数で大体収入はきまり、業績はあまり関係ないとのことでした。
    また、研究費も浅く広く分配するために科研というものがあり、あまり重要でない研究に対してもある程度の金額がつくため、1研究当たり高額にはならないようでした。

    それではいけないということで、当たれば複数年で潤沢な資金がつくようなCOEなどのグラントができ、僕の所属していた教室もCOEが当たっていましたが、研究者の給与はそのままだったと思います。
    僕自身は軟弱で選択はしませんでしたが、昔はそのような薄給にも拘らず、医学部でも純粋に基礎系に進む学生もいましたが、今では少なくなっているようです。

    東大理系OBさんが言われる、医学部人気vsアカデミア衰退というのは、医学部の中でも、臨床人気vs基礎衰退という形で存在してると思います。

    その結果、医学部の基礎では医学部出身が減少し、理学部や薬学部出身者、あるいはアジアからの留学生の割合が増えているように思います。

    医学部であれ工学部であれ、基礎研究の充実は国の繁栄には重要だと思いますが、日本ではそのモチベーションを研究者に対して、moneyという物質的な充足ではなく、positionという精神的な充足だけに頼っていましたが、それがもはや崩れてしまったように思います。

    対策としては、門外漢なのでよくわかりませんが、研究だけでなく経済的にも魅力ある研究者にすることが必要だと思います。
    研究費の増額が必要ですが限度があると思われますので、科研を少数精鋭にして1研究当たりの金額を増やすとか、産学連携をもっと増やし、研究の成果に対して個人にインセンティブをつける、その時にある程度の生活費も含み、などでしょうか。
    しょうもない意見しか思いつかずにすいません。

    製薬については少しわかるのですが、海外では製薬メーカーは巨大で、武田ですら世界で20位くらいです。
    欧米では多くのベンチャー企業があり、先進的で儲かりそうな創薬に取り組み、成功の兆しがあれば巨大製薬メーカーが買い、ベンチャーが巨額な資金を得て研究者が高収入を得るようです。

    アムジェンなどはベンチャー企業だけにとどまらず、数は少ないですが大儲けができる新薬を複数引っ提げて、アステラスの一部を取り込み、製薬メーカーとして日本に参入しています。

    いずれにせよ、今の日本のように、優秀な頭脳が安定を求めて医学部ばかりに進学していると、日本の国力は衰えていくのは必定で、日本の将来の屋台骨を支えると予想される産業の技術者の育成と待遇改善が、国家としての急務だと思います。もう手遅れかもしれませんが。

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