医師と医療、医学部のこれから｜掲示板スレッド

＞「善良な国民」が、ある属性の人たちを集団でたたくことの異常性について思いを巡らせるべき。

集団でたたくことがないように、早く生活保護者の医療費問題を、みなが納得できるように改善するべきと書いている。

＞医師がひとの命に関する問題を、自らの経験と財政の観点から、深い議論のないまま声高に主張する事に強い危惧の念を抱く

日本の生活保護の捕捉率は２０％程度と言われている。
つまり今の生活保護受給者の４倍程度の人たちが同じ境遇で、その多くは高齢者だと思うが、生活保護の受給額より安い年金生活で、しかも１割～２割の医療費を払っている。

生活保護者の医療費問題の改善は、こういった不公平にさらされている人たちの改善もこめて、早急に着手するべきということだ。
財源には限度があるから、このような人たちが生活保護と認定されれば、現在の生活保護の医療費問題にも同時に着手せざるを得ない。

ゆっくりと時間をかけてするというのは、こういう人たちを今のまま放置するという意味になるが、それでOKということだね。

〉「善良な国民」が、ある属性の人たちを集団でたたくことの異常性について思いを巡らせるべき。

仰せの通りであると考える。
モノを言うこの私でさえ、ご覧のようなありさま。悪意ある印象操作のオンパレード。ましてや、語るすべの乏しい、あるいは自らの状況に委縮なさる公的扶助を受ける方々においては、その忸怩たる心情察するに余りある。

あのハンナ・アーレントは、そうした弱者に不当な非難を浴びせる人達をして、「凡庸な悪」との名言を吐いた。

＞ゆっくりと時間をかけてするというのは、こういう人たちを今のまま放置するという意味になるが、それでOKということだね。

おそらくそういう意味ではないと思われる。あなたの現場ならではの危機感も理解できる。本スレッドでも見受けられるように、悪意ある人は確かに存在するからだ。だが、「１０人の有罪者を逃すことがあっても、一人の無辜を罰するな」との法諺もある。

したがって、そうした公的扶助の基本的意義づけや法的に許容される論理（正当性）、そしてそれに規定づけられた政策原理を詰めて議論しておくことが、あとで大いなるツケ（災い）の惹起を未然防止することになると思われる。それは、こと人の生存に関わるものであるだけに、より慎重で冷静な議論が求められるはずである。

＞語るすべの乏しい、あるいは自らの状況に委縮なさる公的扶助を受ける方々においては、その忸怩たる心情察するに余りある。

医療の現場を知らない証拠だね。
生活保護者の中で、あまり言わない人もいるが、文句ばかり言って医療従事者を困らせている一群もいる。
さらに、過度の医療費を使っているのは、このような人たちだ。

こんなことは医療現場を自分の目で確かめれば簡単にわかること。
そういうことをしないあなたにはわかる筈がない。

最低限の医療の質の確保とそれなりの納税者の不満の解消の落としどころ。
医療保険を一本化して保険料は半額。その代わりに今の医療設備や施設の基準は高過ぎるので諸外国並みに低下させる。従来同様の基準を求めたり長い待ち時間が嫌な人は追加代金を支払いアップグレードや待ちの優先枠を購入する。
今の医療に対する不満のひとつに、待ち時間が長くて病院に通いにくいということがある。待ち時間が長いために税や医療保険を支払っている者がなかなか病院に行けないのは大きな不平等。

それもまた、あなたの関わるごく一部のご経験であろう。
現象的実例としての提示ならいざ知らず、そのようなものをなにゆえ強引に一般化しようとするのであろうか。

弱い立場にある方々が、まして公金からの支援を受ける人たちがそれゆえ委縮する心情になることは当然であろう。あなたの前にある患者さんたちも、専門家であるあなたに対して委縮した心持にあるのではあるまいか。よもや、その程度の洞察力さえ乏しいわけでもなかろう。

いささかファナティックとも感じられるそのありようは、失礼ながら医療者に対する私のイメージに違和を感じさせる。冷静な議論をお願いしたい。

上の私の書き込みは、「2025年問題 (ID:o9eG7lBrpzo)」氏に宛てたものである。

　生活保護者に対する医療は現在国がすべて代わりに支払ってくれる。

　医療側からみればとりはぐれはなく、今のままでも問題はないし、

　すごく助かっている。　極端なことを言えば生活保護者のおかげで

　医療者は儲けることができるわけです。

　だから本音を言えば今の制度が継続してほしいわけですね。

　しかし患者さんの側から考えた場合、一般の納税者が医療費を苦労して

　ねん出していいるのを見ていると大変気の毒になる。

　いっそのこと年収５００万円以下の納税者も生活保護者と同じく医療費

　を無料にしてあげたいと思う！

　それが現実に可能ならばね！