防衛医科大学校はどうなのか？｜掲示板スレッド

別にそこまで深刻に考える必要はない、ただの模擬テストとして受ける生徒が多い。
受かれば普通の東大理学部程度は受かりそうというだけの話。

よく考えて
と言うのは入学の話です。
防医入試はそれこそ模試感覚ですから。

滑り止めで仕方なく入校されるのは、お止めになった方が宜しいかと。
そして、任官して9年で辞める方の本当に多いこと。
ここの書き込み読んで悲しくなりました。

全寮制で先輩と同じ部屋で生活、自室にテレビやゲーム機の設置は禁止、他人を寮に連れ込むのは禁止、
門限あり、週末の外出外泊は届出制、運動部強制入部、朝6時起床で点呼と訓練あり。
当然異性との出会いもない、不細工な看護学生とのパーティとやらがあるだけ。
いくら給料が出てもこんな生活6年間耐えられない。

私は、防衛医大に進学するためには必須と思います。

防衛医大は幹部自衛官（医官）養成のための大学（相当）でカリキュラムも医官養成のためのものです。
この点を無視して通常の医学部との同等性を強調する書き込みが多すぎます。

なお、医官は自衛隊の幹部ですが、最高幹部の将官には、当然のことながらなりにくいです。防衛大などの卒業生のほうがはるかに昇進しやすい。医官に一個大隊や艦隊の指揮は無理ですから。
この辺りが、最低年限で民間に転じる卒業生が多い原因のひとつでしょう。

防衛医科大学校卒業生の進路

（１）医師国家試験に合格、卒業。卒業後、陸・海・空曹長に任官
（２）幹部候補生学校（6週間）　（防衛大の場合は半年。一般大は1年だが医官は6週間に短縮）卒業後、2等陸・海・空尉に昇任
（３）初任実務研修（2年）　防衛医科大学校病院及び自衛隊中央病院で医師法に基づく臨床研修
（４）部隊勤務（2年）、駐屯地（陸自の師団後方支援連隊衛生隊など）において隊員の健康診断、自衛官採用時の身体検査業務などを実施するが、この2年間の多くを幹部自衛官としての教育実習に当てられる。陸上自衛隊は衛生学校、海上自衛隊は横須賀病院、航空自衛隊は岐阜病院と航空医学実験隊で陸・海・空別の専門教育もこの部隊勤務の2年間の中で受ける。他の自衛官と同じ訓練課程を受講する医務官もいる。
（５）専門研修（2年間/研修科目によっては最大4年）専門分野（内科学・外科学など）の研修科目を防衛医科大学校病院で受ける。研修終了後、認定（専門）医の資格を取得。
（６）部隊勤務（1年）：部隊など隊員の診療にあたる
（７）防衛医科大学校の医学研究科または海外に留学（4年間）：修了後、医学博士を取得。

医学博士を取得したところで医官として一人前になるが、卒業してから、11年を経ているので9年間の義務期間を終了することになる。
しかも、この９年の間に医官として実際に現場で勤務したのは “たった４年間” だけで。
研究科を終えて医学博士になった途端に自衛隊を退職する者が多い。
この先、自衛隊に残った者が本当の医官。
ただし、自衛隊で上級幹部になるためには幹部学校指揮幕僚課程（陸上：ＣＧＳ　海上・航空：ＣＳ）に入校すしなければならないが、医官はポストの関係で入校するのが難しい。
一佐以上に昇進する人は、各年５名前後で、ほとんどの医官は二佐で定年時に一佐としてキャリアを終了する。


防衛医科大学校に入校した学生は2種類に分かれる
（１）防医は合格するも国公立の大学医学部に不合格になり、経済的な理由で防衛医科大学校に入校するしか医師への道がなかったもの。
（２）幹部自衛官としての医官を志すもの（防衛大、防衛医科大、航空学生を併願した学生も存在する。）

上記（１）のような学生が９割でその多くが、義務年限を終了すると自衛隊を退職して民間の病院へ移籍していく。
防衛医科大学校の教授が目を付けた医官に声をかけて民間の病院への進路を紹介することもあるとか。
上記（２）のような学生は１割しかいないのが現実。
同級生から自衛隊が気に入った変わり者と見られることもある。


入校して一週間は毎日制服等のアイロンがけやベッドメイクで時間に追われる生活に戸惑うが、仲間が困っていたら助け、自分が困ったら助けてもらい、全員で達成を目指すのが防衛医科大学校の特徴。
防衛医科大学校の徒歩訓練では一人ひとりの動作と小隊長以下の指揮法について修得。
体育一般では、自衛隊体操や体力検定種目（3,000m走、懸垂、送付とボール投げ、走り幅飛びなど）を実施。
看護科（自衛官コース）の女子学生も行うので医学科の学生も当然、やらされる。
1年では陸・海・空自衛隊部隊実習、2年では射撃・空挺団実習、水泳訓練、冬季定期訓練（スキー訓練）がある。
1年～3年では陸・海・空各自衛隊観閲式に参加。
陸上自衛隊朝霞駐屯地で行う観閲式の時は防衛医科大学校の学生といえども行進する前、1時間近く立ちっぱなし。
防衛医科大学校では１年から６年まで体育・訓練だけで合計507単位取得しないと卒業できない。
空挺降下やレンジャー課程を修了した猛者も過去の卒業生にはいる。

航空医学や潜水医学などは日本では自衛隊の医官が研究の中核を担っている。
航空機に搭乗しているときに生じるＧや気圧変化や潜水中に加わる水圧による特有の疾病・障害についての研究・臨床がそうである。
戦場や災害地でさまざまな外傷や疾病についての研究も日本では防衛医科大出身者が中心的役割を果たしている。
自衛隊の医官は医官の活動場所は、周囲から十分な支援を受けることができない可能性も高いことから内科も外科も一通りの治療行為ができなければならない。
自衛隊の医官は国際緊急援助隊のメンバーに指定されることが非常に多い。

防衛医科大学校は『研究や臨床の世界最先端を目指す専門医』を志す人には勧められないが、『国際貢献』、『総合臨床医』、『自衛隊での勤務』、『潜水医学や航空医学など特殊な分野』、などに興味のある人には絶好の学校。


現在の自衛隊中央病院の救急科医長の経歴
・　平成10年防衛医科大学校卒業
　　(自衛隊中央病院平成28年1月着任)
・　医学博士(防衛医科大学校)
・　陸上自衛隊幹部レンジャー課程卒業
・　空挺基本降下課程卒業

パラシュート降下資格とレンジャー資格を併せもっている医官。
https://www.mod.go.jp/gsdf/chosp/page/kyu-kyu-ka.html

三等陸佐時代は陸上自衛隊によるハイチ大地震の国際緊急医療援助隊でも隊長として活動
http://www.asahi.com/special/haiti/TKY201002140173.html

この医官は空挺団の演習ではパラシュート部隊に同行して、パラシュート降下して負傷者が発生した場合、衛生隊員を指揮して隊員の治療等にも従事していた。
防衛医科大学校を卒業するといくら医師だとしてもこのような業務に従事しなければならない。

防大だけでなく防衛医大出身で宇宙飛行士になった方いますよね。
医学部卒宇宙飛行士は東大医学部と防衛医大だけですね。

女医さんもいませんでした？