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【5933025】日本人医師の海外勤務

投稿者: 保護者   (ID:sMkugWbY5F.) 投稿日時:2020年 07月 04日 18:16

海外で日本人医師が勤務する場合、年収が多い国や需要の多い診療科、勤務環境や勤務条件はどのようなものでしょうか?日本人が多く行っている国やお薦めの海外大学や病院はどうでしょうか?

また、デメリットはどのようなものがありますか?

発展途上国での勤務も含め、海外での勤務は、帰国後、どのようなメリットがありますか?

またその他に、海外勤務や海外留学について知っていること、気をつけなければならないことがあれば、お教え下さい。

新型コロナの影響で、しばらく渡航は無理でしょうが、参考までに質問しました。

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  1. 【5933337】 投稿者: 保護者  (ID:sMkugWbY5F.) 投稿日時:2020年 07月 04日 22:39

    皆さま、詳しい回答ありがとうございます。

    医師が海外の大学で学ぶ場合、研究医として留学する場合が一般的なようですね。臨床医として海外で生活するのは、ごく限られた方だけなのですね。

    ただ、海外で先進的な治療技術を習得する場合、どうされるのでしょうか?海外で直接学ぶことはできないのでしょうか?

  2. 【5933464】 投稿者: 経験者  (ID:VjMR14vvXHI) 投稿日時:2020年 07月 05日 02:07

    >海外で先進的な治療技術を習得する場合、どうされるのでしょうか?


    例えば、アメリカで外科臨床医として先進的な技術を取得したいなら、USMLE(米国医師国家試験)に合格した後にインターン/レジデントを少なくとも経験する事ですね。

    この仕組みは日本でも基本的に同じですが、USMLEには日本の国試に無い面接(Step2)等もあり、この部分とtep3はアメリカ国内でしか受験出来ません。

    (また、USMLE受験の手前では、アメリカのメディカルスクールの病院実習は日本の医学部の病院実習よりもディスカッションが多くて深みと幅があります。医科歯科や千葉医の報告書によく書かれています。付いては、英語が堪能な日本人にも、日本の国試よりもUSMLEの方が随分難しく感じることでしょうね。)

    昔も今も、結構な数の日本人が合格していますよ。但し、受験費用が高いですから、途中で頓挫する人も多くて、日本人の合格率は高いとは思えませんね。因みに、私も子供達も現地勤務先では有給ででしたよ。

    お子さんが既に医学生との事なら、ここで情報を集めているよりは、m3にお子さんご自身が登録されれば、いくつも海外の事例がありますよ。

  3. 【5933536】 投稿者: 保護者  (ID:sMkugWbY5F.) 投稿日時:2020年 07月 05日 07:39

    参考になる内容、ありがとうございました。

    アメリカで医師資格を取得するには、もう一度、医学部(メディカル・スクール)で学び直し、USMLE(国試)に合格し、インターン/レジデントを経験しなければいけないようですね。途方もない努力と時間やお金を要するということのようですね。

    それにもかかわらず、「結構な数の日本人が合格」しているとのこと。そこまでする魅力とは何なのか不思議です。

    それなら、日本でできるだけ多くの患者さんの治療にあたる方が、社会のためになるようにも思います。

    当初の質問とは、違う方向にそれたようですが、参考になりました。ありがとうございました。

  4. 【5933731】 投稿者: 経験者  (ID:GjEe72qmP9s) 投稿日時:2020年 07月 05日 10:58

    >アメリカで医師資格を取得するには、もう一度、医学部(メディカル・スクール)で学び直し、

    日本の医学部を卒業していれば、(かつ初期研修を修了していれば、) アメリカのメディカル・スクールに入学して学び直す必要は無いです。


    >「結構な数の日本人が合格」しているとのこと。そこまでする魅力とは何なのか不思議です。

    何年も前からの事ですが、大学医局に残って準教授以上のポストに就くには、海外留学がほぼ必須になっています。基礎系での留学よりは、臨床の方が大学医局が喜びます。

    医局に残らない場合でも、国際医療福祉大学医学部や奈良県立医科大学では日米両方の医師免許取得を目指しています。何故でしょうかね。お子さんに聞いて見られると、分かるかもですよ。


    因みに、米国医師免許を取得していれば、インターン/レジデント中でも米国人と同じ給与待遇です。そのまま米国に残る人もいます。 上の方で薄給とかほぼ無給での留学の話しがありましたが、それは基礎系での研究留学のケースが多いと思います。基礎系留学なら、医者じゃなくても出来ますからね。

  5. 【5933797】 投稿者: 保護者  (ID:sMkugWbY5F.) 投稿日時:2020年 07月 05日 11:53

    ご丁寧な回答、ありがとうございました。

    今、大学はオンライン授業ですが、本人は英会話教室のオンライン講座も受講しています。また、海外の論文を読むためにも、英語は頑張っています。

    貴重な経験を投稿くださり、ありがとうございました。

  6. 【5933803】 投稿者: 極めて限定的  (ID:8lqWNRGBmeA) 投稿日時:2020年 07月 05日 11:57

    横から失礼します。

    >アメリカで医師資格を取得するには、もう一度、医学部(メディカル・スクール)で学び直し、USMLE(国試)に合格し、インターン/レジデントを経験しなければいけないようですね。

    これは誤解で、アメリカの多くのメディカルスクールは、他国の医学部在学生や卒業生のアプライを許しておりません。また、多くのアメリカのメディカルスクールは、アメリカの大学の卒業(または数年の在学)を求めています。
    USMLEは日本の医学部の卒業資格(大学のカリキュラムに制約あり)で受験できます。日本人にとって難関は、STEP2の一部である模擬診療で、八時間?にわたりあらゆる訛りの英語に対応し秒単位で指示を出す高度な英語力がもとめられます。TOEFLで測定可能な範囲の英語力では難しいとも言われます。

    アメリカの医師免許を考えるとき、カタく行くならアメリカの一流大学に留学して優等の成績をおさめメディカルスクールを受験するルート。学部時代のGPAが重要なので、入学していきなり高い成績が必要です。学費も大変です。年に600万くらいが8年、が最低ラインでしょうか。
    チャレンジなら日本の医学部からUSMLEを受験。これなら費用はけた違いに安いですが、試験のほかにレジデントに採用される病院を探すのが難問(日本人USMLE Step2合格者の半数は受入れ病院が見つからず諦める、とも言われます。)。

  7. 【5933940】 投稿者: 経験者  (ID:n3TMG1keHK2) 投稿日時:2020年 07月 05日 14:00

    総論的には概ね同意しますが、少しコメントさせていただきますね。

    >アメリカの多くのメディカルスクールは、他国の医学部在学生や卒業生のアプライを許しておりません。

    これは多分、州立大学などの事ではないですか。
    私が在席した東海岸にある日本人にも人気の大学の他にも、私が知っている多くの私立大学メディカル スクールでは、限定的ではありますが外国人の入学を認めていますよ。多くのドップ私立大学ウェブで、医学生の学生母集団の分布が確認出来ますよ。



    >学費も大変です。年に600万くらいが8年、が最低ラインでしょうか。

    これは本当に最低限ですね。州立大学でも州外生の授業料になりますので、これで足りるかどうか、南部なら、可能な所が有るかも。 

    多くの上位私立大学は、授業料だけでも年間5万ドル(約550万円)以上ですから、奨学金の無い場合は大ざっぱに見積もって年間1,000万円以上かかります。(但し、多くの学生は、何らかのファイナンシャル エイドをもらっていますけどね。)


    ついては、

    >チャレンジなら日本の医学部からUSMLEを受験。これなら費用はけた違いに安いですが、試験のほかにレジデントに採用される病院を探すのが難問(日本人USMLE Step2合格者の半数は受入れ病院が見つからず諦める、とも言われます。)。

    はい、仰せの通りですね。でも、不可能な事ではありませんよ。

  8. 【5934037】 投稿者: 極めて限定的  (ID:8lqWNRGBmeA) 投稿日時:2020年 07月 05日 15:07

    >限定的ではありますが外国人の入学を認めていますよ。

    日本人の入学枠?については、アメリカの大学にX年以上在籍、という条件などメディカルスクールごとの条件をクリアすれば、もちろん可能です。

    申し上げたかったのは、外国「医学部(相当)」在籍や卒業生は入学不可、というポリシーのメディカルスクールがある、ということです。HMSは典型で、アドミッションポリシーにわざわざ「この条件はstrict」と注釈があります。
    日本で医学部を卒業するとかえってアメリカのメディカルスクールに入りにくくなる場合がある、ということです。

    子供の同級生にUSMLE Step3まで走りきってアメリカに職を得た人がいます。また、私の友人には某国日本クラブの医師を経験した人が居ます。
    二人とも、極めて優秀な上に物凄い努力家です。

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