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【5935954】研修病院の選び方

投稿者: 23区   (ID:/rDc8ODnG1Y) 投稿日時:2020年 07月 07日 09:08

自分の思い通りになる人もそうでない人もいると思いますが、
どなたか、体験談、あるいは知っていてよかった、というような情報ありませんか? 
やっぱり、自分の大学系列がよいのでしょうか?
地方から東京に来た場合差別されますか? 

娘なんですけど、自宅が都内で大学は地方国立です。
都内に帰ってきてほしいと思ってます。

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  1. 【5937752】 投稿者: 今年研修医親馬鹿母  (ID:v2a4Ttri5bo) 投稿日時:2020年 07月 08日 17:53

    >注意しなくてはいけないのが、最近東京や神奈川では、科による医師の偏在の問題で、専門医を取るための専攻医の人数を制限していることだと思います。その人数は病院ごとに国が決めるようです。娘の友人は、都内大学を卒業後、親が病気になったこともあり、出身地の病院で初期研修をしたのですが、出身大学の先輩と結婚が決まり、その大学のマイナー科の医局に入局しようとしたところ、希望者が多く、大学卒業者であっても落とされました。その大学出身者でかつそこで初期研修をした人が一番有利、次に他大出身でもそこで初期研修をした人が有利だったようです。他の大学病院も倍率が高く、他大の地方枠(最初に提携先の地方病院に行くようです)で決まりました。
    初期研修先を決める時点で、既に希望者の多いマイナー科に入局したいことが決まっている場合は、大学病院で研修するほうが無難かもしれません。

    最近のeduの書き込み、否定的な内容もあり、静観して拝見していましたが
    詳しく周りを含む経験談をお聞かせいただき有り難うございます。
    現在出身大学病院で初期研修中の娘は、まだ専門が決まらず、コロナもありマイペースでありますが
    お給料の高い市中病院に出た友達が、女子人気科の教授に入局宣言したという話を聞き、医師家庭でないので相談する先なく悩んでいました。
    更に他の私立や国立組は積極的に教授にアピールしているようだとも娘が申しておりました。
    そんな折にスレを立てていただき、先輩親様のアドバイスは参考になりました。
    東京、神奈川は女医が増えたせいで、マイナー科の入局はやはり難しいし、適齢期で医師同士の結婚の場合
    女子が入局できないケースは今後増えるのですね。
    スレ主様、そのあたりもお嬢様に確認して、地元に帰って欲しいアピールされた方が良いのかも知れませんね。
    ただ大学病院のお給料は市中病院の半分強で、都内の病院の近くで生活するとなると、女子の場合親の援助も必要と実感しています。

  2. 【5937823】 投稿者: 娘の場合  (ID:tK36CO1MbJ6) 投稿日時:2020年 07月 08日 18:59

    専攻医のシーリングについて、まず、思うところを。

    医師の診療科ごとの偏在を解消するため、都市部に限り、専攻医の人数に都道府県ごと(ただし大都市のある都道府県)にシーリングがもうけられました。
    従来は、医局ごとに指導医の数から来る定員がありました。これに加え、この都道府県ごとに人数制限が加わったことになります。
    しかし私は、都道府県ごとのシーリングについては、過剰に心配することはなく、ことEDUでは医学部を誹謗中傷する目的で喧伝されすぎ、のように感じています。

    都道府県ごとのシーリングを病院ごとの人数に落とし込む作業がどのように行われるのか知識がありませんが、昨年「県域ごとのシーリングオーバー」が騒がれたくらいなので、暗中模索状態かも知れません。
    シーリングオーバーの実数としてたいしたことなく、東京を例にとるとひとつの専門について数百人のうち数人、という感じですので、過剰に心配する必要はありません。

    一方、医局ごとの指導医の数から来る人数制限は厳格に守られております。これは医局ごとの募集要項に明記されています。
    ただし、たとえばXX大学附属病院皮膚科の「専攻医」に採用されなくても、XX大学附属病院皮膚科の医局員(医師)にはなれます。当然、専門医の取得は遅れますが、皮膚科の修行を積むことはできます。知人の医局では、専攻医の定員に漏れた志望者も医局で採用し、大学院に進学させて有利な研究テーマを与え早期に博士号を取らせるとともにアルバイト先を優先的に割り当てる、など、別の形で処遇しているとのことです。
    選考は公平性もなにもなく、教授の一存、胸先三寸ですので、早期に入局宣言とかアピールという戦略はうなずけます。教授や医局サイドでも「彼(彼女)は早期に希望を表明して準備してきたから」という理由は医局員に説明しやすいでしょう。
    娘は、市中病院の初期臨床研修の一年目から希望の専門の教授にいろいろ相談し研修のアドバイスももらっていた(非常に役に立ったと言っています)ので、入局にはほとんど不安はありませんでした。

    現在の専門医制度が良いと思っているわけではありません。たとえば、東京都で最大の定員過剰は小児科でした。少子高齢化対策にもっとも重要な専攻の人数をなぜ絞ろうとするか、理解できないところがあります。また、メジャーど真ん中の脳外科も人数制限の対象になっています。脳外科は非常に修得が困難で他の外科系とは専攻医のカリキュラムが大幅に異なるため、メインの外科系よりも脳外科のほうがどうしても声が小さくなった、くらいしか理由を思い付きません。
    学会ごとの声の大きさで人数制限が決まっている、という批判もあり、シーリングの計算方法がおかしい、という批判もあり、専門医制度の中でサブスペシャリティをどうするか学会やお歴々の綱引きで決まらず、混乱を深めていますし、今後もいろいろ紆余曲折があるだろう、と考えています。

  3. 【5937960】 投稿者: 入局制限  (ID:v19eWSFHo92) 投稿日時:2020年 07月 08日 21:13

    皮膚科、眼科、麻酔科などでは都市部(関東、関西)などでシーリングがかけられています。学生はまだ知らないことが多いですが、結構事情は複雑です。
    前期研修はともかく、その後都市部でこれらのマイナー科に進む場合は、かなりの「策」が必要です。旧帝大系、または関連病院を多く持つ大学付属病院は、専攻医が3人だとしても10人以上の入局者を採用し、シーリングのかかっていない他府県の関連病院で研修をさせます。最終的に医局に戻してなんとか専門医を取らせるわけです。関連病院が少ない大学や市中病院で後期研修をすると専門医が取れない可能性があります。もちろんこれは大都市だけの話で、地方の場合は入局制限などほとんどありません。メジャー科では入局制限はありません。
    参考までに。

  4. 【5938162】 投稿者: 今年研修医親馬鹿母  (ID:/SIlxeLfiG.) 投稿日時:2020年 07月 09日 00:32

    詳しく内情を教えて下さり、ありがとうございます。
    娘はまだ漠然と内科としか決まらず、部活の先輩が小児科の医局に入局できなかったため情報なく、他校から来た女医群はしっかり目標の医局があるようだったので専攻医をふくめ、早めにアピールできるよう伝えておきます。
    コロナで他の研修医との関わりが少ないので、大変参考になりました。

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