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【6269921】初期研修と大学院進学について教えてください

投稿者: 知りたい母   (ID:TQm73XEYXd.) 投稿日時:2021年 03月 21日 18:41

こちらから失礼いたします。
医学部新6年生を持つ母親です。

息子は県外にある旧六大学医学部に在籍しているんですが、卒後は地元の有名な市中病院に来るから..とずっと言っていましたが、昨夜帰省後に母校の大学病院で初期研修を受けるつもりだ!と言われました。
別に反対はしませんが、普通は忙しい病院で有名な基幹病院の市中病院で初期研修した方が勉強になるのでは有りませんか?

例えば、3年後、同窓生のA君とB君が母校の大学の同じ医局に入る場合、
A君.母校で2年間初期研修
B君.県外の有名な市中病院で2年間初期研修
ならば、母校の大学医局に入る場合、どちらが優遇されるんでしょうか?大学病院で初期研修した場合は何かしらの違いはありますか?


それと、今の時代、大学院へは進学されないんでしょうか?進学するメリットって何なんでしょうか?
息子が言うには今の時代は大学院なんて行かないんだよ。と言います。本当でしょうか??

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  1. 【6269953】 投稿者: とりあえず  (ID:bgF.jryPRpU) 投稿日時:2021年 03月 21日 18:56

    普通はA君とB君で入局後の待遇の差は無いです。
    ただし一般的な内科や外科に進む場合には大学病院2年だと市中病院よりも手技などの経験数は少ないかもしれないです。逆にマイナー科や内科の中でもリウマチなど市中病院には医師が少ない科に進むつもりなら大学の方が指導を受けやすいというメリットはあります。あと大学病院のプログラムでも市中病院とたすきがけを選べるコースも最近は増えているので、それも悪くないかもしれないです。

    大学教授を目指すのでなければ医学博士取得に実利があまり無いため、大学院に進学する若手医師が減っているのはたしかですが、大学病院に残る期間が長い医局であれば大学院に入る人が多いです。(純粋に研究をしたい以外に、常勤ポストの枠の問題という院の本道とは異なる理由のせいもありますが)
    基礎ではなく臨床研究をやりたい人は、統計などを勉強するために公衆衛生大学院に進んで修士を取るのが最近の意識高い系?のトレンドです。

  2. 【6270048】 投稿者: 勢力図  (ID:/GLm1VFS3oc) 投稿日時:2021年 03月 21日 19:42

    とりあえず 様に別スレでお世話になりました。
    HN変えずに行きます。

    今回のレスでほぼ尽きているのですが、私なりに補足させていただきます。

    ・現在、入局(ほとんど専門医取得のための課程である専攻医採用と同じ)が会社の新入社員のようなもので、初期臨床研修の研修病院は経歴としては大きな影響はないと思います。ただし、とりあえず 様が書かれたように、市中有名病院は救命救急の当直を含め実践の機会は大学病院より多い(かつ研修医を戦力に数えている)ことが多い、ということはあるかも知れません。

    ・臨床医としての重要度は、専門医資格が博士をおおいに上回ります。専門とする分野の専門医が無いとだんだん肩身が狭くなり、多くの医師は真面目に専門医を目指します。

    ・大学院と専門医養成課程は基幹的に重複も可能ですが、大学院は(4年間全部でないにしても)研究に時間を取られますので、期間を分ける、あるいは重ねるにしても1~2年の人が多いように思います。
    大学院の指導責任者=選考医の指導責任者=医局のトップ=(主任)教授、であることが多いので、教授と医局の方針に依存しますし、ぶっちゃけた相談をすれば配慮してくれることもあります。

    ・とりあえず 様がお書きになった通り、博士号の価値は、大学でのポスト(教員ポスト)の得やすさ、そして、留学したときの扱い、くらいでしょうか。
    日本の医師が外国に留学するときはほとんどが基礎医学や公衆衛生学などの基礎研究です。この場合、博士(Ph.D.)がある場合は研究員として扱われますが、Ph.D.が無いと研究助手の扱いになったりします。
    日本の医師はMD(Doctor of Medicine)と訳されることが多いのですが、こと基礎研究においてはPh.D.と同等には扱われません。

  3. 【6270322】 投稿者: 医師免許+医学博士号は、  (ID:LkjLXJNM.QA) 投稿日時:2021年 03月 21日 22:44

    大学医局に残る為だけで無く、主要国公立病院の幹部ポストでほぼ必須ですよ。

  4. 【6270650】 投稿者: 勢力図  (ID:5gCMu67B8WI) 投稿日時:2021年 03月 22日 09:48

    おっしゃる通りですね。

    また、博士(医学)に関しては博士(乙)が残っている(実際にうんようされている)医学部が多いように思います。
    博士(乙)はいわゆる論文博士で、優れた業績を挙げて博士論文を提出し、審査を受けるものです。大学院博士課程に行かずに取得できます。
    制度としては全学部に存在しますが、医学部以外の多くの学部は実質的に論文博士を受け付けず、そのかわりに社会人大学院生に誘導する流れになっています。

  5. 【6270818】 投稿者: みんなで頑張ろう!  (ID:euaLtt6.mGs) 投稿日時:2021年 03月 22日 12:47

    臨床医で、30代に甲学位を取得しました。能力的に臨床医をしながら乙学位を目指すのは無理と判断し、大学院に入りました。
    最終的には、大学院に行ってよかったと思っています。周りで大学院を修了した多くの医師がそう言っています。また、挫折した医師も多くいるのも事実です。

    給与面では、多くの病院で学位があると2学年分基本給の等級が上がります。基本給なので、そのまま管理職手当、時間外勤務手当、賞与、退職金に影響します。また、病院の部長以上の管理職は学位持ちが多いです。
    何よりも大学院時代に培った忍耐力、文献検索から、論文評価能力、検討力、研究力等の医学的能力は、現在も役に立っています。だいたい他医と話していると学位の有無がおおよそわかります。

    専門医は持続的に仕事をしていれば、大概の医師が取得できますし、臨床能力も遅かれ早かれ一定に達します。さらに一歩、出世なり、給与なり、医学研究、留学なりをアクティブにしていきたいなら、そのスタートとして大学院、医学博士号取得があると思います。足の裏の米粒ではない価値がありますよ。

  6. 【6271632】 投稿者: 選択は自由ですが  (ID:vfxzhYuR1bQ) 投稿日時:2021年 03月 22日 23:34

    >ならば、母校の大学医局に入る場合、どちらが優遇されるんでしょうか?

    母校であれば、特に優遇も何もないと思います。
    市中病院の方が、臨床経験を多く積むことができるのと、最近はブランド病院で初期研修をする方が好まれる傾向があります。
    大学病院の医師は自分の仕事に加えて、学生の授業やら実習、研究、雑用に追われていますから、正直初期研修医の相手をするのは面倒と考えています。
    薄給でも、のんびり2年間を過ごしたかったら、母校で初期研修をするのもいいかもしれません。どちらにしても3年目には専門科を決めてきちんと大学医局に入局することをお勧めします。

  7. 【6274369】 投稿者: 勢力図  (ID:Kmwe4Vyc442) 投稿日時:2021年 03月 25日 08:43

    複数の方の貴重なレスが続いていましたが、スレ主さんはどのようにお考えなのでしょうか。
    知恵袋にも同じ質問を投稿していらっしゃるようですね。

    レスがお気に召さないのかも知れませんが、放置はマナー違反です。

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