- インターエデュPICKUP
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投稿者: 海亀 (ID:5cDF4OqklDU) 投稿日時:2009年 11月 14日 22:37
きょうはPTA行事で、海城寺子屋学級(先生が保護者向けに授業をして下さる行事)が開かれたと思います。
出席された方、先生の授業はいかがでしたか?
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【1506721】 投稿者: KS Mania (ID:zXP/tz8dNQw) 投稿日時:2009年 11月 15日 15:00
匿名性の確保に関するリスクがありますが、敢えて報告させていただきます。
2時間目の国語の授業、とても楽しく有意義に参加させていただきました。
題は、「体験的学習の一つの考え方」というものでしたが、
ドラマエデュケーションの触りを体験し、その狙いを気づかせるような展開で授業は進みました。
まず、PISA型学習においては、集団的問題解決力とグローバルなコミュニケーション能力を獲得すること重視するが、そのためには、物事を相対化する力、想像力を鍛えることが必要だという先生の持論から入り、歴史的背景からなぜ現代の日本人はそのような能力を必要とされているかという説明がありました。
そして、本題の体験学習。短いゲームや課題解決を、個または集団ですることによって、あるいは、同じゲームを主観/客観と視点を切り替えてみることによって、集団的解決、そのための相対化や想像力を働かすことに関する気づきを生むようなプログラム展開でした。
最後にそれをどう国語の授業に生かしているか?という話があり、主観的、画一的に捉えることの多い物語文の解釈を、相対化し想像力を働かせる作業を体験的に行なう取り組みのお話がありました。
内容としてはあと2時間位はお聞きしたいようなものでしたが、その意義は十分に父母に方々に伝わったことと思います。
全体を通しては、先生が信念をもち、新しい取り組みを実践されていることがよく分かりました。先生の熱意は、自然と生徒に伝わります。生徒にも多くの気づきがあり、触発されて成長する、それを先生が読み取り、別の取り組みに発展させる。そんな良い循環が生まれてくることだと思いました。そういう先生の姿勢を父母としては末永くサポートしてゆきたいものです。
以上、私の解釈であり、それこそ「相対化」が先生の意図通りできているかは定かではありませんので、一父母の解釈とさせてください。雰囲気はつかんでいただければと思います。 -
【1507216】 投稿者: 海亀 (ID:5cDF4OqklDU) 投稿日時:2009年 11月 15日 23:21
KS Mania 様
授業の内容について詳しく教えてくださってありがとうございました。
たいへん有意義な内容だったようですね。
多くの方が目から鱗の思いで授業を受けられたのではないでしょうか。
子どもは学校のことをあまり多くは話しませんが、先生方の熱意のある授業から大切なことを学び取っているんでしょうね。
来年も開催していただけるなら、参加したいと思います。 -
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【1508886】 投稿者: 高入の母 (ID:.F3LH2eJHRs) 投稿日時:2009年 11月 17日 10:22
自分も参加できず残念でした。
愚息の授業のとき、教科の先生が、寺子屋のときに保護者から出された質問をいくつか紹介してくれたそうです。
息子いわく、どれも「おおぉーー」と思うような質問内容で、「父さん母さんたち、鋭い」と申しておりました。
KS Mania様のお話ともあわせて、とても有意義な行事だったのだな、と思います。
自分も、来年機会があれば、是非参加したいです。 -
【1513707】 投稿者: 海亀 (ID:5c6HknMNJPI) 投稿日時:2009年 11月 20日 23:07
高入の母 様
過去に寺子屋学級には出席させていただいたことがありますが、非常に面白い授業でしたよ。
その時は先生が、生徒向けに同様の授業を行ったときの生徒達の反応を教えて下さって、
日頃の授業の様子が目に浮かぶようでした。
先生を通じて、親子が互いの授業風景を想像するというのは、面白いですね。
来年は参加できるといいですね。 -
【1926350】 投稿者: KS Mania (ID:dRcmn4.j/PI) 投稿日時:2010年 11月 19日 22:25
先週行われた、今年の寺子屋学級の様子をお知らせします。中1の社会Ⅰを担当されている先生の授業に出てまいりました。
お話はユニバーサルデザインについてでした。バリアフリーという考え方が世の中に浸透しているが、バリアフリーは「健常者」に対して「障害者」という二元論的な構図の中、「障害者」の障壁を取り除くという考え方から成っているため、障害者の「心のバリアフリー」、すなわち健常者に対する遠慮を取り除くことは難しい。そこで一種のパラダイムシフトとして、「ユニバーサルデザイン」という考え方が出てきたことを、多目的トイレや地下鉄マップを例に挙げて説明いただきました。例えば「色弱の人」と「色弱でない人」はものの見え方が違うだけで、色弱の人の中でも、色々見え方が違う。正常-異常という二元論ではなく、多様な色の解釈をする人とすれば、全ての人に通用するユニバーサルデザインが可能になる。そのような考え方において、「心のバリアフリー」もなくなり、「バリアフリー」より一歩進んだ考え方になるというお話でした。
この授業は、中1の一学期にずっと展開されたそうですが、すばらしいなと思いました。去年出席した、ドラマエデュケーションもそうですけど、物事を相対視、客観視する能力を身に着けようとしていると思います。社会Ⅰ、Ⅱ、Ⅲでは、生徒が自分が取り組みたい社会問題をテーマにレポートを書きますが、そういう社会問題は物事を相対視する必要があります。例えば加害者、被害者という二元論ではなく、それぞれの立場にたって問題の真因を分析する必要があるからです。生徒たちは自然とそういう能力がつくと思います。またコミュニケーション能力をつける上でも、とても大事なことです。コミュニケーションにおいては、状況等から得られる推測(偏見)にとらわれずに、会話によってそれを修正する能力が重要だからです。
こうした地道な取り組みによって、学校の主張するような新しい意紳士の育成に繋がるのだと思います。
物事を自分の立場だけで画一視してはならない!というのを主張している、素敵な過去問があります。
http://www.eikoh-manabi-club.com/news/1546
小学生に問うのは少し酷かなあと思いますが。。これも新しい紳士に繋がりますね!
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