最終更新:

30
Comment

【2976486】海城→海外大学への進学

投稿者: スミス   (ID:AWq7smy8FG6) 投稿日時:2013年 05月 22日 00:32

帰国生入試が始まり、グローバル教育部も発足しました。学内で海外大学の受験説明会や、コーネル大学に進学したOBによる留学説明会が開かれるなど、海城での留学機運も確実に高まってきていると思います。

過去には、シカゴ大学・ロンドン大学・ジョージタウン大等への進学実績もあります。

今話題の武蔵の取り組みにも誘いがかかるようですし、今後10年で海外大学への進学者がどう増えていくのか楽しみです!

先進的な教育、医学部への進学、に続く海城を支える柱となると思うのですが、どう思われますか?

海外大学への進学についてのスレがなかったので立ち上げておきます。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

  1. 【2980422】 投稿者: 素朴な疑問  (ID:C6fRyOg2JXs) 投稿日時:2013年 05月 25日 09:26

    徒然様
    お返事ありがとうございます。

    私の「素朴な疑問」は、海外大学への進学を支援するということを魅力に感じて中学校選びをするご家庭がそんなにいるのかな?ということなんです。
    そういうご家庭はお子さんの将来像をどのように描いていらっしゃるのかな、と。
    海城のグローバル教育?に期待する保護者の方もいらっしゃるようなので、そういう方のご意見を聞いてみたくなったのです。

    確かに徒然様の仰るような、マーケティングメッセージを実現する為に学校がどのようなカリキュラムや指導をしていらっしゃるのかということにも興味があります。
    帰国子女でなく高校までずっと日本で過ごしてきた学生が、留学ではなく海外大学に進学してネイティブの学生や英語での教育をずっと受けてきた学生に引けを取らずに学業を修められるとしたら素晴らしいと思います。それを実現させられるような、しかも海外大学進学を目指さず東大を始めとする国内の難関大志望の生徒達と同時に指導を行い、両方の志望を実現させられるカリキュラムとはどんなものなのかと知りたい気持ちはあります。

  2. 【2980556】 投稿者: KS Mania  (ID:JT/yiP/vdHg) 投稿日時:2013年 05月 25日 11:11

    少し本題か外れるかもしれませんが、「素朴な疑問」様のおっしゃる様な教育を実現する上で海城はあるジレンマがあると思います。
    海城は、高校入学者がある、昔から中学は1日/3日受験者がある、最近は帰国子女に力を入れるなど生徒の多様性を大事にしながらも、選択科目を作るより理系文系に関わらず全教科履修させたり、能力別授業は取り入れずにできるだけ全体のレベルを上げるため、どちらかといえば下半分の底上げに重点を置き、余り過度な先取りはせずに基礎学力の充実に力をいれる路線を保っています。
    学校はそれが「新しい紳士の素養」であり、多様性の中全体のレベルを上げる最もよい方法だと考えているからだと思います。しかしながら、海外大学を目指すことが、国内難関大学を目指すことと同じくらいの比重になってくると、単一のカリキュラムでそれを実現するのはより難しくなります。能力別授業や選択科目を増やすなど特化型教育の方が効率がよいし、生徒の負担の軽減にもなるからです。
    海城の伝統は、学年スタッフを固定して生徒・先生一体となって全員で大学進学を乗り越えるやり方であり、それがよいところであります。多数の6年精勤者を出すのもその現われです。欧米風に選択性、柔軟性、効率性を高めることは、今までのやり方を変えることにもなるかと思います。不易流行という言葉がある通り、新しい紳士の育成の上で変えるべきでない教育はありますし、それを残しながらどの部分に新しい方法を適用していくのか、真価が問われると思います。

  3. 【2980640】 投稿者: 徒然  (ID:bYrVYZntP1s) 投稿日時:2013年 05月 25日 13:09

    素朴な疑問様

    よいご質問ですね。

    現状で日本のどのくらいの家庭が子どもの海外大学進学を念頭において中学校選びをされているか私にはわかりません。ただ、進路は本人が決めることでしょうし、中学受験時点で将来どの大学で何を学び何を生業として生きていくのかまで明確に考えている子どもというのはそう数多くはいないと思います。

    海外大学進学がにわかに注目を集めはじめたのは、おそらくこれまでになく高度な英語力を持つ人材が必要とされているという社会からの要請と従来型の中高等教育ではもはや容易に道を切り拓けないという反省からきているものと思います。その意味で、いわゆる「グローバル教育」と昨今よばれているものは、ネイティブ並みの英語はできて当たり前で、そのうえでリーダーシップ、協働性、自由な発想、実行力、忍耐力、知力、体力、自らの経験値から生み出された健全な価値観などの全人格を駆使して社会を善き方向へ構築していける人材を育てることを目指しているのではないかと理解しています。

    そう考えた時に、東大を頂点とした大学入試競争で一般的に行われている学習がどれだけの意味をもつのか、疑問を抱かざるをえませんでした。社会に出れば、予め決められた正解を答えるのではなく、答えは自分の中から見つけるもの。日々の読書などから得られる学びと内省はもとより、他者との忌憚ない対話、他者との協働作業、など実際に身体をつかってする経験を通じて、迷い、悩み、内省しながらも、規定の枠にとらわれず、自由な発想で自分なりの正解を見いだしていくような経験を積んでいってほしいと願いましたし、そう願う以前に子ども自身が自然とそのように志向してしまっておりました。家庭外の環境の影響も多分にあったかもしれません。

    あとはその延長線上にどのような選択肢があるのか、本人がリサーチし実際に見聞きし体験し、決めるのみです。
    このようなスレッドに書き込んで誤解を与えているのかもしれませんが、海外の大学でも、日本の大学でも、自分のやりたいことを自分らしくできる環境ならば場所は問わないようです。当人はかなり綿密に計画を立てておりますが、きっと思い通りにならないことも数多く出てくることでしょう。
    それでもよいのです。失敗から人は学びますし、苦労は人を強くします。
    気力と体力が充実しているならば、やりたいようにチャレンジすればよい。そうした姿も若者の美しさであろうと思っております。

    高校までずっと国内にいらして、海外の大学の学業にしっかりついていけるかというお尋ねに関しては、その学生の能力によりけりです。
    能力の高い学生ならば十分学業についていけます。
    ただ、ここで能力といいますのは日本式の試験対応能力だけではないことにご注意ください。
    もしもまだ経験されたことがなければ、英語を磨きに磨いたうえで、中学高校時代に欧米の教育を数ヶ月でも受けてみられたらおわかりになると思います。

    尋ねられたことの回答になっているでしょうか。

    海城は延長線上にある学校だと思いたいのですけれど、現状そうともいえない事実が続いております。
    学校の意思決定過程が見えないだけに、何が障害になっているのかもわからず、このままじれったさが続くのかと親子で半ばあきらめ気味です。
    良い学校なだけに残念に思います。

  4. 【2980654】 投稿者: 徒然  (ID:bYrVYZntP1s) 投稿日時:2013年 05月 25日 13:26

    KS Mania様のご見識にはこれまで首肯することが多かったのですけれども、直近のご意見にはかなり驚きました。
    海城の先生方がKS Mania様のご指摘通りの方針をお持ちなのであれば、明らかに我が家は学校選択を間違えました。
    成績上位層と帰国生の優秀層は決して海城に来るべきではありませんね。

    今度、学校に直接確認いたします。そのうえで本人とも相談し対応策を練ります。

  5. 【2980763】 投稿者: KS Mania  (ID:JT/yiP/vdHg) 投稿日時:2013年 05月 25日 15:59

    徒然様、
    もしかしたら誤解を生んでいるのではないかと思い補足しますが、私が言いたかったのは、スーパーマンは少ない、ほとんどの生徒は苦手な分野、興味を持たない科目があるということです。しかし海城が目指すのはバランスの取れた「新しい紳士」です。国語や漢字が苦手な帰国生にも漢検2級の漢字能力をつけてほしいし、アルファベットを初めて書く中1生にも卒業時には英検準1級程度の英語能力と外国人とコミュニケーションをする能力をはつけてほしい。数学の持つの深淵さ、美しさを知って欲しいし、社会問題に積極的に興味を持ち、自ら関わろうするマインドを持って欲しいということです。その答えが、能力別授業や選択科目の徹底とは限らないと思います。でも、この先のさらなる改革にはそのような部分が必要になると思いますので、ジレンマと表現させていただきました。「広さ」を重視するか「生徒によって異なる多様な深さ」を重視するかというジレンマです。「社会に有為な紳士」はある程度次元の高い「広さ」を持ち、その上で「深さ」を持つと思います。私は自分の子のある意味のアンバランスさをうまく修正していただいたと学校には感謝している部分がありますので、その点を強調するのかもしれません。反対に「強み」の部分は余り学校にとやかく言われなくても自分で進んでやりますし、「深さ」の獲得は大学以降が主たるものと思っています。

    レスを拝見すると、ご子息は将来に関してかなり明確な目標と意志をもって行動されているようですので、それは素晴らしいことだと思います。しかしながら殆どの生徒は、どんな学校でも高1位の段階ではたとえ成績が良くとも将来に関して迷える子羊です(15.16才ってそんなもんです)。ですから選択を狭めない意味で、「広さ」は重視されるべきと思います。大学の先生から見れば中高では所詮「読み書きそろばん」ができればいいと言いますし、高度な読み書きそろばんではありますが、本質的に私はそれは余り間違ってないと思っています。

    仰るとおり学校に確認された方がよいかと思います。今改革中の面もあり、学年によってカリキュラムが違うなど,変えていっている最中ですので。徒然様に合う解決策が見つかればよいですが。

  6. 【2981127】 投稿者: 素朴な疑問  (ID:C6fRyOg2JXs) 投稿日時:2013年 05月 25日 22:02

    徒然様、KS Mania様

    私の素朴な疑問に丁寧にお答えいただきありがとうございます。
    海城は熱意にあふれ、ご自分の息子さんのみでなく学校全体をより良くして行く為に必要なことを真剣に考えられている保護者の方が多くいらっしゃって羨ましく感じております。

    上の息子の時に志望校として考え説明会にも伺いましたが、その説明会で感じた印象はKS Mania様の書かれている内容に近いものでした。
    帰国生で得意不得意が非常にアンバランスな息子にとって海城の多様性を包括した共生(認識あっていますでしょうか?)は長所を活かせず短所をより厳しく突きつけられるものと感じ、結局他校に進学致しました。
    帰国生の扱いについては残念ながら未だ試行錯誤中との印象を持っています。

    説明会での中田先生のお話は穏やかで温かい人柄がしのばれ好印象でしたし、目指す男子教育を実現させるためにシステマティックに考えられた様々なプログラムも非常に魅力的でした。まだ下に息子がおりますので、改革進行中の海城にこれからも注目させていただきます。

  7. 【3699311】 投稿者: シロ  (ID:qSdl55B8EPc) 投稿日時:2015年 03月 25日 19:59

    帰国生が卒業するのは、2年後でしたっけ?
    海外への希望者は増えているんですかね?

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す