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【4934436】【新入生の皆様】充実した城北中学生活のために

投稿者: 澄みわたる高空   (ID:c2zFxnNCFvQ) 投稿日時:2018年 03月 19日 18:25

城北中学校・高等学校

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中学3年春休み補習の様子

春休みですが、高校入学に向けて、古典の補習会が行われていました。 生徒も、担...続きを読む

中3生(4月から高1生)の父親です。
(長文です。ご容赦ください)

新入生の皆様はそろそろ春休みの宿題の追い込み時期でしょうか。
3年前、拙宅もご多分に漏れず、城北中から出された春休みの宿題がなかなか片付かなかった記憶があります。アルファベットを書く宿題では小文字のbとdの区別がなかなかつかず、「こいつは大丈夫か!?」と内心ひやひやしていました。
春休み中には何とか宿題を終わらせることができたようですが、保護者としては4月からの中学校生活、特に学習面に不安を感じておりました。

しかし結論から申しますと、中3が終了した現在、特に困った成績にはなっておりません。部活で時間を取られていたこともありますが、愚息には「基礎英語」を除いて、学校のカリキュラム以外には特段のことをさせずにきました。
これは、決して愚息の切れ味が良いというわけではなく、入学時からの「ちょっとした工夫」――といえるほど立派なものではありませんが――により、うまく波に乗れたためだったような気がします。

そして、私は、個人的に城北は学習面での面倒見があまり良くないと感じています。しかし、この「面倒見」という言葉の定義が画一的でないこと、また仮に画一的な定義ができたとしても、評価は個々の受ける感覚が基になることといった理由で、城北の面倒見に対する評価は、在校生保護者でも各人各様だと思います。

教育業界素人の私は、「教育カリキュラムそのものや先生のスキル」などをインフラとして、「日々の授業での的確な仕掛け(小テスト、宿題など)フェーズ」と、この「仕掛けフェーズを定着させる定着活動フェーズ」の「インフラ+2フェーズ」が揃っていることが、すなわち「学習面での面倒見が良い」と考えています。そして、城北は「インフラ+1フェーズ目(仕掛けフェーズ)」は優れているものの、「2フェーズ目(定着活動フェーズ)」はあまり得意ではないのではないかと感じております。
繰り返しになりますが、これはあくまでも私個人の感想であり、城北は面倒見が良いとおっしゃる保護者の方もたくさんいらっしゃいます。
(蛇足なので今回は割愛しますが、私自身は2フェーズ目が弱いことに対して、不満なわけではありません)

そして、仮に城北では定着活動フェーズが弱かったとしても、ご家庭である程度の自衛策を講じておくことで、城北での学習が苦行にならずにすむかもしれません。

そこで今回は、以上の点を踏まえて、先に述べた「ちょっとした工夫」を紹介したいと思います。独りよがりの考えも混ざってしまっていますが、少しでも新入生の保護者の皆様のご参考になればありがたいと存じます。

1. スタートでつまずかない
入学直後に学習面でつまずいてしまいますと、授業がわからないことが常態化してしまい、子どものやる気を削いでしまう恐れがあります。これを防ぐには、月並みですが授業をしっかり聞く、宿題はきちんとやる、学校でもらった科目毎のプリントをなくさず、その都度整理(ファイリング)する、定期試験の1週間前から少しずつであっても試験の準備をすることなどを徹底する必要があろうかと思います。
城北は自主や自立を校是にしていますが、昨日までの中学受験のための勉強カリキュラム、資料整理を完全にお母様や塾に委ねていた子供が、「ハイ、今日から中学生だからすべてあなたがやりなさい」というわけにはいかないと思います。しかも忙しい部活などと両立もさせなくてはなりません。10kgを超える荷物を持ち電車通学をしなければならないストレスもあります。子どもにとっては未知の生活です。
ですから、最初の1~2か月は「どのような授業だったか(例:科目ごとに5分間程度でその日の授業を説明させる)」、「宿題を見せろ」、「プリントの整理はこのようにする(例:もらったプリントを毎週土曜に科目ごとの26穴ファイルやポケットファイルに時系列に振り分ける等)」、「定期試験の準備はこんなスケジュールで行う(例:試験初日の前日は試験初日の科目、同二日前は試験二日目の科目を学習する等)」等をアドバイス/チェックし、徐々に手を放していくのが良いのではないかと思います。

2.とりわけ英語と数学で落ちこぼれない
3年前の授業の進め方と同じであれば、城北では英語の毎授業で小テストを行い、数学では課題プリントを宿題で課されます。これを確実にクリアしていくことが落ちこぼれない最善の策だったように思います。
これも上の1と同様、最初の数か月は保護者の方がチェックしてあげるのが良いかもしれません。
愚息が3年前に新入生だった時には、英語と数学だけは落ちこぼれないよう注意しておりました。

3.クラス活動や部活にしっかり取り組む
直接学習面とは関係がないのですが、クラスや部での活動を精一杯取り組むことで、克己心、緊張と弛緩のバランス(メリハリをつける)、コミュニケーションスキル、協調性、リーダーシップ、他者への思いやりや尊敬、課題設定能力や解決能力・・・などが少しずつ育まれてきたように思います。せっかく社会に役立つ人材育成を標榜する学校に入学したのですから、利己的な男の子に育ってしまうのはもったいないと思いませんか。社会に出てから役立つ知識や知恵、教養だけではなく、社会の一員としての魅力を備えた男の子になって欲しいものです。
また、このような能力が育まれることで、学習面でつまずいた時にも友人や先生に気軽に質問できる、あるいは友人に気持ちよく教えてあげられるスキルも身についてきます。

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  1. 【4934791】 投稿者: 保護者  (ID:PBPru6bqtjs) 投稿日時:2018年 03月 19日 23:14

    自学自習が小学校から身に付いており、城北学園へ入学してからも変わらずに過ごしております。先生方の授業も大変相性が良いようで、我が息子は満足しております。成績も心配しておりません。どこの学校へ通っていても、公立でも私立でも、そのあたりは同じではないでしょうか。今のところ、塾へは通わずに大学受験をする予定です。何か学校に対して思うのであれば、直接、学校側に話をした方がいいのではないかと思います。私たちが中学高校時代をどのように勉強してきたかを考えながら、息子にはいろいろ自分で考えさせております。ご家庭によって、感じ方が違うことが改めてわかりました。ご子息も、ご両親様も、卒業するころにはやっぱり城北で良かった、そうなっていると私は嬉しいです。

  2. 【4934831】 投稿者: 澄みわたる高空  (ID:shE89ohcpGs) 投稿日時:2018年 03月 20日 00:04

    保護者 様

    スレッド主です。
    私の冗長な文章のせいで、保護者 様に誤解をさせてしまったようで反省しております。すみません。
    私は城北に対して総じて満足しており、愚息も楽しく充実した学校生活を送っております。
    スレッドを立ち上げた趣旨は、「凡庸な愚息ですが、中学入学時にちょっとした工夫をすることで、今まで充実した学校生活を送らせることができました。もし参考になるようでしたら、新入生の方も入学時からしばらくの間の参考にしてください」というものです。

    私は学校に対する不満は特に持っておりません。
    しかしそのように読めてしまったのならば、それは偏に私の稚拙な筆力の問題です。
    誤解を与えるような書き方をしてしまい、大変失礼しました。

  3. 【4937938】 投稿者: 他校保護者  (ID:93Js98J5676) 投稿日時:2018年 03月 22日 08:38

    かなり前の城北OBです。現在横浜在住なので息子は他校の中2ですがたまたま母校のスレを見ました。

    スレ主さんの息子さんへの対応、大変参考になります。
    とくに、学校の面倒見の分析とそれに基づき自分でできるようになるまではやり方を教えていく必要性を実は今実感しています。

    息子の学校も城北同様の進学校で、定着の部分ついてもかなりいくつもの仕組みを実践してくれていますが、息子には効果は今ひとつで特に数学の代数が厳しくなっています。
    やはりやり方がわかるまでは少しだけ指導すべきだったと反省し、数1に入る4月からは私も一緒に青チャートを進めようと思っています。
    まぁ、息子と競争ですかね(笑)

    どちらにしみしても大変参考になるスレ立てありがとうございます。

  4. 【4938453】 投稿者: 新中1  (ID:SPG2DM.b9bw) 投稿日時:2018年 03月 22日 17:03

    4月から新中1で、お世話になります。
    上の子は御三家に入りましたが、テストの点数と成績しかわからず、
    面倒見などというものは全くありません。
    その点では、城北にとても期待しています。
    でも、最初から手放しで学校に全てお任せというのもまずいようですね。
    残念ながら、勉強の内容はおそらく見てもわからないと思います。
    最低限、どんなこと気を配ったり、手を貸したりすればいいのでしょうか?
    本人の頑張りも必要ですが、スタートでつまずかず、あわよくば中3で選抜
    クラスに入れたらと思っています。

  5. 【4938529】 投稿者: 澄みわたる高空  (ID:c2zFxnNCFvQ) 投稿日時:2018年 03月 22日 18:23

    他校保護者 様

    スレッド主です。ご返信いただきありがとうございます。

    中3になるご子息の数Ⅰの青チャートをサポートしていかれるのですね。私は愚息の中1の前半で既にフェードアウトしましたので、他校保護者 さんの前向きな姿勢に頭が下がります。
    先日も突然愚息から、「similar toの後は、単純な名詞だけじゃなくて動名詞にしてもいいんだよね?」などと尋ねられて、「名詞句がくればいいんだから、形容詞+名詞であろうが動名詞であろうがいいだろ」と答えたものの、直後に『あれ??良かったんだよな。間違ったことを教えるとまずいな』と思い直し、「でも一応、調べるか、友達か先生に確認して」と情けないエクスキューズを入れてしまいました(笑)。数学も同様で、もうすっかりついていけなくなっています。
    私のようなスットコドッコイでも中1辺りまでは何とかなったものですから、やはり中学スタート期にサポートしておいて良かったと思っています。

    他校保護者 さんは城北OBでいらっしゃるのですね。愚息を入学させて3年になりますが、私はすっかり城北のファンになっております。城北の“つかず離れずの雰囲気”と申しますか、さっぱりした雰囲気がとても好きです。

  6. 【4938534】 投稿者: 澄みわたる高空  (ID:c2zFxnNCFvQ) 投稿日時:2018年 03月 22日 18:26

    新中1 様

    いよいよ4月からご入学ですね。おめでとうございます!
    昨日あたりの城北ブログでは、校長先生による高3卒業生へのメッセージとして、「歳寒の松柏」(逆境にあっても信念や志を変えないこと)について紹介されておりました。君たちはクラスやクラブ・委員会での活動で人間力を鍛えてきたじゃないか、と。
    私はとても城北を気に入っております。
    ご子息も学習や様々な学校の活動を通じて、きっとより魅力的な青年に成長されることと思います。

    さて、新中1さんのご質問に対する私の意見は先に書いた通りです。
    1. スタート時期をスムーズに 2.特に英語と数学は落ちこぼれない 3.学校行事や部活を正面から取り組む
    という3点について、サポートしていくことをお勧めします。

    なかでも、英語と数学は落ちこぼれないようご留意されるのがよろしいのではないかと思います。
    愚息が中1生の頃は、英語はほぼ毎日小テストがあり、数学も課題プリントがありましたので、私はその結果を見ることを心がけました。英語の小テストといっても英単語のみですし、数学もごく基本的な内容です。
    小テストや課題プリントを見て、英単語を覚えていなければ覚えさせ、数学の理解が怪しければ解説する/一緒に考える、といったことを行いました。
    入学してから、このような習慣をつけさせ、子供が自分一人でこのサイクルを回せるようになってくれば、ほぼサポート終了です。その後はたまに抜き打ちで「見せろ」と言い、まずい状況になっていないことを確認します。順調であればもう完全に終了です。
    私は中1の1学期でこのようなサポートを辞めましたが、中3の現在でも問題なく授業についていけているようです。

    そして、中3の選抜クラスは、中2の1年間の定期テスト(5回)対 実力テスト(3回)が1対1で評価されます。おおよそ40位以内程度に入っていれば選抜クラスに入れると思います。
    けれども先輩方のお話を伺っておりますと、選抜クラスでなくとも東京一工に合格している方もいらっしゃるようですから、あまり最初から選抜クラスについて神経質にならなくても良いのかもしれません。
    このあたりのお話は城北の先生とお話しいただく方がよろしいような気がいたします。

    もしよろしければ参考にしてくださいね。
    4月にお会いできますことを楽しみにしております!

  7. 【4939460】 投稿者: 新生活スタートのタイミングをうまく活用  (ID:ZGhlhVpArek) 投稿日時:2018年 03月 23日 12:53

    スレ主さま同様、
    学校長が卒業生に式で送られた言葉のAIなど技術革新が進めば進むほど「人間らしさ(人間力)」を育むに共感します。
    育った文化が異なる人たちとも共に仕事をしていくシーンが多くなるであろう子どもたちの将来にとって、バーチャルな世界にはまりすぎないよう人間力やコミュニケーション力の素地を中高の多感な時期にリアルな部活、委員会活動や行事を通じ身につけておくことは特に大事になるとおもいます。

    中学生活スタートのタイミングを活用して学力も上手に伸ばしてやる観点からは、
    英語の勉強法は、いくら話す、書くが大事となる4技能とはいえ、土台である文法構文をしっかり学ぶことをおろそかにせず教科書や単語集で学習する英文を繰り返しCDを聞き、それをまねて音読する。基本例文を軸にできるだけ多くの英文を覚えていけるように心がける。
    入学してからしばらくの期間、決まった時間に父親もCDプレイヤーのON/OFFだけでも子どもにつきあっていくことは家庭内コミュニケーションの一石二鳥からもうまいやり方だとおもいます。
    教科の英語はやった分だけ結果が出る特性があるので模試などの成績も裏切りません。英語を英語の語順で理解することにつながっていけばしめたものですね。

    数学については、子どもの実力同等かそれよりやや難しめの問題に絞って、最初の5分間は考え、解答・解説を熟読しながら自分の考えを赤ペンで添削していく。ていねいさを優先し徐々にスピードと量をこなしていけるようにしていく。

    子どもも親御さんもそれぞれ、ご家庭の事情もさまざまですが、まだあどけない顔した子どもが新しい生活をはじめるこのタイミングを逃さない親御さんの「学力も上手に伸ばすきっかけづくり」をされる姿勢にエールを送ります。

    中3時に選抜に入れなくても、その後も実力試験などで素晴らしい成績を残される生徒さんも多いようですし、大学入試は個人戦ですから選抜入りしなくても結果をきっちり残されているのはさすがですね。ここにも塾や予備校の先生がよく言われる「隠れた実力校」としての城北高校の層の厚みを感じます。
    また、週刊誌の大学合格特集の現役合格率に眼を奪われてしまいがちですが、現役受験時には早慶が駄目でも難関国立大学の合格を勝ちとたれた身近な卒業生の先輩からは「志の高さ」「粘り強さ」「脅威の集中力」の尊さを目の当たりにしている様子です。

    引き続き、城北学園のICTを活用したアクティブ・ラーニング「理解していること・できることをどう使っていくのか」教育現場の活性化と海外大学連携をも視野に入れた国際教育の進展にも期待しています。

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