マルチリンガルを目指せる女子校
成城から難関国立大に合格しました
高3生の保護者です。息子は先日、難関といわれる国立大学の文系の学部に合格をいただきました。大学入学の手続きをしながら、ふと成城に入学した頃を思い出し久々にこちらをのぞいたら、これから入学を迎えるみなさんが不安を抱えているようでしたので、保護者として経験談をお伝えします。
【1】 成城は良くも悪くも「ゆるい」学校です。
私は成城を「常春の国」と呼んでいました。親御さんからすると、学校は適当すぎやしないかと憤りたくなる場面も出てくるかと思います。しかし、このゆるさは子どもたちの人間性を育んでくれます。いい子が多いことは成城の特徴です。これから思春期を迎え、子どもたちも親御さんも悩みながらいろんなことを経験すると思いますが、ゆるさの中で伸び伸び育つお子さんを、どうか見守ってあげてください。
【2】成績を落とさないようにサポート
中学入学時からやってよかったことのひとつが、家庭教師をつけたことです。近くの大学の学生課で現役大学生を紹介していただき、週一でオンライン授業をお願いしました。基本的には学校の授業でわからないところを教えてもらうだけ。学校側でもサポートしてくれますが、息子は内気なので、身近に勉強と進路を相談できるお兄さんがいたことは心理的に大きかったと思います。振り返ってみると、中学で大崩れしなかったことは最終的に大学受験に生きたんじゃないかと思います。
【3】英検はいけるところまでいく
学校側から「卒業までに英検2級取得を目指す」という話があると思いますが、親御さんはその先まで行く心づもりでいた方がいいと思います。私大受験は共テ利用のほかに、英検加点があるところも少なくありません。成城に入るポテンシャルのあるお子さんなら、中1からそこそこ勉強を続けていれば最終的に準一級まで行けるはずです。2級よりも加点が多い準一級や一級を持っていると、受験の土壇場で少しでも気持ちが楽になります。
【4】学校の立地を活かす
「せっかく私立に入れたのに」と思うでしょうけれど、高校になると予備校は必須です。ほとんどの生徒は何かしら通っています。予備校はモチベーションアップのために重要です。男の子はモチベーションで伸びます。せっかく都心の学校に通っているので、駿台お茶の水校あたりでヒリヒリした空気を味わうと、常春の国でウトウトしていた子も目を覚ますはずです。せっかく高額の授業料を払うので良い講師を選びたいところですが、そこは「お茶飲みwiki」で子どもたちに調べさせてください。
色々書きましたが、成城はMARCHの推薦枠が多く、推薦で進路が決まる子もたくさんいます。うちのように大博打を打つ子にも、先生方は優しく背中を押してくれました。正直、私立は全滅を覚悟しましたが、早慶にも合格をいただきました。文系なので理系のことはわかりませんが、本当にいい子が多いことは成城の特徴だと思います。ぜひ楽しい成城ライフをお過ごしください。