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投稿者: 擁護者 (ID:Ws7/tdsHNGI) 投稿日時:2009年 03月 07日 19:30
東大 vs 医学部、「勝ち組」はどっち?:週刊朝日
?ラ・サール(鹿児島)、東海(愛知)、愛光(愛媛)、などの高校では優等生の東大離れが進んでいる。医学部に行くのだ。
一方、関東の名門高校(開成、筑波大付属駒場、麻布)などでは依然として圧倒的に東大志向。灘は五分五分。医学部志向は西高東低。どっちが得か。
?「やはり資格志向、手に職をと言うことなんでしょうか」とは鶴丸高校進路指導担当。「女子には特に資格志向が強い。女性は就職を考えるとよりシビア」と志學館高校校長先生。
浮かび上がってくるのは将来の安定的な職業として医師を目指す医学生と、将来に選択肢を残しておきたい、いわば「モラトリアム」期間としての東大生、と言うイメージだ(週刊朝日編集部)。
?一方、他の分野に興味がありながら医学部に行った学生の多くは「好きなことだけでは逃げ場がない。
医師というベースがあった上で、好きなことをやりなさい」という先生のアドバイスを受けて医学部に進むことを決断したという。
?全日本病院協会の調査では勤務医の平均年収は1530万円。開業医の平均年収は(民間会社の調査では)2500万円以上。
?東大と医学部の両方を経験した木崎クリニック院長の河辺啓二医師(東大工学部卒業後農水省、その後東大医学部に再入学し医師となった)は言う「やはり学歴より資格、大企業に行っても、いまや東大というだけではトップは難しい。
役人になっても課長補佐で年収300万円(当時)、政治家や財務省の顔色を見ながらの仕事。将来の保証という意味では医師の方があるでしょうね。小金持ちにはなれますよ」。
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【1216473】 投稿者: 東大、開業医、勤務医 (ID:Ws7/tdsHNGI) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:00
皆さんは勤務医、開業医の一面しかご存知ないので様々な風評を知識ベースに
考えられると思います。
私の主人は 私の親族含め医者の家族、親族の中で唯一メーカーの一般サラ
リーマンを約30年し続けていますので いろいろ比較できました。
・開業医:都会の場合 確かに年収は2000万円以上は必ずあります。
但し親から地盤を引き継がない場合、初めは医局からの紹介患者さんを
しっかりお預かりして診察、面倒を見ないと固定の患者さんを確保できません。
父親は、朝早くから夜、夜中まで診察、往診含め出かけておりました。
患者さんとの会話も アカデミックな会話でなく下賎な内容をしかも大声で
して 家族は、いや私は恥ずかしくて引きこもりになったこともありました。
診察室を覗いて、アルコールや血の臭い、色を観て気持ち悪く 汚い職場と
いう気持ちでした。
たまの休みでも緊急診察依頼や、学会、医局の教授との会合で、私は遊んで
もらった覚えがなく、結婚は親の反対を押し切ってメーカーの一般サラリー
マンとしました。
でもご近所様から先生、先生といつも頭を下げて尊敬される、頼られる様を
観ると、父は誇りでもありました。
現在は80歳を越え、病院では患者さんとよもやま話ばかりの状況で、通って
こられる先生(主人の弟)に診察をお願いしてます。
歯科医ほどの投資ではありませんが、設備投資含め看護士さん等の維持費は
大きいみたいです。
・勤務医:弟は父の病院を引き継ぐ気はないようですが、地方国立医学部
卒業で弟地方勤務医として年収は以外に低く1200万円程度です。
ここも一般サラリーマン同様 現在でも旧帝大系医局を頂点としたピラミッド
になっており、その大学を出て来られた地方国立医学部部長さんの下
ピラミッド構造になってます。成績もあまりよくなかった弟は、その地方の
病院を上司命令で2~3年毎に転勤ばかりしております。
本人は、患者さんから厳しい批判を受けることもあるようですが、本当に
ありがとうと言われ感謝される時の気持ちが人生の中で一番うれしい、
それだけで生きていく価値あり、子供に誇れると言って帰ってきません。
しかも患者さんから肝炎もうつされ、恐らく長生きはできないと言ってます。
父は、いずれ自分の所に戻ってくるだろうと自信を持っている様ですが。
・サラリーマン:私の主人で、約30年電子材料技術のサラリーマンを
しております。年収は弟より多く1500~2500万円はあります。
物理、電子工学等のアカデミックな本に囲まれて勉強しており、学会報告、
特許係争、工場運営とやらで明らかに父と違い、まじめで勉強の多い職業です。
それらを基に設備投資や開発予算、実験で何億円も使い、私から見る限り
スケールの大きさ、かっこよさは 親族の中では優越感を持ってました。
最難関中高一貫校高校を上位成績で卒業、地方の医学部程度なら当時は行けた
成績だったと思うのですが、東大理1を出て大手のメーカーで役員をやって
ます。
本人は医者に興味はなかったようでしたが、本人が急性心筋梗塞で倒れた時に
両方の親戚の医者に優先的に観てもらってつくづく医者は本当に役立つ職業
だなと心底言いました。
現在も大不況の下 特許係争で追い討ちをかける様に 自分の会社、従業員の
保護の御旗の下、知財件要求、請求で その中小企業がつぶれていく有様を
私に何度も聞こえるように話しかけてきており 本人は個人的に非常に
悩んでおります。
それなりの会社でかつ役職ながら、俺がやっていた仕事は具体的に社会に
役立つ仕事なのか等 入院以降は 自問自答も多く、後10年程で定年になる
ので、社会に役立つ何かを探したいとも言うばかりで私も悩んでいます。
ちなみに私は 病院で医療事務を中心とした事務の仕事をしております。
・開業医、勤務医、サラリーマンを私なりに比較しますと、私は人生の
充実度で言うと、収入の少ない勤務医の弟が一番充実し、二番目は父親の
開業医、三番目が年収の多い主人かなと思います。
息子達には 勝手ながら医者になることを勧め、地方の国立大ですが
医者の道を歩んでます。 -
【1216481】 投稿者: 通りすがり (ID:vi6CwA7O9zw) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:03
地方有名私立は親が医師・歯科医師のご家庭が多いから
余計に進まれる方が多いだけなのでは?
過酷・過剰な現場ですがなかなか世間が狭い所もあって
いざとなった時に他の職業も思いつかないから
結局は親の道を進んだって言う話もよく聞きます。
子供が通う学校も京阪神難関校ですが
医師・歯科医師家庭は6割以上はあるそうです。 -
【1216484】 投稿者: 医 (ID:Ws7/tdsHNGI) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:05
マイケル・ムーア監督・出演の映画『シッコ』を観れば、各国の医療従事者の患者に接する態度が全く違うのに驚いてしまいます。この映画は医療制度に関してアメリカを中心とした資本主義対社会主義の視点で考えるのではなく、医療従事者の心構えの視点で考えるのに最適な映画です。どの国の医療従事者が最も患者にとって理想的かといった視点で観てみると良いでしょう。医療従事者のみならず医学部受験生やその保護者も含めて、医は算術であると公然と言い放つ人ばかりになってきている日本の未来は本当に大丈夫でしょうか。
日本では現在研修医の地域配分を見直そうとしていますが、大都市でも勤務医が足りないといっているのに今よりも研修医をさらに減らしてしまう政策は間違っていないでしょうか。たとえば麻酔医が大きな病院からどんどん辞めていくことでは満足な手術がこなせないでしょう。日本では健康保険制度が自己負担を増加させる方向に向かっていますし、後期高齢者医療制度の問題もあります。国民が年齢にかかわらず医療費補助を受けられるはずだったのに、気がつけば後期高齢者には非常に差別的な待遇となっています。年齢で差別的に扱われる国家に成り下がったのですが、国民は問題意識が低くすぎます。だれでも歳をとるのですから、後期高齢者医療制度の問題は避けてとおれないはずです。一定の年齢になったら満足な検査すら受けられない国家なのです。少子高齢化が進んでいるとしても年齢によって受けれる医療レベルが異なってしまっては平等を原則とする日本では極めてまずいでしょう。後期高齢者医療制度の施行前と後では当然平均寿命の長さが違うでしょう。医療費抑制の目的で年齢により差別的に取り扱われる考え方で万人が納得しているのでしょうか。平等の概念を崩すことを医療分野から手始めに行ったが、国民は無関心でなにも言わないからこのまま押し切ろうといったことでは、当然政治不信になるでしょう。国民の生命を預かっている医療従事者や医師会はもっと声を大に制度の改善を呼びかけるべきでしょうが、あまりそうした声を聞きません。本当に医師会は国民の生命を大切にしているのでしょうか。
テレビ番組のように激務の勤務医からベッドのない開業医へ移りたいのは当然かもしれません。使命感から勤務医を続けておられる方の努力には日頃から感謝致します。でも周りでどんどん辞めていかれると仕事がきつすぎて辞めていく方も出てくるでしょう。病院が存続できないような極端なことが日常茶飯事となっている昨今では、開業医で対処してもらえない重い病気や怪我になった時に困るのは患者本人です。誰でもそうしたことに直面する可能性があります。僻地医療の問題点と同じことが大都市の病院ですら起こっているのは、やはりとってもおかしいです。医療制度の問題とともに、医療従事者のモラルの問題も大きいのではないでしょうか。トラブルの少ない儲かる診療科を選ぶのは自由ですが、そうしたことで産婦人科や小児科の分野が手薄になってしまている現状も由々しきことです。
確かに開業医になったからといってどんな診療科であってもみなさんすべてが繁盛するとは限りません。テレビ番組のようにあちこちの病院をかけもちで勤務している非常勤のお医者様のほうが常勤の勤務医よりも収入が多くて国内旅行できるほど生活にゆとりがあれば、常勤の勤務医を辞めてしまおうとされる方が続出してもおかしくありません。医者自身が激務のせいでうつ病になるなど精神面で追い詰められてしまっては、患者側も安心して受診できません。要は病院の規模にあった適性な数の医療従事者が必要なのでしょうが、現状ではほとんどの病院で日常的に人手不足なので、休む暇がなく治療に当たっておられる事態になっているのでしょう。大学の医局が研修医を含む医者をあちこちの病院に差し向けていた時代ではないそうですが、医局の指示によって医療従事者を病院から大量に引き上げさせたなどといったことをいまだに聞くとまだまだ閉鎖的な社会なのでしょう。大学の医局が各地の病院に対して依然として強い権力を握っているのではないでしょうか。厚生労働省の問題であり、大学医学部の問題でもあるということなのでしょう。医師会も同様に問題を抱えているのかもしれません。権力構造によって必要な改革が行えない村社会なのかもしれませんが、現実の問題は深刻すぎます。
大都市部の医療ですら非常に大きな問題になっているということは、この国の医療制度や健康保険制度は早急に抜本的に改善する必要があります。それとともに医療従事者になろうとしている受験生やその保護者も考え方を改めないと、まっとうな医療をほとんどの国民が受けられなくなるのではないでしょうか。これから医学部に進む人たちが小さい頃からすでに拝金主義にまみれていては、未来の医療分野は非常に不安です。算術のことばかり考えていて病院の勤務医なんかそれほど重視していないような医学部志望者ばかりが医学部の門をたたけば、当然医療水準は極端に下がるでしょう。
病院の勤務医でほどほどに実績を積んでからしっかり儲かる診療科の開業医を目指しましょうといった考え方を皆さんすべてが採られているわけではないでしょうが、そうした傾向は年々強まっているのではないでしょうか。収入にかかわらず世のため人のために医者になるのは時代遅れなのでしょうか。偏差値が高いから医学部を目指しましょうなんて考え方では、本人の適性など全く考慮していません。志の低い人間が医業に携わることが国民の健康に資するとは思いません。精神論だと批判されても、現状がすでにそうした退廃的な進学先や職業の選択によって多くの問題が噴出していることを否定できないでしょう。
開業医はみさなん儲かっていますかといった質問が、もし受験生の保護者から出ているのであれば、未来はどうなるのでしょうか。職業選択は自由ですが、そのつけを国民が払わされるのは、どうにかならないのでしょうか。医療先進国の考え方をもっと見習うべきではありませんか。現代の日本は非常に狭い範囲の価値観や思想に固執してしまっているように感じます。映画『シッコ』でキューバの病院は医療従事者の態度や薬の価格などについて天国みたいに見えました。医療従事者や医学部志望者が見習うべきことは多いでしょう。民主主義国家だから社会主義国家のあのような充実した医療は行えないというのは嘘でしょう。医療制度や健康保険制度については、もっと柔軟に考えるべきでしょう。アメリカの医療保険制度の問題点を指摘する映画なのですが、実際には日本の医療制度についても同様に真剣に考えさせられます。われわれの命の問題なのですから当然見逃すことはできないでしょう。現状のままでは後期高齢者の年齢に達すれば充実した医療を施してもらえなくなります。日本全体で姥捨て山と化しています。医療費圧縮のために後期高齢者の生命をないがしろにしている現状は、明るい理想的国家と決していえないでしょう。
開業医といえどもビジネスですから、上手くやって儲けている人もいるし、そうでない人もいるでしょう。代々同じ土地で開業医を営んでいる人もいるでしょうし、悪評がたって他の地域に移転した人もいるでしょう。ビジネスとして考えれば当然顧客、すなわち患者の多い人口密集地で開業するほうが得策です。でも開業医がみんなそうした方法論をとれば人口の少ない地域では大変な努力をしないと簡単な病気や怪我でも医者に診てもらえないことになります。誰しもどんな病気になったり、怪我をしたりするか分かりません。人口密集地にある、高度な医療を行う必要のない開業医ばかりを礼賛すべきではないと思います。そうした人たちがどんなに裕福な生活をしていても、病院で日夜激務をこなしている医者が大勢働いているのですから、人口密集地にある開業医のそうした生活を羨んだり、まねしようなどと思わなければよいのでしょうが、大抵はちょっとでも豊かな生活を求めて受験生の保護者は子供の進学先や将来の職業を考えてしまうのでしょう。
もしスレ主さんがこれから医学部を目指す受験生の保護者ならば、もういちど医学を学ばせる本質を考え直すべきでしょう。安直にお金儲けのためだけに医学部を志望されるのは、病気で困っている皆さんの迷惑になりかねません。開業すればリッチな生活が出来るとは限りません。そうした不安があるから子供を医学部に進ませるかどうか思案しているといった保護者は医業の本質を全く考慮していません。拝金主義や偏差値の視点ばかりで医業を捉えないでほしいと思います。 -
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【1216496】 投稿者: 東大がんばれ (ID:Ws7/tdsHNGI) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:14
精神科医、45歳の和田秀樹氏(灘→東大理III)は言う「関西に住んでいると東大に行ったらどんな前途があるかというのがよくわからない。周りに東大卒がいない。つまり、知らないがために、一番食いはぐれがないのは医者じゃないかという考えになる。でも、いまや外資系金融などでバリバリ稼いでいるのは、多くは東大。一方医者は、灘の同期を見ても、ようやく約2〜3人が教授になったところ。医局にいるのは年収1000万円ほど。やはり東大の方がいい。村上ファンドの村上世彰氏は灘の一年先輩だが、医学部に行かなかったヤツの方がリッチ」。
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【1216504】 投稿者: 一般人の意見 (ID:Ws7/tdsHNGI) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:20
優秀な理系の学生さんが医学部ばっかりを目指す風潮をちょっと心配しています.
医者というのはもちろん素晴らしい職業のひとつですが,何と言うか,レバレッジが効きにくい職業だと思うのです.
研究者とか技術者は,その人の成果がその人の範囲だけでなくて,もっと広くの人に貢献できるチャンスが多いように思います.今までの日本を支えてきたのは,そういう研究者とか技術者の人ががんばって一人の成果を大きく花開かせてきたことの積み重ねではないでしょうか.大企業の技術者でしたら何十億円の製品を開発するなんて普通でしょうし,新しい研究から数兆円の市場が生まれることだってあります.それらは個人の成果としては数えられませんが,社会の富が増えるのには大きく貢献しているはずです.
ですから,理系の優秀な受験生がみんな医学部ばっかりを目指すようになって,研究者とか技術者の人材が減ってきてしまうと,この先の日本は大丈夫かな,と少し心配になります.
東大医学部のように(旧帝系医学部もそうなのですか?),医師資格を持った研究者を
育てるのを目的としているような医学部のことは,心配する必要はないのでしょうが. -
【1216516】 投稿者: t確かに (ID:DvPEFXe.94.) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:30
日本の大手メーカーに優秀な人材が集まらなく
なっています。
理系の優秀層が、医学部を目指すことになっている
からだろうけれど。
国としては、技術力の衰退を招くけど、大手メー
カーに行っても、先行きが暗いとなれば、個人と
しての選択は医学部になるでしょうね。
昨今の大手メーカー総崩れで、工学部系はますます
人気がなくなる。
電気、自動車、精密、機械、しかり。 -
【1216542】 投稿者: レバレッジ? (ID:DvPEFXe.94.) 投稿日時:2009年 03月 07日 21:48
医学も、ものすごいレバレッジだと思うけど。
ひと昔前は、ガンになったら死を宣告されたよう
なものだけれど、今は、発見が早ければ、
かなりの確率で治る。
昔は結核でも死の病といわれていたのが、
完全に克服された。
金銭では評価できないけれど、世界で何十万、
何百万の命が生きながらえていることか。
今では、エイズも死の病ではなく、生活習
慣病のようなもの。
薬を飲んでいれば、20~30年は生きら
れるようになったし。
医学の進歩というのは計り知れないものがある。
そのうち、IPS細胞で人工心臓ができるかもし
れないと言われているようです。
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