個人課題研究｜掲示板スレッド

息子は茗溪学園を第一志望にしていましたが、残念ながら思いかなわず
都内の私立中に進学しました。
まったく異なる校風の学校ですけど、それはそれで満足しています。
しかし親子で３年間目標とし、オープンスクールや説明会にももれなく
参加してきただけに、まだそれなりの思い入れを抱いています。
それが、ちょっとがっかりする出来事に遭遇しました。

私は仕事の合間時間を利用して、都内のNGOでボランティア活動に参加
しているのですが、そこへ茗溪学園高２の女子が一人、
「個人課題研究」の取材へやってきました。

ところが彼女は自分の漠然とした興味をボソボソとつぶやくだけで、
応対している担当者が諸資料を揃えて説明しているのにもかかわらず
具体的な質問を返すわけでもなく、いかにも準備不足な取材に見えました。

でも知識がないならそれなりに、自分の見たものを手がかりにしてNGOの
活動からつっこんでいく取材もできたと思いますが、彼女の態度は受身で
そのようなパワーがまったく見受けられませんでした。
自分のテーマに固執しなければ、面白い取材がいくらでもできる機会でしたのに。
無礼とはいわないまでも、無愛想におざなりな態度で礼をのべて帰る彼女を
複雑な思いで見送りました。

もちろん、この生徒一人に茗溪生を代表させて受け取られるような投稿を
するつもりは毛頭ありません。
しかし、過去３年間に参加した学校説明会で「個人課題研究」の素晴らしさを
聞かされ、他校の卒業レポートと比べられて迷惑している、茗溪学園では
充分な事前取材と、礼儀を尽くしたインタビューを指導している、という
説明を聞いていただけに、この生徒の態度に「あれ〜」と感じたのでした。

高校生に論文を読ませる、現場取材させる、長文レポートを書かせる、
ゼミ指導のような教育は本当に手がかかると思います。
茗溪学園の先生方を尊敬する気持ちに変わりはありませんが、
社会人との接点を持つ場合は、よりきめ細かい指導や助言を与えてくださる
ように切に望みます。