桜蔭定員削減の背景｜掲示板スレッド

「医科歯科は毎年二ケタ」も嘘でしたね。今年も去年も一ケタ。
「理３は５～８人」も嘘と判明。

概ね、正しい。
今年、昨年は10名を割ったけど、
その前年までは10名超えだ。

＞医学部志望が６０人という根拠はありますか？

根拠と言いますか、考え方は次のようなものです。

国公医合格者数が、過去５年平均で現役３０人、既卒１５人で合計４５人です。

それに国公医合格者と重複しない私立医進学者を、現浪あわせて１０～１９人くらいと推定すると
全部でおよそ６０人という訳です。

参考として、自治医大、慈恵医大、東京医大への各進学者が
それぞれ１.０人、３.８人、１.０人（いずれも現浪あわせた過去５年平均）いることが、
公表値からわかります。
（自治医以外は、地方国医の合格者と重複している可能性はあります）

ほかに、慶応医と順天も、慈恵と大差ない人数だと思います。
あと、日医、昭和、女子医などにも多少の進学者はいると思います。

現大学５年、６年世代も医科歯科は一ケタ、しかも医でも歯でもない進学者が確認出来ますので「その前年まで１０名越え」は嘘。
２０１０はサンデーショックの優秀学年でそのちょっと前は理３が１人ですが計算に入れてませんね。

医学科志望者が60人の根拠ですが、実際に子供が都内医学科に在籍しておりますが、桜蔭同級生で【医学科ライン】を作っている様で、子供の学年は６０数名がその【医学科ライングループ】に入っているそうです。

多分医学科進学者の全員がそのライングループに参加している訳でもなさそうなので、実際の医学科進学者はそれよりも数名多いかもしれません。

勿論学年にもよるのでしょうが。

一応ご参考まで。

↑様さん
医学科ラインの件、とても参考になります。

さて、サンデーショックが話題に上っていることもあり、少し調べることにしました。

　　サンデーショック年に入学した卒業生(２０１０年卒、１５年卒)の進路実績ってどう？

まずは、定番の現役東大合格率から見ていきます
２０１０ss　１１　　　１２　　　１３　　　１４　　　１５ss　　１６　　　１７　　
　２３％　　２５％　　１８％　　２４％　　２４％　　２７％　　２３％　　２３％

まるで２４％前後の東大現役合格枠があるかのようです。
１２年卒とss入学の１５年卒だけが、それぞれ下方と上方に枠？を超えてます。

ところで、東大の既卒の入学者の９割は一浪です。

そこで、既卒の東大合格者を一浪、つまり前年の卒業生とみなして、
現役＋既卒での東大合格率を見てみます。

２０１０ss　１１　　　１２　　　１３　　　１４　　　１５ss　　１６　　　１７　　
　３０％　　３１％　　２３％　　３０％　　３０％　　３０％　　２７％　　　？％

今度は３０％くらいの東大最終合格枠があるみたいですね。
ss年入学の卒業生もいたってフツーに３０％です。*1
１２年卒と１６年卒だけが、いずれも下方に枠？からはずれましたが。

という訳で、東大合格率では、今一つss年入学者の優秀ぶり？が見えてこないです。

では、現役国公医合格率はどうでしょう？　*2

２０１０ss　１１　　　１２　　　１３　　　１４　　　１５ss　　１６　　　１７　　
　１９％　　１３％　　１３％　　１２％　　１４％　　１６％　　１０％　　１３％

今度は、１３％前後の国公医現役合格枠？を、ss年入学者が華麗に飛び越えています。
これを見ると、やっぱり、ss年入学者は、優秀かも知れません。
と同時に、１０年卒業生はかなり医学部志向だったこともわかります。

長くなってきましたが、最後に、東・京・一・工・国公医への現役合格率を見てみます。
２０１０ss　１１　　　１２　　　１３　　　１４　　　１５ss　　１６　　　１７　　
　４１％　　４０％　　３４％　　４１％　　３８％　　４４％　　３４％　　３９％

またまた、４０％前後の国立難関現役合格枠？でしょうか。
ss入学の１５年卒は上方に、１２年卒と１６年卒は下方に枠から外れているようです。

という訳で、ss入学の１５年卒はたしかに優秀だけど、１０年卒はチョット微妙・・・。

結論は、、、、２０２１年の春を待ちたいと思います。

*1 2010年卒は（54+17)/235＝30.2％　　2015年卒は(62+7)/232=29.7%
*2　理Ⅲも含みます。

データに基づく分析だけに納得感が
ありますね。

今年の倍率は予想外に、少し上がりましたね