出願から面接まで｜掲示板スレッド

今年入学した娘の母です。
出願から入学手続きに至るまで、自分も情報が少なく不安に感じた事や印象に残った事を、
来年以降受験をお考えの方のお役に立てばと思い、記録に残させていただきます。

〇出願について
今年2020年度は1月10日に出願開始でした。
埼玉受験初日と重なった為、受験の付き添いは夫、出願は私と別々に行動しました。
2月1日は午後受験を予定しており、受験番号100番以内の確保を目指しました。
面接は１～20、21～40、と20番ごとにグループで区切り、
グループごとに下一桁1，2，3，4という順番で面接が進んでいくので、
受験番号が早ければ面接が早く出来るわけではありません。
1、21、31、41、51、61、71、81、91番が一番早く面接が受けれます。
最初の回の面接は1番～100番までなので、100番以内の受験番号を確保できれば、
午後受験は可能と考えておりました。
次の回は101～200番と同じように区切って進みます。
私は始発を乗り継いで都営浅草線を利用し5時45分頃に到着しましたが、
頌栄に到着した時にはもう多くの保護者がいらしてました。
皆さま車やタクシーを利用されているようです。
無事に100番以内の整理券を確保出来ました。
都営浅草線のホームから学校まで向かう保護者の列が出来ますが、
皆さまとても礼儀正しい気持ちの良い方ばかりだった事が印象的です。
グロリアホールの入口で整理券を頂くと、午前8時10分の受付開始までは自由です。
グロリアホールで待機しても一旦帰宅しても構いません。
8時10分になると、整理券番号順に呼ばれ必要書類の確認をしながら整列し、願書提出開始です。
この時、番号を呼ばれても居ない場合は整理券が無効になってしまいます。
私が待機している間に番号の呼び出しに居ない方が数人いらっしゃいました。
どの保護者様も娘様を想う気持ちは同じですから、冬の朝に整理券を取りにいらしたのに、
ホールに戻って来れない事情があったのでしょうか。
大丈夫だったでしょうか、とても気になりました。
出願書類に成績表のコピーがありますが、提出後の成績表を事務員の方が段ボールに放り込んでいたので、
「シワ一つない綺麗な状態で提出を！」と神経質になっていましたが、そこまで気にする必要もなかったようです(笑)。
無事に出願を済ませると、入学試験案内プリントと、受験番号を押された受験票を頂き、出願終了です。
WEB出願が主流の現在に、こんなに労力のかかる出願方法は珍しいですが、
「それでも頌栄に通いたい」受験生を求めているように感じました。
埼玉受験初日と出願日が重なり悩みましたが、我が家は「出願も試験の一部」と捉えるようにしました。

〇試験当日
塾の激励アーチの中、娘にお弁当を持たせて見送ります。
全力を出し切っておいで、しかありませんね。
出迎えの先生方はとても親切に、笑顔で受験生を迎えてくれていました。

〇面接
面接直前まで娘には会えません。
娘は受験した教室で持参したお弁当を食べます。
温かいお茶は学校が用意して下さいます。
保護者は受験番号ごとに指定された時刻にグロリアホールに集合します。
１～100　13時10分、
101～200　13時50分、
201～300　14時30分、
301～15時10分
グロリアホールで保護者は受験番号順に整列し、受験番号の札を胸につけ面接室の前で娘と合流します。
両親揃っている方、お母様、お父様どちらかの方も様々です。
娘の顔を見てすぐに面接室へという流れでした。
娘の話によると、お弁当を食べている間に高校生の先輩方が部活や修学旅行の話をしてくれて、とても楽しかったとの事です。
面接室へ案内をして下さった在校生の皆さん、礼儀正しくかわいらしく素敵なお嬢様方でした。
服装については、
受験生はプリーツスカートにブラウスとセーターという、綺麗目な面接スタイルが多かったように思います。
お父様はスーツ。
お母様は、紺のお受験スーツの方もいらっしゃいましたし、控えめ(黒かグレー等）のセットアップが多かった印象です。
面接していただくにあたり失礼のない恰好であれば問題ないように感じました。
私は寒い日でしたので、黒のタートルセーターにグレーのパンツを着用しました。
面接時間は5分～7分程度でした。
入室すると、2名の面接官が正面に座っていらっしゃり、向かい合うように着席します。
娘に対しての質問は私も緊張していたので、うろ覚えですが下記のような内容だったと記憶しています。
・入学したら何が楽しみか
・小学校で印象に残っていること
・受験をして良かったか
保護者への質問はほんの少しでした。
・どんな女性に成長してほしいか
・休日はどのように過ごすか
夫婦それぞれに短く応えました。
とても優しく包み込むような雰囲気で、娘も安心してのびのびと応えているような様子でした。
特に構えることなく、素直に臨めばいいように感じました。
難しい言葉を使う必要もなく、正直に受け答えをし普段の様子が伝われば十分だったように感じます。

14時前には高輪台駅を出発することが出来、午後受験の集合に間に合いました。

〇合格発表
試験翌日に貼り出されます。
ホールに合格者番号が白い紙で覆われ掲示されており、
午前9時に覆われた紙が職員によって外されます。
合格者番号の横には、補欠は設けておりません、と書いてあります。
集まった受験生と保護者のワッという叫び声が一瞬上がります。
この瞬間の為に並々ならぬ努力を続けていらしたお嬢様方の花咲くような笑顔や、
5日の第2回試験に心切り替える親子の姿が胸に焼き付いています。
狭き門です。
WEB出願、即日合否発表、WEB発表の波に真っ向から逆らうスタイルの
頌栄女子学院ですが、それでも行きたい理由がある、価値があると思う
そんな貴重な瞬間の一つだったように思います。

〇入学手続き及び制服採寸
兄弟が別の私立に通っていますが、入学手続き等に学校の特色が出ると感じました。
頌栄は、決して「至れり尽くせり」ではありません。
合格発表で頂いた入学書類を各自で良く読み、制服や学用品を揃えます。
こういった部分にも、頌栄らしさを感じました。

〇電報
小学校卒業式の直前に娘あてに卒業祝いの祝電が届きました。
祝電は、兄弟でも初めての経験でしたのでとても驚き嬉しかったです。
この時に改めて頌栄に進学する喜びを感じることが出来ました。

入学を心待ちにしていた娘もコロナによる休学で今だ登校出来ずにおりますが、
日々届く課題に一生懸命向き合いながら、新しく始まる頌栄での日々に胸を膨らませています。

これから受験を迎える皆さまも夢に向かって頑張ってください。