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【953877】ベネッセは誇大広告のおそれあり

投稿者: 名門校留学コンサルタンツ   (ID:reK7dYwdk/Y) 投稿日時:2008年 06月 16日 16:42

大手ベネッセがアメリカの名門大学進学の塾を始めた。”「Route H」の「H」はハーバード大学を表す”というように何のためらいもなく、明確にHarvardという言葉を前面に出しているため、これに大きな期待を寄せる父兄も結構おられるのではないでしょうか。ベネッセのプレスリリースによれば次のようになります。

”ハーバード大学をはじめとする海外トップ大学を志望する高校生のための進学塾「Route H(ルートエイチ)」が5月30日いよいよ開講。
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、以下ベネッセ)は、2008年5月30日、ハーバード大学をはじめとする海外トップ大学への進学を目指す高校生を対象にした進学塾、「Route H(ルートエイチ)」を開講します。「Route H」の「H」はハーバード大学を表すもので、「Route H」は、ハーバード大学をはじめとする海外トップ大学への道、を意味しています”

私見では、Harvardを冠にした宣伝は控えるべきであると考えます。何故なら、恐らく、この方法ではHarvardの合格者はでないであろうし、また仮に合格する者がでたとしてもその人数は年に1人しかいないだろうと考えるからです。従って、Route HのHがHarvardを示すと言うのであるなら、誇大広告の謗りを免れないでしょう。

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  1. 【953956】 投稿者: 大阪のおばちゃん  (ID:qQ.x3w4BE4A) 投稿日時:2008年 06月 16日 18:46

    我が子に「ベネッセで、『Route H(ルートエイチ)』ができたらしいよ。」と言ったところ、「阪大?」(大阪大学:はんだいと言います。)と聞き返しました。北海道大学バージョンもあるのでは。

  2. 【954228】 投稿者: Route 66  (ID:VIRWDL8gpCw) 投稿日時:2008年 06月 17日 00:09

    名門校留学コンサルタンツ さんへ:
    -------------------------------------------------------


    プレスリリース読んでみました。
    どうしてこの方法では、合格者は出ない(出ても一人)と
    考えられるのでしょうか?


  3. 【954291】 投稿者: 名門校留学コンサルタンツ  (ID:reK7dYwdk/Y) 投稿日時:2008年 06月 17日 06:23

    Route66様
    随分と古風なネーミングですね・・・・
    さて、

    Harvardに合格する要件はいくつかあるわけですが、応募者のほぼ全員が、その要件をクリアしているわけです。クリアしていない応募者、つまり例外、は事情をよく理解していない人だけではないかと思われます。その事情をよく理解していない人という範疇に多くの日本人応募者が含まれています。

    いくつかの要件のうち、謂わば「足きり」に使われると考えられるのが、SAT Reasoning Test(RT)の点数です。しかし、そのことは公表されているわけではありません、あくまで入手可能なデータからの判断です。また、Harvardなど一部のエリート大学のデータは入手ができません。

    それは旧SAT IでVerbalと呼ばれていたもので、新SAT RTではCritical ReadingとWritingです。データが入手できるのは2005年頃までの旧SATのVerbalです。

    それによればVerbalが500以下の合格者は存在しないか、いても
    数名しかいない、ということです。

    新SAT RTでVerbalに該当するのはCritical ReadingとWritingということになります。

    日本人応募者の課題はSAT RTで足きり点500をクリアしなければならないこと、さらには、その点数をHarvard「合格者」の平均点程度にまで上げることです。

    SAT RTのMathematicsでは多くの日本人応募者が800(満点)近くを取るようですので問題はありません。

    以上SAT RTのミニマム点数をクリアしても、合格するためには、今度は他の要件を満足していなければならないわけです。

    では、その他の要件とは何か?

    最重要なのは”学校の成績が学年一位であること、少なくとも上位10%以内であること”だと考えられます。しかしHarvard応募者のほぼ全員が成績上位者です。

    合否の決定要素は、恐らく「学業以外の突出した能力」です。

    例えば、在学中の五島 龍氏は有名なバイオリニスト、K氏は化学オリンピック入賞者、2008年に合格した学芸大付属の男子は18歳ころにJAVA Scriptのプログラミング解説書を2冊出版しています。
    全部が全部そういう人たちではないにしても、ほとんどがそういう人たちであろうと思われます。

    大抵の人はここまでの条件全てをクリアすることは困難ではないでしょうか?

    さらに必要なことは・・・・・・・・・・・・
    優れたEssayを書く能力です。
    高校の先生の推薦状です。当然ながら生徒を「絶賛」した内容でなければならないでしょう。
    奉仕活動の実績です。これはアメリカの高校ではカリキュラムに組み入れられているようです。と、いうことは並の奉仕活動では、合格には不充分かもしれないかもしれません。
    優れた「リーダー」としての資質です。
    ま、数え上げれば切がなく、また、それらを巡っての議論は尽きることはありません。

    翻って、ベネッセ、あるいは他の似たような予備校、塾、留学斡旋会社などなどが提供しているのは、せいぜい上記のSAT対策です。それとTOEFL対策、Essay対策です。HarvardはTOEFLは不要ですが、他の名門大学はTOEFL iBT100以上が必須です。

    つまりですね、学校の成績、学業以外の突出した能力、推薦状、奉仕活動実績などの条件を満足していない人が、いくらSATやEssay、TOEFL対策をしたところで、合格はしないだろう、ということなのです。
     
    ベネッセはRoute Hの受講者に入試を行いますが、謂わば、そのあたりを考えてのことでしょう。他の予備校では「特待生」制度を設け、合格の可能性がある生徒を集めるのに必死です。ベネッセの学費は150万〜300万だそうですが、そんなことをしていれば「特待生」制度を設けている他の予備校、塾に生徒を取られるでしょう。ベネッセもその点に気づけば、そういう制度を、いずれ作るでしょう。しかし特待生制度は考えてみれば、人を馬鹿にした話です。仮に受講生が3人いて、うち1人が受講料無料の特待生だとするなら、残り2名が特待生の受講料を負担しているということになるんじゃないでしょうか?
    もっとも、この手は日本の大手有名塾の常套手段ですが。

  4. 【954293】 投稿者: 名門校留学コンサルタンツ  (ID:reK7dYwdk/Y) 投稿日時:2008年 06月 17日 06:39

    Route66様

    何故ゼロか一人か?という点ですが、2008年6月現在HarvardのUndergraduateに在籍している日本人は6名と思われます。場折にストの五島 龍氏、灘出身のK氏、アメリカのPrep School出身の男子2名(多分2名)、大阪北野高校出身の男子(国籍は中国かもしれませんが)、(確か)渋幕出身の男性(但し中学までは海外在住と思われます)です。
    つまり、日本人の合格者は年1〜2名ということです。
    中国、韓国は、年平均7名程度で、日本の数倍ですが、何故そうなるのかは、確たる理由は不明です。アメリカの大学のAdmissionの眼から見ると、中国、韓国からの応募者のほうが日本人応募者より、いろいろな面で際立っているのかもしれませんね。

  5. 【954361】 投稿者: どうしましょう  (ID:1rETWh4GtoE) 投稿日時:2008年 06月 17日 09:02

    名門校留学コンサルタンツさま


    微妙にスレ違いかと思いますが、差し支えなければ教えていただければ嬉しいです。
    >最重要なのは”学校の成績が学年一位であること、少なくとも上位10%以内であること”
    とありますが、ハーバードにこだわらず広くアイビーリーグと考えた場合、
    学校の成績の許容範囲は、どの程度まで広くなるのでしょうか。
    米国の大学への進学を視野に入れておりますが、
    まだ子供が小学生のため、予備校のような機関には相談に行っておりません。


    学業成績のことを考えると、進学する中学に関して、
    少なくとも御三家は考えないほうが得策かも、と感じた次第です。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  6. 【954402】 投稿者: 名門校留学コンサルタンツ  (ID:reK7dYwdk/Y) 投稿日時:2008年 06月 17日 09:54

    どうしましょう様

    私は、日本の教育は非常にプレッシャーが大きく、親子双方にとって耐え難いまでになっていると感じております。

    解決策の一つは留学です。特に、小学生生からのイギリスへの留学です。

    その年齢での留学については意見が分かれるところであり、以前は私も、いくらなんでも小学生からは早すぎるだろう、中学2年生あたりが妥当だろうと考えていましたが、近年の日本の中高一貫校の受験の過熱ぶりを見ますと、むしろそちらのほうこそ問題があり、早期留学のほうがマイナスが少ないのではないか、と考えるようになりました。

    小学生から留学でアメリカとイギリスどちらを選ぶかとなれば、私は躊躇わずにイギリスを選択します。イギリスは経済的には極めてダイナミックであり息を潜めるような日本とは違い、人々は自信にあふれています。環境は素晴らしく、人々は穏やかです。

    大学がアメリカならアメリカのPrep Schoolへ留学、と考えるのが順当ではありますので、そこが頭の痛いところです。アメリカへ留学するのは、やはり中3の9月からということになるでしょう。アメリカの場合、小学生から留学できる学校数はほんの少しです。

    イギリスに行き、将来はImperialに進学するのがいいと思います。あと伊藤 博文なども留学したUCLでしょうか。勿論Oxford、Cambridgeもありますが。私はロンドン市内にある大学がいいと思います。世界中からの留学生で溢れかえっており活気がありますし、ロンドン自体が非常にいい町です。今、ロンドンはテムズ河の再開発も進み、非常に美しい町になっています。食べ物もおいしいと思います。Marks&Spencerの品物は非常に高品質です。

    あ、すいません、話が脇にそれました。

    受験勉強をすればいい学校へ入れるのは間違いないとは思います。通常はそのようにして親子ともども努力し、優れたお子さんは、乗り切っていきます。

    ただ、これからの時代で重要なことは
    1)世界の人々と渉り合う体力、気力
    2)知恵や教養
    3)リーダーとしての資質
    だと思います。特に男子はそうだと思います。
    日本の受験勉強を続けた場合、これらの要素が育つでしょうか?そこのところが日本の教育の欠陥かもしれません。

    アメリカの大学入学に有利になるかどうかで、日本の学校の選択をするのは間違っていると思います。本人にやる気と能力があるなら「ベスト」の学校を選ぶべきです。

  7. 【954426】 投稿者: 名門校留学コンサルタンツ  (ID:reK7dYwdk/Y) 投稿日時:2008年 06月 17日 10:15

    どうしましょう様

    アメリカの大学ですが、私見では、留学するに値する大学は限定的だと思います。
    National Universityのランキング30程度、Liberal Arts Collegeのランキング上位30程度の計60程度だろうという具合にみております。それ以外にもユニークで優れた大学はあるとは思いますが、おおよそはそういったところではないかと思います。

    ところが、日本の教育を受け手いる限り、そういう大学に入るのは、ほぼ絶望的です。つまり英語のレベルが不満足だからです。自力で克服できる人もいるのは事実です。灘、開成、学芸大付属などなどの優秀な生徒は自力でやっています。しかし、せいぜい、そういう人の人数は日本中で20名程度じゃないでしょうか。極めて例外的です。中にはトフルゼミナールなどの塾で勉強したという人もいます。その人数も20名程度じゃないでしょうか。圧倒的多数は、克服できません。しかも、そういった中には、帰国子女、1年間の交換留学経験者などがいます。

    日本の高校に在籍し、日本の大学受験もやりながら、アメリカの名門大学にも合格するという「離れ業」をできるのは「優秀かつ忍耐力があり、英語のセンスがある」極々一部の人、だと思います。 

    アメリカの大学かイギリスの大学に行くと決めておられるのであれば、遅くとも中学3年からアメリカのPrep Schoolに留学するべきです。しかし、堂々巡りになりますが、今度はアメリカの名門Prep Schoolに入学するのは並大抵のことではありません。ですので、そういったことも考えると小学5〜6年生からのイギリス留学が最善であろうと考える次第です。

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