早慶付属ではなく、進学校を目指す意味｜掲示板スレッド

うちも昨年の今頃、附属か進学校で悩みました。
サピの先生には、「東大を目指すか目指さないか、ですよ。」といわれました。
まだ１２歳の未知数の子に、そんなことを言われても決めようもなく、私自身も早慶で十分と思ってましたので、本人に早慶をすすめましたが、本人は「大学や学部はよく考えてから自分で選びたい。」と言い、主人も「男なら、勝負をしないと。」という考えで、本人の大変気に入っていたトップ校を受験。
結局、失敗に終わり、滑り止めの中高一貫校に通っています。


今、通っている中高一貫はとても勉強させてくれます。
進度も速く、毎日、宿題と小テストに追われ、昨年の受験生活と勉強量はあまり変わりません。


実は、私自身、附属育ちなのです。
息子が進学校に通い始めてから、自分が中学校の頃、どれだけ勉強していなかったか思い知らされています。
附属なので、レポートや作文が多く、いい文章を書こうという志もなくただ漠然と提出し、中間や期末の前に慌てて勉強して、そこそことるけれども、身についていないまま、学年だけあがってゆく。
学校の勉強より、友人関係に気をつかい、優先させていました。（上までずっと一緒ですから）
「中高でちゃんと勉強すればよかったけれど、そんな環境じゃなかったね。」と、最近になって附属の時の友達と話をします。

子供が、どこの大学の学部を目指すのかは本人次第。
六年後、どれだけの成果が出るかは、本人の強い意思の持続力によると思いますが、これだけ勉強させられたことは、本人の大きな力になるだろうなと思います。

早慶附属中高で教鞭をとっていたものです。

我が家は迷わず、大学附属でない早慶ほぼ同レベルの進学校へ入学させました。
（娘ですが）


理由は私自身が、附属中・高校で、自分の志とは違う進路を、やむなく進み涙を呑んだ生徒を、沢山見てきたからです。


大学進学時（高校２～３年時）には、かなり将来の展望も含み、色々な進路や自分のやりたいことを探る時期です。当然決まらぬまま何となくイメージや内申の成績に準ずる進路を選ぶ子もいるにはいますが、ほとんどは文・理はじめ多くの将来性を考えて自分の志向性に合わせた選択をします。

しかしその附属で成績が足りなく、希望以外の学部へ進んだり、また獣医や看護、医学、芸術、体育、など両方とも全くないわけではないですが、それぞれあったり無かったり、、、、、で、本気で悩む子、後悔する子供たちを何度見てきたことか。
進路としては、もっと特殊な進路の場合、例えば楽典を学びたいとか、芸術史を勉強したいとか、今は大学も多様化した上、更に専門性も増し、特色ある研究を意欲的にして、優秀な生徒を欲しがってるため、魅力的な大学も多くそちらに外部受験出来るものなら、、、と涙目で相談されたことも多々あります。知らなかったから。。。。


　更に推薦枠で大学入学する子供たちのレベルが、受験をくぐり抜けてきた生徒と比べ、格段に低い場合も多く、そのあたりも大きな課題だと教授陣にはいつも、文句を言われます。


そんなこんなで、まだまだ未知数である中学受験時に、どうして楚の大学と決められようか・・・・。私は大学附属のこどもたちの内部実体を経験して初めて、そう感じました。


もっとも、多くの方が、附属でしか経験出来ないことをした上、早慶のブランドを手にして社会人になれるというメリットに、満足しているのは事実ですが。
親として考えた時に、たとえ早慶のブランドでなくても、本人が最もやりたい進路や、回り道であろうと、偏差値がランク落ちしようと、納得のいく最終学問を学んで欲しいと、考えたのが大きい点です。


余談ですが、涙を呑んだ生徒たちは誰ひとりとして、外部にチャレンジしませんでした。例年一桁の子供たちは、トップ最難関を目指し浪人覚悟でチャレンジしたりまた無い学部の受験のために大学推薦を蹴る子がいますが、それは本当にごく稀で、皆、自分の置かれた状況と、難関を突破してきた中学受験＆高校受験での自己肯定のため、しずかに、、、、あきらめていくのです。


何ともアドバイスしようが無く、辛く私自身も苦しい想いがいっぱいでした。（外部受験の選択は本人が迷うようでは絶対にできませんから。むやみに頑張れとはなかなか言えないものです）


もしこの経験がなかったら、正直なところ、私は恐らく自分の勤務していた附属中へ受験させていたと、、、、思います。

東大の下が早慶と考えるのは文系の人だけみたいですよ～
お子さんが文系で将来はサラリーマン、と考えるなら早慶はいいと思います。
楽しい青春が待ってます！

まだ5年生なので、受験勉強のつらさをまだまだ味わっては
いない我が子ですが、志望校は進学校のみです。
理由は「受験勉強（塾での勉強のこと）は学校の勉強より
ずっと楽しい、大学受験も絶対経験してみたい」からだそうです。


私自身は中学受験して「遊びまくる進学校」に入学、本当に
高2の夏までは遊びまくり。 でも、4年以上も遊んでいると何だか
無性に勉強したくなってくるのです。まわりの友もそうでした。
高2夏の全国模試で自分の偏差値に眼を疑い、そこから文字通り
「死ぬほど勉強」。
今思い出しても、友と放課後ひたすら通った予備校での授業は
楽しかったなあ・・・。
一生に何度も経験できるものではない「死ぬほど勉強」できる
機会。 そのチャンスのひとつをスルーするのはもったいない！
もしも、本人に付属校に対する強い熱望がなければ、進学校から
チャレンジ！という道にも親としてエールを送りたいですね。

短い間に、たくさんのレスありがとうございました。
いろいろなご意見をお聞かせ頂きましたが、中一母さんがサピの先生から言われた「附属か進学校かは、東大を目指すかどうかですよ」という言葉が、個人的には一番しっくりきています。なかなか難しい判断ですよね。

そもそも、サピで早慶というのはマイナーな話題ですよ。
学校の価値は別として、偏差値低いですから。
いまは、まだα３でもこれから頑張るか、地頭発揮でα１常連まで行ければ、
早慶なんて、３日の早稲田以外は無関係な存在になりますよ。

医師になる夢をあきらめきれないから進学校です。
医者志望な場合、国立医学部しか進学させられませんから。
（慶応付属から医学部はすごい競争ではじかれるでしょう）

息子は早稲田大学高等学院と慶應義塾高校（日吉）の両方に合格しましたが、現在は第１志望の都立高校に通っています。
塾からの強い勧めがあり本人もチャレンジを希望したので受験しましたが、本人も親も附属への進学の意思は全くありませんでした。


親としては、東大を目指すために都立高校に進学させたわけではありません。
東大はおろか、早稲田慶應だって合格しないかもしれません。
それでも大学受験を、子供が成長する過程での大事な試練の1つと考えているので迷いはありませんでした。


附属か進学校かという選択は、結局それぞれの家庭の考え方次第だと思います。