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【328399】同位角が等しくなるのはどうして?

投稿者: チューリップ   (ID:3zVuR1.g4XE) 投稿日時:2006年 03月 19日 16:10

予習シリーズを使いながらママ塾で頑張っています。

新4年の子どもが、「どうして2本の平行線と、それと交わる直線が作る角のうちの同じ位置にある角(同位角)の大きさが等しくなるのかわからない」といいます。

もしかしたらすごく簡単かもしれないこの疑問、どなたか教えてください。


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  1. 【328669】 投稿者: 数学的には・・・ですが、  (ID:VslMPxoEFTg) 投稿日時:2006年 03月 19日 23:11

    数学的には正しい証明とは言えない(平行線の定義に関わる)かもしれないのですが、お子さんに分かりやすく説明するなら、

    平行線の片方に垂直な直線は、もう一方の直線にも垂直であるということが分かっているとして、

    2本の平行線に垂直な直線を1本引いて、同位角の対象となる直線と垂直線との交点を頂点とする2つの直角三角形を作る方法はいかがでしょうか?

    すると、
    同位角a=180度−頂点の角−90度
    同位角b=180度−頂点の角−90度
    となり、同位角a=同位角bが証明できます。

  2. 【328735】 投稿者: 通行人  (ID:Mz.CMIidiuQ) 投稿日時:2006年 03月 20日 00:52

    数学的なことは分かりませんが、私ならすご〜く簡単に説明します。

    平行線の間隔をどんどん縮めていきます。
    0,1mm 0,01? 0,001? とね。

    限りなく間隔を縮めると、平行線がほぼくっつきます。

    そして、同一の直線になります。
    同位角も、もちろん同じ角度です。

    なんていうのは、いかがでしょうか?

  3. 【328759】 投稿者: ねむりひめ  (ID:Jx7ylK5VS9.) 投稿日時:2006年 03月 20日 02:41

    チューリップ さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 新4年の子どもが、「どうして2本の平行線と、それと交わる直線が作る角のうちの同じ位置にある角(同位角)の大きさが等しくなるのかわからない」といいます。


    大変な問題に首をつっこんでしまいましたね。そこに疑問を持つのは相当のセンスです。
    「ユークリッドの末裔」さんの説明で間違いありません。
    「同位角が等しくない」というルールでも矛盾のない幾何学(非ユークリッド幾何学)が
    成立します。
    数学の根本に関わる問題なので、可能であればきちんと教えておきたいところです。
    うちの娘は、非ユークリッド幾何学の存在までは納得したようで、
    「数学では矛盾のない論理体系を構築することが重要」であることは身についています。
    一応、球面幾何学とか相対性理論との関係についても(小学生にわかる程度で)
    教えてみたのですが、それは記憶に残ってないようです。当たり前ですかね(笑


    テキストに書いてあることを鵜呑みにせず、「なぜ」と疑問に思う態度は大切です。
    ぜひ、その芽をつぶさないように教えてあげてください。

  4. 【329850】 投稿者: チューリップ  (ID:3zVuR1.g4XE) 投稿日時:2006年 03月 21日 19:15

    スレ主です。


    みなさま、短時間の間にわかりやすいご説明やズバリのご回答をありがとうございました。ユークリッドの末裔さまの「平行線の公理」と等価というご指摘でいきなりすっきりしました。


    これまで算数=四則演算(苦笑)だった娘にとって、「平行」も「同位角」も初めてで、余計に理解し難いものだったようです。
    元受験生の父さまのご紹介くださったHPも親切な内容ですね。
    結局娘には、平行線の間隔を縮めていく、通行人さま方式で説明をしました。すっきりはしていないようですが、問題数をこなしていくうちに慣れてくるのかもしれません。時間をおいて、もう一度きっちり説明しようと思っております。

    ねむりひめさまのおっしゃる通り、
    >「数学では矛盾のない論理体系を構築することが重要であること」
    が身につくことは数学と関わっていく上でとても大切ですね。


    いろいろと大変参考になりました、どうもありがとうございました。

  5. 【443643】 投稿者: 非ユークリッド  (ID:U46m9mWmfRU) 投稿日時:2006年 09月 16日 23:11

    小学生で分かる例としては:

    大きな球を考えます。
    この球面に互いに交わらないように
    2つの円を描いて考えてください。

    そしてこの2つの円に交わるように
    3番目の円を描きましょう。

    同位角は等しくありませんよね。

    この球が無限に大きくなった様子を考えてください。

  6. 【2033686】 投稿者: 海江田@海尉心得  (ID:zyPduhvSxP2) 投稿日時:2011年 02月 23日 17:19

    中学生の教科書には、おそらく

    同位角の性質 ] --
    平行な2直線に1つの直線が交わるとき
    ・2つの直線が平行ならば、同位角は等しい。
    ・2つの直線が平行ならば、錯角は等しい

    平行線になる条件 ] --
    2直線に1つの直線が交わるとき、次が成り立つ
    ・同位角が等しいならば、この2つの直線は平行である。
    ・錯角が等しいならば、この2つの直線は平行である。

    の4つの記述から

    同位角が等しい ⇔ 平行
    錯角が等しい  ⇔ 錯角

    という形で中学生に理解させたい様です。

    実際には、非ユークリッド幾何学への展開もありますので、前述の方法で平行を定義する
    ことに対して些かでありますが、不満に思います。

    「同側内角の和が2直角より小さい時、それらの角がある側で2直線は交わる」
    という公準から証明していくことで、一応納得いく説明が出来るかと思いますが、そもそも、
    そのレベルから理解している学校教諭ばかりでないところを忘れてはなりませんし、それに、
    教科書に書かれたように教えることが一番大切です。

    たまに「平行な2直線の錯角・同位角はなぜ同じか」という中学生向けの読み物で2直線に
    直交し、かつ平行な2直線に交わる直線とも交差する
    補助線を引き、直角三角形を2つつくるというモノを見かけますが。。教科書で前述の4つを
    学んだあと、それを勉強したら、人によっては混乱しそうですね

    教える側、教わる側どちらも経験した身として言えば、、正直に全部教えて理解できる人と、
    詰め込みが一番いい人とによって、平行証明から話すべきか否かが決まるとおもいます。

  7. 【2037083】 投稿者: 理系パパ  (ID:.4QHsr5a2CY) 投稿日時:2011年 02月 26日 07:53

    スレ主さんのお子さん、数学的な素質がありそうですね。将来が楽しみですね。
    さて、平行線の同位角や錯角が等しい(かつ逆も成り立つ)ということがユークリッドの第5公準と等価だというのは正しいですが、スレ主さんのお子さんの疑問は、要するにこの等価性を示せ(厳密に言うと逆は示さなくてもいいので等価性ではないですが)ということなので「等価だから明らか」で済ますのはNGですよね。
    ユークリッド原論では、錯覚が等しいなら平行、および平行なら錯覚が等しいということをきちんと証明しています。簡単な証明なので興味があるとそちらをお読みになるといいかと思います。

    海江田@海尉心得さんのご不満はちょっと同感。でも、非ユークリッド幾何を学ぶときには、そもそも「公理とは」というところから紐解いていくので、中学くらいまではユークリッドにべったりの教え方をしてもいいかな、とも思います。中学校の先生くらいに公理系の無矛盾性を語れるようになれというのは酷だと思いますし。

    非ユークリッドさんの例はもしかすると勘違いなさってるかしらん。互いに交わらない円は、球面幾何の世界でも少なくとも一方は直線ではありませんよ。球面幾何の世界での直線は「大円」なので、全ての直線は2箇所で交わるんですよね。
    球面幾何とユークリッド幾何の違いを実感できる例としては、「ある地点から南に100キロ、次に東に100キロ、最後に北に100キロ移動したら元の地点に戻ってしまった。なぜか?」「最初にいた地点が北極だったから(別解あり)」という有名なクイズがありますね。つまり、三角形の内角の和が180度を超えるという話。

  8. 【2044969】 投稿者: 物事には順序  (ID:CSzSdiQbeq2) 投稿日時:2011年 03月 04日 09:56

    皆さんいろいろと書かれていますが、
    あまり難しい事にはこだわらないでください。
    ママ塾ですし、お子さんが混乱する原因になります。
    楽しく解ける、面白い、そういった成功体験を積み重ねないと
    お子さんが幾何学が嫌いになる原因となってしまいます。

    物事には順序があり、今の算数は、
    古代の人から考えられてきた内容を履修する算数の歴史でもあるわけです。
    まずはユークリッドの考え方を押さえる事が大切です。
    大人はついついマクロな視点から物事を考えがちですが、子どもはミクロの世界しか見ていません。
    質問からはこのお子さんがどの程度幾何学を理解した上での質問かはわかりませんね。

    ですから平行線とはどういったものか、
    ユークリッドの考え方を押さえる事が肝心です。
    そしてそこから考えて行けば自ずと答えが出てくるはずです。
    「ハンズオン」さんのやり方は頭に残ってとても良いと思いますし、
    もう少し算数が好きなお子さんなら「数学的には・・・ですが」さんの考えも面白いと思います。

    ここをきちんと把握した上で、
    お子さんから平行線って本当に交わらないの?等と根幹にかかわる質問があるようだったら
    皆さんがおっしゃっているようなその次の段階へ進めば良いでしょう。
    それでも球を使った説明等具体的で簡単な物の方が良いです。

    ちなみに、「元受験生の父」さんがおっしゃるように、
    同位角が基本ですのでこれくらいは押さえておいた方が良いと思います。
    錯角から説明なさることのありませんように。

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