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【922248】作文力と音読の効果

投稿者: えっくんの母   (ID:bz.444Oea1o) 投稿日時:2008年 05月 09日 23:30

中学受験予定の小3です。


本をたくさん(月に15冊以上)読む割に、作文などがうまく書けません。(日記は2年生後半から毎日書いています)


国語力は高学年になってがんばっても向上が難しいようなので、時間のある今、できるだけ伸ばしてやりたいと思っています。


作文の通信教育(言葉の森)で体験をして聞いてみると、
「それだけたくさん読んでいるのにうまく書けないのは、本当の意味で読んでいないのでは?」
と言われました。


本人に聞いてみると、おおまかな内容はとらえていても、言葉の言い回しなど細かいところは流し読みになっているようです。


幼児のころから同じ本を繰返し読むことはなく、どんどん新しい本を読みたがっていましたが、そのこともよくないと指摘されました。


つまり、精読ができていない。低学年のうちは、速読より精読や音読が必要だそうです。精読すると、表現を作文の中で使うことができたりするから?と解釈したのですが…。


結局、子供と話して、通信ではなく、親子で取り組むことにしました。


内容は、日記、週に一度の作文(400字程度)、と毎日音読5分です。(少ないかもしれませんが、負担の少ないように考えました)


読む文章は、少し難しめの(高学年向け)の物語文(ほんとうの国語力が身に付く教科書)や、説明文です。(簡単なものは、学校の宿題で毎日読んでいるので)
読ませてみると、やはり自分なりに表現や語尾を変えたりしていました。


間違いを指摘するといやがりますが、指摘しないと間違えたままだし…
このやり方でいいのか心配です。


間違えを指摘しないでも、ただ音読するだけで、国語力が向上した例はありますでしょうか?


ちなみに、一度目は読み聞かせをし、次から子供本人が読んでいます。一緒に読むのはいやがりましたが、やはり一緒に読む方がいいのでしょうか?


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  1. 【922383】 投稿者: 桑野  (ID:amm.nr8yozo) 投稿日時:2008年 05月 10日 07:47

    音読が楽しくなるよう、褒めるようにするのがポイントと存じます。
    褒めた上で、付け足すように、「こうすると読み手に伝わる、貴方のだと間違って伝わるかも知れないよ」
    と優しく伝えましょう。いま、嫌いになったら大変ですからね。

    基本的に褒め倒し、本人の気分をアップさせ、その状態で教えるのです。
    細かくそのたびに指導するより、遙かに効果があります。
    親が教えるとき全般に通じるポイントです。

    それと、男児なので一緒に読むのはやめたほうがいいでしょう。
    独立心をしっかり身につけさせないといけませんからね。


    音読に関しては男子の場合あまり期待しすぎるのは無理があるので、
    むしろ、今真剣に取り組ませたいのは、書き写しだと存じます。

    週一回、しっかり時間を取って、貴方が「読む文章」とお書きになっている文章を、
    単純に原稿用紙に書き写すのです。
    だまされたと思って、まずは3ヶ月やってみてください。
    精読同様に文章のパターンをしっかり身につけることができ、語彙が増え、
    書く訓練になります。以降の要約力養成に必要な土台が作れます。

    そのさい、書いた文章は必ず貴方がチックし、日付を入れてファイルに取っておくといいです。
    後で、それを本人が見返せばそれも、精神面での支えになるでしょう。

    難しい言葉に関しては、貴方がどういう意味だか教えてほしいと、訪ねるといいです。
    間違いは優しく褒めながら訂正、辞書を引くといいとアドバイス、
    あらかじめ引いていたなら、べた褒め、そんなコミュニケーションを通して
    息子さんの国語力アップのコーチになってあげるといいですね。

    先は長いので焦らずにご検討をお祈りしています。


    そうそう、今多読できているのは素晴らしいことですよ。読み飛ばすことの害より
    多読の効果、豊富な読書経験が後に約立つことでしょう。
    後からでは、なかなか身につかないですからね。精読は心がけ次第で何とかなるにですが
    速読を身につけるのは困難です。

  2. 【922480】 投稿者: えっくんの母  (ID:bz.444Oea1o) 投稿日時:2008年 05月 10日 10:43

    桑野さまへ

    詳しい説明ありがとうございます。
    書写はさせてみたいのですが、学校で先生に言われてやるのもいやがるそうで、なかなかむずかしいかな。と思います。何か、自分の気に入った文章などあればやるかもしれません。探してみます。

    褒めるのは、難しいなあ。と感じています。無理に褒めると子供にもわかるようで。
    逆に、本当に感心した時にほめるとすごく喜ぶので分かっているのではないかと。
    でも言われたようなやり方でがんばってみます。

    言葉の森で低学年の速読を否定され少しへこんでいたので、桑野さまの言葉
    「今多読できているのは素晴らしいことですよ。」
    がはげましになりました。楽しんで読んでいるので、これはこのままにしておいて、同時に精読も進めていきたいと思います。ありがとうございました。

  3. 【922757】 投稿者: 言葉の森経験者  (ID:m9qFcV/aayY) 投稿日時:2008年 05月 10日 18:56

    言葉の森を2年から4年まで丸2年致しましたので思い切って出て参りました。
    今5年です。


    愚息も1年生の夏ごろから「えっくん」と同じペースで本を読んでいましたし、
    一部の本を除いて同じ本を何度も読むということも致しませんでした。
    好きな本を好きなペースでたくさん読むことは桑野さん同様私もよい事だと思っています。
    ご本人が楽しく読んでいるならそれでいいのではと思います。
    また、私が言葉の森の主宰なさっている先生とお話した際、
    そのような否定的な言い方は一切されませんでしたからご心配なさらなくてもよいのでは、と思います。(体験のお電話の先生に言われたのでしょうか???)



    作文がうまくかけない、とのことですが、
    お母様の中身に対するハードルが高いのではないでしょうか(苦笑)。
    日記を毎日書いていらっしゃるなんてそれだけで素晴らしいですし
    普通に(それどころか普通以上に)書けているのではと推察致します。



    私は個人的に、本を読んでいることと書くことは別物と考えておりましたので
    ひとつのテーマで考え、その考えをまとめて書くという出力訓練の機会が多く必要ではと思い
    言葉の森に入会致しました。
    先生に一任し私が一切口出しせず毎回提出させておりましたので
    勿論内容は大したものではありませんでしたが(涙)
    お蔭様で考えをそれなりにまとめる回路はできたようでした。
    それと同時に頂いた音読教材も毎日5分程度でしたが致しました。
    私は音読での読み違いは直しましたが、言葉の森の先生は直さずともよいと
    指導なさっていたような記憶がございます。
    その都度直して子供の意欲をそぐよりも横で聞いてあげることが
    大事だとご指導頂きました。



    それから作文での愚息の文章表現ですが、やはり多読の成果がでていたように思います。
    明らかに本で読んだと思われる表現が返却後読み返すとたくさん使われていました。
    たくさん読んでいるうちに無意識に頭に入って使っていたようです。
    語彙は多読で絶対増えていると思います!
    言葉やことわざなどの本も大好きで低学年から読んでいたことも役立っているかもしれません。
    逆に4年の夏から社説を数日かけて精読していますが、語彙はなかなか一度位では身につきません。(その中でもやはり頻出語彙は少しずつ入っていくようです。)



    最後に桑野さまがお勧めになっていた視写ですが
    私も本で知り、1年生の時に少しだけさせておりました。
    ただ、逆に3年生くらいになって作文、音読と併せてさせるのは厳しいかなというのが男子をもつ母の実感です。(大きくなるにつれて特にわが息子に限ってはですが、そのような作業を嫌がりましたので。お嬢様でしたら大丈夫だと思いますが。。桑野さますみません。。。)
    ハードルを低くしないと毎日させる勉強は続かないかなと思っています。
    特に言葉の森の先生も常々仰っていましたが
    国語は机上ではなく日常の生活から培うものですので
    継続できることが一番だと思っております。


    長々と失礼致しました。
    えっくんの母さまのなさっていることは素晴らしいことですので
    あまり心配なさらなくてもよいのではと思い、お返事致しました。



    一緒にがんばりましょう♪















  4. 【923346】 投稿者: えっくんの母  (ID:bz.444Oea1o) 投稿日時:2008年 05月 11日 16:42

    言葉の森経験者 さんへ:


    経験者の立場からのお話が聞けてよかったです。ありがとうございます。


    > 愚息も1年生の夏ごろから「えっくん」と同じペースで本を読んでいましたし、
    > 一部の本を除いて同じ本を何度も読むということも致しませんでした。
    > 好きな本を好きなペースでたくさん読むことは桑野さん同様私もよい事だと思っています。
    > ご本人が楽しく読んでいるならそれでいいのではと思います。
    > また、私が言葉の森の主宰なさっている先生とお話した際、
    > そのような否定的な言い方は一切されませんでしたからご心配なさらなくてもよいのでは、と思います。(体験のお電話の先生に言われたのでしょうか???)


    体験の先生は褒めるばかりで、否定的なことはいっさい言われませんでした。
    ただ、私が入会するにあたってほめるのが主体のこの方法で、作文力が伸びるのか不安でお話を伺った時に、対応された男の方のおはなしでは、「低学年の速読、簡単な本ばかりの多読はよくない。同じ話を何度もよむのがいい」と言われました。


    > 作文がうまくかけない、とのことですが、
    > お母様の中身に対するハードルが高いのではないでしょうか(苦笑)。
    > 日記を毎日書いていらっしゃるなんてそれだけで素晴らしいですし
    > 普通に(それどころか普通以上に)書けているのではと推察致します。


    ハードルが高いかどうかは、自分ではわかりませんが、400字は私の手助け(かなりつきっきりです)がないと、書けませんでした。
    2年の時の日記は、毎日同じような内容のものでしたが、3年になって少しずつ長く、中身のあるものを書くようになってきているような気がします。少しは効果があったのか、昨日書いた作文は、少しヒントを与えると自分で書き上げました。


    > 先生に一任し私が一切口出しせず毎回提出させておりましたので
    > 勿論内容は大したものではありませんでしたが(涙)
    > お蔭様で考えをそれなりにまとめる回路はできたようでした。

    やはり、親が口出ししてやる気をなくさせるより、何度も書いて慣れるということでしょうか。それには褒めてやる気をださせるということですよね。


    > それと同時に頂いた音読教材も毎日5分程度でしたが致しました。
    > 私は音読での読み違いは直しましたが、言葉の森の先生は直さずともよいと
    > 指導なさっていたような記憶がございます。
    > その都度直して子供の意欲をそぐよりも横で聞いてあげることが
    > 大事だとご指導頂きました。


    では、言葉の森の先生にそう言われて、経験者さんは実際には、間違いをなおすことをおやめになったのでしょうか。もしそうだとすると、息子さんは自ら間違いに気づかれたようですか。長い目で見ると、国語力が向上した実感はありますでしょうか。
    質問ばかりですみません。言葉の森の先生はそうは言われますが、実際には、間違いに目をつぶるのは、そのやり方に自信がないとできないもので…。


    > それから作文での愚息の文章表現ですが、やはり多読の成果がでていたように思います。
    > 明らかに本で読んだと思われる表現が返却後読み返すとたくさん使われていました。
    > たくさん読んでいるうちに無意識に頭に入って使っていたようです。


    すばらしいですね。息子はまだその域には達していません。精読ならまだしも、多読で本の中の表現を使えるようになるなんですごいと思います。


    > ハードルを低くしないと毎日させる勉強は続かないかなと思っています。
    > 特に言葉の森の先生も常々仰っていましたが
    > 国語は机上ではなく日常の生活から培うものですので
    > 継続できることが一番だと思っております。


    おっしゃる通りだと思います。私も継続が一番でかつ難しいことだと思います。
    いろいろ教えてくださってありがとうございます。
    もしよかったら、お返事いただけるとありがたいです。

  5. 【923423】 投稿者: 言葉の森経験者  (ID:leuc3GLNSb2) 投稿日時:2008年 05月 11日 19:10

    私共の拙い経験がお役にたったようで嬉しいです。


    早速お尋ねにお返事致します♪


    > やはり、親が口出ししてやる気をなくさせるより、何度も書いて慣れるということでしょうか。それには褒めてやる気をださせるということですよね。


    国語の中でも作文は特に長期的な視点が必要だと感じました。
    ご指摘の通り「習うより慣れろ」です。
    出力を円滑にするためには、「小事」(苦笑)には目をつぶって静観することだと
    実感しました。
    私自身はどうしても小事に拘ってあれこれ指図してしまい
    褒めることが後回しになる、という子供にとっては最悪の母でしたので(苦笑)
    言葉の森に入会したという経緯がございます。



    > では、言葉の森の先生にそう言われて、経験者さんは実際には、間違いをなおすことをおやめになったのでしょうか。もしそうだとすると、息子さんは自ら間違いに気づかれたようですか。長い目で見ると、国語力が向上した実感はありますでしょうか。
    > 質問ばかりですみません。言葉の森の先生はそうは言われますが、実際には、間違いに目をつぶるのは、そのやり方に自信がないとできないもので…。



    私はご指導に反して(苦笑)気がつく限りは読み違いは指摘致しました。
    但し、そばにいて一緒に黙読しているのではなく
    家事をしながら聞いていておかしいな、と思ったところだけです。
    夕方の私が忙しい時間帯に音読するのと、
    愚息がひどく読み直しを嫌がりましたこともあり
    毎日していることですし、敢えて厳密には致しませんでした。
    読み違いの頻度にもよりますが
    5分間で一、二度程度でしたら時には大目にみても大丈夫ではないでしょうか。
    毎日続けていれば次第に慣れて語感も醸成されますし
    読み違いも減ってくるのではと思います。
    こちらも長い目でご覧になれば大丈夫だと思います。



    愚息は現在はほとんど読み違いを致しません(もう5年ですし当然ですが苦笑)。
    1年以上続ければ必ず成果がでると思います。
    気長に取り組むことが肝要だと思っております。

    国語力は一朝一夕にして成らず、でしょうか(苦笑)。




    ご参考になればよいのですが。。。(大した意見ではないので心苦しいです)





  6. 【925739】 投稿者: えっくんの母  (ID:bz.444Oea1o) 投稿日時:2008年 05月 14日 10:20

    言葉の森経験者 さんへ:


    しばらく子供の様子を見てからと思っていたので、お返事が遅くなりすみません。


    読み違いについては、静観する勇気がなく口出ししておりましたが、言葉の森経験者さんの助言を参考にさせていただき、ここ2日間、どうしてもというところ以外はなおすことをしませんでした。


    朝の音読が習慣になり、自分から読んでいますし、はじめのうちはやればいいという感じで、チャラっとやっていたのが、気をつけてよむようになってきました。
    このままやれば、何か効果が表れるかなあ。と期待しつつ、二人で本を読む時間も大切に、楽しくやっていけるといいなあ。と思っています。


    息子は、「ほんとうの国語力が身に付く教科書」の中で読んで興味を持ったのか、昨日「バッテリー」を学校で借りてきて、読んでいます。
    「15少年漂流記」も面白かったので借りてきて、こちらは少しむずかしいので、わたしが読み聞かせしています。
    やはり、本が好きなのだなあ。と思います。


    その割に力が表に出ないですが、音読をいやがらずにやるようになったので、進歩です。


    > 国語の中でも作文は特に長期的な視点が必要だと感じました。
    > ご指摘の通り「習うより慣れろ」です。


    > 1年以上続ければ必ず成果がでると思います。
    > 気長に取り組むことが肝要だと思っております。


    > 国語力は一朝一夕にして成らず、でしょうか(苦笑)。


    まさにこの通りだと思います。
    いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。



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