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うーん・・・？そもそもそのソングCDとやらは買わないのが一般常識・・・なのでは？
まずは教科書を使って覚えさせましょう。

人間は無意識のうちに入って来る情報に優先順位をつけています。
１位は目からの情報で、耳からの情報は２番目・３番目になってしまいます。
目と耳からの情報が同時に入ってくれば、耳からの情報は殆ど処理されなくなってしまいます。何かに見入っている人に声をかけても気付かない、音をよ～く聞こうとするときに眼を閉じるのはそのためです。


理科を歌で覚えさせたいとのことですが、理科で大切なのは目からの情報です。もし、ＣＤで覚えさせたいとお考えなら、夜寝る前に使用されるのがよいでしょう。目からの情報を遮断しやすく、脳が他の作業をしなくなります。


ＣＤを試聴できないので躊躇されているとのことですが、学習に関するものは効果に個人差があります。したがって、失敗は付き物とお考えください。そのトライ＆エラーを繰り返して、お子さんに最適な学習方法（環境）を考えてあげてください。教材には高価なものも多く、ついつい価格に対する期待も膨らんでしまいますが、ご購入を躊躇されていることをみれば、失敗（程度は様々）したときの落胆は大きくなると考えられますので、おやめになられた方が良いかもしれません。

面白いテーマなので書いてみます。
七田理科ソングで歌詞に含まれる内容は、理科教科書目次の大～中項目のキーワードの羅列です。２歳～小２くらいの子がＢＧＭ的に「ながら」聞きしてキーワードをいつの間にか覚えたとしても、ポケﾓﾝｷｬﾗを覚えているのと同じ現象以上でも以下でもないと思います。キーワードを覚えたところでその中身が伴わない以上、先取り学習にすらならないと思います。ＣＤを聞くことによって子供の自発的な動き、キーワードについて１つでも２つでもそれが何なのかを調べようという動きが生まればよいのでしょうが、でもそのきっかけは、ＣＤ特有のものではないでしょうから・・・遊びからでも、読書からでも可能なわけで。
この年代の子供たちは意味不明の単語をいくらでも覚えることが可能なので、園児が「電気抵抗」という言葉を発したところで驚くべきものではありません。むしろ９０歳のおじいさんがポケﾓﾝのｷｬﾗを全部知ってたら、そちらのほうが驚きです。
そういう暗記というものは学習全体の集合の１つでしかなく、今の時代入試でも社会に出てから要求されていることはその暗記能力ではないことに注意を払いさえすれば、小２くらいまでなら「～ながらで」聞いてもいいんじゃないでしょうか。学習という捉え方をしなければ、です。
小３までの実物体験、小４からの実験、小５からのテキスト学習がそれぞれ主体になることを考えると、ＣＤソングの果たす役割は極めて小さなものといえるように思います。
歌詞にあわせたリズムはコミカルで聞きやすいものです。曲調に合った男性女性歌手の歌声も楽しめます。そこは良く企画されていると思いますが。