男子のための祭典“男子中フェスタ”徹底レポート

男子のための祭典“男子中フェスタ”徹底レポート

inter-edu’s eye

6月の日曜日、都内18の私立男子中学校が集結する「第19回東京私立男子中学校フェスタ」(以下、男子中フェスタ)が、日本大学豊山高等学校・中学校(以下、日大豊山)の校舎を会場として開催されました。午前・午後で各500組限定の完全予約入替え制となり、インターネット予約開始から3分足らずで予約枠が埋まったという、大人気を博した男子中フェスタの様子をご紹介します。

学校公式サイトはこちら ≫

学校ブースフロア(4F・6F・7F・8F)

日大豊山の教室を利用して、参加校がブースを設置。説明会や個別相談会、電子黒板を使った部活動紹介などが行われました。

先生が話す様子
先生からじっくりと話を聞くことができます
生徒が作成した紹介動画を見る様子
生徒が作成した紹介動画にはユーモアが詰まっています
男子中フェスタ公式サイト ≫

プレゼンテーションフロア(3F・地下2F)

参加校の先生方によるパネルディスカッションが行われました。学校による生徒指導や考え方の違い、男子を長年育ててきた先生方のコメントに、保護者のうなずく姿が数多く見られたほか、男子の親であれば共感できる話題に笑い声が聞こえてきました。

説明会の様子
来場できなかったご家庭のために、当日の様子はライブ配信されました
先生方によるパネルディスカッション
名物校長と呼ばれる個性的な先生方によるパネルディスカッションが隠れた見どころです
会場となった日大豊山の校舎全容 ≫

開催に至るまでの舞台裏

男子中フェスタで催されるイベントの数々は、実に1年以上前から企画されていると言います。参加各校と連携しながら開催実現に向けて努力されてきた、日大豊山の先生である広報部の真利久ファルハン先生と上沢花子先生からその舞台裏についてお話しいただきました。

インターエデュ(以下、エデュ):男子中フェスタで注目してほしかったのはどんなところでしょうか。

真利久先生:生徒と来場者の皆さまが直接触れ合える機会を大切にしてきましたが、コロナ禍の社会情勢によりそれができない中で、最大限に楽しんでもらえることを意識してきました。各校の生徒の様子が伝わるように、生徒が作成したCMやパネルディスカッションの動画を見ていただける動画放送専用の教室を設けました。また、初めての試みとして教員パネルディスカッションを実現させるために試行錯誤をしてきました。

エデュ:参加校との連携はいかがでしたか。

上沢先生:イベント運営を成功させるためには表舞台には現れない苦労や努力があるものですが、男子中フェスタも例外ではありません。毎年話し合ってきた各校の先生間での連携を心強く感じています。企画会議で面白いのは、校長をはじめとした各校の先生方がポスターのデザインを考えている時です。男子の感性に刺さるものを本気で考えているあの時間は、学校の垣根を越えた団結を感じられます。

カルビ、大トロ、うな重などのパワーフードがモチーフになってきた男子中フェスタのポスター
カルビ、大トロ、うな重などのパワーフードがモチーフになってきた男子中フェスタのポスター
自由見学ができる教室
自由見学できる教室にも、しっかりと先生が待機されていました

エデュ:会場設営時の苦労話や楽しかったエピソードはありますか。

真利久先生:フェスタ前日に会場校として、教員・生徒の約2,000名で清掃や設営にあたりました。すべてはフェスタを成功に導くため。協力してくれた先生方や生徒の皆さんには本当に感謝しています。その中でも印象的だったのは部活開始を待っていた一部の高校サッカー部員たちが、日頃のトレーニングの成果を発揮して各校から送っていただいた大量の資料を運んでくれ、来場される方が取りやすいようにと配慮しながら並べてくれていたことです。男子校の生徒は接していて気持ちのいい生徒が本当に多いんですよ。

上沢先生:前日の会場設営は、一種のお祭りみたいな雰囲気になります。いつもの教室を他校の先生方がアレンジをしていくのを見ていると、いつもと違う学校になっていく気がして、ちょっとワクワクします。
私たちには慣れているいつもの学校でも、来場者からしたら初めての環境です。校内の掲示物はなるべく来場者視点で、誰が見てもわかることを意識しました。本校は地下2階から地上11階までの校舎。13フロア練り歩いて掲示物の貼り付けや確認をした日は、いつもより5,000歩以上も歩いていました。

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エデュ:学校CM動画はどのように制作されましたか。

真利久先生:入学してまだ数か月のフレッシュな生徒とフレッシュな先生が楽しみながら作成していました。生徒が日々過ごしている学校生活と、今後の豊山生活へのさらなる期待が合わさった、素敵な作品に仕上がっていると思います。

上沢先生:特に何も注文はしていないので、生徒目線の学校の紹介はとても新鮮でした。豊山マン、また登場してもらいたいな、と思います。

エデュ:印象に残っているエピソードや次年度に向けた抱負をお聞かせください。

真利久先生:大塚警察署の交通安全運動の一環として白バイの乗車体験をされている親子がいました。わが子を撮った写真を見て、満面の笑みで「年賀状の写真にします!」と言っていたのが忘れられません。まだ余韻に浸っている時期ですが、来年の男子中フェスタで皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

上沢先生:教員パネルディスカッションでファシリテーターを務めていました。各教科の先生が科目の魅力を語るものでしたので、「今日の話を聞いて、勉強やる気になった人!」と会場の皆さんに投げかけたところ、多くの手が挙がってうれしかったですね。来年は人数制限の不要な状況だったらいいな、と思っています。男子校の生徒の良さは、同じ空間にいないと伝わらない場合があります。好きなことを一生懸命やってキラキラしているあの笑顔を共有したいです。

エデュ:当日参加できなかった親子へのメッセージをお願いします。

真利久先生:学校見学をされる際にも言えることですが、受験生もご家族も予想もしていなかった意外なことが印象に残り、入学の決め手になったりするものです。どんなに素晴らしい施設や生徒のいる学校でも、受験生の皆さんの肌に合う学校かどうかだけは私たちには分かり得ません。コロナ禍で本当に大変とは存じますが、学校の魅力を直接肌で感じていただけることを願ってやみません。

制服が並ぶ様子
かっこいい制服が一同に並ぶ様子は圧巻です
日大豊山の校舎の中
日大豊山の校舎も満喫できる1日となりました
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編集者から見たポイント

生徒が直接参加しないことを聞いて、当日の様子を心配しながら取材に向かいましたが、お父さまと一緒に来校する親子や、中にはお母さま方が男子中フェスタを楽しんでいる様子が見られました。男子のための合同説明会「男子中フェスタ」は日大豊山の施設・設備をフル活用して開催されました。今後実施されるクラブフェアや説明会などでも、校舎の魅力を確かめることができます。貴重な機会を逃さないよう、こまめに学校公式サイトをチェックすることをおすすめします。

イベント日程

イベント名 日時
クラブフェア 2021年8月28日(土) 10:00~12:00
中学 イブニング説明会 2021年9月25日(土) 17:30~19:00
中学 学校説明会 2021年10月2日(土) 14:30~16:30
2021年11月13日(土) 14:30~16:30
中学 入試説明会 2021年11月27日(土) 14:30~16:30
2021年12月11日(土) 14:30~16:30
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