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のんびり塾通いから一転、筑駒・開成・灘すべて合格! 受験ドクターと駆け抜けた親子インタビュー

inter-edu’s eye

2021年の中学受験は、新型コロナウイルスによる感染症拡大が再び加速する状況下で本番シーズンを迎えました。塾の授業や受験の手続きなど、さまざまな場面がオンラインに切り替わる中、不安な気持ちを抑えて、ほとんど前例のない対応に挑んでいる受験生やご家族も多いのではないでしょうか。そこで今回は、中学受験専門のオンライン個別指導に定評のある受験ドクターを活用して苦手科目を克服し、筑波大学附属駒場中学校(以下、筑駒)・開成中学校(以下、開成)・灘中学校(以下、灘)ほか数々の難関校に合格を果たした親子にお話をうかがいました。

受験ドクターとは

SAPIX・早稲田アカデミーなど大手有名塾で上位クラスを担当した講師のみが在籍する、中学受験専門の個別指導塾・家庭教師派遣サービス。独自の「偏差値20アップ指導法」による、生徒一人ひとりの性格や学習状況に合わせたオーダーメイド授業の個別指導、プロ家庭教師の派遣のサービスが高く評価されている。開成合格者数は2018年度から3年連続で10名以上と、個別指導No.1の高い合格実績を達成。2020年3月よりコロナウイルス感染症の流行を受け、「オンライン―双方向授業」を実施。プロ講師がリアルタイムで対応するので添削や質疑応答が可能となり、自宅にいながら質の高い授業を受けることができる。

中学受験ドクター

睡眠は7時間。日々の丁寧なルーティンで、苦手科目を克服

インタビューにご協力いただいたのは、筑駒に通うMくんとお母さまです。

文化祭に衝撃を受け、「筑駒に行きたい」

中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

お母さま

3歳上の娘が中学受験をしており、息子も3年生に上がるタイミングで最寄りの進学塾に通い始めました。

そのときのことを覚えていますか。

Mくん

あまり覚えてないです。ときどき塾に行く程度だったので、生活もあまり変わらず、受験というよりほかの稽古と同じような感じでした。

お母さま

週に1回、姉に連れられて行っていたので、日常生活の一部という感じでした。それが、4年生になった段階でクラスが変わり、別の校舎に行くようになると受験が視野に入ってきました。選抜クラス(御三家を目指すクラス)への案内をいただいたので、そのとき「本格的に勉強をさせてみようかな」と思いました。

Mくんは「中学受験をしよう」「筑駒を目指そう」と思ったきっかけはありましたか。

Mくん

筑駒を目指そうと思ったのは、文化祭がきっかけです。充実した内容に「これは本当に中学生がやっているのか!?」と衝撃を受けて、筑駒に行きたいと思うようになりました。

筑駒
お母さま

実は、息子には「開成が第一志望だよ」と言い続けていたんです。開成と筑駒を比べると、合格者数の多さから開成の方が合格しやすく、自宅から近くて通いやすいからです。また、海外進学や海外留学を真剣に考えていたので、開成の方が有利かもしれないと考えていました。でも、両校から合格をいただいたとき、「僕はやっぱり筑駒に行きたいんだ!」と言ったので、息子の意志を尊重しました。

実際に筑駒に通われて、いかがですか。

Mくん

生徒は授業中は真面目ですが、休み時間になると卓球をしたり氷鬼ごっこをしたりと、みんな自由に過ごしていて、これが筑駒の校風なのかなと感じています。来年の文化祭や体育祭がいまから楽しみです。

お母さま

とても楽しそうに過ごしています。たくさんのお友達に恵まれ、学校の先生とも楽しそうにコミュニケーションを取っているところを見ると、自らの力で合格をつかみ、自分に合った学校に通うことができて本当によかったと思いますね。

「自分の疑問に応えてくれる」確かな個別指導 ~最初のつまずきは算数

中学受験に話を戻しまして、4年生から選抜クラスに入られたそうですが、苦手科目はなかったのでしょうか。

Mくん

算数がものすごく苦手でした。

お母さま

もともと国語が得意で算数が苦手でした。娘の受験で算数がどれだけ大事か分かっていたので、そこで振るい落とされるなら志望校を変更する必要があると思い、4年生の1年間、算数がどう伸びるか塾に通いながらようすを見ていました。

5年生に上がってからは、いかがでしたか。

Mくん

5年生になると算数がだんだん難しくなっていきました。

お母さま

5年生に上がるタイミングで算数の質も量も高くなってきて。4年生のうちは家庭学習でフォローできましたが、5年生になったら難しいなと。これが最初のつまずきでしたね。先輩ママから、「そういう場合はプロ家庭教師や個別指導にしたほうが伸びるよ」と聞いていたので、いろいろと調べて受験ドクターにお世話になることになりました。

受験ドクターでの指導はいかがでしたか。

Mくん

受験ドクターは個人指導なので、「自分に教えてくれる」「自分の疑問に応えてくれる」という感じがありました。何度でも分かるまで教えてくれたし、授業がとても楽しくて、その楽しさのおかげで解法が早く身につきました。

学習
お母さま

受験ドクターにお世話になる前は、算数の宿題をやることを少しためらうようすがあり、なかなか宿題が進まない状況が続いていたんです。けれど、受験ドクターで意識が変わり、積極的に算数の宿題をするようになって、テストの結果にもすぐに結びついて。苦手科目に変わりはないのですが、学習することを嫌がらなくなった気がします。

中学受験に特化した一流プロ講師の個別指導

大手有名塾での上位クラス担当講師経験のある講師のみを採用。さらに、合格率や指名数などで各講師の評価を数値化。基準の数値に満たない講師は戦力外通告を出すなど、講師陣の水準を厳格に保っている。

スランプを乗り越えるために必要なのは、日々のルーティン

つらかった時期はありましたか。

Mくん

6年生の前期、なかなかテストで結果が出せず、凡ミスが相次いで。そのときが一番悔しかったと思います。

お母さま

受験年度になって、プレッシャーを感じていたようです。今すぐ結果がほしいと焦っているように見えました。精神的に追い込まれて、スランプに陥っていたと思います。

スランプをどのように乗り越えたのですか。

Mくん

特別なことはしていません。

お母さま

私は不安だったので、受験ドクターの先生に「どうしましょう」と何度か相談させていただきました。先生はいつも、「志望校に対して十分実力は持っているので、焦らないように確実に一歩一歩、自信を持って進みましょう」とおっしゃって、気持ちがだいぶ落ち着きました。それで、何か特別なことをするよりも、ルーティンを確実にこなすことが最終的に自信に繋がるのではと思い、とにかく日々の学習を丁寧に確実に終わらせるようにスケジューリングをしました。

相談

その後、スランプを脱することができましたか。

お母さま

はい。ターニングポイントは6年生の夏休みでした。灘対策講座で非常に難しい算数のテキストをもらってきて、それを息子は「絶対にやりきる」という強い意志を持って実行したんです。そこから算数に自信を持つことができ、夏休み明けの公開模試で結果を出して、スランプを脱しました。

Mくんは、どうやって難しいテキストをやりきる決心がついたんですか。

Mくん

あまりにも難しいので、逆にやってやろうと。対抗心がわいて決心がつきました。

生徒一人ひとりに寄り添う完全オーダーメイド授業

生徒の性格・行動を分析する独自の「ソーシャルスタイル診断」を活用し、相性のいい講師が生徒の個性に合わせて指導。教え方を工夫して、生徒が楽しんで勉強できるように配慮している。

秋以降~直前期こそ、受験ドクターとの”三人四脚”

直前期対策は、どのように取り組まれましたか。

お母さま

秋以降は時間との勝負でした。算数はなんとかなってきましたが、それでもまだ開成・筑駒を目指すにはもう一つ実力を伸ばす必要がありました。それなのに、過去問と同時に塾の授業のフォローも必要だったので、時間が本当に足りなくて。そこで、受験ドクターで過去問を見ていただくことにしました。

Mくん

受験ドクターでは過去問演習をして、解法だけじゃなく「手の動かし方」まで教えてくれて、それがとても印象深かったです。

年末年始にかけて、どのように直前期を過ごされましたか。

お母さま

その時期は、ひたすら過去問を解いていました。1日で2年分解けちゃうくらい。

Mくん

午前中だけで体力使い切ってしまい、2回目になると、さすがに疲れてくるので点数がものすごく悪くなったりしました。

お母さま

そうした状況から、息子には午後受験は向かないということが分かりました。また、場数を踏まないと実力が出ないことも分かっていたので、ある程度受験数を増やすことにしました。1月は週1回は受験するペースで、受験校は多めに選びました。

Mくんの特徴に合った受験のプランニングをされたからこそ、筑駒、開成、灘のほかにも、西大和、渋幕、渋渋など、たくさんの学校に合格できたんですね。

勉強

睡眠時間へのこだわり ~努力を結果に繋げるのは「体力」

受験を振り返り、いま感じることは何ですか。

Mくん

自分でも本当によくやったなと。受験という大きな目標が近くにあったから頑張ることができました。当時は受験して落ちる夢を何回か見て、落ちるのは絶対に嫌だと思っていました。

お母さま

息子が希望した学校に入学できてよかったです。正直、幼い頃からそろばんが上手いとか、公文で鍛えられているタイプではなくて、すごい普通の子どもだったんです。外で泥だらけになって遊ぶような。ですから、「まさかうちの子が筑駒?」という感じで。やるべきことをきちんとコツコツやって、苦手なことをしっかりフォローしていけば、どんなに高い目標でも届くんだということを、中学受験を通して息子が一番学んだはず。この経験が今後の人生に活かされていくとよいですね。

これから受験するご家庭に向けて、アドバイスをお願いします。

お母さま

私が一番こだわっていたことは睡眠でした。直前期でも、息子には最低7時間は寝るようにと言っていました。本当は8時間睡眠が理想でしたが、塾のスケジュールもありまして、なかなか思うようにはいきませんでした。

Mくん

基本的に10時半に寝て5時半には起きる生活でした。

これから受験するご家庭に向けて、アドバイスをお願いします。

お母さま

いままでの努力を結果に繋げるには、最後は体力だと思うからです。そうすると、いかに質のいい睡眠をとらせるかが、親にとって一番大きな課題になります。親も体力勝負になってくるので、子どもが寝たら、ぜひお母さまもお父さまも一緒に寝てください。冬休みの追い込みで、昔みたいに「四当五落」で頑張れるご家庭もあるかもしれませんが、確実に体力を温存して受験本番まで駆け抜けられるように、しっかり睡眠をとっていただくことが大事だと思います。

ありがとうございました。

編集者から見たポイント

数々の難関校に合格したMくん。その裏にはMくんの動向を冷静に観察して受験プランを練ったり、睡眠時間の確保に心を配るお母さまのサポートがありました。受験生として追い込みの時期に、睡眠7時間を守るのは至難の業といえるでしょう。しかし一方で、お母さまの「いままでの努力を結果に繋げるには、最後は体力」という言葉通り、12歳のこの時期は大事な成長期でもあります。睡眠時間を削らなくてすむように、また起きている時間を最大限に有効活用するために、今回の親子が選択したのは塾と受験ドクターの併用でした。Мくんにとっては苦手科目の克服において、また、お母さまにとってはМくんのスランプ期に平常心を保つための相談相手として、受験ドクターの教科指導とメンタルケアの両面が功を奏し、まさに”三人四脚”で本番シーズンをしっかり乗り切ることができたのです。大事な時期だからこそ、日々の時間の使い方について、いま一度見直してみてはいかがでしょうか。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:中学受験ドクター