八王子学園 八王子中学校・高等学校

インターエデュ（以下、エデュ）：部活動を通じて成長したと感じる点はありますか？

小山さん：意欲的に部活動をやっていると、周りの人を考えたりするように、たくさんの指摘を受ける機会が増えました。そのおかげで普段の学校生活でも周りのことをよく考えるようになったと思います。

鈴木さん：人前に立つことが得意になりました。2年生になってから後輩をまとめたり、部を引っ張っていく立場になり、責任感が芽生えたと思います。部活動をやっているおかげで、授業でも落ち着いて発表できるようになりました。

エデュ：勉強と部活動を両立するために、何か工夫していることはありますか？

小笠原くん：陸上部とサッカーの練習をほぼ毎日やっているので、自主勉強する時間があまり作れません。それでも家に帰ってからや、朝早く起きて宿題や授業の予習・復習をやるようにしています。また、テスト前は少しの時間でも学校の自習室を利用するようにしています。

エデュ：部活動で達成したい目標について教えてください。

小笠原くん：陸上部では、毎回自己ベストを出せるようにしっかり練習したいです。勉強面では、部活動や校外で加入しているサッカークラブと両立させながらも、良い成績を常に出せるようにしたいです。

八王子学園全体の入部率は例年高い傾向にあり、特に中学校ではほぼ100％に近い状況です。日々の生活指導・学習指導は、部活動との両立を前提にきめ細かく実施しています。基本姿勢は学業優先。例えば、英語・数学・国語の3教科で単元ごとにチェックテストを実施し、学習が不十分な場合には放課後リピート学習を実施するプログラム「CRP（Check Repeat Program）」があります。CRPの対象になると、部活動よりもリピート学習への出席が優先となります。また、日々の学習課題が未提出の生徒に対しては、課題を提出してから部活動に参加するよう強く指導をしています。入学直後の生徒たちは、勉強と部活動の両立がなかなか上手くいかずに苦労することもありますが、こうした取り組みを繰り返すことで、次第に両立のペースをつかんでいきます。中学生の場合は、最終下校時刻を午後5時半に設定しているので、高校生と比べても両立がしやすい環境といえます。