全教科オンライン化で対応! 休校でも止まらない学び

全教科オンライン化で対応! 休校でも止まらない学び

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新型コロナウイルスの影響により休校が余儀なくされる中、素早い対応で全科目のオンライン授業実施を叶えた八王子学園八王子中学・高等学校(以下、八王子学園)。今回はオンラインによるサポート体制づくりの中心となった田上先生にお話をうかがいました。また、休校期間の生徒の感想も併せてお届けします。

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タブレット端末を使用したスピーディーなオンライン化

八王子学園ではもともと生徒に一台ずつタブレット端末が配布されており、生徒のICT教育や保護者との情報共有に活用してきましたが、休校中のオンライン授業もこのタブレット端末を利用した動画視聴によって実施されました。
先生方の迅速な対応により、オンライン授業の開始は4月中旬と早いスタートでした。各教科の教員があらかじめ撮影した動画を毎朝4教科分配信し、生徒が好きな時間に視聴するというスタイルで、動画は1教科15分。動画を見ながらノートをとったり、課題に取り組む時間を考慮し、1日4時間分という無理のない授業を行ったのです。
また、「スプレッドシート」で一つの表を共有し、生徒たちがメッセージを書き込むことで、リアルタイムのコミュニケーションができる場に。家庭の通信環境によっては、テレビ電話で不具合が出てしまうことに対応しました。毎朝、中学校で各学級の朝礼に活用し、生活リズムをサポートする成果も上げています。

第2派への備えも万全! 八王子学園の心強いサポート体制

休校期間のサポートづくりに尽力した田上先生にインタビューを行いました。

エデュ:オンライン化を進めるにあたって注意したことはなんですか。

田上先生:生徒の中で「誰一人としてこの休校中に何もできなかった子をつくらない」ということです。全員がサイトにアクセスができているかを確認、そしてアンケートが返ってこない生徒には電話でコンタクトを取るなど細心の注意を払いました。さらに、生徒の質問が受けられるサイトを作成して、質疑応答の場を早急に設けるようにしました。

エデュ:生徒のサポートではどのような配慮がありましたか。

田上先生:オンライン授業を開始してからこまめに生徒アンケートを実施して、なるべく意見を反映するように心掛けました。その成果もあって、ゴールデンウイーク明けには動画時間の短縮や課題の調整など、大きく変化がありましたね。

エデュ:今年度の新入生にはどのようなフォローを行いましたか。

田上先生:休校期間中に「Google Meet」のテレビ電話を利用して顔合わせをしたり、担任の先生がフォームを使って生徒の好きなものについてアンケートを取って共有するなど、コミュニケーションを密に取っていました。中学1年生の担任の先生方は特に熱心で、日記のように長いメッセージを生徒へ毎日配信するなど、クラスを盛り上げてくれていましたよ。

「生徒は普段から学校でタブレット端末を使っていたので新たな取り組みへの理解も早かったです」と話す田上先生。
「生徒は普段から学校でタブレット端末を使っていたので新たな取り組みへの理解も早かったです」と話す田上先生。

エデュ:新型コロナウイルス流行の第2派に備えて、今後の対応はどのように考えていますか。

田上先生:次回の対策として決まっているのは、「ロイロノート」を活用した授業を行うことです。「ロイロノート」はリアルタイムで生徒たちとやり取りができ、さらに授業に必要な動画もサイト上で送れるため、動画を生徒と共有しながら、リアルタイムで指示を出したり、質問に回答ができるのです。学習時間は変えずに1日4時間分の授業を行う予定です。

エデュ:受験生へメッセージをお願いします。

田上先生:コロナウイルスによる混乱はありますが、学校が生徒を迎え入れたいという強い気持ちに変わりはありません。オンラインでの学校説明会など、今年ならではの情報発信も行っていますので「ここからが始まりだ!」と気持ちを切り替えて頑張ってください。

オンライン学校説明会については第一回連載をチェック!

学校で過ごす日々の大切さを知った休校期間

学校が再開して久しぶりに全員登校が始まった中学2年生の生徒3人に休校期間中の話をうかがいました。

エデュ:休校期間の感想を教えてください。

椿さん:新学期から先生や友達に会えないのはとてもさみしいと感じました。それでもスプレッドシートでの朝礼やオンライン授業があったので、生活リズムを崩さずに過ごせたと思います。

「最初はオンライン授業への戸惑いもありましたが、学校から進め方や注意事項などのアナウンスが何度もあったので、すぐに慣れることができました」という椿さん。
「最初はオンライン授業への戸惑いもありましたが、学校から進め方や注意事項などのアナウンスが何度もあったので、すぐに慣れることができました」という椿さん。

エデュ:自宅学習で工夫したことや自分のモチベーションを上げるために取り組んでいたことはありますか。

伊藤くん:“勉強は朝ごはんを食べたらすぐに始める”と自分でルールを決めて取り組んでいたのと、モチベーションを上げるために“勉強が終わったらゲームをやる!” と好きなことをする時間も大切にすることでメリハリをつけていました。

「普段教室で友達と話せることが当たり前だったけど、休校になってみんなと会えなくなって、友達の大切さをとても感じました」と話す伊藤くん。
「普段教室で友達と話せることが当たり前だったけど、休校になってみんなと会えなくなって、友達の大切さをとても感じました」と話す伊藤くん。

エデュ:休校期間中に学校のサポートで印象的だったことはありますか。

沖田さん:先生が毎日授業の動画をアップするのですが、そのときに「おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」「今日は暑いですが頑張りましょう」など、毎回メッセージも一緒に送ってくれたので、とても安心できました。離れていてもみんな繋がっているんだなと思えたのでうれしかったです。

「オンライン授業は動画を見る時間が自由な分、“ちゃんと自分で管理しないと!”と使命感がありました。動画も集中できるちょうどよい長さでした」と笑顔で話す沖田さん。
「オンライン授業は動画を見る時間が自由な分、“ちゃんと自分で管理しないと!”と使命感がありました。動画も集中できるちょうどよい長さでした」と笑顔で話す沖田さん。

編集者から見たポイント

初の試みとなるオンライン授業を成功に導いたのは、先生方の迅速な対応と生徒の意見を柔軟に受け入れる姿勢があったからだと感じます。オンライン授業は、今後時間が取れないときの講習などにも活かしたいとのことでした。これからも生徒の学びのために進化し続ける八王子学園から目が離せません。

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イベント日程

イベント名 日時
オンライン個別相談会 2020年8月6日(木)
10:00~12:00
オンライン説明会
(ライブ配信参加型)
2020年8月8日(土)
10:00~11:00
夏期学校見学会 2020年08月22日(土)
14:00~15:00
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