「魅力的な私立校がたくさんあります」と言われても、併願で受験した場合には、学校生活を心から楽しめるのだろうか?保護者の皆さまには、そのような心配もあるでょう。
そこで、併願した私立校に進学した生徒さんにインタビューして、本音を聞かせていただきました。なぜ今の学校を受験したのか、実際に入学してみてどうか、授業や部活の様子など、ありのままに話してくださいました。どの生徒さんも学校生活を存分に楽しみ、自分のいる場所でそれぞれに輝いています。
「この学校を選んで良かった!」そんな声をたくさん聞いた取材となりました。
共立女子第二中学校高等学校
東京ドーム5個分の広大な敷地に、大学キャンパス並みの施設がそろう共立女子第二。
恵まれた環境の中で、中高生約750人がのびやかに学校生活を送っています。
併願校として同校を選び、勉強に部活動に充実した毎日を過ごす中学3年生にお話をうかがいました。

上平さんプロフィール
所属部活動テニス部
好きな教科英語
通学時間45分
通っていた塾ena豊田校
塾に通い始めた時期小学3年の冬
私立受験校数1校
後輩へのメッセージ
女子校ということもあり、異性の目を気にせず伸び伸びと過ごせます。先生は優しくて、先輩も友達もフレンドリー。自分らしくいられる居心地の良い学校だと思います。
好きなことに思い切り熱中できる環境が魅力
自然との触れ合いやさまざまな体験を通して成長を実感

塾の先生の勧めで学校を知り英語教育や部活動に惹かれて受験を決意
共立女子第二を併願校として受験しようと決めたのは、小学6年の秋頃。公立は都立立川国際中等教育学校を受験する予定だったので、両校の適性検査型入試の傾向が似ていることから、塾の先生が受験を勧めてくださいました。
学校説明会に参加したときは、キャンパスが広々としていて、制服がかわいいなと最初から好印象でした。学校について調べていくうちに、英語教育を重視していることを知り、私にぴったりの学校だと思うようになりました。それに、小学生のときに習っていたテニス部に入りたかったので、テニスコートが9面あることもポイントが高かったです。
ただ、女子だけで過ごすことや、中高生が一緒に学ぶ環境が自分に合っているのか少し気がかりでした。でも入学してみたら、同級生とはどんなことも言い合えるし、違う部活の先輩まで気軽に声をかけてくれるようなアットホームな雰囲気で、先生たちもいつも親身になって接してくださいます。どの授業でも「質問がある人いませんか」と必ず聞いてくれますし、私が質問に行ったときも分かるまで根気強く教えてくださいました。
環境を活かした独自の学びや社会人としてのマナーを習得する礼法も
この学校ならではだと思うのは、教室を出て自然と触れ合う授業がたくさんあることです。1年のときは理科の一環として、校内にあるファームでニンジンを栽培しました。校長先生が授業を担当してくださって、自分たちで苗を植えて収穫し、家に持ち帰って食べましたが、特別おいしく感じました。国語では、キャンパス内を散策しながら和歌を詠む授業もありました。
校舎内にある26畳の和室を使用して学ぶこともあります。
「礼法」の授業では、お辞儀の仕方、座布団の渡し方、和食をいただくときのマナーなどを学習しました。社会に出てから役立つ知識やマナーを実践的に学べるのが良いです。
どんな授業も楽しいのですが、私が一番好きなのは地下にある「グローバルランゲージスクエア(英会話スペース)」で行う英会話の時間です。クラスを半分に分け、それぞれにネイティブの先生がついて指導してくださいます。スケッチブックに絵を書いたり、ゲームをしたり、会話を楽しみながら自然と英語が身につきます。入学した頃に比べ、自分でもずいぶん発音が良くなったように思います。


中高合同の体育祭や文化祭は格別 準備は大変でも充実感が得られる
文化祭や体育祭などの学校行事は、とても盛り上がります。体育祭で特に印象に残っているのは、生徒が曲選びや振り付けを担当する応援ダンス。得点にかかわってくるので、みんなで必死に練習しました。文化祭では、クラスごとに出し物を用意します。私たちのクラスは射的や輪投げなど縁日をテーマにし、夏休みにも集まって準備しました。企画や道具の準備、当日の案内などは大変ですが、その分充実感が得られます。
部活動も楽しいです。私の所属するテニス部は週4回練習があり、中学生だけでテニスコートを4面使っています。広いグラウンドや体育館など、好きなことに思い切り熱中できる環境が整っています。
高校では4コース制がスタート 将来は世界に目を向けられる人になりたい
共立女子第二では高校1年から「特別進学」「総合進学」「共立進学」「英語」の4コースに分かれて学びます。私は今まさに、文系理系の選択や付属大学への進学を目指すのかなど、将来どの分野に進みたいかを考えている最中です。まだはっきり決めてはいないのですが、英語をしっかり学んで国内だけでなく世界にも目を向けることのできる人になりたいです。
中学3年になると「職業体験」があります。働かせてもらえる場所を探すところから自分たちで行いました。ほかにも、この学校の卒業生で直木賞作家の中島京子さんなど、さまざまな職業の先輩が学校に来てお話をしてくださいます。このような機会を利用して、就きたい職業やこれからの生き方について、自分なりに答えを見つけていきたいです。
このサイトを見ている皆さんも、中学校選びや受験勉強に頭を悩ませている時期かもしれません。私が受験のときは苦手な教科を頑張るだけでなく、得意な国語をさらに伸ばそうと考えて勉強しました。作文を100本ほど書いた覚えがあります。皆さんも自分の目標に向かって、あきらめずに最後までやりきってください。その努力の先にはきっと、楽しい中学校生活が待っています。




学校DATA
住所
〒193-8666
東京都八王子市元八王子町1-710
電話
042-661-9952(代)
アクセス
JR各線「八王子」駅、JR中央線・京王高尾線「高尾」駅よりスクールバス
駒込中学校・高等学校
都内有数の文教地区に位置し、3路線が利用可能なアクセスに恵まれた駒込中高には、夢や希望を抱いてさまざまな個性を持つ生徒が集います。
クラブ活動に熱中し学校生活を満喫している中学2年生にお話をうかがいました。

新家さんプロフィール
所属部活動サッカー部
好きな教科理科
通学時間約40分
通っていた塾ena高島平校
塾に通い始めた時期小学4年
私立受験校数3校
後輩へのメッセージ
中学受験が終わった先にもたくさんの目標や新しい発見のある毎日が待ち受けています。プレッシャーを感じ過ぎずに、楽しい未来を信じて毎日の勉強を頑張ってください。
小学校の友達と離れる寂しさを克服できたのは大きな目標のおかげ
中学入試の後に待っていた「想像以上」に充実した学校生活

併願校は適性検査型入試実施校を優先し受験校選びが本格的にスタート
兄が仏教系の中高一貫校に通っていて、受験勉強に打ち込む兄の姿を見続けていたので、僕も「自分で選んだ学校に通ってみたい」と考えるようになりました。それが中学受験を始めたきっかけです。塾を探していたら、適性検査型入試の対策をしていれば、都立中学だけでなく私立中学も受験できることを知り、通塾することにしました。
ほかとは違う特徴のある学校を選ぼうと思い、兄と同じ仏教系の学校に注目していたところ、サッカーグラウンドが人工芝になっている駒込中高が目に留まりました。最寄り駅から電車1本で乗り換えずに通えるアクセスの良さも、心を惹かれたポイントの一つ。サッカー部で頑張りたい僕にとって、時間を有効活用できるので最適な候補だと考えました。何事にも全力でチャレンジしたい性格なので、一度受験先を決めたら合格を目標に、覚悟を決めて勉強を頑張り続けてきました。
友人関係に恵まれた毎日を過ごしながら先を見据えて練習に打ち込むサッカー部
駒込中高に進学することになり、小学校から親しくしていた友達とも離れることになったのですが、「寂しいな」と思う暇もないくらい、一緒に過ごして楽しいクラスメイトや尊敬できる先輩方との縁に恵まれました。休み時間は校舎を出て、グラウンドを臨む中庭のベンチでほかのクラスメイトと話すこともよくあり、いろいろな情報交換をしています。
一番の志望理由だったサッカー部では、今年の夏に中学3年の先輩チームが「東京都中学校サッカー選手権大会」の文京区予選トーナメントで1位になりました。そのため、次に僕も試合で結果を出すことが大きな目標になりました。左サイドハーフのポジションにつくことが決まったので、チーム全体に貢献できるよう頑張っているところです。練習の後には必ずミニミーティングがあります。今は中学3年の先輩たちが主導して反省点を挙げていますが、来年は僕が後輩をまとめる役割を担うことになります。今からそれを意識しながら先輩方からアドバイスをいただくようにしています。


タブレットを使用する学び方で変わった 勉強に取り組む姿勢と授業後の達成感
今まで紙の教科書をたくさん背負って通学していた僕にとって、駒込中高で初めて触ったタブレットを使用する勉強はとても新鮮に感じられました。デジタル教材も使っているので小学生の頃より荷物が少なく、サッカー部の練習後に疲れきって帰宅しても、タブレットを確認することによって提出物のやり取りを忘れることもなくなりました。教室の電子黒板でクラスメイトとの意見交換をしたり、画像を見て分かりやすく学べたりする点が気に入っています。板書だけに時間を費やしてしまうこともなく、授業に集中できています。
得意な理科の授業では、図形をさまざまな角度から確認したり、実験だけでは理解しにくい内容もタブレットで見直したりできるので、ますます勉強が面白くなってきました。これからの課題は、英語を得意科目にして行動範囲や視野を広げながら、アイデアを形にして世の中をより良く変えていけるような「ものづくり」にもチャレンジしていきたいです。
駒込中高ならではの年間行事が盛りだくさん 集団生活を通して強まる仲間たちとの絆
コロナ禍でみんなで楽しみにしている行事の多くが中止になり、中学入学後もどうなるか心配していたのですが、中1の7月に学年全員がPCR検査を受け、林間学校に行くことができました。宿泊先で友達との会話から新しい考え方を知ることができただけでなく、自分たちで火をおこし、お米を炊いたりして食への感謝の心を学びました。それまでは自然についても深く考える機会がなかったので、とても良い体験になりました。今年は、9月は玉蘭祭(文化祭)、10月にはずっと気になっていた日光山輪王寺(栃木県)での修行体験があり、今まで以上に充実した学校生活になることを期待しています。
この学校に通い始めてからは、知らなかったことに触れる授業や行事を体験しながら、以前よりも成長できたと感じています。もしも受験生の皆さんが、科目の勉強だけでなくいろんな視点から学びたいと思っているのでしたら、駒込中高のことを調べてみると良いですよ。




学校DATA
住所
〒113-0022
東京都文京区千駄木5-6-25
電話
03-3828-4366(企画広報室)
アクセス
東京メトロ千代田線「千駄木」駅より徒歩7分、東京メトロ南北線「本駒込」駅より徒歩5分、都営三田線「白山」駅より徒歩7分
白梅学園清修中学校・白梅学園高等学校清修中高一貫部
自分らしく、つよく、伸び伸びと末来を描く力を身につける清修中学校。
少人数の女子校での学校生活について在校生にうかがいます。

片山さんプロフィール
所属部活動テニス、茶道
好きな教科国語、社会
通学時間40分
通っていた塾ena立川南口校
塾に通い始めた時期小学6年の初め
私立受験校数2校
後輩へのメッセージ
受験勉強は、自分に合った勉強法を見つけることが大切だと思います。私は難しい本を読んで、分からない言葉を辞書で調べるようにしていたら漢字が得意になりましたよ。
ネイティブ教員の英会話授業が中2で週5コマ!英語が苦手な生徒にコミュニケーションの楽しさを伝える英語教育が自慢

入学の決め手は「英語の授業の多さ」 優しい仲間に恵まれた学校生活
小さい頃から英語を話せるようになりたいと思っていて、都立立川国際中等教育学校を受検しました。清修への入学を決めた理由は、校舎がきれいで、英語の授業が多いからです。母が女子校出身で、女子校は楽しいと教えてくれたことも後押しになりました。
清修の先生はフレンドリーで、生徒は優しい子ばかり。だから大きなけんかをすることはありません。中学校の先輩は怖いイメージがありましたが、全然そんなことありませんでした。授業は、どの教科でも電子黒板が活用されています。電子黒板に映し出される資料は見やすいし、分からないことがあるとその場でネットで調べたことを共有してもらえるので、すごく便利だなと思います。
放課後は「エリアコラボレーション」という活動があります。これは部活動のようなもので、特徴は指導者が先生ではなく地域の専門家だということ。私はテニスと茶道を選択していて、テニスは学校から歩いてすぐのコートで専門のコーチに習っています。
ネイティブの先生と話す機会がいっぱい 英語の授業が1日2コマある曜日も
英語の授業は中2で週7コマ、そのうち5コマがネイティブの先生による英会話です。残り2コマでは日本人の先生から文法を学びます。授業数が多いので、“1時間目と3時間目が英語の授業”なんて日もあるんですよ。
英会話の授業はゲームを取り入れることが多いですね。私は英語がすごく苦手なんですが、ネイティブの先生は「分からなくてもいいから話してみて」と言ってくれて、発言しやすい雰囲気をつくってくれます。また、清修には授業とは別に「ミッションカード」という取り組みがあり、昼休みや放課後にアトリウムでネイティブの先生とテーマに沿って話をしたり、ゲームをしたりします。ネイティブの先生との交流によって、完璧な英文ではなく、簡単な英文や単語だけでも気持ちが伝わることを知り、英語を話すことへのハードルがどんどん下がっていきました。
クラスには英語が得意な子もいて、授業では友達から学ぶ “教え合い”の時間も設けられます。「昔は私もこういう部分が分からなかったよ」と共感してくれるとうれしいし、相手も教えることで知識が定着するようです。


文化祭・体育祭・芸術鑑賞会 楽しい行事が盛りだくさん
清修には楽しい行事がたくさんあります。先日は芸術鑑賞会で宝塚歌劇団の舞台をみんなで見ました。そして10月には文化祭があります。清修の文化祭は中高合同で行い、各クラスで出し物をします。初めての文化祭では、高校生のクラスの出し物のレベルの高さに驚かされました。マスクチャームやペン立てなど、手作りの作品や景品がすごくかわいかったです。私のクラスは動画を制作しました。女の子が不思議な世界に入り込むファンタジーで、私は撮影とナレーションを担当。当日は、両親やクラスメイトの家族から動画の出来を褒められました。
体育祭は6月に実施するので2回経験しています。中2で参加した種目はダンス、ハリケーン(台風の目)、UFOです。UFOは数人の生徒が大玉を持って走る競技。ダンスは中1、中2合同で行い、2年生が振り付けを考えて1年生に教えます。今年はきゃりーぱみゅぱみゅの「原宿いやほい」という曲で、「清修いやほい」というダンスを考えました。ダンスの内容は毎年変わるので、やっていて面白いです。体育祭では先生も参加して、リレーや玉入れをします。普段もの静かな先生が猛スピードで疾走したり、校長の山田先生がチェッチェッコリを踊りながら玉入れをしたりするので、すごく面白いし盛り上がります! 清修の体育祭は、運動が好きな子はもちろん、嫌いな子でもきっと楽しめますよ。
英語を活用する仕事に就きたい 清修で広がる将来の可能性
小学生の頃は漠然と「英語を話せるようになりたい」と思っていましたが、清修に入学してから「英語を使って誰かの役に立つ仕事がしたい」と考えるようになりました。英語が話せるようになると、仕事の選択肢はぐんと増えるし、関われる人が多くなって自分の世界が広がると思います。清修にはネイティブの先生が4人もいて、英語国内研修もあります。まだ英語が得意とは言えないけれど、もっと勉強して話せるようになりたいです。




学校DATA
住所
〒187-8570
東京都小平市小川町1-830
電話
042-346-5129(広報部)
アクセス
JR中央線「国分寺」駅より公共バス「白梅学園前」下車、西武国分寺線「鷹の台」駅より徒歩13分、JR中央線「立川」駅より公共バス「武蔵野美術大学」下車徒歩7分
八王子学園八王子中学校・高等学校
東京都23区外の進学校として存在感を増している八王子学園。
「東大医進クラス」は東京大学をはじめとする最難関大学への進学者を輩出しています。
中学生にお話をうかがっても、意欲を伸ばす教育を実践していることが伝わってきます。

K・Mさんプロフィール
所属部活動テニス部
好きな教科英語
通学時間約1時間
通っていた塾ena聖蹟桜ヶ丘校
塾に通い始めた時期小学4年の冬
私立受験校数1校
後輩へのメッセージ
八王子学園はどの教科の授業も面白いので、皆さんの興味があることを深堀りできる学校だと思います。「どんな勉強をするのかな」という点もチェックしてみてください。
東京23区外で存在感を増している「新しい進学校」
中1から進路別コースはありつつも温かな校風で朗らかに成長!

入学して最初に感じた「先輩のやさしさ」 異なる学年で協力して学習する場面も
八王子学園を受験したきっかけは、校舎がきれいで生徒の雰囲気が明るいと感じたことでした。また、都立中に向けて適性検査の勉強をしていたこともあって挑戦しやすかったです。
実際に入学してみると、予想通りの活気がある学校でした。私は東大医進クラスですが、授業中もすごく発言しやすくて、みんな元気に意見を出し合っています。「先生の問いかけに対して、クラスで協力しながら考える」そんなコミュニケーションが多い授業で楽しく勉強できます。
入学して最初に感じたのは「先輩のやさしさ」です。校舎が広く迷ってしまったことがあるのですが、先輩が声をかけてくださり道案内してくれました。テーマ別に開かれるゼミに所属して、調査・研究を進める「探究ゼミ」という授業では、違う学年の生徒がグループを組んで活動するのですが、そこでも先輩が調べ方や意見交換の手順などを詳しく説明してくれました。
「探究ゼミ」では、日常生活の中に数学的な事象を探すという難しいテーマを追いかけていましたが、先輩のおかげでしっかり活動を進めることができました。中学2年生になり私も後輩ができたので同じようにサポートしたいと思っています。
自分の意見を言いやすい環境 積極的に授業に参加するように
入学してから学習に対する意識が大きく変わり、今は積極的に勉強しようとする気持ちを強く持っています。
こうなれた理由は、「授業が楽しいから」です。先生は生徒の発言を、「この部分は正しいけど、ここの部分は考え直してみて」というように、肯定しながら受け止めてくれます。八王子学園の意見が言いやすい環境に影響を受けて、小学生のときと比べて、ずっと積極的に授業に参加できるようになりました。


難しい授業内容でも、ふっとクイズを出してくださって理解が進んだり、みんなで調べ物をしたり、好奇心が生まれるように授業が工夫されています。先生が教科書に沿って経験談を話してくださるのも面白いし、心の距離も縮まりますね。

八王子学園の学習面の長所はたくさんありますが、英語に関してネイティブの先生と接するチャンスが多いことには注目してほしいです。授業だけでなく、ホームルームも英語で行われることがあります。入学当初はなかなか英語を聞き取ることができませんでしたが、今はリスニング能力がかなり上がりました。将来的には海外留学にも挑戦してみたいです!
フレンドリーな空気感が部活も行事も盛り上げる
八王子学園は学習に関して、かなり力を入れている学校ですが、部活動や行事も盛り上がる学校です! 私はテニス部に所属しているのですが、丁寧にボールの打ち方から教えてもらえました。中学校の部活動について、体育会系の厳しいイメージがあったのですが、全く違って意外でした。とてもフレンドリーな雰囲気で、勝つことを目標にしつつも、楽しむことを大切にして活動しています。
生徒同士の仲の良さを感じるのは部活動だけではありません。行事も団結力がすごく高まります。特に、音楽祭の合唱コンクールでは優勝目指して練習にも熱が入りますね。運動会、学園祭は先輩・後輩と新しく知り合えるチャンスでもあります。
夏服も冬服もお気に入り! 八王子学園の6年間を彩る制服

制服にぜひ注目してもらいたいです。夏服のスカートはちょっと見ると、グレー1色のようですが、細いピンクの線で格子柄が描かれています。白いカーディガンとすごくマッチするんですよ。冬服も色の組み合わせはバッチリで、赤を基調としたスカートと黒のブレザーはおしゃれだと思います。
受験生の皆さんは勉強のことで悩んだり、不安になったりすることが多いと思います。私も大きな壁に向かい合っている気持ちになることがありました。でも、そんなときは小さいことから少しずつ改善していくと、きっと前に進めます。落ち着いて学習に取り組んでくださいね。


学校DATA
住所
〒193-0931
東京都八王子市台町4-35-1
電話
042-623-3461(代)
アクセス
JR中央線「西八王子」駅より徒歩5分
宝仙学園中学校・高等学校共学部 理数インター
中野区の一貫校、宝仙学園。理数インターとは “知的で開放的な広場”であり、学校には教科「理数インター」や、同名の入試も存在します。
主役は生徒であり、先生はコーチと位置づける宝仙学園の学校生活について、中学1年生にうかがいます。

R・Mさんプロフィール
所属部活動陸上競技部
好きな教科数学
通学時間40分
通っていた塾個別ena阿佐ヶ谷校
塾に通い始めた時期小学5年の冬
私立受験校数1校
後輩へのメッセージ
中学受験をすることで得られるものは、とても大きいと思います。僕は記述問題への対策で説明する力がついて、自信を持って人前で発表できるようになりました。
自主的に活動する生徒と個性を受け入れ伸ばす先生が集まる学校
明るい雰囲気に包まれた“知的で開放的な広場”

個性的でこだわりの強いクラスメイト ライバルもできて刺激的な学校生活
宝仙学園を訪問したとき、学校全体に明るい雰囲気があり、自主的に動く生徒がたくさんいたので「自分に合いそうだな」と思い、入学を決めました。大学合格実績が上向いている点も理由の一つです。いろいろな入試があるからか、クラスには何か一つのことがとても長けていたり、すごく好きなものがあったりさまざまな個性を持った仲間がたくさんいます。
所属する陸上競技部には1年生が10人くらいいて、部活でも友達の輪が広がり、さらにライバルもできました。ライバルは同学年で、偶然にも下の名前が僕と同じ。いつも意識していて、彼が林間学校実行委員になったと聞いて、僕も同じ委員に立候補しました。

林間学校で“ヲタ芸”パフォーマンス披露 大自然でラフティングや登山も経験
実行委員を務めた林間学校は、入学してから今までで一番印象に残っている行事です。群馬県みなかみ町で、初日はカレー作り、2日目は登山、3日目はラフティングをしました。
僕は林間学校実行委員のキャンプファイヤー係として、キャンプファイヤーをする夜に、暗闇でサイリウムを持って踊る“ヲタ芸”を披露することになったんです。振り付けを一から自分たちで考え、それぞれ自主練をし、休日に集まって振りを合わせたりと、本番までにやることはいっぱい。メンバーと意見が食い違うこともありましたが、話し合い、みんなが「頑張っているのは自分だけじゃないんだ」と互いを理解することでチームの仲が深まりました。
残念ながら当日の夜は雨が降ってしまい、キャンプファイヤーはできませんでしたが、夜に行うはずだった演目を室内で行いました。無事にヲタ芸を披露し、キャンプファイヤー係の僕たちのほかにも有志で怖い話や漫才をする生徒がいて、会場は大盛り上がり。ちなみに、ヲタ芸をしたメンバーの中には僕のライバルもいて、努力家の彼は自主練をしっかりこなし、話し合いの場では積極的にアイデアを出してみんなを引っ張っていたので、すごい奴だと感心したし、自分ももっと頑張ろうと思えました。


つまづくことの多い英語と数学は「フォローの時間」で苦手意識を払しょく
僕たちが楽しく伸び伸びと学校生活を送ることができるのは、生徒の個性を受け入れてくれる先生がいるからです。校長の富士先生は入学式で「宝仙学園の先生は、生徒が勉強で分からないところがあっても『なんで分からないの』とは言いません」と話してくれました。だから、気になるところがあったらみんな気軽に質問に行きます。
僕は数学が好きですが、数学や英語は苦手な生徒が多いといいます。宝仙学園には1週間に1コマ「フォローの時間」が設けられていて、生徒は数学と英語で分からないところを先生に聞くことができます。この時間のおかげで、忙しくて放課後に質問する時間がない生徒でも、分からないところをそのままにせず、日常的なつまづきを解消することができます。
論理的に考える力とコミュニケーション力・プレゼンテーション力を育むのは、教科「理数インター」。1学期には、ドミノをどれだけ多く並べられるかや、紙をどれだけ高く積み上げられるかを班ごとに考えて実践しました。旅行プランを考えてプレゼンしたこともあります。この授業ではいつも発想力や思考力、団結力が問われ、自分の考えを周りに伝える力も鍛えられるので、自分の成長を実感できます。

学校説明会は生徒主導! 運営に参加して明確になった「自分の好きなこと」
僕は小学生の頃から、班ごとに何かに取り組むときは積極的に発言してメンバーを引っ張っていくタイプでした。そして中学校で学校説明会のボランティアに参加するようになってから、みんなに意見を伝えたり、人前で話したりすることを楽しいと思うようになりました。そんな僕にとって、宝仙学園は好きなことに挑戦する機会がふんだんにある学校。休日にも関わらず、多くの生徒が自主的に登校して学校説明会を運営します。中3の先輩が司会進行を務め、ほかの生徒は参加者の誘導をしたり、受験生の保護者に学校について説明したりします。僕は今年、林間学校実行委員を務めましたが、ほかにも各行事の実行委員があり、多くの生徒が行事の運営に深く関わることができます。周りの生徒が積極的に行動する姿を見ると、宝仙学園はすごい学校だと思うし、入学して良かったと感じます。


学校DATA
住所
〒164-8628
東京都中野区中央2-28-3
電話
03-3371-7103(代)
アクセス
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅より徒歩5分
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