大東文化大学第一高等学校

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初めての書道体験！ サポートに奮闘する一高生

新学期が始まったばかりの4月11日、オーストラリア訪日団である「Kogarah High School」の生徒18人と教員5人が一高にやってきました。教頭先生の挨拶や簡単なオリエンテーションを行った後、クラス交流が始まりました。

2年7組との交流では、グループに分かれて、オーストラリアから来た生徒の名前を漢字にしました。生徒は、名前一文字一文字にぴったりの漢字を考え、その意味も伝えました。オーストラリアの生徒も漢字に興味を持った様子で、熱心に生徒の話に耳を傾けていました。

続いて、2年9組とは書道室で書道体験をしました。オーストラリアの生徒のほとんどが書道は初めて。初めて見る道具に戸惑いながらも、説明を聞いて筆を持ち、先ほど教わったばかりの漢字で名前を書きました。鉛筆やシャープペンシルとは勝手が違う柔らかい筆を握り、オーストラリア生は試行錯誤しながら書き上げました。名前が書き終わると「好きな言葉を書きたい」とリクエストするオーストラリア生。一高生も積極的に教えていました。

お昼は大学キャンパスの食堂に移動。日本文化を学ぼうと箸を使ってラーメンにチャレンジするオーストラリア生。一高生も「上手」と声をかけたり、オーストラリアについて質問したりするなど楽しいひとときを過ごしました。

俳句作りと部活動でお互いの仲を深め合う

午後からは3年4組で俳句交流が行われました。5-7-5の音節で英語の俳句を作ることに挑戦。一高生が英語で自己紹介をし、日本の文化について紹介した後、俳句作りが始まりました。オーストラリア生は初めての俳句作りに苦戦している様子。すると、一高生は英語を使いながら一つひとつの言葉を丁寧に説明。オーストラリア生が納得の表情を浮かべると、一高生は充実した笑顔を見せました。

放課後には、フェンシング、柔道、茶道で部活交流が行われました。日本の学校生活を体験してオーストラリア生は大満足だった様子。「みんなとてもあたたかく迎え入れてくれて親切だったのが印象的です。ホスピタリティは満点！ きょうという日が人生の転機となりました。いつの日かまた、日本に帰ってきたいと思います」と大きな刺激を受けた生徒も。一高生に対しては、「私が一番好きだったのはここの生徒です。とても気さくで、がんばってしゃべろうとしてくれたので、歓迎されていると感じられてうれしかったです。英語がたとえ流暢でなくとも、動きや表情などで伝えようとしてくれました」と好感を持った様子。また、別の生徒は「この学校の生徒はとても礼儀正しくてフレンドリーなので大好きです。みんなと友達になりたいと思いました。大東文化大学第一高等学校、ずっとずっとすばらしい学校でいてください！」と温かいメッセージを送ってくれました。

参加した一高生たちの感想

私たちはオーストラリアの方々と俳句を作る授業を行いました。最初は、英語があまり話せない私たちでもコミュニケーションを取り、うまく俳句を完成させられるのかとても心配でした。しかし、オーストラリアの方々はとても明るく、私たちの拙い英語にも耳を傾け、理解をしようとしてくれたので、とてもうれしかったです。オーストラリア生は俳句を作るときは少し悩んだような表情をしていましたが、協力して完成した俳句を見て、みんなが笑顔になりました。言語が違っていても、一緒になって考えたり笑ったりすることで、とてもいいコミュニケーションを取ることができるんだなと分かりました。短い時間でしたが、オーストラリアの方々と交流することができてすごく楽しかったですし、貴重な体験をすることができたと思います。オーストラリアの方々も私たちと同じように、一緒に俳句を作ったことや交流することがとても楽しい思い出だと思ってくれていたらうれしいです。このような機会をくださった先生方に感謝しています。

編集者から見たポイント

「クラスの一員になった気分」というオーストラリア生の言葉もあり、一高生のホスピタリティの高さが伝わってきました。英語で上手な表現が見つからなくても、積極的に話す姿勢を持っているのは、国際交流に力を入れている大東一高ならでは。一高生にとってまさに「校内留学」となった1日だったのではないでしょうか。

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