学校長からのメッセージ

羽ばたこう未来へ。つながろう世界へ。

校長

本校は、大東文化学園の建学の精神を踏まえつつ、大学と一貫教育をするなかで社会に有為な人材の育成をすることを目的として、1962年に開校されました。以来半世紀余の歴史の中で、男子校から共学校への移行など学校の形は変遷してきていますが、一貫して「剛健」「中正」「努力」の三本の柱を教育目標としています。

「剛健」とは、「強い心と身体を持ち、他に対する優しさ思いやりをもった人間」。「中正」とは「偏った考えから抜けだし、調和のとれた考えが身につき、それをもとに正しく判断し、行動できる力」。「努力」とは、「自らの目標に向かって日々の学習を積み重ね、継続する力、チャレンジする意欲」を育成することを意味しています。

この目標は、グローバル化の進んだ現代にも、人間のあり方として、十分通用すると考えます。生徒一人ひとりがこの3本の柱を身につけ、自らを高め、人間力のある人物として社会に巣立ってゆけるよう、日々さまざまな場面での指導を目指しています。

学校は、何より「学び」の場です。集団生活を通じての学びの場です。そして、自らの将来に夢を描く場でもあります。この意味で、学習活動を中心に置くのは当然で、本校では通常の授業の他に、進路志望に応じた補習や講習その他、さまざまな場を設けて、学習の定着や学力向上をはかり、進路達成がかなうよう指導しています。他方、学習以外の活動の場、学校行事やクラブ活動なども学校生活の基盤として大事にしています。クラブは運動部・文化部合わせて38あります。また、カナダ、ニュージーランドの姉妹校への長期、短期の相互交換留学制度も設けています。そして夢は、さまざまな体験の中で、何よりも自ら輝きの経験をもつことで得られるものです。生徒は、教科の学習に留まらない多様な場面、感動の経験を得ることで、また他者との交流を通じて、自分を知り、自らの夢をいだき、成長します。自己管理やモラルも身につき、他者を尊重できるようにもなります。そのための場であることを本校は願っています。

大東一高で、仲間とともに輝きの体験と夢を育んでください。大東一高は、高校生活が、自らの進歩を実感し、将来の自分へ、目指す進路へ結びつく場となるよう、応援してゆきます。