2月20日に追試実施 城西から受験生へのメッセージ

インターエデュ（以下、エデュ）：追試決定までの経緯を教えてください。

坂本先生：コロナ禍が収まらない中、安全に、安心感を持って入試に臨んでいただけるよう考えた結果です。「感染したら受験できない」「発熱したら会場に入れない」「もし自分（親）が感染し、子どもが濃厚接触者に認定されて受験できなかったら取り返しがつかない」といった不安を少しでも取り除いてあげたいと思い、今回の決定にいたりました。
また、感染したことや濃厚接触者であることを無理に隠して受験会場に来られる方が出ますと、これも周囲の不安材料になりますので、受験生全員の安全確保にも効果があると考えています。

エデュ：2月20日(土)に実施する理由は何ですか。

坂本先生：土曜日で小学校の授業も休まずに済みますし、本試験で隔離状態だった方も、この時期には隔離を終えて受験できると予想しています。

エデュ：追試受験の注意点を教えてください。

坂本先生：あくまでも2月1日(月)から7日(日)に出願された方が、やむなく欠席された場合が対象です。新型コロナウイルスに感染、または濃厚接触者となった方、インフルエンザや風邪で会場に入ることができなくなった方を想定しています。出願されていない方が追試を受験することはできません。振替なので受験料は無料です。
なお、帰国生入試受験者は、2月1日以降の試験に1度だけ振替が可能ですが、20日の追試は受けられません。

エデュ：追試の受験にあたり、必要なものはありますか。

坂本先生：診断書など、医療機関から発行された書式の事前送付が必要です。詳しくはお問い合わせください。

エデュ：追試の存在を事前に知っていると、心にゆとりが生まれ、本試験で力を発揮できる受験生が増えるのではないでしょうか。

坂本先生：そうあることを願います。今回は、「自分が感染したら」という保護者の方の精神的負担も大きいので、心配しています。先日の学校説明会で追試実施を伝えたところ、保護者アンケートには「安心しました」というコメントがたくさん寄せられました。それを見て、やはり追試を決めてよかったと思いましたね。新型コロナウイルスは異例の事態を引き起こしました。本校を志望する・しないに関わらず、教育業界全体で受験生をサポートしていかなければと強く感じています。
今年度、説明会にお越しいただけなかった方は本校の特設サイトの動画をぜひご覧ください。すべての説明会を動画で見ることができます。

エデュ：追試の内容について教えてください。

坂本先生：2科4科と適性検査型の出願者は、すべて2科（国・算）での受験となります。適性検査型の方には大きな変更になりますが、適性検査の対策をしていれば本校の2科受験にも対応できると思います。
英語技能Ⅰは、リスニング試験がありません。筆記、面接のみです。英語技能Ⅱは面接のみ、英語技能Ⅲは2科（国・算）+英語技能Ⅰと同じ英語（リスニングなし）です。

エデュ：学力スカラ認定の対象になりますか。

坂本先生：いいえ。追試での学力スカラ認定はありません。

エデュ：受験生へのメッセージをお願いします。

坂本先生：過去に例のない受験実施体制で、我々にも当日の社会情勢は予想がつきません。今まで努力してきたものが全て発揮できる環境が整うように逐一進めていきますので、一緒に無事入試を終えることができるよう頑張りましょう。