JSG生の心の根っこを育む「アドベンチャーキャンプ」に密着!

JSG生の心の根っこを育む「アドベンチャーキャンプ」に密着!

inter-edu’s eye

女子聖学院中学校高等学校(以下、女子聖)の伝統のひとつ、夏の宿泊行事。これまでは座学がメインのプログラムでしたが、昨年からは、アメリカ発の冒険教育プログラム“プロジェクトアドベンチャー”を取り入れた「アドベンチャーキャンプ」に内容を一新しました。今回は、体験型学習施設「高尾の森わくわくビレッジ」で行われたこのキャンプに取材陣が密着。先生の声を交えながら、気になるその中身や生徒たちの成長ぶりをお伝えします。

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半世紀続く、信頼関係のベースづくり

半世紀以上前から引き継がれてきた女子聖恒例の宿泊行事は、中学1年生の夏休み序盤に2泊3日で行われます。数年前までは座学がメインでしたが、生徒たちがより能動的に取り組めるよう、昨年“プロジェクトアドベンチャー”を導入しました。体を動かすアクティビティを通して、自然にチームワークが育まれるプログラムとなっています。
「アドベンチャーキャンプの目的は、神様から授かった自分の『賜物』やみんなの『賜物』に気付くこと、そして6年間生活を共にする仲間との絆を深めることにあります。行事の形は変わっても、これらの目的は変わることなくずっと大切にしてきました」と行事責任者の糸井先生はお話しします。6年間続く信頼関係のベースを築く場として、アドベンチャーキャンプは女子聖の生徒たちにとってまさに原点とも言うべき経験なのです。

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自分と友達の「賜物」を見つめる3日間

キャンプ中は、専門のスタッフがファシリテーターとして生徒たちを見守りながら、アドバイスをして自発的な気づきを促します。初日は開会礼拝からスタートし、ファシリテーターたちから「とにかくやってみよう」「人の話をよく聞こう」「自分の思いも伝えよう」「よいアイデアを積極的に出そう」という今回の目標が伝えられました。期間中は専用施設をフルに活用し、日中はプロジェクトアドベンチャーのアクティビティ、夜は女子聖独自のプログラムを行います。

チームワークが自然に生まれるアドベンチャーの数々

1枚の小さな板に全員が乗るにはどうすればいいか考えます。身長を考慮して誰がどこに乗るか相談し、網のように交差させた手で支えあったところ、見事成功! みんなでハイタッチをしてよろこびを分かち合っていました。
1枚の小さな板に全員が乗るにはどうすればいいか考えます。身長を考慮して誰がどこに乗るか相談し、網のように交差させた手で支えあったところ、見事成功! みんなでハイタッチをしてよろこびを分かち合っていました。
板を使った第2の課題は、ロープを使ってもう1枚の板に全員が渡りきること。なかなか渡りきれず振り出しに戻る中、包容力を発揮した1人の生徒が。その場で「母性」というあだ名がつき一体感を生み出していました。
板を使った第2の課題は、ロープを使ってもう1枚の板に全員が渡りきること。なかなか渡りきれず振り出しに戻る中、包容力を発揮した1人の生徒が。その場で「母性」というあだ名がつき一体感を生み出していました。
大きなシーソーに乗り、バランスをとったまま左右のメンバーを入れ替えるアクティビティ。誰を入れ替えるか、走るか歩くかなど、活発に意見が飛び交います。
大きなシーソーに乗り、バランスをとったまま左右のメンバーを入れ替えるアクティビティ。誰を入れ替えるか、走るか歩くかなど、活発に意見が飛び交います。
校長の山口先生や担任の先生もチームの一員として参加。いつの間にかシーソーに乗っていたおちゃめな山口先生を、生徒たちは「校長先生!」と笑顔で迎えていました。
校長の山口先生や担任の先生もチームの一員として参加。いつの間にかシーソーに乗っていたおちゃめな山口先生を、生徒たちは「校長先生!」と笑顔で迎えていました。
不安定なワイヤーの上を全員渡りきるチャレンジ。何度も失敗を繰り返すうちに、手をつないで渡るしか方法がないと気付いた生徒たち。その後は順調に進んでいきました。
不安定なワイヤーの上を全員渡りきるチャレンジ。何度も失敗を繰り返すうちに、手をつないで渡るしか方法がないと気付いた生徒たち。その後は順調に進んでいきました。
アクティビティの合間には、各グループで振り返りの時間も設けられます。前半の課題や、後半はこのやり方を試してみよう、といったことを真剣に話し合っていました。
アクティビティの合間には、各グループで振り返りの時間も設けられます。前半の課題や、後半はこのやり方を試してみよう、といったことを真剣に話し合っていました。

女子聖ならではのプログラムも充実

テーブルに立てたろうそくを囲み、賛美歌を歌ったり、担任が卒業生からのメッセージを朗読したりします。心地よい静寂に包まれ、日中は元気に活動していた生徒たちも静かに祈りを捧げていました。
テーブルに立てたろうそくを囲み、賛美歌を歌ったり、担任が卒業生からのメッセージを朗読したりします。心地よい静寂に包まれ、日中は元気に活動していた生徒たちも静かに祈りを捧げていました。
最終日には、3日間を振り返り、これから意識したいことや気をつけたいことを挙げ、それらをクラスごとに人型の紙に書き込みます。人型はクラスの意思を表したポーズになっており、みんなで教室に持ち帰っていました。
最終日には、3日間を振り返り、これから意識したいことや気をつけたいことを挙げ、それらをクラスごとに人型の紙に書き込みます。人型はクラスの意思を表したポーズになっており、みんなで教室に持ち帰っていました。

学んだことを学校生活へ持ち帰る

アドベンチャーキャンプを終えた生徒たちは、この3日間をどのように感じたのでしょうか。体験を終えた際に聞いた生徒たちの声をご紹介します。

・何回も失敗したけど、何回も挑戦して、成功できたことがうれしかった!

・みんなからいろいろな意見が出て、自分では考えつかなった答えに出会えたし、その考えも面白いなと思えた。

・少数の意見にも耳を傾けたいと思った。

・それぞれの課題に対して、できる人とできない人がお互いに理解し合い、できる人ができない人をフォローしていけば何でもできると感じた!

・相手の思いを知るためには、まず人の話を聞くことが必要だと学んだ。

・自分のこともどんどんみんなに伝えて、本当の私をみんなに知ってもらいたいと感じた。

生徒たちの感想からは、女子聖が大事にする「自分も他人も等しく愛する心」への気づきがあったことが感じられました。この行事を大切にする学校の想いは、しっかりと生徒たちに通じていたようです。
また、口出しを一切せずに生徒たちを見守り続けた先生たちにとっても、アドベンチャーキャンプは発見の連続だったようです。糸井先生は、「諦めてしまう子がいなかったことに驚きました。成功させたい、というチャレンジ精神があれば課題を乗り越えられる子たちなのだなと実感しました」と誇らしげに語ります。
数ヵ月後には、合唱コンクールや運動会など、ここで培った力を活かす場が多く設けられています。そして最終的には、女子聖が注力する探究型学習で活かしてほしいと糸井先生は期待を寄せていました。

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編集者から見たポイント

ゲームが進むにつれて、生徒たちは自然と役割分担をし、全員が活き活きと参加していました。アドベンチャーキャンプでの経験は横のつながりを強くするとともに、生徒たち一人ひとりに自信と勇気を与えてくれたようです。自分だけの「賜物」を活かす機会を多く与えてくれる女子聖は、すべての生徒にとって温かい居場所となることでしょう。

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学校説明会・イベント日程

イベント名 日時
第3回学校説明会 2019年9月7日(土)
ナイト説明会① 2019年9月13日(金)
女子聖 Jr. Workshop④・日本語表現力入試説明会 2019年9月14日(土)
入試問題早期対策会① 2019年10月10日(木)
入試問題早期対策会② 2019年10月11日(金)
入試問題早期対策会③(AM)・④(PM) 2019年10月12日(土)
第4回学校説明会 2019年10月19日(土)
女子聖 Jr. Workshop⑤・英語表現力入試説明会 2019年10月26日(土)
記念祭 2019年11月2日(土)・4日(月・休)
第5回学校説明会 2019年11月14日(木)
第6回学校説明会 2019年11月16日(土)
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