トリリンガル教育×圧倒的基礎学力で真のグローバル女性を育む

トリリンガル教育×圧倒的基礎学力で真のグローバル女性を育む

inter-edu’s eye

グローバル社会で活躍できる女性を育成するため、これまでのカリキュラムを徹底的にブラッシュアップし、新たな教育プランを展開している神田女学園中学校高等学校(以下、神田女学園)。今回は英語教育にとどまらない“トリリンガル教育”や、基礎学力が定着&向上する学習環境について、詳しくご紹介します。

学校公式サイト≫

4つの力で世界と話せる女性を目指す

神田女学園は学力としての英語力を伸ばすだけでなく、『コミュニケーション能力』と『主体性』、『課題解決能力』、『行動力』の4つの力が身につく言語教育(言語運用技術=ランゲージ・アーツ)の向上を目指しています。世界で活躍するには、これらをバランスよく育んでこそ、語学力が活きると考えているからです。

「エイゴ」があたりまえにある環境の中で学ぶ

中学校では、週6時間の英語の授業のうち、3時間が専任ネイティブ教員によるオールイングリッシュ授業。クラスを習熟度別の3段階に分け、10名前後で授業を行うことで、きめ細やかな指導を可能にしています。これに加えてオンライン英会話の授業を週2時間設け、リスニングやスピーキングの能力をじっくりと伸ばせるよう、カリキュラムを組んでいます。
日常的に英語に触れる環境を作っているのも、神田女学園の大きな特徴です。ネイティブ教員と日本人教員の2人でクラス担任を務め、毎日のホームルームは英語で行い、英語への心理的なハードルも下がるように工夫されています。

専任ネイティブ教員が英語だけで8名も揃う。
専任ネイティブ教員が英語だけで8名も揃う。

留学制度や英語検定への取り組みも充実

こうして培った英語力を実践する場が、中学3年生必修の「ニュージーランド短期留学」。今までに身につけた英語力のアウトプットだけではなく、今後の英語学習へのモチベーションを高めると同時に、家族と離れて過ごすことで精神面・生活面でも成長するよい機会となっています。さらに高校生になると豊富な留学先から、自分の目標にあった海外研修先を選んで短期〜中長期の留学に参加することもできます。

また、英語検定への取り組みも非常に盛んで、全校生徒が自発的に受験します。その気持ちに応えるように学校のサポートも充実しており、級ごとの対策問題や二次試験対策には一人ひとりに担当教員がついて何度でも対策が可能です。二次試験の合格率は100%を達成中。中学卒業時には約半数以上の生徒が高校卒業達成目標である準2級以上に合格しています。

世界と話す “トリリンガル教育”

グローバルな視野をさらに広げるべく、中学3年生からは第三言語の学習に取り組みます。フランス語、中国語、韓国語の3か国語の中から1つ選択して毎週学び、世界と話せる“トリリンガル”を目指します。その背景として現在の生徒たちが社会に出る10年後=本当のグローバル社会をイメージしたとき、「エイゴがあたりまえ」の時代がくると神田女学園では考えています。その上で、世界の多様性を理解するためには「言語」を通じて、相手の国の文化を知り、「何を」「どのように」伝えるのかがより重要となります。その時代には「『エイゴ』+1」が大きなアドバンテージとなり、それゆえに第三言語を学ぶ、トリリンガル教育を行っているのです。

社会に貢献できる力を育む「プロジェクト学習」

このような語学学習に加えて、主体的に課題を設定し、協働して解決策を考える「プロジェクト学習」を週2時間行っています。語学力だけを伸ばすのではなく、幅広い教養を身につけながら、社会の最適解を目指して自分の意見を組み立てて相手に伝える力を養う教育を行っています。この学習により生徒たちは物事を深く考え、どのような社会貢献ができるのか、そのために必要な知識と技能を自ら身につけようとするモチベーションが高まり、学校全体にポジティブな空気を生んでいます。

神田女学園独自の言語教育≫

圧倒的な基礎学力が身につくように徹底サポート

言語教育における先進的な取り組みが注目されている神田女学園ですが、基礎学力を養成する学習環境も整っています。

特徴的なのは、その授業スタイルです。従来の受け身の授業ではなく、トリガークエッションや仮説の設定から授業がスタートします。自分の疑問点や課題点を明確にしてから問いに取り組み解説を聞くことで、より深い理解へとつながるのです。生徒たちは『教えてもらう』のではなく、『自分で学ぶ』ことで、主体的に学力を伸長させていきます。

また、生徒自らが弱点に気づき克服するために演習に取り組む「DEタイム」を月曜から金曜まで毎日設けています。「DE(Developmental Education)」とは「やり直し、学びなおし」という意味です。Chrome book(ノートパソコン)を活用して、問題を解いていき、自己採点をして80%以上正解したら、次のステップへ進みます。DEタイムの効果は90%以上の生徒が実感しており、基礎固めをしっかりすることで圧倒的な基礎学力の向上と大学入試につながる確かな学力を身につけています。

放課後の学習サポートで学力向上

さらに、放課後を有効活用した学習サポートも神田女学園の強みです。応用力を向上させるブラッシュアップ講座や自習室の開放、テスト対策から志望校合格を目指す受験対策、卒業生が親身に学習支援を行うチューター制度など、学内ですべての学びが完結するよう、サポート体制を整えています。2017年には言語学習に特化した「K-SALC」も開始。「K-SALC」とは言語学習専用の空間の中で神田女学園のネイティブ教員とともに「その生徒の言語取得の最適な方法」を組み立てて、マンツーマンでインプットやアウトプットを行うオリジナルプログラムです。

放課後にも細やかな学習サポートが受けられる。
放課後にも細やかな学習サポートが受けられる。

こうした学習環境の中で生徒たちは基礎学力を定着&向上させると同時に、向上心を持って主体的・協働的・探究的に学び、圧倒的な基礎学力をつけて自己実現に向けて自発的に取り組んでいます。

学習サポートをもっと知りたい!≫

革新的教育でグローバルマインドを持った女性に!

これからのグローバル社会で活躍するためには、コミュニケーションとしての言語能力だけでなく、自分の考えを持つことが大切だと考えている神田女学園。創立128年の長い歴史と伝統を活かしながら、考え抜かれた真のグローバル教育と万全の学習サポートを行うことで、主体的に考えて行動でき、多様な価値観を尊ぶ“グローバルマインド”を持った品格ある女性を育んでいます。まさに言語×教養を軸にした「革新的女子教育校」として再評価されているのが分かります。

日常的に英語に触れ、世界と話せる女性を育成。
日常的に英語に触れ、世界と話せる女性を育成。
国際交流も充実≫

編集者から見たポイント

お子さまが社会で活躍する際には、英語はもちろんのこと、複数の言語を話せることが必要な時代がくると思います。そのときに備えて、先を見据えた言語教育の環境。さらに基礎的な学力や知識、教養はどの時代でも、誰にでも求められるため、一見地味ですがしっかりとした授業とサポート体制。充実したカリキュラムと学習サポートで、どの教科も楽しく6年間学び、自己成長実感を得ながら真の語学力と基礎学力が身につく教育が神田女学園にはあると感じました。

今後のイベントスケジュール

イベント名 日時
高等学校 授業体験会・個別相談会 8月23日(木) 9:00~
中学校 授業・クラブ体験会 8月25日(土) 14:00~
イベントの詳細と予約はこちら≫

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