希望する進学を実現した卒業生に聞く母校の魅力
inter-edu’s eye
1923年の設立からもうすぐ100年。良き家庭人であるとともに、良き社会人として「知識・徳性・技術」を備えた女子教育を実践してきた東京家政学院中学校・高等学校(以下、東京家政学院)。女子校ならではの長所といえる和やかな学校生活や、多様な進学先に向けたサポート体制などについて、2021年度の卒業生4名のコメントからご紹介します。
女子校を楽しく過ごすポイントはクラブ活動&人間関係
女子校を希望する受験生にとって、クラブ活動への参加やクラスメイトとの絆づくりはもちろんですが、異学年との上下関係も気になるところ。卒業生の皆さんからは、そうした点を含めてお話しいただきました。
在校時に所属していたクラブ活動や学校生活の思い出を聞かせてください。
Sさん文芸部・軽音学部・卓球部を兼部して、先輩・後輩の関わり方や人間関係における「間」を学ぶことができました。また、中高生のうちにしかできない課外授業や合唱祭などを満喫できました。また、周りは温かい人たちばかりだったので、どんな自分も受け入れてくれるのが有り難かったです。
Sさん私の思い出に残っているのは、毎年の体育祭や文化祭です。こうした行事を通してクラスメイトの仲がぐっと深まったのも、東京家政学院が少人数制の学校だったからだと感じています。また、私は行事関連の委員会に入り、他学年のメンバーとも交流をもつことができ、学年を越えた友人がたくさんできました。
Mさんなんでも話し合える友人や信頼できる先生方に囲まれて、学校は第2のお家のようで毎日通うことが楽しみでした。高2の文化祭の際には、手芸被服部と花道部の責任者としてみんなをまとめながらも、逆に手助けしてもらったことを今も覚えています。
Yさん料理部に所属しており、文化祭で販売したカップケーキなどを美味しそうに食べている方の様子を見て、調理の喜びを感じました。普段のお昼休みには、友人とバドミントンやドッジボールをして勉強の息抜きをしていました。
充実のクラブ活動について ≫進路に合わせたコース制のメリット
東京家政学院では、高校1年次にリベラルアーツコースとアドバンストコースの2つ、高校2年次にはリベラルアーツコース(文系・理系)、アドバンストコース(文系・理系)、家政・児童進学コースと管理栄養進学コースの計6つが選択可能。生徒自身が決めた進路先へ安心して挑戦できるサポート体制が用意されています。
皆さんが選択したコースについて教えてください。
Sさん一般選抜による大学受験を考えていたので、過去問演習で応用力を磨くアドバンストコースを選びました。ただ知識を学ぶのではなく、その知識を身につけるためにはどうしたらよいのか、知識を使って何を考えられるのかを見通した授業が多くて刺激的でした。SDGs関連の学習は、私が学んできた内容がどう活かされるのかを理解することができました。
Sさん高校1年生の時は行きたい大学や将来のイメージが明確ではなかったので、得意な教科を伸ばせるリベラルアーツコースを選びました。自分自身が勉強していて楽しいと思える学び方を選んだことで、集中力とモチベーションが長続きするようになりました。特に国語の授業では、説明がすごく丁寧でわかりやすく、一緒に答えを導いて生徒に納得感を与えてくれるものでした。こうした授業を通して、国語のテストの点数が伸びました。
Mさん小さい頃から保育士になる夢を持っていたので、子どもの発達や幼児教育など、保育士に必要なスキルを学ぶことができる家政・児童進学コースを選択しました。「器楽・声楽」の授業では、童話などの弾き歌いを練習したり、さまざまなリズム遊びを習ったおかげで、将来にわたって役立つと考えています。
Yさん高1から目標にしていた管理栄養士になるために、調理実習や化学・生物の授業数が多い管理栄養進学コースを選びました。高校3年次の調理実習は週2回、2時間続きで季節に合った旬の食材を使って料理していました。大学の選択授業では理科系科目が多いことも知っていたので、高校生のうちからしっかり学んで良かったと思います。もちろん、料理部の経験も活かすことができました。
進学に向けた勉強法を教えてください。
Sさん過去問を繰り返し解くだけでなく、成長を可視化できるように今までの定期試験や模試の結果をすぐに見返すようにしていました。先生方からいただいたアドバイスは、基礎を怠らないというものです。勉強に熱が入ると忘れがちな点なので、学習面でつまずいた際には思い出すようにしていました。先生からは本を貸していただくこともあり、私たち一人ひとりを見守ってくれていることを強く実感できました。
Sさん指定校推薦で受験するつもりで、面接・小論文に力を入れていました。校長先生をはじめとした先生方に加えて、校外から招聘した面接専門の講師から指導を受けることもありました。推薦入試に向けた充実したサポートが合格につながったと感じています。また、受験期は大変なこともたくさんありましたが、選択科目の体育演習がみんなの楽しみになっていました。先生を交えてドッジボールを楽しんだことも素敵な思い出になりました。
Mさん東京家政学院を受験する決め手になったのは、併設大学に児童学科があったからです。このため、児童学科への推薦入学を目指して書類審査と面接に挑みました。たくさんの先生方からいただいたアドバイスを基に作成したノートが役に立ち面接当日には練習の成果を発揮できました。授業中の疑問を先生方から何度も丁寧に教えていただいたことから分かるように、とても面倒見の良いサポート体制が東京家政学院の魅力だと思います。
Yさんオープンキャンパスに何度も足を運び、カリキュラム内容や実習の多さ、施設の充実度などを比較して進学先を選ぶことから始めました。授業体験に参加した結果、今の大学に入学したいという気持ちが大きくなりました。目標が決まったら、日々の授業に集中するだけです。東京家政学院の少人数クラスは授業内で受け答えする機会が多く、緊張感もありますが、先生とのコミュニケーションも取りやすく楽しみながら学ぶことができました。
大学生になった皆さんの近況を教えてください。
Sさん家政学や花道、茶道などの伝統文化として学んだ、相手を思いやる心は大学生となった今でも忘れていません。東京家政学院の「ごきげんよう」の挨拶からも、その心を学ぶことができました。
Sさん大学でレポートを書く際には、小論文の授業が役立っていると感じます。文章構成力は社会に出た後にも必要とされるものなので、高校時代にしっかり学んでおいて良かったです。大学ではいろいろなことにチャレンジしようと考えています。
Mさん東京家政学院では、中学生のうちから人前で発表する機会が多く、おかげで落ち着きながら自分の思いを伝えることができるようになりました。保育士にとって大事なことで、在校時の体験が活かされています。
Yさん高校生の頃はテスト前になると、友人とビデオ通話をつないで一緒に勉強していました。大学生の今でも進学先が異なるみんなと在学中と同じように勉強しています。予習や復習、ノート作りなど東京家政学院で身についた学習習慣はしっかり継続しています。
編集後記
皆さんのコメントからは、従来の強みを活かした学習内容にとどまらず、人間としての成長や学校生活への高い満足度が感じられました。アクセス抜群の都心に位置する学校ですから、ぜひとも足を運んで実際の教育現場を確かめていただきたいと思います。
イベント日程
イベント名 | 実施日時 |
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入試対策説明会・過去問解説 | 2022年11月12日(土) 14:00~ |
Web適性検査型入試対策・過去問解説 | 2022年11月18日(金) 15:00~配信開始 |
入試対策説明会・入試体験 | 2022年11月27日(日) 10:00~ |
入試対策説明会・入試個別アドバイス | 2022年12月11日(日) 10:00~ |
適性検査型入試対策・プレ入試 | 2022年12月11日(日) 14:00~ |
5年生以下対象クリスマスイベント | 2022年12月18日(日) 10:00~ |
入試対策説明会・入試直前アドバイス | 2023年1月8日(日) 10:00~ |
適性検査型入試対策・プレ入試解説 | 2023年1月14日(土) 10:00~ |
新タイプ入試対策説明会 | 2023年1月14日(土) 10:00~ |
連載コンテンツ
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一つひとつの施設を先生がご紹介!
2022年7月19日
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文化祭実行委員長にインタビュー
2021年12月7日
文化祭紹介